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− 街を覆う戦火と混乱と容赦ない死の中で、民間人の少年「[[シーブック・アノー]]」は襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人「[[セシリー・フェアチャイルド]]」はC・Vに連れ去られてしまう。実はセシリーの正体はマイッツァーの生き別れの孫娘[[ベラ・ロナ]]であった。+
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[[宇宙世紀]]0123年、0093年の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]以降<ref>0096年の[[機動戦士ガンダムUC|ラプラス戦争]]・0097年の[[機動戦士ガンダムNT|不死鳥狩り]]・0105年の[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|マフティー動乱]]も含む。</ref>大きな戦乱もなく、人類はその大半が[[地球]]から[[月]]までの軌道に設置された[[スペースコロニー]]に移住し、[[地球連邦政府]]という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。
[[宇宙世紀]]0123年、0093年の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]以降<ref>0096年の[[機動戦士ガンダムUC|ラプラス戦争]]・0097年の[[機動戦士ガンダムNT|不死鳥狩り]]・0105年の[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|マフティー動乱]]も含む。</ref>大きな戦乱もなく、人類はその大半が[[地球]]から[[月]]までの軌道に設置された[[スペースコロニー]]に移住し、[[地球連邦政府]]という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。
しかし、[[地球連邦政府]]は疲弊・腐敗しており、これに対しマイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、[[地球連邦政府]]の打倒と理想とする貴族主義社会の実現のために、秘密裏に軍事組織「[[クロスボーン・バンガード]](C・V)」を設立し、[[スペースコロニー]]「[[フロンティアIV]]」を急襲する。
しかし、[[地球連邦政府]]は疲弊・腐敗しており、これに対しマイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、[[地球連邦政府]]の打倒と理想とする[[貴族]]主義社会の実現のために、秘密裏に軍事組織「[[クロスボーン・バンガード]](C・V)」を設立し、[[スペースコロニー]]「[[フロンティアIV]]」を急襲する。
街を覆う戦火と混乱と容赦ない死の中で、[[民間人]]の少年「[[シーブック・アノー]]」は襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人「[[セシリー・フェアチャイルド]]」はC・Vに連れ去られてしまう。実はセシリーの正体はマイッツァーの生き別れの孫娘[[ベラ・ロナ]]であった。
シーブック達は近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着き、[[地球連邦軍]]の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内には整備中の[[モビルスーツ]](MS)があった。開発コード「F91」としてロールアウトされたその機体を、乗員はよく似た顔を持つ過去のMS、ガンダムになぞらえ「'''[[ガンダムF91]]'''」と名づけた。
シーブック達は近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着き、[[地球連邦軍]]の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内には整備中の[[モビルスーツ]](MS)があった。開発コード「F91」としてロールアウトされたその機体を、乗員はよく似た顔を持つ過去のMS、ガンダムになぞらえ「'''[[ガンダムF91]]'''」と名づけた。
=== [[クロスボーン・バンガード]] ===
=== [[クロスボーン・バンガード]] ===
;[[カロッゾ・ロナ]]
;[[カロッゾ・ロナ]]
:[[仮面キャラ|「鉄仮面」と呼ばれる仮面の男]]。[[クロスボーン・バンガード]]の総司令官。ロナ家に入る前の旧名は「カロッゾ・ビゲンゾン」
:[[仮面キャラ|「鉄仮面」と呼ばれる仮面の男]]。[[クロスボーン・バンガード]]の総司令官。ロナ家に入る前の旧名は「カロッゾ・ビゲンゾン」。
;[[ザビーネ・シャル]]
;[[ザビーネ・シャル]]
:隻眼の[[エース]]パイロット。「黒の部隊」の隊長で、セシリーの教育係となる。
:隻眼の[[エース]]パイロット。「黒の部隊」の隊長で、セシリーの教育係となる。
:ザビーネの部下。
:ザビーネの部下。
;[[ドレル・ロナ]]
;[[ドレル・ロナ]]
:鉄仮面の息子で、セシリーの異母兄。カロッゾがロナ家に入る前に結婚していた亡き先妻との子であり旧名は「ドレル・ビゲンゾン」
:鉄仮面の息子で、セシリーの異母兄。カロッゾがロナ家に入る前に結婚していた亡き先妻との子であり旧名は「ドレル・ビゲンゾン」。
;[[ジレ・クリューガー]]
;[[ジレ・クリューガー]]
:カロッゾ・ロナの腹心。
:カロッゾ・ロナの腹心。
:SRW未登場。ロナ家当主。コスモ貴族主義の提唱者にしてコスモ・バビロニアの建国者。
:SRW未登場。ロナ家当主。コスモ貴族主義の提唱者にしてコスモ・バビロニアの建国者。
;ハウゼリー・ロナ
;ハウゼリー・ロナ
:SRW未登場。ロナ家次期党首候補だったマイッツァーの実子にして長男で鉄仮面の義兄(鉄仮面の妻の実兄)。劇中の前の時点で暗殺されている。『クロスボーン・ガンダム』に登場するシェリンドン・ロナの父。本作の時点では設定のみの人物であり『[[機動戦士ガンダムF90|ファステストフォーミュラ]]』の登場人物という印象が強い。
:SRW未登場。ロナ家次期党首候補だったマイッツァーの実子にして長男で鉄仮面の義兄(鉄仮面の妻の実兄)。劇中の前の時点で[[暗殺]]されている。『クロスボーン・ガンダム』に登場するシェリンドン・ロナの父。本作の時点では設定のみの人物であり『[[機動戦士ガンダムF90|ファステストフォーミュラ]]』の登場人物という印象が強い。
== 登場メカ ==
== 登場メカ ==
== 登場作と扱われ方 ==
== 登場作と扱われ方 ==
SRWシリーズ当初のガンダム最新作であり、2000年代初頭までは不動のレギュラーであった。以後の参戦はあまり多くなく、『第2次α』から『CC』まで10年間も不参戦が続いた。
本作の味方旗艦であるスペースアークは練習艦であること、劇中の活躍が殆ど無いに等しいことなどから一度もシリーズに参戦できていない<ref>長らく宇宙世紀系で参戦経験のない唯一の味方旗艦だったが、現在は『NT』のダマスカスの存在により、唯一という立場から一応免れている。より厳密に言えば『クロスボーン・ガンダム スカルハート』『鋼鉄の7人』における母艦も未登場だが、そちらは軍艦ですらないのでやむを得ないだろう。</ref>。スペースアークのクルーは[[ホワイトベース]]と同じく新兵と[[民間人]]の寄せ集めであり、[[一年戦争]]を戦い抜く描写のある[[ホワイトベース隊]]に対して、建国戦争初期のそれもコロニーからの脱出描写くらいしかない本作のクルー達に出番がこないのは、当然と言えば当然かもしれないが。
本作の味方旗艦であるスペースアークは練習艦であること、劇中の活躍が殆ど無いに等しいことなどから一度もシリーズに参戦できていない<ref>長らく宇宙世紀系で参戦経験のない唯一の味方旗艦だったが、現在は『NT』のダマスカスの存在により、唯一という立場から一応免れている。より厳密に言えば『クロスボーン・ガンダム スカルハート』『鋼鉄の7人』における母艦も未登場だが、そちらは軍艦ですらないので尚更やむを得ないだろう。</ref>。スペースアークのクルーは[[ホワイトベース]]と同じく新兵と[[民間人]]の寄せ集めであり、[[一年戦争]]を戦い抜く描写のある[[ホワイトベース隊]]に対して、建国戦争初期のそれもコロニーからの脱出描写くらいしかない本作のクルー達に出番がこないのは、当然と言えば当然かもしれないが。
=== [[旧シリーズ]] ===
=== [[旧シリーズ]] ===
=== VXT三部作 ===
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦X]]
;[[スーパーロボット大戦X]]
:据え置き機では『第2次α』から約15年ぶりの参戦。原作終了後設定。宇宙世紀において、アクシズ落としを企図するシャアがクロスボーン・バンガードと手を組んだという設定になっている。
:据え置き機では『第2次α』から約15年ぶりの参戦。原作終了後設定。宇宙世紀において、[[アクシズ]]落としを企図する[[シャア・アズナブル|シャア]]がクロスボーン・バンガードと手を組んだという設定になっている。
:『F91』設定のシーブックとセシリーが『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|クロスボーン・ガンダム]]』と共演するのは本作が初となる。
:『F91』設定のシーブックとセシリーが『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|クロスボーン・ガンダム]]』と共演するのは本作が初となる。
=== 単独作品 ===
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦]]
;[[スーパーロボット大戦]]
:初参戦作品。劇場公開からスパロボ参戦まで'''わずか一ヶ月'''という早業。初代スパロボのシナリオがあっさりしているが故のスピードであろう(現在は、期間限定とはいえ'''日本で公開される前'''に『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に参戦した『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』に最速参戦を譲っている)。
:初参戦作品。劇場公開からスパロボ参戦まで'''わずか一ヶ月'''という早業<ref>現在は、期間限定とはいえ'''日本で公開される前'''に『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に参戦した『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』に最速参戦を譲っている。</ref>。初代スパロボのシナリオがあっさりしているが故のスピードであろう。
;[[スーパーロボット大戦64]]
;[[スーパーロボット大戦64]]
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