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| バルバトスは汎用性を重視した調整が行われており、各種兵器の換装などあらゆる環境に適応できるようになっている。 | | バルバトスは汎用性を重視した調整が行われており、各種兵器の換装などあらゆる環境に適応できるようになっている。 |
− | 操縦には有機デバイスシステムである「阿頼耶識システム」による操縦者とのリンクを必要とするが、同じインターフェイスが導入されたモビルワーカーとは異なり、フィードバックされる情報量が比較にならない程多いためパイロットの脳への負担が大きく、最悪身体に障害が残ってしまう危険性を持つ。
| + | 操縦には有機デバイスシステムである「阿頼耶識システム」による操縦者とのリンクを必要とするが、同じインターフェイスが導入されたモビルワーカーとは異なり、フィードバックされる情報量が比較にならない程多い為パイロットの脳への負担が大きく、最悪身体に障害が残ってしまう危険性を持つ。 |
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| CGSの社長マルバ・アーケイによって打ち捨てられていた所を発見され、長らくそのリアクター出力のみをCGS基地の動力炉として使われていたが、ギャラルホルンの襲撃に際し、少年兵の[[三日月・オーガス]]をパイロットに再起動される。三日月によって起動された当初は碌な整備もされていない状況だったが、敵MSから奪った装備を換装して次々と姿を変えていった。阿頼耶識システムも三日月に合わせた調整が逐次行われていき、名実共に三日月の愛機となっていく。 | | CGSの社長マルバ・アーケイによって打ち捨てられていた所を発見され、長らくそのリアクター出力のみをCGS基地の動力炉として使われていたが、ギャラルホルンの襲撃に際し、少年兵の[[三日月・オーガス]]をパイロットに再起動される。三日月によって起動された当初は碌な整備もされていない状況だったが、敵MSから奪った装備を換装して次々と姿を変えていった。阿頼耶識システムも三日月に合わせた調整が逐次行われていき、名実共に三日月の愛機となっていく。 |
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| ;第3形態 | | ;第3形態 |
| :破損したガントレットの代わりに[[シュヴァルベ・グレイズ]]から奪ったワイヤークローを装備した姿。 | | :破損したガントレットの代わりに[[シュヴァルベ・グレイズ]]から奪ったワイヤークローを装備した姿。 |
− | :鉄華団にMSを整備出来る人間がいなかったことで、「長年の整備不良による性能低下」という問題が顕在化してしまった。 | + | :鉄華団にMSを整備出来る人間がいなかった事で、「長年の整備不良による性能低下」という問題が顕在化してしまった。 |
| ;第4形態 | | ;第4形態 |
| :テイワズの支援で改修を受けた状態。データベースに残されていた情報から復元された本来の姿。 | | :テイワズの支援で改修を受けた状態。データベースに残されていた情報から復元された本来の姿。 |
− | :無論、かつて厄祭戦時代ほどの性能を取り戻しているわけではないが、予算度外視という厚遇の下で重量バランスの改善やエイハブ・リアクターの調整といった改修を徹底的に行った結果、リアクター出力が向上するなどの確かな性能アップが達成された。また、阿頼耶識システムには三日月用に特化した調整が加えられたことで、三日月以外には操作できなくなった。 | + | :無論、かつて厄祭戦時代ほどの性能を取り戻しているわけではないが、予算度外視という厚遇の下で重量バランスの改善やエイハブ・リアクターの調整といった改修を徹底的に行った結果、リアクター出力が向上する等の確かな性能アップが達成された。 |
| + | :また、阿頼耶識システムには三日月用に特化した調整が加えられた事で、三日月以外には操作できなくなった。 |
| ;第5形態 | | ;第5形態 |
| :胸部リアクティブアーマーとシュヴァルベ・グレイズの腰部スラスターを装備した姿。ガンダム・キマリスに対するメタ装備。 | | :胸部リアクティブアーマーとシュヴァルベ・グレイズの腰部スラスターを装備した姿。ガンダム・キマリスに対するメタ装備。 |
| :;第5形態(地上戦仕様) | | :;第5形態(地上戦仕様) |
− | ::地上に降りた後は足先をヒール型に組み換え、重心を高く取ることによる機体バランスの低下と引き換えに脚部による[[運動性]]を向上させている。リアクティブアーマーはオミット。 | + | ::地上に降りた後は足先をヒール型に組み換え、重心を高く取る事による機体バランスの低下と引き換えに脚部による[[運動性]]を向上させている。リアクティブアーマーはオミット。 |
| ;第6形態 | | ;第6形態 |
− | :グレイズリッターから奪った装甲などを装備した防御力と運動性を両立させた姿。 | + | :グレイズリッターから奪った装甲等を装備した防御力と運動性を両立させた姿。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| ;300mm滑腔砲 | | ;300mm滑腔砲 |
| :針状の弾体の徹甲弾を射出する大型砲。60mmマシンガンも併設している。第2形態以降から装備。 | | :針状の弾体の徹甲弾を射出する大型砲。60mmマシンガンも併設している。第2形態以降から装備。 |
− | :威力を重視した火砲であり、命中精度はそれほど高くないが、阿頼耶識システムと三日月自身の技量によって劇中での命中率はそれなりに高い。モビルスーツを撃破するには至らないが、着弾の衝撃で「転ばせる」程度なら容易い。 | + | :威力を重視した火砲であり、命中精度はそれほど高くないが、阿頼耶識システムと三日月自身の[[技量]]によって劇中での命中率はそれなりに高い。モビルスーツを撃破するには至らないが、着弾の衝撃で「転ばせる」程度なら容易い。 |
| :普段は砲身部を折り畳んで背中のアタッチメントに装備されており、使用時はバックパックのアームを展開し砲身を機関部に接続して射撃ポジションに移動する。 | | :普段は砲身部を折り畳んで背中のアタッチメントに装備されており、使用時はバックパックのアームを展開し砲身を機関部に接続して射撃ポジションに移動する。 |
| :当初の設定資料類やプラモデルでは「滑'''空'''砲」と記載されていたがこれは誤字であり、後に公式設定資料にて正式に滑腔砲という表記に改められた経緯を持つ。 | | :当初の設定資料類やプラモデルでは「滑'''空'''砲」と記載されていたがこれは誤字であり、後に公式設定資料にて正式に滑腔砲という表記に改められた経緯を持つ。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
| ;鉄と血と | | ;鉄と血と |
− | :突如ギャラルホルンのMSに襲撃されるCGS。参番隊の少年兵たちは迎撃に当たるが、モビルワーカーで敵うはずが無く次々に命を落としていく。絶体絶命の中、隊長であるオルガの叫びと共にガンダムが現れ、ギャラルホルンを屠っていく。 | + | :突如ギャラルホルンのMSに襲撃されるCGS。参番隊の少年兵たちは迎撃に当たるが、モビルワーカーで敵うはずが無く次々に命を落としていく。絶体絶命の中、隊長であるオルガの叫びと共にガンダムが現れ、ギャラルホルンのMSを屠っていく。 |
− | :それは少年たちがこれから身を投じる自分たちの本当の居場所を見つける長い戦いの始まりでもあった。 | + | :それは少年達がこれから身を投じる「自分達の本当の居場所」を見つける長い戦いの始まりでもあった。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *初登場シーンが[[ガンダムエクシア]]と対比になっている(天使の名を冠するエクシアが空から降りてくる、悪魔の名を冠するバルバトスが地中から出現する)。 | + | *初登場シーンが[[ガンダムエクシア]]と対比になっている(天使の名を冠するエクシアが空から降りてくる、[[天使・悪魔|悪魔]]の名を冠するバルバトスが地中から出現する)。 |
− | *富野作品以外のガンダムシリーズでは非常に珍しい「後継機が登場せず、形態変化だけで戦い抜いた」主役ガンダムでもある([[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]も作品全体の主人公を[[フリット・アスノ|フリット]]として見れば[[ガンダムAGE-1グランサ|該当するが]])。 | + | *富野作品以外のガンダムシリーズでは非常に珍しい「後継機が登場せず、形態変化だけで戦い抜いた」主役ガンダムでもある(『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』も作品全体の主人公を[[フリット・アスノ|フリット]]として見れば[[ガンダムAGE-1グランサ|該当するが]])。 |
− | *ガンプラでも組み換え遊びを推奨するアイテムとなっており、全形態を再現するためには複数のキットを使用し、塗装する必要がある。HG版は後にプレミアムバンダイ限定で新規造形パーツで全形態を再現出来るコンプリートセットも発売された。 | + | *『鉄血のオルフェンズ』1stオープニングテーマ「Raise your flag」の冒頭映像では、物語の展開に応じてガンダム・バルバトスの形態が変化していく。 |
− | *劇中での敵に対する情け容赦のない戦い方が、名前・モデルを同じくする『テイルズ オブ デスティニー2』の悪役キャラクター、バルバトス・ゲーティアを想起させることから、彼のイメージや台詞とテイルズシリーズのキャッチコピーをもじって'''「君をぶち殺すガンダム」「君に朝日を拝ませないガンダム」'''などといったあだ名がつけられている。検索候補でもバルバトスを象徴する「君をぶち殺すRPG」と一緒に出てくるなど、彼の影響は大きいと言える。 | + | *ガンプラでも組み換え遊びを推奨するアイテムとなっており、全形態を再現する為には複数のキットを使用し、塗装する必要がある。HG版は後にプレミアムバンダイ限定で新規造形パーツで全形態を再現出来るコンプリートセットも発売された。 |
− | *鉄血のオルフェンズ放映前に発売された『SDガンダム GジェネレーションWORLD』にも「バルバトス」というオリジナルモビルスーツが登場しているが、無論関係性は無い(機体のデザインも武装面もガンダム・バルバトスとは全く別物である)。 | + | *劇中での敵に対する情け容赦のない戦い方が、名前・モデルを同じくする『テイルズ オブ デスティニー2』の悪役キャラクター、バルバトス・ゲーティアを想起させる事から、彼のイメージや台詞とテイルズシリーズのキャッチコピーをもじって'''「君をぶち殺すガンダム」「君に朝日を拝ませないガンダム」'''などといった[[俗語・俗称|あだ名]]がつけられている。検索候補でもバルバトスを象徴する「君をぶち殺すRPG」と一緒に出てくる等、彼の影響は大きいと言える。 |
− | *第19話において'''倒した敵の機体([[グレイズ]])を盾にして大気圏降下することで生還した'''場面は視聴者に衝撃を与え、「'''サーフィンしようぜ! お前ボードな!'''」だとか先述のテイルズネタを踏まえた「'''君で大気圏降下するガンダム'''」などと話題となった。また、ガンダム漫画『Gの影忍』の大気圏突入奥義・イズナ落としを連想して話題にした視聴者も多く、『Gの影忍』の作者・こやま基夫氏もこの件に言及している。 | + | *『鉄血のオルフェンズ』放映前に発売された[[コンピュータゲーム|ゲームソフト]]『SDガンダム GジェネレーションWORLD』にも「バルバトス」というオリジナルモビルスーツが登場しているが、無論関係性は無い(機体のデザインも武装面もガンダム・バルバトスとは全く別物である)。 |
| + | *『鉄血のオルフェンズ』第19話において'''倒した敵の機体([[グレイズ]])を盾にして大気圏降下することで生還した'''場面は視聴者に衝撃を与え、「'''サーフィンしようぜ! お前ボードな!'''」だとか先述のテイルズネタを踏まえた「'''君で大気圏降下するガンダム'''」などと話題となった。また、ガンダム[[漫画]]『Gの影忍』の大気圏突入奥義・イズナ落としを連想して話題にした視聴者も多く、『Gの影忍』の作者・こやま基夫氏もこの件に言及している。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |