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− 後にニブハルの提案を受けて、大統領直属の特殊作戦部隊「[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]」を設立し、「地球を護る新たな剣」として喧伝する。一方で[[鋼龍戦隊]]の能力を再評価しており、保険という形で存続させる事を決断している。しかし、[[ルイーナ]]が出現した直後に[[アルテウル・シュタインベック]]によって鋼龍戦隊に罪を被せる形で暗殺されてしまう。+
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== 概要 ==
== 概要 ==
政界で「ウィザード」と呼ばれるタカ派の重鎮政治家。[[DC戦争]]中は政敵である[[カール・シュトレーゼマン]]の存在もあったためか登場しなかったが、彼が死亡した[[L5戦役]]後は影響力を強め、[[ブライアン・ミッドクリッド|ミッドクリッド大統領]]に東京宣言を行わせ、[[異星人]]の存在を公にさせたが、それだけには飽き足らず、軍事政権を樹立するためにクーデター「ミッション・ハルパー」を起こし、大統領に就任した。[[ギリアム・イェーガー]]が指摘した通り、[[ビアン・ゾルダーク]]と[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]の(表向きの)主張が、皮肉な形で達成されたことになる。
政界で「ウィザード」と呼ばれるタカ派の重鎮政治家。
タカ派という事で悪い印象に見られがちであるが、私利私欲では行動せず、地球圏の防衛に対する信念も嘘偽りの無い本物である。また、政治的手腕も優れており、地球圏防衛という最大の目的の為には、[[ケネス・ギャレット]]の様にクセのある軍人や、戦争商人である[[ミツコ・イスルギ]]もうまく利用していこうとする等、柔軟な思考も持ち合わせている。[[鋼龍戦隊]]に関しても、その特異性というよりも彼等が対立関係にある者達の庇護下にあるという「状況」から危険視しているに過ぎず、[[DC戦争]]の頃より数多くの戦果を挙げて地球圏を守り抜いてきたその功績自体は高く評価している。
DC戦争開戦以前は、[[ビアン・ゾルダーク]]と[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]と同じく、異星人の対策に関して徹底抗戦の主張をしていたのだが、政敵であり[[EOT特別審議会]]の議長でもある[[カール・シュトレーゼマン]]の影響力が原因で思う様にいかず、結果的にDC戦争の勃発や[[L5戦役]]における地球側の多大な被害へと繋がってしまう事になっている。
シュトレーゼマンが死亡した[[L5戦役]]後は影響力を強めていく事になり、[[ブライアン・ミッドクリッド|ミッドクリッド大統領]]に対して政治的工作を行い、彼の東京宣言で、[[異星人]]の存在を公にさせている。しかし、[[イージス計画]]では軍備増強を進めつつも、ブライアンの方針は「異星人との戦いを可能な限り回避する」という、ある種の現実の見えていない理想主義に傾倒したものとなっており、既に異星人の侵略で地球側が深刻な被害を受けていた事実を重く受け止めていたグラスマンからしてみれば、弱腰な姿勢にしか映らなかった。その結果、地球圏の防衛を目指した本格的な軍事政権を樹立するべく、[[インスペクター事件]]の中期にて、クーデター「ミッション・ハルパー」を起こし、ブライアンを追い落とす形で自ら大統領に就任。[[ギリアム・イェーガー]]が指摘した通り、ビアンやマイヤーの(表向きの)主張が、皮肉な形で達成されたことになる。
[[修羅の乱]]後、[[ニブハル・ムブハル]]の提案を受けて、大統領直属の特殊作戦部隊「[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]」を設立。彼らによって地球に襲撃を仕掛けてきた[[ゾヴォーグ|ゲスト軍]]が撃退された後、「地球を護る新たな剣」として喧伝する。その一方で[[鋼龍戦隊]]の能力を再評価しており、保険という形で存続させる事を決断しているのだが、[[ルイーナ]]が出現した直後に[[アルテウル・シュタインベック]]の謀略によって鋼龍戦隊が本気で抵抗している偽の映像を見せられた上に、無人の輸送機で戦場へと放り込まれてしまい、最後は彼等に罪を被せる形で暗殺されてしまう事になった。
後にアルテウルの正体が[[L5戦役]]の黒幕である異星人[[ユーゼス・ゴッツォ]]であり、連邦政府の中枢に異星人の介入を許し、[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]が地球戦力でありながら倒すべき筈の侵略者の尖兵として利用されていたいう衝撃の事実が判明。生存している[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]の関係者は全員逮捕され、グライエンに協力していたケネスも失脚し、彼の樹立した政権はあまりにも皮肉な形で倒壊してしまった。
後にアルテウルの正体が[[L5戦役]]の黒幕である異星人[[ユーゼス・ゴッツォ]]であり、連邦政府の中枢に異星人の介入を許し、[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]が地球戦力でありながら倒すべき筈の侵略者の尖兵として利用されていたいう衝撃の事実が判明。生存している[[ガイアセイバーズ (OG) |ガイアセイバーズ]]の関係者は全員逮捕され、グライエンに協力していたケネスも失脚し、彼の樹立した政権はあまりにも皮肉な形で倒壊してしまった。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
;[[カール・シュトレーゼマン]]
:政敵。地球を[[エアロゲイター]]に売り渡そうとしていた彼を中心とするEOT特別審議会による工作が原因で、異星人に対する徹底抗戦の主張が通らずにいた。
;[[ビアン・ゾルダーク]]、[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]
:彼等と同じく、異星人との徹底抗戦を目指していたので、シュトレーゼマン達からの妨害さえなければ、連邦とDC、コロニー政府の関係性だけでなく、L5戦役における地球の被害状況は、大きく変わっていたかもしれない。
:後のインスペクター事件にて、図らずも彼等の目指していた地球圏の方針を自らの手で実現させる事になる。
;[[ブライアン・ミッドクリッド]]
;[[ブライアン・ミッドクリッド]]
:OG2登場時は大統領。だが、実態はグライエンの傀儡に近く、後に引きずり下ろされる。グライエンの軍事政権を「死神に魅入られている」とし、長くは無いと評しており、それは現実のものとなる。
:OG2登場時は大統領。だが、実態はグライエンの傀儡に近く、後に引きずり下ろされる。グライエンの軍事政権を「死神に魅入られている」とし、長くは無いと評しており、それは現実のものとなる。