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== ゾイドの生態 ==
 
== ゾイドの生態 ==
 
すべてのゾイドは'''ゾイドコア'''と呼ばれる器官を持つ。ゾイドコアはそれひとつが脳・心臓・生殖器などを司っている、いわばゾイドの「命」に等しい存在である。
 
すべてのゾイドは'''ゾイドコア'''と呼ばれる器官を持つ。ゾイドコアはそれひとつが脳・心臓・生殖器などを司っている、いわばゾイドの「命」に等しい存在である。
これは、惑星Ziの海洋に金属の成分が非常に多く、その環境に適応するための進化の帰結として、ゾイドコアに惑星Ziの海洋環境を再現し、外骨格を形成して捕食能力の確保と自分のコアを保護するという非常に特殊な生態を形成することとなった。
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外骨格は行動するための後付けの器官にすぎず、ゾイドコアさえ無事なら自己再生する事が可能。実際、劇中ではムンベイのグスタフは自己修復能力を強化している。
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ゾイドは野生の状態であっても、生体的な部分はゾイドコア以外に有していない。生まれたばかりの野生ゾイドはむきだしのゾイドコアの姿をしており、この状態でも動くことができるのだが、ゾイドコアそれぞれの自分の遺伝情報に刻まれた金属成分が多い場所(多くは水中)へ移動したのち周囲の金属成分を吸収し、代謝という形で金属の骨格や外皮を形成していく。これを繰り返すことで金属生命体としての野生ゾイドが誕生する。
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ゾイドの生態・設定のバックボーンは関連する作品ごとに異なる。トミー(現タカラトミー)より展開された公式ストーリー『ゾイドバトルストーリー』においては地球の学説にも似た生態系と進化の歴史を持ち、原始的な金属生命体から長い月日をかけて発達した生物群として扱われる。
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ゾイドには性別という概念がない。野生のゾイドは成長すると体内にもっと小さなゾイドコアをいくつか作り出す。これがゾイドの「子供」にあたるものである。子供のコアは親のゾイドが生きている限りは休眠状態にあるのだが、親のゾイドが死亡したとき、初めて活動しだす。こうして世代交代が行われる。このことをふまえ漫画版『機獣新世紀』の作者は「子供を産むから全員女性」と言う説を唱えているが公式設定とはされていない。
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『スーパーロボット大戦』参戦作品であるアニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』においてはすべてのゾイドはゾイドイヴから生み出されたゾイドコアを元に発達したという設定であり、そのエネルギーもまたゾイドイヴから供給される。
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野生ゾイドは他のゾイドのコアを捕食することで生存に必要な栄養を摂取する。即ちゾイドにとって生きることとは他のゾイドと戦うことであり、種族全体の特徴として極めて旺盛な闘争本能を持っている。そのため兵器との親和性は高く、人間の制御下に置かれて戦うことにも基本的には抵抗を示さない。
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一方で、同じく参戦作品である『ゾイドジェネシス』においては生態を含めた詳細な説明はなされていない。ただし、天変地異によって文明がリセットされた影響から、ゾイドは概ね地下に埋没しており、それを発掘して利用している。唯一の例外として人工的に作り出せるバイオゾイドも存在しており、こちらは天変地異以前の文明を保持する天空人の技術を拠り所にしている。
 
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戦闘用に改造されたゾイドはコアの捕食や生殖といった生物としての能力を失ってしまうため、一つの種類の戦闘用ゾイドを大量生産することは難しく、互いに敵のゾイドの特性に対抗する目的で開発された様々な種のゾイドが次々と戦線に投入されていった。戦闘用ゾイドは、コックピットを通してゾイドコアに「指令」を与えることで操縦する。つまり、ゾイドの肉体を動かしているのはゾイド自身の意思である。ゾイドコアとコックピットは連結しているがゆえに、ゾイドたちはコックピットに乗り込んでいる人間の意思を敏感に感じ取ることができる。ゾイドたちは自分を操るパイロットが気に食わない場合は言うことを聞かない。パイロットの技量や精神状態がゾイドと合致していないとシステムフリーズを引き起こし、逆にお互いに強い信頼関係があればスペック以上の能力を引き出す事も可能である。また、ゾイド間の食物連鎖の上位に位置する種、または厳しい自然環境を生き抜いてきた野生体ほどゾイドコアが発するエネルギーと闘争本能は高くなり、強力だが高コストで希少、さらに乗りこなすのが難しい戦闘用ゾイドとなる(バトルストーリーにおける[[ブレードライガー]]やライガーゼロ等)。
      
== ゾイドの武装 ==
 
== ゾイドの武装 ==
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