差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
4行目:
4行目:
− +
− +
− +
18行目:
18行目:
− +
67行目:
67行目:
− +
編集の要約なし
== 宇宙世紀におけるモビルアーマー ==
== 宇宙世紀におけるモビルアーマー ==
[[宇宙世紀]]の世界においては、人型の汎用性を犠牲にして、機動力や火力などに優れた機体として開発されている。その構造は様々であり、手足のいずれかがある既存の生物や想像上の怪物を模した様な物であることもあれば戦闘機の様な形状を採る<ref>厳密には可変機体の非人型形態を十把一絡げで「MA形態」とするのはSRWなどゲーム側の分類都合による「設定改変」でありZガンダム系列機などの「ファイター形態」は準航空・航宙戦闘機形態である事に注意</ref>こともある。その大きさゆえにモビルスーツと比較して大型のジェネレーターを搭載出来る為、強大な出力をもち、攻撃力や機動力に優れた機体が数多く開発された。反面、大き過ぎるために接近された場合の迎撃手段に乏しい、高出力で燃費が悪いために補給の手間が掛かる、開発・生産のコストが高く量産に向かない、地上・水中・宇宙のうちいずれかかの環境でしか運用出来ない事が多いなどの欠点を抱えている。
[[宇宙世紀]]の世界においては、人型の汎用性を犠牲にして、機動力や火力などに優れた機体として開発されている。その構造は様々であり、手足のいずれかがある既存の生物や想像上の怪物を模した様な物であることもあれば戦闘機の様な形状を採ることもある。その大きさゆえにモビルスーツと比較して大型のジェネレーターを搭載出来る為、強大な出力をもち、攻撃力や機動力に優れた機体が数多く開発された。反面、大き過ぎるために接近された場合の迎撃手段に乏しい、高出力で燃費が悪いために補給の手間が掛かる、開発・生産のコストが高く量産に向かない、地上・水中・宇宙などの限定された単一環境でしか運用出来ない事が多いなどの欠点を抱えている。
自重が増すため、陸上よりも宇宙や水中で使用されるものが多い。また、そのコストから、量産を前提としないワンオフ機ないしは試作機であることがほとんどである。量産されたモビルアーマーには十数機が生産された[[ビグロ (ガンダム)|ビグロ]]がある。また、[[ジオン公国]]が切り札として持ち出した[[ビグ・ザム]]には、陸上用量産化プランがあったようだ。[[木星帝国]]が開発した[[カングリジョ]]の運用理念は連邦軍の[[ボール]]とほぼ等しく、量産前提に設計されたモビルアーマーの代表と言える。それ以外には、[[ザンスカール帝国]]の[[ドッゴーラ]]がある程度の数で生産されたような模様もある。
自重が増すため、陸上よりも宇宙や水中で使用されるものが多い。また、そのコストから、量産を前提としないワンオフ機ないしは試作機であることがほとんどである。量産されたモビルアーマーには十数機が生産された[[ビグロ (ガンダム)|ビグロ]]がある。また、[[ジオン公国]]が切り札として持ち出した[[ビグ・ザム]]には、陸上用量産化プランがあったようだ。[[木星帝国]]が開発した[[カングリジョ]]の運用理念は連邦軍の[[ボール]]とほぼ等しく、量産前提に設計されたモビルアーマーの代表と言える。それ以外には、[[ザンスカール帝国]]の[[ドッゴーラ]]がある程度の数で生産されたような模様もある。
モビルアーマーという分類はジオン軍が提唱したものであり、連邦には少なくとも『[[機動戦士Ζガンダム]]』の時代までモビルアーマーに分類される兵器は存在していない。したがって、下半身がキャタピラで支持肢である腕が砲になっている[[ガンタンク]]、モビルスーツに巨大な武装コンテナを付けた[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]は[[モビルスーツ]]に分類される。ギミックがマニピュレーターとキャノン砲のみに等しい[[ボール]]シリーズは「モビルポッド」「戦闘ポッド」などと独自の分類<ref>二転三転する設定の1つで、「モビルスーツ」「モビルアーマー」扱いの作品もある。</ref>を為されている。
モビルアーマーという分類はジオン軍が提唱したものであり、連邦には少なくとも『[[機動戦士Ζガンダム]]』の時代までモビルアーマーに分類される兵器は存在していない。したがって、下半身がキャタピラで作業肢である腕が砲になっている[[ガンタンク]]、モビルスーツに巨大な武装コンテナユニットを付けた[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]は[[モビルスーツ]]に分類される。ギミックがマニピュレーターとキャノン砲のみに等しい[[ボール]]シリーズは「モビルポッド」「戦闘ポッド」などと独自の分類<ref>二転三転する設定の1つで、「モビルスーツ」「モビルアーマー」扱いの作品もある。</ref>を為されている。
また、『機動戦士Ζガンダム』以降に登場する可変機の一部では、モビルアーマー形態を基本とする機体を「[[可変モビルアーマー]]」、非人型形態を「モビルアーマー形態」と呼ぶ。
また、『機動戦士Ζガンダム』以降に登場する可変機の一部では、モビルアーマー形態を基本とする機体を「[[可変モビルアーマー]]」、非人型形態を「モビルアーマー形態」と呼ぶ<ref>厳密には可変機体の非人型形態を十把一絡げで「MA形態」とするのはSRWなどゲーム側の分類都合による「設定改変」でありZガンダム系列機などの「ファイター形態」は準航空・航宙戦闘機形態である事に注意</ref>。
== 未来世紀におけるモビルアーマー ==
== 未来世紀におけるモビルアーマー ==
『[[新機動戦記ガンダムW]]』の世界においては、兵器カテゴリーとしてのモビルアーマーという概念は存在せず、また、人型を外した形態の機動兵器自体が、ほぼ皆無である([[キャンサー]]のような脚部のない機体でもモビルスーツとして扱われる)。[[ウイングガンダム]]のバード形態のように、従来であればモビルアーマー形態と呼ばれうるものであっても個別の名称が用いられている。
『[[新機動戦記ガンダムW]]』の世界においては、兵器カテゴリーとしてのモビルアーマーという概念は存在せず、また、人型を外した形態の機動兵器自体が、ほぼ皆無である([[キャンサー]]のような脚部のない機体でもモビルスーツとして扱われる)。[[ウイングガンダム]]のバード形態のように、従来であればモビルアーマー形態と呼ばれうるものであっても個別の名称が用いられている。
唯一の例外は[[ガンダムエピオン]]であり、本機の飛行形態のみがモビルアーマーと呼称される<ref>ただし、[[漫画]]作品『BATTLEFIELD OF PACIFIST』に登場した可変MS、スコーピオの変形状態もモビルアーマーと呼称されている。</ref>。つまり、「AC世界のモビルアーマー」とは、「ガンダムエピオンの飛行形態を指す固有名詞」であり、従って、この言葉の生みの親は[[トレーズ・クシュリナーダ]]ということになる。ただし、(『Frozen Teardrop』における後付設定であるとはいえ)エレガントさを感じさせる名称ではないことからか、[[ドクターJ]]からは「ネーミングセンスが無粋」と評されている。
唯一の例外は[[ガンダムエピオン]]であり、本機の飛行形態のみがモビルアーマーと呼称される<ref>ただし、[[漫画]]作品『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(SRW未参戦)に登場した可変MS、スコーピオの変形状態もモビルアーマーと呼称されている。</ref>。つまり、「AC世界のモビルアーマー」とは、「ガンダムエピオンの飛行形態を指す固有名詞」であり、従って、この言葉の生みの親は[[トレーズ・クシュリナーダ]]ということになる。ただし、(『Frozen Teardrop』(SRW未参戦)における後付設定であるとはいえ)エレガントさを感じさせる名称ではないことからか、[[ドクターJ]]からは「ネーミングセンスが無粋」と評されている。
== アフターウォーにおけるモビルアーマー ==
== アフターウォーにおけるモビルアーマー ==
== 脚注 ==
== 脚注 ==
<references />
<references/>
== 資料リンク ==
== 資料リンク ==