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| 両親ともに連邦軍の[[科学者・技術者|技術士官]]で、家庭を顧みない両親によって孤独な子供時代を過ごし、女性的な「カミーユ」という自身の名前に対してコンプレックスを抱いている。そうした環境によって非常に繊細かつ乱暴で、感情の起伏が激しい複雑な内面の持ち主となる。 | | 両親ともに連邦軍の[[科学者・技術者|技術士官]]で、家庭を顧みない両親によって孤独な子供時代を過ごし、女性的な「カミーユ」という自身の名前に対してコンプレックスを抱いている。そうした環境によって非常に繊細かつ乱暴で、感情の起伏が激しい複雑な内面の持ち主となる。 |
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− | そのキレやすい[[性格]]は第1話から全開で、「女みたいな名前」と言われただけで初対面の軍人([[ジェリド・メサ]])相手に殴りかかったり、2話では尋問を担当したマトッシュに仕返しとしてを笑いながら[[ガンダムMk-II]]で踏み潰そうとしたりと、常軌を逸した行動が目立った。 | + | そのキレやすい[[性格]]は第1話から全開で、「女みたいな名前」と言われただけで初対面の軍人([[ジェリド・メサ]])相手に殴りかかったり、2話では尋問を担当したマトッシュに仕返しとして笑いながら[[ガンダムMk-II]]で踏み潰そうとしたりと、常軌を逸した行動が目立った。 |
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| SRWを含め多くの[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]ではプレイヤーが感情移入できなくなることを考慮してか、基本的に原作序盤(TV版)通りのエキセントリックな性格を描写することは殆ど無く、原作後半や劇場版『Ζ』の時の優等生的なキャラクターとされることが多い。 | | SRWを含め多くの[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]ではプレイヤーが感情移入できなくなることを考慮してか、基本的に原作序盤(TV版)通りのエキセントリックな性格を描写することは殆ど無く、原作後半や劇場版『Ζ』の時の優等生的なキャラクターとされることが多い。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
− | 初代時のアムロと比べると周囲に大人が多く、その中で精神的に成長していった面はあるが、TV版では悲劇的な別離が相次いだ事や、味方内も必ずしも良好な空気とはいえなかった事で、精神的に追い詰められる一因となった。(劇場版では改善されている為、結末が違っていた。)
| + | 初代時のアムロと比べると周囲に大人が多く、その中で精神的に成長していった面はあるが、TV版では悲劇的な別離が相次いだ事や、味方内も必ずしも良好な空気とはいえなかった事で、精神的に追い詰められる一因となった。(劇場版では改善されたり、むしろ縁が無くなったおかげで別離という水準に至らなかったりで、結末が違っていた。) |
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| === [[機動戦士Ζガンダム]] === | | === [[機動戦士Ζガンダム]] === |
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| ;[[フル・フロンタル]] | | ;[[フル・フロンタル]] |
| :師であるシャアに酷似した人物。『第3次Z時獄篇』ではその存在に違和感や同様、脅威を覚えるが、シャアとは決定的な違いを持つ彼に対し、否定の感情を向ける。 | | :師であるシャアに酷似した人物。『第3次Z時獄篇』ではその存在に違和感や同様、脅威を覚えるが、シャアとは決定的な違いを持つ彼に対し、否定の感情を向ける。 |
− | :逆に『V』ではアムロ同様カミーユも彼が「器」ではなく「フル・フロンタル」という一人の人間であることを望み、最終的には完全に和解する。 | + | :『V』では逆にアムロ同様カミーユも彼が「器」ではなく「フル・フロンタル」という一人の人間であることを望み、最終的には完全に和解する。 |
| ;[[スベロア・ジンネマン]]、[[マリーダ・クルス]] | | ;[[スベロア・ジンネマン]]、[[マリーダ・クルス]] |
| :『V』ではマリーダ救出後、ラプラスの同士として行動を共にする。 | | :『V』ではマリーダ救出後、ラプラスの同士として行動を共にする。 |
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| :『Z』ではカミーユの言葉に奮起する。後にその言葉は彼の口からキラに伝えられる事に。 | | :『Z』ではカミーユの言葉に奮起する。後にその言葉は彼の口からキラに伝えられる事に。 |
| ;[[コレン・ナンダー]] | | ;[[コレン・ナンダー]] |
− | :『α外伝』では、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]に恨みを持つ彼から、[[Ζガンダム]]に乗ってたからか初対面早々に因縁をつけられる。 | + | :『α外伝』では、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]に恨みを持つ彼から、[[Ζガンダム]]に乗っていたからか初対面早々に因縁をつけられる。 |
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| ==== ガンダムSEEDシリーズ ==== | | ==== ガンダムSEEDシリーズ ==== |
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| :『第3次α』では上官。序盤から[[ブライト・ノア|ブライト]]の命令で、成り行きで彼女が艦長を務めることになった[[アークエンジェル]]に同行した。 | | :『第3次α』では上官。序盤から[[ブライト・ノア|ブライト]]の命令で、成り行きで彼女が艦長を務めることになった[[アークエンジェル]]に同行した。 |
| ;[[ナタル・バジルール]] | | ;[[ナタル・バジルール]] |
− | :『第3次α』では、戦争拡大を危惧する姿勢を彼女から若さゆえのセンチメンタリズムと断じられたり、[[ブルーコスモス]]の傀儡と化した連邦軍にいつまでも従順している彼女を[[ティターンズ]]と同じだと批判する。 | + | :『第3次α』では、戦争拡大を危惧する姿勢を彼女から若さゆえのセンチメンタリズムと断じられたり、[[ブルーコスモス]]の傀儡と化した連邦軍にいつまでも従順な彼女を[[ティターンズ]]と同じだと批判する。 |
| ;[[ムウ・ラ・フラガ]]、[[アサギ・コードウェル]]、[[マユラ・ラバッツ]]、[[ジュリ・ウー・ニェン]] | | ;[[ムウ・ラ・フラガ]]、[[アサギ・コードウェル]]、[[マユラ・ラバッツ]]、[[ジュリ・ウー・ニェン]] |
| :『第3次α』では上官。彼らからモビルスーツのレクチャーを[[キラ・ヤマト|キラ]]と共に頼まれるが、ナーバスになっていたので、気乗りしないという理由から断った。また、その際にジュリからは「'''何だか神経質そうな人'''」と評されてしまう。 | | :『第3次α』では上官。彼らからモビルスーツのレクチャーを[[キラ・ヤマト|キラ]]と共に頼まれるが、ナーバスになっていたので、気乗りしないという理由から断った。また、その際にジュリからは「'''何だか神経質そうな人'''」と評されてしまう。 |
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| :『第3次α』における最大の敵の一人。シャアの真意も知らず、自分の憎悪に都合のいいように解釈して正当化した彼の発言に怒り、彼を理想もなければ志もないただの弱虫だと切って捨てた。 | | :『第3次α』における最大の敵の一人。シャアの真意も知らず、自分の憎悪に都合のいいように解釈して正当化した彼の発言に怒り、彼を理想もなければ志もないただの弱虫だと切って捨てた。 |
| ;[[イザーク・ジュール]] | | ;[[イザーク・ジュール]] |
− | :「第3次α」では、交戦した際に彼の[[ナチュラル]]に対する怒りと憎しみを感じ取り、ナチュラルと[[コーディネイター]]の間の溝がそう簡単に消えるものではないと痛感する。 | + | :『第3次α』では、交戦した際に彼の[[ナチュラル]]に対する怒りと憎しみを感じ取り、ナチュラルと[[コーディネイター]]の間の溝がそう簡単に消えるものではないと痛感する。 |
| ;[[ディアッカ・エルスマン]] | | ;[[ディアッカ・エルスマン]] |
| :『第3次α』では、いつまでも手の取り合えない人類に絶望しかけていた時に、彼やアスランといった当初は敵対していた人物がオーブを守るために戦う姿を見て、僅かだが人類への希望を取り戻した。 | | :『第3次α』では、いつまでも手の取り合えない人類に絶望しかけていた時に、彼やアスランといった当初は敵対していた人物がオーブを守るために戦う姿を見て、僅かだが人類への希望を取り戻した。 |
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| :『MX』ではガルファに洗脳された北斗を救出しようとする彼にかつての自身を重ね、後押しする。尚、彼と同じくアイドルグループ「C-DRiVE」のファンである疑惑が浮上した(当人は否定しているが、淀みなくツアータイトルを口にする辺り、やはり…?)。 | | :『MX』ではガルファに洗脳された北斗を救出しようとする彼にかつての自身を重ね、後押しする。尚、彼と同じくアイドルグループ「C-DRiVE」のファンである疑惑が浮上した(当人は否定しているが、淀みなくツアータイトルを口にする辺り、やはり…?)。 |
| ;[[吉良国進]] | | ;[[吉良国進]] |
− | :『R』では、乗機の[[スーパーガンダム]]の頭に付いた「'''スーパー'''」という形容動詞に反応した、ロボット好きの彼や[[テンカワ・アキト|アキト]]や[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]にはしゃがれる羽目になる。 | + | :『R』では、乗機の[[スーパーガンダム]]の頭に付いた「'''スーパー'''」という形容詞に反応した、ロボット好きの彼や[[テンカワ・アキト|アキト]]や[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]にはしゃがれる羽目になる。 |
| ;[[ロミナ・ラドリオ]] | | ;[[ロミナ・ラドリオ]] |
| :『IMPACT』では火星基地における戦闘で[[イルボラ・サロ|イルボラ]]が迷いを見せていた事を感じ取り、その旨を「確証は無い」と前置きしながらも彼女へと告げる。 | | :『IMPACT』では火星基地における戦闘で[[イルボラ・サロ|イルボラ]]が迷いを見せていた事を感じ取り、その旨を「確証は無い」と前置きしながらも彼女へと告げる。 |
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| ::『時獄篇』ではシャアの再起に衝撃を受けていたところ、シンからこの台詞を下敷きにした叱咤を受けて立ち直っている。 | | ::『時獄篇』ではシャアの再起に衝撃を受けていたところ、シンからこの台詞を下敷きにした叱咤を受けて立ち直っている。 |
| :;(だが、わからない…。俺は何度かUNを使用したが、俺達に関する記事は見た事がなかった…検索条件をZEUTHにした時、なぜ、別働隊の記事だけが見つかったんだ…) | | :;(だが、わからない…。俺は何度かUNを使用したが、俺達に関する記事は見た事がなかった…検索条件をZEUTHにした時、なぜ、別働隊の記事だけが見つかったんだ…) |
− | ::中盤で、[[カイメラ|何者か]]の謀略によって[[UN]]にでっち上げに記事を書かれた事により残虐非道の極悪人の濡れ衣を着せられ、それを見た別働隊のメンバーが誤解し自分達に本気で攻撃を仕掛けた事によって、内部抗争が本格化しそうになったところを[[破嵐万丈]]と[[オルソン・D・ヴェルヌ|オルソン大尉]]が双方の誤解を解くべく、一時休戦した後で万丈たちに事の真相を聞いた場面で思った独白。 | + | ::中盤で、[[カイメラ|何者か]]の謀略によって[[UN]]にでっち上げの記事を書かれた事により残虐非道の極悪人の濡れ衣を着せられ、それを見た別働隊のメンバーが誤解し自分達に本気で攻撃を仕掛けた事によって、内部抗争が本格化しそうになったところを[[破嵐万丈]]と[[オルソン・D・ヴェルヌ|オルソン大尉]]が双方の誤解を解くべく、一時休戦した後で万丈たちに事の真相を聞いた場面で思った独白。 |
| ::なお、この疑問はランドルートではゲイナーが独白している。 | | ::なお、この疑問はランドルートではゲイナーが独白している。 |
| :;(ジェリド…。お前は最期の時に何を思った…俺を倒すためだけの戦いに何の意味があったんだ…) | | :;(ジェリド…。お前は最期の時に何を思った…俺を倒すためだけの戦いに何の意味があったんだ…) |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *ギャグ漫画『[[SDガンダムシリーズ|爆笑戦士SDガンダム]]』シリーズでは精神崩壊の描写が誇張され、'''瞳の中が宇宙になっている'''という表現がなされており、毎回騒動を巻き起こす主人公キャラとして描かれていた。 | | *ギャグ漫画『[[SDガンダムシリーズ|爆笑戦士SDガンダム]]』シリーズでは精神崩壊の描写が誇張され、'''瞳の中が宇宙になっている'''という表現がなされており、毎回騒動を巻き起こす主人公キャラとして描かれていた。 |
− | *漫画作品『サイド・ストーリー・オブ・ガンダムZ』では大幅に設定を変更されている中でその影響を分かり易い例になっており、両親をジオン狩りで失ったため[[エゥーゴ]]に参加している、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[シャア・アズナブル|正体]]を最初から知っている事が挙げられる。 | + | *漫画作品『サイド・ストーリー・オブ・ガンダムZ』では大幅に設定が変更された影響の分かり易い例になっており、両親をジオン狩りで失ったため[[エゥーゴ]]に参加している、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[シャア・アズナブル|正体]]を最初から知っている事が挙げられる。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |