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− | *1991年3月16日上映。 | + | {{登場作品概要 |
− | *初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦]](1991年)
| + | | 読み = |
| + | | 外国語表記 = |
| + | | 原作 = 富野由悠季 |
| + | | 原案 = 矢立肇 |
| + | | 著者 = |
| + | | 作画 = |
| + | | 挿絵 = |
| + | | 監督 = 富野由悠季 |
| + | | シリーズ構成 = |
| + | | 脚本 = 伊東恒久<br />富野由悠季 |
| + | | キャラクターデザイン = 安彦良和 |
| + | | メカニックデザイン = 大河原邦男 |
| + | | 音楽 = 門倉聡 |
| + | | 制作 = サンライズ |
| + | | 放送局 = |
| + | | 配給元 = |
| + | | 発売元 = |
| + | | 掲載誌 = |
| + | | 出版社 = |
| + | | レーベル = |
| + | | 配信元 = |
| + | | 放送期間 = |
| + | | 公開日 = 1991年3月16日 |
| + | | 発売日 = |
| + | | 発表期間 = |
| + | | 刊行期間 = |
| + | | 配信開始日 = |
| + | | 話数 = |
| + | | 巻数 = |
| + | | シリーズ = [[ガンダムシリーズ]] |
| + | *[[宇宙世紀]]シリーズ |
| + | | 前作 = |
| + | | 次作 = [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] |
| + | | 劇場版 = |
| + | | アニメ版 = |
| + | | 漫画版 = |
| + | | 小説版 = |
| + | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦]] |
| + | | 初クレジットSRW = |
| + | | 備考 = |
| + | | その他 = |
| + | }} |
| + | 『'''機動戦士ガンダムF91'''』はサンライズ制作の[[映画|劇場アニメ作品]]。 |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
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| 本来はTVシリーズとして企画されていたものが急遽映画という形になったもの。そのためかなり密度が濃い。 | | 本来はTVシリーズとして企画されていたものが急遽映画という形になったもの。そのためかなり密度が濃い。 |
| | | |
− | また作中で描かれているのは[[コスモ・バビロニア建国戦争]]の一端のみに過ぎず、「'''THIS IS ONLY THE BEGINING(これは序章に過ぎない)'''」というラストが指す通り、新たなガンダムサーガの起点となっている。 | + | また作中で描かれているのは[[コスモ・バビロニア建国戦争]]の一端のみに過ぎず、「'''THIS IS ONLY THE BEGINNING(これは序章に過ぎない)'''」というラストが指す通り、新たなガンダムサーガの起点となっている。本作への補完も込めてか、前述の『クロスボーン』では本作の戦争の結末が語られ、[[小説]]版や『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』(SRW未参戦)では前日譚など本作へ連なる話も語られている。 |
− | 本作への補完も込めてか、前述の『クロスボーン』では本作の戦争の結末が語られ、[[小説]]版や『機動戦士ガンダム Twilight AXIS(SRW未参戦)』では前日談など本作へ連なる話も語られている。
| + | |
| + | なお、同時上映は『[[武者頑駄無|武者]]・[[騎士ガンダム|騎士]]・[[コマンドガンダム|コマンド]] [[SDガンダムシリーズ|SDガンダム]]緊急出撃』である。 |
| + | |
| + | 劇場・TV放映版と完全版の二通りがあり、完全版は販売、レンタルなどの動画配信サービスの有料でしか見られない。完全版では劇場版でカットされた戦闘シーンが追加されている。 |
| | | |
| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | [[宇宙世紀]]0123年、0093年の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]以降<ref>0096年のラプラス戦争・0105年のマフティー動乱も含む。</ref>大きな戦乱もなく、人類はその大半が[[地球]]から[[月]]までの軌道に設置された[[スペースコロニー]]に移住し、[[地球連邦政府]]という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。 | + | [[宇宙世紀]]0123年、0093年の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]以降<ref>0096年の[[機動戦士ガンダムUC|ラプラス戦争]]・0097年の[[機動戦士ガンダムNT|不死鳥狩り]]・0105年の[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|マフティー動乱]]も含む。</ref>大きな戦乱もなく、人類はその大半が[[地球]]から[[月]]までの軌道に設置された[[スペースコロニー]]に移住し、[[地球連邦政府]]という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。 |
| | | |
− | しかし、[[地球連邦政府]]は疲弊・腐敗しており、これに対しマイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、[[地球連邦政府]]の打倒と理想とする貴族主義社会の実現のために、秘密裏に軍事組織「[[クロスボーン・バンガード]](C・V)」を設立し、[[スペースコロニー]]「[[フロンティアIV]]」を急襲する。 | + | しかし、[[地球連邦政府]]は疲弊・腐敗しており、これに対しマイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、[[地球連邦政府]]の打倒と理想とする[[貴族]]主義社会の実現のために、秘密裏に軍事組織「[[クロスボーン・バンガード]](C・V)」を設立し、[[スペースコロニー]]「[[フロンティアIV]]」を急襲する。 |
| | | |
− | 街を覆う戦火と混乱と容赦ない死の中で、民間人の少年「[[シーブック・アノー]]」は襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人「[[セシリー・フェアチャイルド]]」はC・Vに連れ去られてしまう。実はセシリーの正体はマイッツァーの生き別れの孫娘[[ベラ・ロナ]]であった。
| + | 街を覆う戦火と混乱と容赦ない死の中で、[[民間人]]の少年「[[シーブック・アノー]]」は襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人「[[セシリー・フェアチャイルド]]」はC・Vに連れ去られてしまう。実はセシリーの正体はマイッツァーの生き別れの孫娘[[ベラ・ロナ]]であった。 |
| | | |
| シーブック達は近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着き、[[地球連邦軍]]の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内には整備中の[[モビルスーツ]](MS)があった。開発コード「F91」としてロールアウトされたその機体を、乗員はよく似た顔を持つ過去のMS、ガンダムになぞらえ「'''[[ガンダムF91]]'''」と名づけた。 | | シーブック達は近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着き、[[地球連邦軍]]の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内には整備中の[[モビルスーツ]](MS)があった。開発コード「F91」としてロールアウトされたその機体を、乗員はよく似た顔を持つ過去のMS、ガンダムになぞらえ「'''[[ガンダムF91]]'''」と名づけた。 |
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| *[[メカ&キャラクターリスト/第2次α]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/第2次α]] |
| *[[メカ&キャラクターリスト/CC]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/CC]] |
− | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]] | + | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]] |
| *[[メカ&キャラクターリスト/X]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/X]] |
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| ;[[シーブック・アノー]] | | ;[[シーブック・アノー]] |
| :[[主人公]]。工業科に通う17歳の高校生。連邦軍と[[クロスボーン・バンガード]]の戦争に巻き込まれた。母が[[ガンダムF91|F91]]の開発に関わっていた。 | | :[[主人公]]。工業科に通う17歳の高校生。連邦軍と[[クロスボーン・バンガード]]の戦争に巻き込まれた。母が[[ガンダムF91|F91]]の開発に関わっていた。 |
− | ;[[セシリー・フェアチャイルド]]([[ベラ・ロナ]]) | + | ;[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)]] |
− | :[[ヒロイン]]。シーブックと同じ高校の普通科に通う少女。学園のマドンナ的存在。実はロナ家の娘であった。 | + | :[[ヒロイン]]。シーブックと同じ高校の普通科に通う少女。学園のマドンナ的存在。実はロナ家の血統に繋がるカロッゾの娘「ベラ・ロナ」であった。 |
| ;[[レアリー・エドベリ]] | | ;[[レアリー・エドベリ]] |
| :スペースアークの艦長代理。 | | :スペースアークの艦長代理。 |
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| === [[クロスボーン・バンガード]] === | | === [[クロスボーン・バンガード]] === |
| ;[[カロッゾ・ロナ]] | | ;[[カロッゾ・ロナ]] |
− | :[[仮面キャラ|「鉄仮面」と呼ばれる仮面の男]]。[[クロスボーン・バンガード]]の総司令官。 | + | :[[仮面キャラ|「鉄仮面」と呼ばれる仮面の男]]。[[クロスボーン・バンガード]]の総司令官。ロナ家に入る前の旧名は「カロッゾ・ビゲンゾン」。 |
| ;[[ザビーネ・シャル]] | | ;[[ザビーネ・シャル]] |
| :隻眼の[[エース]]パイロット。「黒の部隊」の隊長で、セシリーの教育係となる。 | | :隻眼の[[エース]]パイロット。「黒の部隊」の隊長で、セシリーの教育係となる。 |
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| :ザビーネの部下。 | | :ザビーネの部下。 |
| ;[[ドレル・ロナ]] | | ;[[ドレル・ロナ]] |
− | :鉄仮面の息子で、セシリーの異母兄。 | + | :鉄仮面の息子で、セシリーの異母兄。カロッゾがロナ家に入る前に結婚していた亡き先妻との子であり旧名は「ドレル・ビゲンゾン」。 |
| ;[[ジレ・クリューガー]] | | ;[[ジレ・クリューガー]] |
| :カロッゾ・ロナの腹心。 | | :カロッゾ・ロナの腹心。 |
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| *[[メカ&キャラクターリスト/第2次α]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/第2次α]] |
| *[[メカ&キャラクターリスト/CC]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/CC]] |
− | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]] | + | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]] |
| *[[メカ&キャラクターリスト/X]] | | *[[メカ&キャラクターリスト/X]] |
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| *[[Gキャノン]] | | *[[Gキャノン]] |
| *[[ジェガン]] | | *[[ジェガン]] |
| + | *[[クラップ級巡洋艦]] |
| + | *[[ラー・カイラム|ラー・カイラム級戦艦]] |
| | | |
| === [[クロスボーン・バンガード]] === | | === [[クロスボーン・バンガード]] === |
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| *[[ラフレシア]] | | *[[ラフレシア]] |
| *[[バグ (メカ)|バグ]] | | *[[バグ (メカ)|バグ]] |
− |
| |
| *[[ザムス・ギリ級戦艦]] | | *[[ザムス・ギリ級戦艦]] |
− | *[[ザムス・ガル]] | + | *[[ザムス・ガル|ザムス・ガル級戦艦]] |
| | | |
| == 用語 == | | == 用語 == |
| ;[[クロスボーン・バンガード]] | | ;[[クロスボーン・バンガード]] |
− | :コスモ貴族主義を唱えるロナ家によってつくられた組織。その軍備と戦闘能力は、平和ボケしていた[[地球連邦軍]]では歯が立たないほど強力だった。 | + | :コスモ貴族主義を唱える軍事組織。その軍備と戦闘能力は、平和ボケしていた[[地球連邦軍]]では歯が立たない程強力だった。 |
− | ;黒の戦隊 | + | ;黒の戦隊(ブラック・バンガード) |
− | :「'''ブラック・バンガード'''」と読む。ザビーネが率いるクロスボーン・バンガードのエリートMS部隊。 | + | :ザビーネが率いるクロスボーン・バンガードのエリートMS部隊。所属機体は黒基調にカラーリングされている。 |
| ;[[サナリィ|S.N.R.I.(サナリィ)]] | | ;[[サナリィ|S.N.R.I.(サナリィ)]] |
− | :F91を開発した研究組織。 | + | :[[ガンダムF91|F91]]を開発した研究組織。 |
| ;ヴェスバー | | ;ヴェスバー |
− | :「'''V'''ariable '''S'''peed '''B'''eam '''R'''ifle」の頭文字を取ってこう呼ぶ。[[ガンダムF91|F91]]に装備された武器で、高射出速度で高収束率の貫通性の高いビームから、低速・低収束率で破壊力のあるビームまで無段階で撃ち分ける事を主目的とした新機軸火器である。数十年後の時代でも[[V2アサルトガンダム]]にも同様の武装がされていることから、非常に高性能な武装なのが分かる。 | + | :「'''V'''ariable '''S'''peed '''B'''eam '''R'''ifle」の頭文字を取ってこう呼ぶ。[[ガンダムF91|F91]]に装備された武器で、高射出速度で高収束率の貫通性の高いビームから、低速・低収束率で破壊力の有るビームまでメガ粒子ビームの性質を無段階可変速変化させ用途に応じて撃ち分ける事を主目的とした新機軸火器である。数十年後の時代でも[[V2アサルトガンダム]]にも同様の武装がされていることから、非常に高性能な武装なのが分かる。 |
− | ;コスモ・バビロニア建国戦争 | + | ;[[コスモ・バビロニア建国戦争]] |
− | :宇宙世紀0123年に勃発した、地球連邦軍と、マイッツアー・ロナを中心にコスモ貴族主義を掲げて「コスモ・バビロニア」の建国をはかるブッホ・コンツェルンをバックとした武装集団「クロスボーン・バンガード」との戦争。作中ではサイド4(旧サイド5)のコロニー群であるフロンティア・サイドを武力で制圧してコスモ・バビロニアを建国し、バグの投入で殺戮を繰り広げた。 | + | :宇宙世紀0123年に勃発した、地球連邦軍とクロスボーン・バンガードとの戦争。 |
− | :本作のラストで戦争が終結せずに物語が終わったために戦争全体の推移は不明だが、続編『クロスボーン』ではベラ・ロナが貴族主義を否定して、クロスボーン・バンガードが分裂解体したことが分かる。
| |
| ;[[バイオ・コンピュータ]] | | ;[[バイオ・コンピュータ]] |
− | :F91に搭載された当時最新鋭の機体管制メインコンピューター。非常に高い処理能力とサイコミュ等の精神波感応機器との高い親和性を誇るが反面他の形式のコンピュターに比べ熱に弱い。その為当時はF91の様な高い放熱機能を持つ機体にしか搭載出来なかった。 | + | :F91に搭載された機体管制メインコンピューター。高性能だが熱に弱く、その為当時はF91の様な高い冷却放熱機能を持つ機体にしか搭載出来なかった。 |
| ;[[ビームシールド]] | | ;[[ビームシールド]] |
− | :[[ガンダムF91|F91]]や[[クロスボーン・バンガード]]系MSに装備されている新装備。これまでのMSのシールド装備では[[ビーム兵器]]の攻撃を完全に遮ることはできなかったが、ビームシールドの登場で防御力が格段に上がった。 | + | :F91や[[クロスボーン・バンガード]]系MSに装備されている新装備。メガ粒子ビームをシールド状に形成した防御装備で、[[ビーム兵器]]にも実体弾兵器にも高い耐性を持つ。 |
| ;理論分身 | | ;理論分身 |
− | :[[ガンダムF91|F91]]がリミッターを解除し、高速で移動することによって起きる現象。「質量を持った残像」を発生させて敵の攻撃を回避する。性能を限界まで引き出せた場合に偶然発動したものであり、[[量産型ガンダムF91|量産型]]での使用は不可能である。 | + | :F91がリミッターを解除し、高速で移動することによって起きる現象。「質量を持った残像」を発生させて敵の攻撃を回避する。性能を限界まで引き出せた場合に偶然発動したものであり、[[量産型ガンダムF91|量産型]]での使用は不可能である。 |
− | ;フロンティアIV | + | ;[[フロンティアIV]] |
| :物語の舞台となる新サイド4(旧サイド5)に存在する[[スペースコロニー]]。 | | :物語の舞台となる新サイド4(旧サイド5)に存在する[[スペースコロニー]]。 |
| | | |
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187行目: |
| ;主題歌 | | ;主題歌 |
| : | | : |
− | :;「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」 | + | :;「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」 |
| ::作詞:西脇唯 作曲:西脇唯・緒里原洋子 編曲:門倉聡 歌:森口博子 | | ::作詞:西脇唯 作曲:西脇唯・緒里原洋子 編曲:門倉聡 歌:森口博子 |
| ::劇中とエンディングで流れる。歌手の森口博子氏の代表曲。 | | ::劇中とエンディングで流れる。歌手の森口博子氏の代表曲。 |
− | ::余談であるが、森口博子氏はこの曲で1991年12月31日の『第42回NHK紅白歌合戦』にて初出場を果たしている。 | + | ::余談であるが、森口博子氏はこの曲で1991年12月31日の『第42回NHK紅白歌合戦』にて初出場を果たしている。また、2006年3月2日発売のPS2ゲーム『機動戦士ガンダム クライマックスU.C.』ではEDとして起用されている。 |
| ::『X』限定版にて原曲を収録。 | | ::『X』限定版にて原曲を収録。 |
| : | | : |
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| :;「君を見つめて -The time I'm seeing you-」 | | :;「君を見つめて -The time I'm seeing you-」 |
| ::作詞:井荻麟・茂村泰彦 作曲:茂村泰彦 編曲:門倉聡 歌:森口博子 | | ::作詞:井荻麟・茂村泰彦 作曲:茂村泰彦 編曲:門倉聡 歌:森口博子 |
− | ::「ETERNAL WIND」のB面。『COMPACT』『COMPACT2』『IMPACT』で採用。 | + | ::「ETERNAL WIND」のB面。当初はこの曲が主題歌として使われる予定だったが、冨野監督の意向で「ETERNAL WIND」が採用された経緯がある。『COMPACT』『COMPACT2』『IMPACT』で採用。 |
| ::『X』限定版にも原曲が収録されている。 | | ::『X』限定版にも原曲が収録されている。 |
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| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
− | SRWシリーズ当初のガンダム最新作であり、2000年代初頭までは不動のレギュラーであった。しかし『第2次α』を最後に一切参戦しない…という状態が『CC』まで続いていた。
| + | SRWシリーズ当初のガンダム最新作であり、2000年代初頭までは不動のレギュラーであった。以後の参戦はあまり多くなく、『第2次α』から『CC』まで10年間も不参戦が続いた。 |
| | | |
− | 本作の味方旗艦であるスペースアークは練習艦であること、劇中の活躍が殆ど無いに等しいことなどから宇宙世紀作品の旗艦の中で唯一一度もシリーズに参戦できていない。スペースアークのクルーは[[ホワイトベース]]と同じく新兵と民間人の寄せ集めであり、一年戦争を戦い抜く描写のあるWBクルーに対して建国戦争初期のそれもコロニーからの脱出描写くらいしかない本作のクルー達に出番がこないのは当然と言えば当然かもしれないが。
| + | 本作の味方旗艦であるスペースアークは練習艦であること、劇中の活躍が殆ど無いに等しいことなどから一度もシリーズに参戦できていない<ref>長らく宇宙世紀系で参戦経験のない唯一の味方旗艦だったが、現在は『NT』のダマスカスの存在により、唯一という立場から一応免れている。より厳密に言えば『クロスボーン・ガンダム スカルハート』『鋼鉄の7人』における母艦も未登場だが、そちらは軍艦ですらないので尚更やむを得ないだろう。</ref>。スペースアークのクルーは[[ホワイトベース]]と同じく新兵と[[民間人]]の寄せ集めであり、[[一年戦争]]を戦い抜く描写のある[[ホワイトベース隊]]に対して、建国戦争初期のそれもコロニーからの脱出描写くらいしかない本作のクルー達に出番がこないのは、当然と言えば当然かもしれないが。 |
| | | |
| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
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| :ジュピトリアンと手を結ぶ形でクロスボーン・バンガードが登場。原作序盤の、セシリーがクロスボーンにさらわれるシーンが再現されている。[[ガンダムF90V]]が隠しユニットとして用意されており、ビギナ・ギナとの二択となっている。味方にはビルギット、敵では鉄仮面、ザビーネ、ドレルらも登場する。 | | :ジュピトリアンと手を結ぶ形でクロスボーン・バンガードが登場。原作序盤の、セシリーがクロスボーンにさらわれるシーンが再現されている。[[ガンダムF90V]]が隠しユニットとして用意されており、ビギナ・ギナとの二択となっている。味方にはビルギット、敵では鉄仮面、ザビーネ、ドレルらも登場する。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] |
− | :原作終了後の後日談的な位置づけなので、ほぼいるだけ参戦。『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』にも登場するキャラはそちらに準拠しており、それ以外のキャラクターが参戦している。戦闘アニメーションの完成度が高く、派手さはないがその分凝った作りになっている。[[ヘビーガン]]が初登場。 | + | :原作終了後の後日談的な位置づけなので、ほぼいるだけ参戦。『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』にも登場するキャラの設定はそちらに準拠しており、それ以外のキャラクターが参戦している。戦闘アニメーションの完成度が高く、派手さはないがその分凝った作りになっている。[[ヘビーガン]]が初登場。 |
| | | |
| === COMPACTシリーズ === | | === COMPACTシリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦COMPACT]] | | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT]] |
− | :マリーメイア軍と共闘する形で、シーン3からクロスボーン軍が顔見せ参戦。シーン5の『光る風の中』で、シーブックとセシリーが登場。同ステージで、カロッゾの操るラフレシアとの決戦に及ぶ。 | + | :マリーメイア軍と共闘する形で、シーン3からクロスボーン軍が顔見せ参戦。シーン5の「光る風の中」で、シーブックとセシリーが登場。同ステージで、カロッゾの操るラフレシアとの決戦に及ぶ。 |
− | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]] | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇]] |
| : | | : |
− | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]] | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇]] |
| : | | : |
− | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]] | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇]] |
| : | | : |
| ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] | | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] |
− | :デモ画面でシーブックとセシリーの操縦するF91とビギナ・ギナがコンビを組んでザビーネのベルガ・ギロス、そして鉄仮面のラフレシアと戦闘。BGMもいつもと違い、原作終盤通りのコンビ、そしてラフレシア戦のデモはラフレシアの攻撃をビギナ・ギナが援護防御で瀕死のダメージ→F91がM.E.P.E.攻撃で反撃という原作を意識した拘りようである。 | + | :デモ画面でシーブックとセシリーの操縦するF91とビギナ・ギナがコンビを組んでザビーネのベルガ・ギロス、そして鉄仮面のラフレシアと戦闘。BGMもいつもと違い、原作終盤通りのコンビ、そしてラフレシア戦のデモはラフレシアの攻撃をビギナ・ギナが[[援護防御]]で瀕死のダメージ→F91がM.E.P.E.攻撃で反撃という原作を意識した拘りようである。 |
| + | |
| + | === VXT三部作 === |
| + | ;[[スーパーロボット大戦X]] |
| + | :据え置き機では『第2次α』から約15年ぶりの参戦。原作終了後設定。宇宙世紀において、[[アクシズ]]落としを企図する[[シャア・アズナブル|シャア]]がクロスボーン・バンガードと手を組んだという設定になっている。 |
| + | :『F91』設定のシーブックとセシリーが『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|クロスボーン・ガンダム]]』と共演するのは本作が初となる。 |
| | | |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦]] | | ;[[スーパーロボット大戦]] |
− | :劇場公開からスパロボ参戦まで'''わずか一ヶ月'''という早業。初代スパロボのシナリオがあっさりしているが故のスピードであろう(現在は、期間限定とはいえ'''日本で公開される前'''に『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に参戦した『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』に最速参戦を譲っている)。 | + | :初参戦作品。劇場公開からスパロボ参戦まで'''わずか一ヶ月'''という早業<ref>現在は、期間限定とはいえ'''日本で公開される前'''に『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に参戦した『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』に最速参戦を譲っている。</ref>。初代スパロボのシナリオがあっさりしているが故のスピードであろう。 |
| ;[[スーパーロボット大戦64]] | | ;[[スーパーロボット大戦64]] |
| : | | : |
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| ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
| :第2期参戦作品第6弾として2016年8月に追加参戦。今まで登場しなかったキャラクターたちがサポートユニットとして初登場している。 | | :第2期参戦作品第6弾として2016年8月に追加参戦。今まで登場しなかったキャラクターたちがサポートユニットとして初登場している。 |
− | ;[[スーパーロボット大戦X]]
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− | :据え置き機では『第2次α』から約15年ぶりの参戦。原作終了後設定。宇宙世紀において、アクシズ落としを企図するシャアがクロスボーン・バンガードと手を組んだという設定になっている。
| |
− | :『F91』設定のシーブックとセシリーが『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|クロスボーン・ガンダム]]』と共演するのは本作が初となる。
| |
− |
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− | == 主要スタッフ ==
| |
− | ;制作
| |
− | :サンライズ
| |
− | ;監督
| |
− | :富野由悠季
| |
− | ;キャラクターデザイン
| |
− | :安彦良和
| |
− | ;メカニックデザイン
| |
− | :大河原邦男
| |
− | ;音楽
| |
− | :門倉聡
| |
| | | |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
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| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |
| *[[GUNDAM:機動戦士ガンダムF91]] | | *[[GUNDAM:機動戦士ガンダムF91]] |
| + | |
| + | == 余談 == |
| + | *本作のスタッフロールはF91とカロッゾの顔が[[あしゅら男爵]]のように半々に合わさった意味深なカットで締められている。このデザインは後に『[[SDガンダムシリーズ|SDガンダム外伝 聖機兵物語]]』のラスボス「ルーンカロッゾ」のモチーフになっている。 |
| + | *[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE第742回]]にて『IMPACT』製作の際「F91のBGM何にする論争」が行われた事が語られた。 |
| + | **[[スタッフ:森住惣一郎|森住氏]]は「君を見つめて」と希望し、[[スタッフ:寺田貴信|寺田氏]]は劇中で流れた「F91ガンダム出撃」を希望し意見が対立、大喧嘩したという。「これ使ったらお客さん怒るよ」と寺田氏は思っていたのだが、「君を見つめて」を採用したところ大好評だったとコメントしている。 |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |