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| 普段はニヒルで芝居がかったキザな言動が目立ち、気怠げに振る舞う三枚目だが、その本質は自らの流儀を貫きながら困難を乗り越えるハードボイルドな男。上から命令される事や他者から束縛される事を嫌い、自由を愛し、スリルを楽しみ、どんな時でも軽口を忘れない。その一方で意外と大人げなく剥きに成り易いところが有り、それを周囲から指摘されクールダウンを求められても当人は「冷静」である事を頑なに主張する。特に機嫌が悪かったり、喧嘩を売られたりすると口より先に手が出てしまい、時には相手の仕様もない挑発に乗せられる事もしばしば。やられたら利害に関係なくきっちりやり返す主義で、特に食い物に関する恨みは相当なもの。 | | 普段はニヒルで芝居がかったキザな言動が目立ち、気怠げに振る舞う三枚目だが、その本質は自らの流儀を貫きながら困難を乗り越えるハードボイルドな男。上から命令される事や他者から束縛される事を嫌い、自由を愛し、スリルを楽しみ、どんな時でも軽口を忘れない。その一方で意外と大人げなく剥きに成り易いところが有り、それを周囲から指摘されクールダウンを求められても当人は「冷静」である事を頑なに主張する。特に機嫌が悪かったり、喧嘩を売られたりすると口より先に手が出てしまい、時には相手の仕様もない挑発に乗せられる事もしばしば。やられたら利害に関係なくきっちりやり返す主義で、特に食い物に関する恨みは相当なもの。 |
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− | 本人曰く「ガキとケダモンと跳ねっ返りの女が嫌い」(要するに世話の焼けるヤツが苦手。女嫌いというわけではなく、芯の強い女性や淑やかな魅力ある人が好み。要は『自立している女性が好き』。)なのだが、どういうわけかビバップ号にはガキ(エド)もケダモン(アイン)も跳ねっ返りの女(フェイ)も全て揃っているので、スパイクは不満を覚えている。
| + | 本人曰く「ガキとケダモンと跳ねっ返りの女が嫌い<ref>要するに'''世話の焼けるヤツが苦手'''。女嫌いというわけではなく、芯の強い女性や淑やかな魅力ある『自立している女性』が好き。</ref>」なのだが、どういうわけかビバップ号にはガキ(エド)もケダモン(アイン)も跳ねっ返りの女(フェイ)も全て揃っているので、スパイクは不満を覚えている。 |
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| 拳銃は西暦1990年<ref>なお『カウボーイビバップ』の舞台は西暦2071年の設定。</ref>に登場したイスラエルの拳銃「ジェリコ941改」にレーザーサイト搭載のカスタムグリップを装備したものを使用している。ブルース・リーを師と仰いでおり、ジークンドーの達人で腕っぷしは強く、手先も器用でスリや手品といった小手先の技も得意。隻眼でありながら視力が非常に良く、カードゲームでは負けた事がないのだが、それが原因でイカサマ扱いされる事があるので、カジノで遊ぶ事ができない。 | | 拳銃は西暦1990年<ref>なお『カウボーイビバップ』の舞台は西暦2071年の設定。</ref>に登場したイスラエルの拳銃「ジェリコ941改」にレーザーサイト搭載のカスタムグリップを装備したものを使用している。ブルース・リーを師と仰いでおり、ジークンドーの達人で腕っぷしは強く、手先も器用でスリや手品といった小手先の技も得意。隻眼でありながら視力が非常に良く、カードゲームでは負けた事がないのだが、それが原因でイカサマ扱いされる事があるので、カジノで遊ぶ事ができない。 |
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| 一方で嫌いなケダモンである筈のアインが危機に陥った時は、放っておけずに賞金首を後回しにして助けに行ったり、僅かに交流を交わした人の為に一肌脱ぐなど人情家なところも見せる。 | | 一方で嫌いなケダモンである筈のアインが危機に陥った時は、放っておけずに賞金首を後回しにして助けに行ったり、僅かに交流を交わした人の為に一肌脱ぐなど人情家なところも見せる。 |
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− | かつてはマフィア「レッドドラゴン」に所属していたが、とある事件を経て脱走、公式には死亡した事にされている。
| + | かつてはマフィア「レッドドラゴン」に所属していたが、とある事件を経て脱走、公式には死亡した事にされている。本人は自分の過去の事をあまり語ろうとはしないが、何故か「ジュリア」という名の女にこだわっていて、彼女が原因でジェットと一歩間違えば決裂は避けられない喧嘩別れになる程の派手な大喧嘩をやらかしたり、チャイニーズマフィアの構成員だった頃のかつての相棒・ビシャスに付け狙われていたりと、今もなお過去に囚われている節がある。 |
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− | 本人は自分の過去の事をあまり語ろうとはしないが、何故か「ジュリア」という名の女にこだわっていて、彼女が原因でジェットと一歩間違えば決裂は避けられない喧嘩別れになる程の派手な大喧嘩をやらかしたり、チャイニーズマフィアの構成員だった頃のかつての相棒・ビシャスに付け狙われていたりと、今もなお過去に囚われている節がある。
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| 自分の過去が絡んだ件では、昔愛用していたレインコートを羽織り、愛用のジェリコの他にもベレッタM92FSを携えた二丁拳銃と、手榴弾で武装を固めたスタイルで臨んでいる。 | | 自分の過去が絡んだ件では、昔愛用していたレインコートを羽織り、愛用のジェリコの他にもベレッタM92FSを携えた二丁拳銃と、手榴弾で武装を固めたスタイルで臨んでいる。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *公式に明言されている訳では無いが、モジャモジャの無造作ヘアをはじめとするスパイクのキャラ造型には、1979年放映のテレビドラマ『探偵物語』に出演していた頃の故・松田優作氏がモデルに据えられているらしく、Session#6で着用した丸型サングラスやSession#8の目玉付きアイマスク、Session#12のダウンジャケットなど、劇中でスパイクが使用するアイテムには『探偵物語』の主人公・工藤俊作を彷彿とさせるものが度々登場している。 | + | *公式に明言されている訳では無いが、モジャモジャの無造作ヘアをはじめとするスパイクのキャラ造型には、1979年放映のテレビドラマ『探偵物語』に出演していた頃の故・松田優作がモデルに据えられているらしく、Session#6で着用した丸型サングラスやSession#8の目玉付きアイマスク、Session#12のダウンジャケットなど、劇中でスパイクが使用するアイテムには『探偵物語』の主人公・工藤俊作を彷彿とさせるものが度々登場している。 |
− | *スパイクを演じた[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏は、『[[カウボーイビバップ]]』が放送された1998年当時に、スパイクは芸歴13年目にしてようやく掴んだテレビアニメの主人公であったと語っている(OVAではちょこちょこあった)。これは、七色の声の持ち主と呼ばれる程芸幅が広かった事から「'''(キャスティングに)困った時の山寺'''」という理由から起用されることが多かったため、テレビアニメでは長く主役を担当したことがなかった事が主な理由であった(反対にサブキャラクター、モブ、果てはSEに至るまで演じた数は山ほどある)。 | + | *スパイクを演じた[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]は『[[カウボーイビバップ]]』が放送された1998年当時に「スパイクは芸歴13年目にしてようやく掴んだテレビアニメ<ref>OVAでは『[[デトネイター・オーガン]]』の[[真道トモル]]を皮切りにちょこちょこあった。</ref>の主人公」と語っている。これは、七色の声の持ち主と呼ばれる程芸幅が広かった事から「'''(キャスティングに)困った時の山寺'''」という理由から起用されることが多かったため、テレビアニメでは長く主役を担当したことがなかった事が主な理由であった(反対にサブキャラクター、モブ、果てはSEに至るまで演じた数は山ほどある)。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |