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ページの作成:「== シャア・アズナブル(Char Aznable) == *登場作品ガンダムシリーズ **機動戦士ガンダム **機動戦士Ζガンダム([...」
== シャア・アズナブル(Char Aznable) ==
*[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
**[[機動戦士ガンダム]]
**[[機動戦士Ζガンダム]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]])
**[[機動戦士ガンダムΖΖ]] ※原作前期OPのみ
**[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
*[[声優]]:池田秀一
*種族:地球人([[スペースノイド]])
*性別:男
*本名:'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''
*生年月日:[[宇宙世紀]]0059年11月17日
*没年月日:宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
*年齢:20歳([[一年戦争]]時)→33歳(シャアの反乱時)
*身長:175cm([[一年戦争]]時)→180cm(シャアの反乱時)
<!-- *体重:---kg -->
*所属:[[ジオン公国]]([[一年戦争]]時)⇒[[エゥーゴ]]([[グリプス戦役]]時)⇒[[ネオ・ジオン]](シャアの反乱時)
*階級:少佐⇒中佐⇒大佐⇒総帥(シャアの反乱時)

『[[機動戦士ガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では[[主人公]][[アムロ・レイ]]に立ちはだかる敵として、『[[機動戦士Ζガンダム]]』では[[クワトロ・バジーナ]]として主人公[[カミーユ・ビダン]]を導く大人の一人として登場する。

本名'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''。スペースノイド解放を説いたジオン・ズム・ダイクンの長男。

彼自身が創作キャラクターとして大人気なので、経歴や考察に関する事は様々なメディアで発表されている。<br />ここでは'''必要最小限'''の記述に止める。

=== [[機動戦士ガンダム]] ===
父親が謀殺された後は、[[ザビ家]]による迫害を受け[[地球]]に逃れる。マス家の養子「'''エドワウ・マス'''」として育つが、ザビ家への復讐を誓って家出、ザビ家に近づくために[[ジオン軍]]に入る。士官学校ではザビ家四男の[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]と同期だった。また、士官学校は次席で卒業。

[[モビルスーツ]]操縦技術に優れ、「[[一年戦争]]」初期において[[ザク]]「通常の3倍の速度」と恐れられる高速戦闘を展開する。ルウム戦役で五隻もの戦艦を沈めたことで有名になり、'''[[赤い彗星]]'''の異名をとるようになる。また、[[シャア専用ザク|指揮官機用ザク]]は「通常の3倍の速度」とパーソナルカラーの「赤」から、「赤い物は通常の物の3倍の性能」とされる。パーソナルカラーは赤だが、胴部分のみ赤で他はピンクに近い。乗機は順に、[[シャア専用ザク|ザクII]]、[[シャア専用ズゴック|ズゴック]]、[[シャア専用ゲルググ|ゲルググ]]、[[ジオング]]。<br />また、小説版では[[リック・ドム]]、漫画版では[[アッガイ]]、絵本版では[[グフ]]にも搭乗している。

作中においては主人公[[アムロ・レイ]]にとっての最大の[[ライバル]]であり、サイド7での初対決以来、幾多の名勝負を繰り広げることになるが、一方で[[ニュータイプ]]として互いに通じ合った[[ララァ・スン]]を失った事が双方の人生を狂わせてしまった。

なお、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、「シャア・アズナブル」は彼が考えた[[偽名]]ではなく、瓜二つの容姿を持つ全くの別人が存在していた。キャスバルはその人物とすり替わってジオンへと入隊している。本物の「シャア・アズナブル」は身辺の危険を察したキャスバルの策略により「エドワウ・マス」としてザビ家に暗殺されている。

また、実写PSゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』においては、'''ケツ顎'''という衝撃的なルックスで登場した。

=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
[[一年戦争]]の後に[[アクシズ]]へと逃げ延びて、指導者「マハラジャ・カーン」の補佐役として務めた。その時に「[[ミネバ・ラオ・ザビ]]」や、マハラジャの娘「[[ハマーン・カーン]]」と出会い、彼女らの面倒を見てきた。<br />
しかし、マハラジャが死亡してアクシズが指導者不在となると、シャアは弱冠16歳のハマーンをアクシズの指導者とした。だが、アクシズは「ザビ家」色濃い組織になったことで、彼自身はそれを嫌ってアクシズを離脱。<br />
「ザビ家の支配」でなく、「'''[[スペースノイド]]の自治獲得'''」のため離脱した賛同者と共に、[[スペースコロニー]][[スウィートウォーター]]を拠点として組織を立ち上げる。この組織が後の[[宇宙世紀]]0090年の[[ネオ・ジオン]]となる。ここまでが原作前の彼の経歴。

戦後の混乱に紛れ、[[クワトロ・バジーナ]]の偽名を使って[[地球連邦軍]]に入隊。後に[[エゥーゴ]]へ参加して[[グリプス戦役]]を戦い抜く事になり、[[ダカール]]で[[ダカール演説|演説]]を行う際に、シャア・アズナブルであった事を明かす。乗機は初期[[リック・ディアス]]、中期~後期金色の[[モビルスーツ]]、[[百式]]。

詳しくは「'''[[クワトロ・バジーナ]]'''」の項を参照。

小説版のΖガンダムでは、クワトロを名乗っているにもかかわらず、地の文章ではシャアと表記されている。TV版EDのクレジットでも「'''シャア・アズナブル:池田秀一'''」である。おまけに後の劇場版においては自分自身に対する問いかけとして「どうする、シャア」と言ってしまっている。本名のキャスバルでもなく、エドワウでもなく、クワトロですらなく、あくまでもシャアはシャアか。ある意味、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』で徹底して偽名で扱われた[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]=[[シーブック・アノー|シーブック]]とは対照的である。

また派生作品の話ではあるが、本作から『[[逆襲のシャア]]』までの間に、[[木星]]圏において[[イデオン|伝説巨神]]の打倒のためにアムロやジュドーと共闘した事もある(『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』)。

=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
シャア本人は登場せず、[[セイラ・マス|セイラ]]や[[ブライト・ノア|ブライト]]の会話等で多少名前が出る程度。前期OPのみ登場している。元々ZZ終盤で[[ハマーン・カーン|ハマーン]]に対して反乱を起こすのはシャアの役目だった。しかし、ZZ放送中に「逆襲のシャア」の製作が決定したため、反乱を起こすのは[[グレミー・トト|グレミー]]に変更されてしまった。この経緯もあり、作中で[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]とシャアがOPのように邂逅する事は叶わなかった。OPのシーンからシャアが何をしたのか色々と推測出来るが、真実は闇の中である。

=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===

「[[ネオ・ジオン]]」の総帥となったシャア・アズナブルは依然[[地球]]にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。アムロとの因縁に決着をつけるために、彼なりの美学からか「[[サイコフレーム]]」を[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]へ横流しさせる(小説『ハイ・ストリーマー』ではよく知られる「アムロと互角の条件で決着を付けるため」という理由の他に、「'''地球を潰す行為を行う事を恐れ、自身の行為をアムロに止めてもらうため'''」といった理由があった事がシャア自身の口から語られる)。<br />
また、小説版(『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)では、サイコフレームを搭載したサイコ・ドーガをわざと放棄し、アムロが回収するよう仕向けていた。これにより、アムロはサイコ・ギラ・ドーガのサイコフレームを[[Hi-νガンダム]]に搭載させた。<br />

スウィートウォーターの住民たちからは「スペースノイドの希望」と崇拝されている。かつて戦争難民だった住民たちは、圧政者たる地球連邦はもとより、'''[[ジオン公国]]以外のスペースノイドを軍に虐殺させた[[ザビ家]]'''も嫌悪しており、「ジオン・ズム・ダイクンの遺児」というザビ家の被害者代表ともいえる肩書きが、彼らを引き付ける要素となったと思われる。

最後はアムロ同様に行方不明となるが、[[ナナイ・ミゲル|ナナイ]]が「大佐の命が…吸われていきます」と発していることからサイコフレームの共振による何らかの影響で死亡した事が示唆されている。

乗機は[[サザビー]]、小説版では[[ナイチンゲール]]。

=== その後 ===
『機動戦士ガンダムUC』、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、『ガイア・ギア』では名前のみ登場する。<br />
また『[[機動戦士ガンダム F90]]』では、アムロと共に意外な形で物語に関わる。

=== 総評 ===
モビルスーツの操縦技術、作戦指揮能力、政治手腕、カリスマ性とそれに対する演説は優れており、これらは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を私見すれば大よそ分かる。

性格は「理性」と「感情」が入り混じった「実利」と「理想」主義者である。普段は理性一辺等で、冷静沈着を装っているが、実情はモビルスーツパイロットとしての自分「戦士」である。

アムロ・レイとの最後の対決では「'''私は世直しは考えてない'''」と言い放っていることから、ただ純粋にモビルスーツのパイロットとして戦いたいのが彼の本音であり、本当のシャア・アズナブルであると言える。また、結局のところ隕石落としは、クワトロとしての活動で地球の人々に絶望してこれを抹消したいと考えたからで、「世直し」はある意味結果的に成立するものの大義名分である。

外伝も含めて女性との関係は非常に多いが、子孫は一切残していない(『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では身籠もった相手がいたが、母親ごと死亡している)。『ガイア・ギア』では、遺伝子から造りだしたクローンにメモリーチップを移植した「メモリー・クローン」という存在の主人公、アフランシ・シャアがいる。

==== 主な搭乗[[モビルスーツ]] ====
シリーズでは計6回乗り換えており(厳密にはルウム戦役前と[[アクシズ]]時代にも別の機体に乗り込んでいる)、<br />これは[[ガンダムシリーズ]]通しても一キャラクターとしてはトップ。

===== [[一年戦争]]時([[機動戦士ガンダム]]) =====
*[[シャア専用ザク]](指揮官用[[ザク|ザクII]])
*[[シャア専用ズゴック]](後期生産型[[ズゴック]])
*[[シャア専用ゲルググ]](先行量産型[[ゲルググ]])
*[[ジオング]]
*[[リック・ドム|シャア専用リック・ドム]](小説版)
*[[アッガイ]](漫画版)
*[[グフ|シャア専用グフ]](絵本版)
その他、ギレンの野望シリーズではシャア専用[[ギャン]]やキャスバル専用[[ガンダム]]が登場する。

===== [[グリプス戦役]]時([[機動戦士Ζガンダム]]) =====
*[[リック・ディアス]]([[リック・ディアス (クワトロ専用)]]も参照)
*[[ガンダムMk-II]](エゥーゴカラー)※TV版のみ、数回搭乗。
*[[百式]]

===== [[第2次ネオ・ジオン抗争]]時([[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]) =====
*[[サザビー]]
*[[ナイチンゲール]](小説版)

=== スパロボシリーズにおいて ===
初代設定での登場は多くなく、基本的には[[Ζ]]のクワトロ時代か逆シャアの[[ネオ・ジオン]]総帥時代がベースとなっている。その中でも異色なのは逆シャア設定で味方になるDであろう。とにかくスパロボのストーリーにおいても最重要人物の一人であり、絶大な存在感を持つ。

また、原作通り何度かアクシズ落としを画策したが、アムロ以外にも多くの[[主人公]]達からその行為を否定されている。

初代設定とクワトロのときはアムロと同等の能力だが、逆シャア設定になると全ての能力が底上げされる傾向が強く、特に防御が跳ね上がる。

シリーズでも[[シュウ・シラカワ]]に次ぐ裏切りキャラであり、近年は新作が発表され彼が登場すると、「今回は裏切りません」の公式アナウンスが出ることがある。逆に無いとオールバックシャアになる可能性が非常に高い(もちろん、そうならない事も多い)。また、[[アナベル・ガトー|ガトー]]が仲間になっている場合、彼の裏切りに同調し、一緒に裏切ってしまうので注意が必要。

ネオ・ジオン総帥として登場する場合は基本的には敵なのだが、前述の通り[[スーパーロボット大戦D|D]]では最後まで味方として活躍する。

== 登場作品と役柄 ==

=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
:初登場作品。[[DC]]の[[エース]]パイロットで、顔グラフィックは[[一年戦争]]の仮面姿。第1話の敵増援で[[デニム]]と[[ジーン]]を引き連れて[[シャア専用ザク]]に乗って登場。このステージの彼は[[ザク]]の性能も相まって撃墜するのは相当難しい。大人しく、[[ジーン]]&[[デニム]]を倒して撤退してもらおう。
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
:第2次に準じた扱いだが、ルートによっては[[シャア専用ゲルググ]]に乗り、宇宙にも登場する。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:DC所属で第1話から登場。[[兜甲児]]は「オレには不利だ!」と、アムロに相手を頼んでいたが、ゲーム性から言うと、必中を使える甲児のほうが撃墜しやすい。ストーリー序盤は[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]絡みのイベントも用意されている。アムロで説得すると中盤でクワトロになって仲間になる。[[説得]]しなかった場合も中盤で[[ジオング]]に乗った彼と一時的に共闘するシナリオがある。その後も彼と敵対することは特に無い。本作では[[シャア専用ザク]]⇒[[シャア専用ゲルググ]]⇒[[ジオング]]⇒味方になる場合[[百式]]とかなり乗り換える。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:[[没データ]]で[[ネオ・ジオン]]総帥バージョンシャアが存在する。

=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
:第1話から、[[バイストン・ウェル]]に召喚された[[ジオン軍]]を率いて登場。アムロで[[説得]]すると、後で[[シャア専用ザク]]が手に入る(カラー版は不可)。<br />[[ギレン・ザビ]]と[[キシリア・ザビ]]を[[暗殺]]した後、[[ララァ・スン]]を連れ、クワトロとして[[ロンド・ベル]]に加入する。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]銀河決戦篇
:[[ネオ・ジオン]]総帥姿で隠しステージの真のラスボスとして登場。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:スーパーロボット大戦COMPACT2のリメイク作品という位置づけなので、真のラスボスとして登場。台詞は新録で、アムロ・カミーユ・ジュドーとの対決台詞が追加された。一年後に発売された第2次スーパーロボット大戦αを意識してのことか。

=== [[αシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:[[スーパーロボット大戦α|α]]や[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]で散々置かれた伏線通り『[[逆襲のシャア]]』の[[ネオ・ジオン]]総帥バージョンで敵として登場、今作における版権作品の大ボスとして君臨し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』の[[木星帝国]]と提携している。乗機は[[サザビー]]、もしくは[[ナイチンゲール]]。今回は、自軍の戦力に加えて[[デラーズ・フリート]]残党にルートによってはハマーンの[[ネオ・ジオン]]を束ねあげている。ハマーン休戦ルートでの最終決戦では、[[アクシズ]]がハマーン艦隊に押さえられたため、[[オルファン]]を[[地球]]に落とそうとする(拒絶ルートでは当然[[アクシズ]]を落とそうとする)。αシリーズでのシャアは今回で死亡する。次回作の[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で[[サザビー]]が隠し機体として入手。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:前作で死亡した事になっているが、最終話でアムロの前に[[αナンバーズ]]を守る霊としてララァと共に総帥姿で登場。が、この直後、カミーユの前にクワトロとして登場する為、この'''僅かな間に髪を下ろして服を着替えてグラサンをかけた'''とネタにされる。

=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
:[[一年戦争]]時代の仮面姿で敵として登場するが、今回は[[デラーズ・フリート]]所属。専用[[BGM]]として「シャアがくる」が採用されている。今回は、専用[[ゲルググ]]→[[ジオング]]と乗り換えてくる。ちなみに、第7話で[[シャア専用ゲルググ]]を破壊すると棄てるので、それを拾った[[ロンド・ベル]]で使用可能。味方になったらクワトロになるが、[[シャア専用ゲルググ]]に乗せると、BGMがしっかり「シャアがくる」に変更される。
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
:
;[[スーパーロボット大戦R]]
:序盤に[[ネオ・ジオン]]総帥姿で登場。場合によってはEDで同じ姿のまま「[[キャスバル・レム・ダイクン]]」として大統領になっている。ちなみに、寺田P曰く、これは[[スーパーロボット大戦D|D]]の[[伏線]]とのこと。
;[[スーパーロボット大戦D]]
:今作では、実質的に主役の一人と言ってもいい立場で大活躍する。『[[逆襲のシャア]]』の[[ネオ・ジオン]]総帥として登場するが、諸々の事情でなんと当初より味方。しかも部隊の指導者ポジションである。<br />原作と違いアムロとの決着にこだわろうとせず、それどころか本編開始前に起きたOZのクーデターからアムロとブライトたちを保護しつつ(ブライトにいたっては本人だけではなく家族まで保護している)[[アクシズ]]落としの協力を要請するなど、他作品以上の覚悟が窺える。特にアムロとの決着に関しては、共闘を約束する際に「シャアとは結局は戦う運命にあったはず」と言うアムロに対して「決着を着けたかった」と本心を告げるなど、私情を押し殺してでも大望の為に行動する覚悟が非常に強く表れている。やがて[[地球]]消滅や[[異星人]]軍の襲来を契機に自身や地球圏の事を再び見詰め直し、真剣に人類の生存圏である地球圏全体を守り抜こうと考えるようになり、[[OZ]]や[[マクロス7船団]]や[[リガ・ミリティア]]と[[ノヴァンブル条約]]を結び、同盟軍を結成、[[ブルー・スウェア]]の盟主を務める。<br />一方で、戦いが終わっても本当に地球上の人類が変わっていけるのか完全に信用し切れない内心も語られ、時々、ゼクスと再び逆襲をしそうな言動を取って主人公を始めとする若い世代達に警戒され続けるが、結局'''最後まで不穏な行動には移らない'''。ファンの間ではシリーズ中でも'''最も空気の読めるシャア'''と言われるほどで、最終的にはある程度、人類(若い世代)に希望を見出したようである。指導者なので部隊を抜けることが時々あリ、レギュラーで使う人は注意。<br />余談だが、今作ではナナイが登場しないが、もし登場していたら彼女とハマーン、クェスを交えてどのような修羅場が展開されていたのか非常に気になるところである(ちなみにアンソロジーでは'''3人が揃って修羅場と化す'''ネタがある)。

=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
:エゥーゴの指導者。序盤では行方不明になっていたが、後に百式で駆けつける。

=== 単独作品 ===
;[[新スーパーロボット大戦]]
:『[[逆襲のシャア]]』の[[ネオ・ジオン]]総帥バージョンで敵として登場。戦争による被害を最小限に済ますため、地球人の[[バルマー帝国]]への全面降伏を企てる。攻略本では「言動がシャアっぽくないがシャアだ」と突っ込まれていた。[[サザビー]]でファンネル攻撃をすると[[カットイン]]が用意されている。味方にする予定があったのか、[[精神コマンド]]が設定されている。
;[[スーパーロボット大戦64]]
:序盤クワトロとして登場するが、中盤終わり頃に離脱。終盤、オールバックで逆襲する。味方のレベルにもよるが、[[2回行動]]可能ならうかつに近づくのは危険。副官ポジのガトーかミリアルドといっしょにタコ殴りにしてくる。計算式の関係からダメージは与えやすいが、ダミーをしこたま仕込んでいるのでそもそもダメージを与えることからして困難。νのアムロか[[ビルバイン]]のショウ、リアル系[[主人公]]辺りの運動性をフル改造してダミー割りに送り込む必要がある。性格が普通なので攻撃力はさほどでもなく、脱力で[[気力]]を下げておけば、割と安心して戦える。
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:序盤は[[一年戦争]]をなぞった展開なのでファースト設定。「[[ギガノス帝国|ギガノス]]の蒼き鷹」こと[[マイヨ・プラート]]と共同作戦を取ったり(別組織とはいえ階級はシャアの方が上なので、彼らの上官となる)、[[ガディソード]]のジークとサリーの接触を受けて同行させたりもする。しかし中盤外宇宙から戻ってくると、しれっとクワトロとして[[ホワイトベース]]に加わっている。能力面では狙い撃ちや[[カウンター]]を持つが、[[ザンジバル]]の艦長をしている時のみこれらの技能がなくなる。
;[[スーパーロボット大戦XO]]
:

=== 関連作品 ===
;[[ヒーロー戦記]]
:ジオン公国のエースパイロット。ジオンがネオ・アクシズに滅ぼされた後は密かにエゥーゴ共和国へ逃れ、ある目的のために『ザビ家の埋蔵金』を探していた。仲間と合流するために大金が必要になったアムロを誘い、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と共に宝探しを手伝わせる。<br />ザビ家への敵対心を伺わせる発言をしているが、ガルマの死には関わっていないようである。また、ララァが登場しない事や、基本的に敵対しない事からアムロとの確執も存在せず、彼の相談に乗る事もある。<br />ガルマと共にこのゲームの最初のボスキャラでもある(この時は[[シャア専用ザク]]に搭乗)が、どう戦っても強制的に戦闘終了を余儀なくされる。宝探しの際にはサザビーに搭乗。'''サザビーに乗る1st設定のシャア'''を見ることができる非常に珍しい作品。

== パイロットステータス設定の傾向 ==

=== [[能力|能力値]] ===
基本的にこのバージョンで登場するシャアはD以外を除いて敵対する事が多い。<br />どのシリーズでもラスボスに匹敵、或いは凌駕する能力が設定されている。第2次αでは全能力が非常に高く、特に[[防御]]が初期レベルでもなんと161という破格の高さ。この数値は第2次αの全パイロットの中で最も高く、シャアの成長タイプも万能系に設定されているので、Lv40の時点で200を越える。仮にLv99まで成長した場合、最終的に234まで増える。ちなみに前作α外伝では、防御の初期値は僅か90程度、シャアは相当力を押さえ込んでいたのか。

=== [[精神コマンド]] ===
敵パイロットお約束の低燃費・高性能な精神ばかり。第2次αでは僅か60で覚醒が使用できる。IMPACTではクワトロ時と構成が異なっている点に注意。
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]・[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]](PS版)
:[[加速]]、[[根性]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[ド根性]]、[[気合]]
;[[新スーパーロボット大戦|新]]
:[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[てかげん]]、[[威圧]]、[[魂]]
;[[スーパーロボット大戦α|第2次α]]
:[[集中]](10)、[[ひらめき]](10)、[[狙撃]](20)、[[直撃]](10)、[[覚醒]](60)、[[魂]](60)
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
:[[ひらめき]]、[[必中]]、[[てかげん]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[威圧]]
;[[スーパーロボット大戦D|D]]
:[[集中]]、[[ひらめき]]、[[突撃]]、[[狙撃]]、[[熱血]]、[[魂]]

=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
どの技能も高水準。そしてゲーム中では最も早くニュータイプL8に到達する(ただし、内部的には[[ギリ・ガデューカ・アスピス|ギリ]]の方が早い)。どの技能もL9まで到達せず中途半端なレベルで止まるのは、今作でも彼がまだ迷いを抱えているという事なのだろうか。
;[[新スーパーロボット大戦|新]]
:[[切り払い|切り払いL6]]、[[シールド防御|シールド防御L6]]、[[ニュータイプ]]
;[[スーパーロボット大戦α|第2次α]]
:[[ニュータイプ|ニュータイプL8]]、[[切り払い|切り払いL8]]、[[シールド防御|シールド防御L7]]、[[指揮官|指揮官L4]]、[[底力|底力L8]]、[[気力+(ダメージ)]]:
;[[スーパーロボット大戦D|D]]
:[[ニュータイプ|ニュータイプL9]]、[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]、[[指揮官|指揮L2]]、[[コンボ|コンボL2]]:

=== [[小隊長能力]] ===
第2次αでの小隊長能力は指導者として登場した彼らしいものである。残念ながら彼の小隊は一般兵が搭乗する攻撃力が低いギラ・ドーガばかりなので今一効果が薄い。折角の+40%も元のダメージが低くてはあまり意味がない。
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
:小隊攻撃の攻撃力+40%

== [[BGM|パイロットBGM]] ==
;「BEYOND THE TIME」
:第2次αでナイチンゲールに搭乗した際のデフォルト[[BGM]]。[[レーツェル・ファインシュメッカー|一部の例外]]を除き、本機に搭乗した彼と戦闘を行うと、このBGMが優先される。

== 人間関係 ==
クワトロ時代の人間関係は「'''[[クワトロ・バジーナ]]'''」の項を参照。

流石に幅広い人間関係を持つのだが、クワトロ時代には「私は常に一人だった」と言い、『[[逆襲のシャア]]』ではアムロに「永遠に人を見下す事しかしないんだ」と糾弾されているようにララァのような悲惨な離別もあれば、アムロらとも一時的にしか良好の関係を保つ事が出来なかった孤独な境遇であった。

=== 機動戦士ガンダム ===
;[[セイラ・マス]]
:実妹。公費を流用してまで金塊を送り、[[ホワイトベース]]から降りるよう手紙を書くが、無視されたあげく鬼子呼ばわりされる等、彼の行動を否定し、金塊だけはホワイトベースのメンバーに分配。終盤でアムロと共に迎撃に出た際にシャアにコックピットを切り裂かれそうになるが、ララァの制止により一命を取り留める。『逆襲のシャア』の小説版『ベルトーチカ・チルドレン』及び『ハイ・ストリーマー』で、死の間際に思い出したのは[[地球]]に住んでいるはずの彼女のことであり、彼女を犠牲にせずに済んだ事に安心する言葉を遺している。
;ジオン・ズム・ダイクン
:父親。[[ジオン公国]]の前身であるジオン共和国の指導者で[[スペースノイド]]の解放を謳ったが、[[ザビ家]]により暗殺された。ガンダム界隈では非常に有名だが、スパロボ未登場。
;トア・ダイクン
:母親。ORIGIN版ではアストライア・トア・ダイクン。物語開始前に死去しており、後にララァが自身の母親になってくれる存在であったと語った事を考えると、強い思慕の念があったと思われる。
;[[ララァ・スン]]
:母親になってくれたかもしれない女性(ひと)。アムロとララァが意識共鳴を起こしてしまった際にアムロからシャアを庇って死亡。明らかにシャアを狂わせた人物でもある(シャア自身の責任も大きいが)。スパロボにおいては1st時代やクワトロ時代の状態での共演が基本で、逆シャア時代の状態だと彼女が故人となっている為彼女は原作同様霊となって登場する展開が基本なのだが、[[スーパーロボット大戦D|D]]ではシャアを特定の機体で戦わせて特定の武器を使うと戦闘演出で登場。また、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]の最終決戦においては共に[[αナンバーズ]]を守る霊となって登場し、共にアムロを激励した。
;[[ガルマ・ザビ]]
:士官学校の同期であるが憎むべきザビ家の一員でもある。ガルマが親友だと思っているのを利用して謀殺。ただシャアはガルマに泣き事を言ったりもしており、「君はいい友人だった」とのセリフは本音だったのかもしれない。
;[[デギン・ソド・ザビ]]
:作中では直接は絡まないが、シャアにとっては父ジオンを謀殺した最大の仇にあたる。
;[[ギレン・ザビ]]
:デギンと同じく憎むべきザビ家の一員。直接の絡みは無かったが、SRWでは直接対決が実現する。
;[[ドズル・ザビ]]
:当初の上官。それなりの信任は受けていたようであるが、ガルマを守りきれなかった故に彼によって除隊処分にされた。SRWでは完全な敵同士になる事もしばしば。
;[[キシリア・ザビ]]
:まだ父ジオンが死ぬ前の幼少時に遊んでもらった事があり、作中中盤に左遷されていたところを拾われ、その正体に気付かれていながらも重用された。それでも[[ザビ家]]憎しの感情は棄てられず、彼女が戦場から脱出しようとしたところを射殺。
;[[マ・クベ]]
:キシリア配下としては共に同格の大佐であるが、互いに快く思っていなかった。漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では共闘する場面がある等、原作程険悪ではない。
;[[ランバ・ラル]]
:セイラと違い、本編では会う場面が無いが、SRWでは何度か共闘するシナリオがあり、[[リアルロボット戦線]]では彼に対して[[キャスバル・レム・ダイクン|正体]]を明かしている。
;[[ガデム]]
:第3話で彼の補給部隊により補給を受ける事になる。ガデムの方が遙かに年長だが、階級は大尉の為、呼び捨てで呼んでいる。
;[[ジーン]]、[[デニム]]、[[スレンダー]]、[[クラウン]]
:[[ジオン軍]]時代における部下のMSパイロット。原作ではシャアの部下として数多くの名有りキャラが登場したが、ほぼ戦死しており、シャアの部下になる事自体が[[死亡フラグ]]といえる(基本的に敵キャラなので当然ではあるが…クワトロ時代も部下達が、それも後半とはいえメインキャラ級がほとんど。部下の一人の主人公は精神崩壊。と、しっかり死んでいる)。
;[[ドレン]] [[フラナガン・ブーン]]
:副官。シャアの部下であった故か戦死してしまった。ただ、ドレンはシャアの部下の中でも特に信頼されていた節があり、シャアのガルマに対する復讐にも一部加担するなど、シャアの素性すら知っていた可能性がある。
;[[シャリア・ブル]]
:ニュータイプ部隊における部下で、シャアをして良い友人が出来たと言う程、互いにニュータイプとして認め合ったが、すぐに戦死する。
;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]
:[[アクシズ]]時代に養育係を務めた。ハマーンに傀儡として育てられたミネバにシャアは激昂するが、ミネバ自身はシャアに対して絶大な信頼を寄せていた。[[グリプス戦役]]後にハマーンの下から拉致し、しばらく匿っていた。復讐相手の[[ザビ家]]最後の生き残りだが、結局手に掛けることはなく、それどころか彼女の幸せを願っていた。成長したミネバにとっても本心を吐露できる数少ない存在でもあったようで、「ガンダムUC」においてシャアと同じ姿と声を持ちながら大衆に迎合し自ら望んで道化を演じるフル・フロンタルに対し、彼女は失望を露にしている。
;[[アムロ・レイ]]
:実力を認めた宿命の[[ライバル]]。幾度と無く戦う。
;[[ブライト・ノア]]
:[[一年戦争]]では何度も対峙し、[[グリプス戦役]]では戦友同士である。その後の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]では再び対峙する事に。彼の実力を高く評価しており、お互いを認め合う関係である。そういった意味では、シャアにとってアムロに次ぐ好敵手であるともいえる。

==== その他 ====
;ジンバ・ラル
:父ジオンの側近で、[[ランバ・ラル]]の実父にあたる人物。ジオンの死後、アルテイシアとともに彼の手引きで地球に逃れる。ORIGIN版ではキシリアの刺客に殺害された。
;テアボロ・マス
:ジオンの死後、地球に逃れた後に養父となった人物。名称はORIGIN版より。
;[[カムラン・ブルーム]]
:ファーストではサイド6での補給の際に交渉しているが、出る時にジオンへの反感を口にした彼を嚇かす。後に逆襲のシャアにてアクシズ売却交渉の場で再会するが、覚えていたかは不明。

=== 機動戦士Ζガンダム ===
;[[カミーユ・ビダン]]
:原典では逆シャア以降のシャアと出会う事は無かったが、殆どの作品で逆シャア設定のシャアの思想を完全に否定し、味方同士であるDにおいても最初は強く否定した。ちなみに初代に置けるシャアについては、一人でザビ家に立ち向かった事で「馬鹿な人です」と評している。
;[[ファ・ユイリィ]]
:原典ではカミーユ同様に、逆シャア以降のシャアと出会う事はなかった。が、[[スーパーロボット大戦D|D]]で[[フォン・ブラウン]]においてカミーユと暮らしていた時に、[[ネオ・ジオン]]の総帥であるシャアと再会した時には、驚きを隠し切れない様子だった。
;[[ハマーン・カーン]]
:元恋人。ミネバへの教育方針などで考え方の対立があったとはいえ、シャアがハマーンを棄てたのは事実。

=== 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ===
;[[ナナイ・ミゲル]]
:『[[逆襲のシャア]]』でのシャアの恋人であり、[[ネオ・ジオン]]の指揮官でもある。<br />[[ウッソ・エヴィン]]の母親である[[ミューラ・ミゲル]]と同姓であることからウッソはシャアの子孫にあたるのではないか?という説もあったが、富野監督はきっぱりとそれを否定している(綴りのスペルも違うように設定されている)。<br />また、よりによって中の人が元恋人のハマーンと一緒だったりする為、「記憶を失ったハマーンを云々」という'''誤解'''を招いた事もある。
;[[クェス・パラヤ]]
:『[[逆襲のシャア]]』において[[ニュータイプ]]としての素質を見いだすが、父を自身に求める彼女を煩わしいとも思っており、結局はララァと同様に戦闘にしか使えなかった。
;[[ギュネイ・ガス]]
:部下。
;[[レズン・シュナイダー]]
:部下。
;[[ハサウェイ・ノア]]
:『逆襲のシャア』のハサウェイにとっては、恋心を抱いていたクェスを奪った恨まれ役に過ぎなかったが、意外にも、後に青年に成長した彼には、自らの唱えた思想の真理を理解されていく事になり、それは彼が「思わぬ運命」を辿っていく事になるのだった。

== 他作品との人間関係 ==

クワトロ状態と同様に敵味方問わず他作品のキャラクターとの絡みは多い。

=== [[ガンダムシリーズ]] ===

==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
;[[バーナード・ワイズマン]]
:[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]では彼を部下としていたが、これといった絡みは無かった。ちなみにクワトロ設定で登場するF完結編ではクワトロ=シャアである事を知らなかった。
;[[アナベル・ガトー]]
:共に[[ジオン]]の[[エース]]であり、初代設定で登場する[[スーパーロボット大戦A|A]]では階級上シャアの方が格上。逆シャアシナリオ再現時はシャアの部下として活動する。
;[[シーマ・ガラハウ]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では部下。
;[[ジュドー・アーシタ]]
:原作では出会っていないが、OPでは邂逅するシーンがある。信頼されているクワトロ時代と違い、スパロボではその行動を激しく非難されている。サングラスを外してフェードアウトするシャアにジュドーが咆哮するシーンは独特な印象を残す。
;[[シーブック・アノー]] / [[キンケドゥ・ナウ]]
:共に名を変えた者同士であるものの、進んだ道の先は大きく異なった人物同士でもある。[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]においては、それに関する会話がある。
;[[トビア・アロナクス]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では対戦した際に彼の[[ニュータイプ]]としての素質を認め、共に来るように呼びかけるが、彼にも理想を否定され、拒否される。
;[[クラックス・ドゥガチ]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では彼と共闘して連邦や[[αナンバーズ]]と激しい戦いを繰り広げる。
;[[フォンセ・カガチ]]
:[[新スーパーロボット大戦|新]]では彼を失脚に追いやる。[[スーパーロボット大戦D|D]]では当初から敵対関係で、地球消滅後は彼にも事態の収拾の為に協力を打診しているが、それを蹴られている。おかげで同作の[[ザンスカール帝国]]は人類勢力の中で完全に孤立状態となってしまう。
;[[タシロ・ヴァゴ]]
:[[新スーパーロボット大戦|新]]では彼と共謀してカガチを失脚に追いやる。

==== アナザーガンダムシリーズ ====
;[[東方不敗マスター・アジア]]
:お互い[[ガンダムシリーズ]]において地球人類に絶望して人類の粛清の為に行動してしまった者同士。[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]では彼にその苦悩を見抜かれ、逆襲という行動に出てしまう事を予期されていた。
;[[ゼクス・マーキス]]
:良く似た赤の他人。アニメ本編での彼の軌跡は、シャアの人生を1年に凝縮したとも評される。時と場合によって関係は異なるが、基本的にTV版の場合は同志として行動する事が多い。EW設定の[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]においては途中で裏切られてその考えを否定される。
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]
:[[スーパーロボット大戦64|64]]ではよき理解者。[[スーパーロボット大戦D|D]]では彼と共に[[ブルー・スウェア]]の中心人物となって共に活躍した。今作ではアムロは彼の風評を「地上のシャア」みたいなものと言ったが、シャアは謙遜していた。オールバック紳士仲間の一人。
;[[ヒイロ・ユイ]]
:[[新スーパーロボット大戦|新]]では部下。以降の作品では「シャア・アズナブル」としては[[スーパーロボット大戦D|D]]を除いて敵同士となる。
;[[レディ・アン]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]ではシャア達の活躍に感心し、自ら協力を申し出た。
;[[カーンズ]]
:[[スーパーロボット大戦64|64]]ではシャアの参謀を務める。
;[[デルマイユ]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]では敵対関係。後に[[レディ・アン]]の協力によって[[バルジ]]を攻略し彼を失脚に追いやり、[[OZ]]とも同盟を結んだ。
;[[デキム・バートン]]
:作品によっては彼に賛同したり敵対したりしている。[[スーパーロボット大戦64|64]]や[[スーパーロボット大戦D|D]]ではデキムは登場しないものの、シャアは地球人類に絶望してあえて彼に賛同したと思われる。一方の[[スーパーロボット大戦R|R]]ではシャアが逆襲する要因になっている。他の作品ではクワトロ名義でデキムと敵対する。
;[[ランスロー・ダーウェル]]
:[[スーパーロボット大戦R|R]]では歴史が変わった後のEDにて部下になっている。

==== ガンダムSEEDシリーズ ====
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:今のところスパロボシリーズで直接の共演は無い。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では彼は[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]でのシャアの逆襲を肯定したが、彼はシャアの真意を何一つ理解しておらず、ただ自身のエゴの正当化の為だけにシャアの行為を肯定したのであって、シャアの真意を知るアムロやカミーユ達を更に激怒させた。

=== [[富野作品]] ===
;[[破嵐万丈]]
:[[スーパーロボット大戦R|R]]では、フィオナ達が5年前に忘れていった時流ソナーを彼から受け取って、それを辿って元に時代に戻ってきた彼らを救出する。<br />万丈自身はシリーズ通してクワトロ時代も含めた彼の力量を高く評価しており、第2次αで対峙した際は人類の粛清という手段で改革を謀ろうとしたシャアを非難した。

=== [[マクロスシリーズ]] ===
;[[マクシミリアン・ジーナス]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]では彼と同盟を結び、共に戦う。オールバック紳士仲間の一人。
;[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]]
:共に赤色の専用機を駆るエースパイロット同士。[[スーパーロボット大戦D|D]]では[[一年戦争]]で手合わせ出来なかったことを残念がっていた。余談だが、[[スーパーロボット大戦D|D]]の世界では[[一年戦争]]よりもゼントラーディ戦争の方が先に勃発しているので、「赤いエースパイロット」は彼女の方が先である。
;[[エキセドル・フォルモ]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]で初めて彼と出会った際、アムロやブライトやゼクスが彼の大きさに非常に驚く中、シャアは一人「ほう…」と静かに感嘆の声を漏らしていた。

=== その他リアル系 ===
;[[マイヨ・プラート]]
:1stバージョンのシャアと何度か共演。互いを認め合う者同士である。しかしACE3では…。
;[[B.D.]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]ではシャアのよき参謀の一人に。[[MZ23|メガゾーン23]]の面倒も色々と見ているらしく、終盤には彼と何らかの約を交わす場面も。
;[[矢作省吾]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]ではトレーズと共にこの世界の人類の代表者として、「こちら側の世界」に転移してきた彼と会談、メガゾーンの受け入れを約束する。しかし彼には初見からトレーズと共に「いざとなったらメガゾーンを犠牲をすることも厭わないような奴」と決めつけられ、「気に入らない大人の一人」として不信感と敵意を露わにされている。

=== スーパー系 ===
;[[兜甲児]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]ではシャアの逆襲を誰よりも悲しんでいた1人。終止クワトロ大尉と呼んでいた。シャアもまた、彼の言葉にどこか辛いものを感じていた。
;[[流竜馬]]、[[葵豹馬]]、[[剛健一]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]において、甲児やジュドーと同じく最後までシャアの事を「クワトロ大尉」と呼び続けた。
;[[司馬宙]]
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では彼の言葉に、[[セイラ・マス|妹]]を思い出す場面も。
;[[ミア・アリス]]
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]ではシャアの逆襲に最も悲痛な叫びを上げており、彼女からの訴えにはシャアも「私を買いかぶりすぎだ…」と返すのが精一杯だった。
;[[ロジャー・スミス]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]におけるオールバック紳士仲間の一人。
;[[飛鳥ケンジ]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]では序盤から[[月]]の統合軍のゲリラの代表として、彼から協力を申し出られている。また、[[フォン・ブラウン]]市にカミーユが住んでいる事を彼から教えてもらう。
;[[あしゅら男爵]]
:初期のシリーズでは同じ[[DC]]所属の同僚だったが、仲はあまり思わしくない。[[鉄仮面]]繋がりでもある。

=== [[バンプレストオリジナル]] ===
;[[レーツェル・ファインシュメッカー]]
:色々と似ている人(どちらかというとクワトロ時代に近いが)。[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]ではシャアの理想に理解を示しつつも、彼はそれを求めるのを急ぎすぎたのだと心中で呟く。
;[[ヴィンデル・マウザー]]
:[[スーパーロボット大戦A|A]]では本編開始前に彼に協力を申し出られた事があったらしいが、それを蹴っている。没シナリオでは彼と共に[[地球]]に逆襲する予定だったらしい。
;[[フィオナ・グレーデン]]
:[[スーパーロボット大戦R|R]]ではルートによってはEDで彼女を救出する。
;[[デュミナス]]
:[[スーパーロボット大戦R|R]]では、[[アクシズ]]の中に潜んでいた彼(彼女?)に気付く事が出来なかった。
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]
:彼をよき戦士として認め、共に戦うことを促す。当初は彼に快い感情を持たれていなかったが、後に見直される。
;[[ジーク・アルトリート]]、[[サリー・エーミル]]
:[[スーパーロボット大戦GC|GC]]・[[スーパーロボット大戦XO|XO]]では彼らと共闘態勢をとっていた。
;ムジカ・ファーエデン
:『[[リアルロボット戦線]]』の[[主人公]]。シャアの大ファンで、彼自身にとっては血縁上の孫である。

=== スパロボ未登場 ===
;ジョニー・ライデン
:[[MSV]]に登場。「真紅の稲妻」の[[異名]]を持つ[[ジオン]]の[[エース]]パイロット。異名が異名なだけにシャアと比較されることが多かったらしい。Gジェネシリーズではシャア本人も赤色にこだわりがあるらしく、痴話ゲンカをしたこともあった。また、彼を主役にした長谷川裕一氏の漫画『MSV戦記 ジョニー・ライデン』では、隠蔽されていた彼の真実が描かれている。ちなみに、一年戦争においてシャアの戦果とされているものの半分以上が彼の挙げたものである。
;フル・フロンタル
:『機動戦士ガンダムUC』(未参戦)の登場人物。真紅の[[MS]]「シナンジュ」を駆り、[[ネオ・ジオン]]残党「袖付き」を率いる。外見や声、更に言動までシャアに酷似しており「シャアの再来」とされる人物だが、彼自身はシャアを敗者と評しいるが、[[スペースノイド]]が望むなら成って変わると言い、目指すものはかなり違っている。その素性は…。なおOVA版での声優も池田氏が担当。
;アフランシ・シャア
:『ガイア・ギア』(未参戦)の[[主人公]]。シャアの「[[クローン|メモリークローン]]」である。

== 名台詞 ==

=== [[機動戦士ガンダム]] ===
;「私もよくよく運のない男だな、作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
:第1話での最初の台詞。元々別の作戦が終了して、サイド3へ帰還しようした途中で、[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見したため、武器・弾薬全て底を付いた状態で偵察任務をしなくてはならなくなった。
;「'''認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…'''」
:部下が先走って、結果的に2人のパイロットと2機の[[ザク]]を失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。[[声優]]の池田秀一も指摘しているが、本人(この時点で20歳である)が若造だということは言うまでもない。なお、[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|CB]]の[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]では、[[DVE]]で収録されている。<br />余談ではあるが、この台詞は元々脚本にはなく富野監督がシリーズ構成を担当した脚本家の星山博之氏に、何の相談もなく勝手に追加したため、後にこのことを知った星山氏が激怒したとの事である。
;「戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは、逆もまた可能ではないのかな?」
:ドズルに補給を要請した直後にその到着を待たず突撃隊員を召集した事をいぶかしむドレンに対して。
;「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」
:[[ガンダム]]の実力を試すために、自身の[[ザク]]で出撃する。
;「当たらなければどうということはない」
:ガンダムのビームライフルに怯えるスレンダーに対して。彼の戦場における豪胆さを示す台詞であり、類似の台詞やパロディも数多い。なお、スパロボ的には、リアル系機体の運用時の合言葉になっている。
;「ええぃ!連邦のモビルスーツは化け物か!!」
:起動したばかりの[[ガンダム]]に集中攻撃を仕掛けるが、ほぼ無傷であったことから出た台詞。
;「勝利の栄光を君に!」
:ガルマの前で出撃する前に敬礼するが、すでに彼の策略が張り巡らされていた…
;「フハハハハ…ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい!」<br />「そう、不幸だ」<br />「君は良い友人だったが、君の父上がいけないのだよ!」
:[[ガルマ・ザビ]]を謀殺した際の台詞。
;「坊やだからさ」
:[[ガルマ・ザビ]]を見殺しにした(実際は率先して戦死するよう仕向けた)ために左遷された後、場末の酒場で[[ギレン・ザビ]]の「ガルマは死んだ。何故だ!」のガルマ追悼演説を聴いたときに受け答える形で呟いた言葉。シャアの台詞で最も有名なものの一つだろう。
;「さらに出来るようになったな、ガンダム!」
:[[ジャブロー]]でアムロと対面した時のセリフ
;「冗談ではない!」
:ウッディに攻撃された際の台詞。
;「それ見たことか、付け焼刃に何ができる!」
:テキサスコロニーでアムロの乗るガンダムに敗れ戦死したマ・クベを皮肉をこめて言ったセリフ。
;「'''ララァ! 奴との戯れ言はやめろ!!'''」
:41話で、[[ガンダム]]のパイロットである[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[ララァ・スン|ララァ]]が互いの[[ニュータイプ]]能力によって共鳴し、分かり合えるかもしれない途中で、ジェラシー全開で割って入った台詞。そりゃ、自分の想い人と倒すべき宿敵が精神的に戯れているのを見たら面白くないのは当然である。シャアもニュータイプである前に、一人の男なのだ。[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|CB]]の[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]では[[DVE]]で収録されている。
;「…しかし、私もニュータイプのはずだ…!」
:ララァを失い、自身の[[ゲルググ]]も中破しこの発言をする。
;「見えるぞ!私に敵が見える!」
:上のも合わせて[[ジオング]]に搭乗している時の台詞。
;「ジオンなき後は、ニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことがわかるのなら、私の同士になれ。ララァも喜ぶ」
:
;「ガルマ、私からの手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…」
:この台詞と共に手持ちのバズーカでキシリアを謀殺。彼も炎上する[[ア・バオア・クー]]に消えたはずであったが…<br />なお、この時キシリアを射殺するシーンでは、演出を担当した板野一郎によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るというスプラッタなものであったが、監督の富野が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている。
;「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
:小説版にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、「連邦の白いヤツ」は宇宙に消える……。

=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
;「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
:復活したシャアを最も表現できるセリフ。
;「これでは道化だよ」
:部下のカイザス・M・バイヤー(スパロボ未登場)らに「これで兵の士気も上がる」と言われてもらした一言。
;「私はお前と違って、パイロットだけをやっているわけにはいかん!」
:[[ロンド・ベル]]隊の本拠地とも言える[[ロンデニオン]]に居ることをアムロに見咎められて。事実シャアは連邦高官との裏取引の為にこの地を訪れていたわけである。また、総帥をやっている己を「道化」と称するシャアの、昔と変わらず一パイロットのままであるアムロに対する嫉妬も含まれているのだろう。なお、Dでは指導者としてのシャアの姿に感心しているアムロに対して、「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかなかったのでな」と皮肉を交えた発言をしている。
;「ならば、今すぐ愚民共すべてに叡智をさずけてみせろ!」
:
;「そして、私は父ジオンのもとに召されるであろう!!」
:[[第2次ネオ・ジオン]]での演説の締めの台詞。「父ジオンの元に召される」とは「ジオン・ダイクンが予言したニュータイプの象徴として君臨する」とも「仮に成功しても、大儀のためとはいえ人類粛清という大罪を犯してしまうわけであり、その場合は贖罪のため自らも処断する」とも取れる台詞である。大分酔狂な気もしないでもないが。
;「アクシズ、行け!忌まわしい記憶と共に!」
:[[アクシズ]]を[[地球]]へ向けて発進させる際に発した台詞。
;「やるな、ブライト」
:UCシリーズの戦艦は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、ブライトはシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。劇場版では[[核ミサイル]]を持ち出してきたことに対する台詞だが、小説版ではシャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存したことに対する台詞。[[スーパーロボット大戦64|64]]では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
;「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
:アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロに[[サイコフレーム]]を託した事が判明する。
;「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん!アムロ、なんでこれがわからん!」<br />「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!そのララァを殺したお前に言えた事か!」
:『[[逆襲のシャア]]』のラストシーンでアムロに対して言ったセリフ。悲しみに引き摺られているのが分かるがこの期に及んで逆恨み(ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任はある)である。お互いをよりよく解りあえるはずの[[ニュータイプ]]である[[主人公]]2人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であるというのが妙に考えさせられる。

=== その他 ===
;「やったぞ、サイド7の最後だ」<br />「我々の任務はV作戦の基地、サイド7を叩き潰したことで終わりだ」<br />「ふふふ、今日はこのくらいにしておくか。楽しみはとっておかなきゃな」<br />「ふっふっふガルマ、ザビ公王には立派な最期だったと報告しておくぞ。<br /> そしてきみの最後の戦闘を手助けした俺は英雄だ!<br /> わははは、あ~っははははは!」
:以上、冒険王で連載された漫画版における迷台詞の数々。
;「…私から格好を取ったら何が残る」
:逆襲のシャアの同時上映作品、機動戦士SDガンダムより。ホテルの経営が上手くいかない原因をカミーユに指摘された時の反論。ある意味シャアの全てを象徴しているような台詞であり同作はこのほかにも「逃げ足だけは速いんだから」など微妙にシャアをコケにしたような台詞が多い。なお、シャア役の池田氏は下品な台詞が多いSDガンダムの収録をあまりよく思っていなかったとか。
;「くそぉ、今度は劇場で仕返ししてやる」
:同じく機動戦士SDガンダムより。劇場公開のνガンダムに敗れ、逃げたシャアは仕返しのために密かに[[サザビー|赤いモビルスーツ]]を作っていた。その仕返しの内容は推して知るべし。ちなみにこの時ヘルメットを置いていき、サングラスだったため、厳密にはクワトロ状態である。
;「……しかし、アルテイシア、この結果は、地球に住んでいるアルテイシアには、よかったのだな……」
:小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』での最期の台詞。今際の際にララァに関する甘ったれた恨み事を言った劇場版とは違い、地球に住んでいる[[セイラ・マス|妹]]を巻き添えにせずに済んだことにシャアは安堵していた。
;「脆弱は美徳ではないよ!アムロ!大衆を見ろ!官僚を見ろ!連中は狂うか!?何が起こっても平然として、生き長らえている!才能があることで脆弱なのは美徳だと思っている連中は、その大衆に呑み込まれて行く。それが現実だ!」
:小説版『逆襲のシャア ハイ・ストリーマー』にてアムロがカミーユをシャアが狂わせたと批難した際に言い放つ。劇場版や『ベルトーチカ・チルドレン』では描かれなかったカミーユへの言及で、カミーユの悲劇がシャアの心に暗い影を落とし、反乱の一因になった事が窺える。

== スパロボシリーズの名台詞 ==

=== 戦闘台詞 ===
;「カミーユ…私はお前達とは袂を分かったのだ!」<br />「カミーユ…お前なら本当に粛清されるべき存在が何であるか…気づいているはずだ!」
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]及び[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で、[[ネオ・ジオン]]の総帥となった状態で[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と対峙したときの戦闘台詞。[[グリプス戦役]]の頃に弟子とも右腕ともとれる存在を前に、シャアは何を思ったのか。そもそも、地球つぶしをしようとした発端はカミーユの精神崩壊にあったのだが…。
;「ジュドー!私はハマーン=カーンとは違う!」<br />「ジュドー、人の優しさだけで地球圏は救えんのだ!」
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]及び[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で、[[ネオ・ジオン]]の総帥となった状態で[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と対峙したときの戦闘台詞。スパロボでは[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と同じく将来を期待した弟子ともとれるニュータイプを敵にまわしてしまい、彼からも思想を否定される…。もちろん、シャアも出来るのであればジュドーのように優しさで地球圏を救える方法を選択したに違いない。しかし、それではいつまでも地上に蔓延っている人間が宇宙へ巣立たないので、[[アクシズ]]を地球に落すという最後の手段に出ざるを得なかった彼の苦悩ぶりが伺える。
;「何っ!? サザビーがパワーダウンしているだと!?」
:被弾(大破)台詞……なのだが、実はナイチンゲール搭乗時にも言う。

=== [[αシリーズ]] ===
;「…………今さら、詫びる気はない。…私を止めたいのなら、お前の力を見せてみろ…私が期待したお前の力を!」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]の[[αナンバーズ]]との最終決戦における[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]との戦闘前会話での台詞。[[αナンバーズ]]の誰よりもシャアを信じていたカミーユの言葉には、シャアも言葉を詰まらせていた。
;「相変わらずだな、ジュドー…。その強さと優しさがあれば、きっと人類は終わらないだろう」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]の[[αナンバーズ]]との最終決戦における[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]との戦闘前会話での台詞。
;「キンケドゥ…その名は偽りの仮面にはならずお前を強くしたようだ…」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]の[[αナンバーズ]]との最終決戦における[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]との戦闘前会話での台詞。それ以前の戦闘では[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]のことを[[シーブック・アノー|シーブック]]と呼んでいたが、ここではこちらの名前で呼ぶ。同じく[[偽名]]を名乗った人物という共通点がありながらも進んだ道は全く正反対であった事を暗示している。
;「甘いぞ、兜甲児!悪は絶対に許さないのがお前の信条ではなかったのか!私を倒してみせろ!そして、その力で人類に平和を導いてみせろ!それがお前達に与えられた使命だ!」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]の[[αナンバーズ]]との最終決戦における[[兜甲児|甲児]]との戦闘前会話での台詞。甲児の正義感と純粋さを強く理解し、羨ましく思っているシャアだからこそ言える台詞。
;「いいだろう!そのセンチメンタリズムに付き合ってやる!」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]終盤での[[剣鉄也]]との戦闘前会話で、嘗ての仲間を手に掛けるという大罪を他の誰にも犯させない為、自ら汚れ役を買って出た鉄也の覚悟を汲み取る。
;「………私は急ぎすぎたのか…。ララァ…教えてくれ…」
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]での最期の台詞。シャアの死は、[[αナンバーズ]]のメンバー全員に悼まれる事になった…。
;「人類の未来を憂う気持ちはお前と変わらんさ、アムロ」<br />「お前は私を倒した男だ。ならば、その選んだ未来を見せてもらう権利もある」
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]最終話、霊体となって[[ザ・パワー]]の中から宿敵・アムロへ、旧友に接するかの如く穏やかに語り掛ける。「霊体」というシチュエーションでの登板が非常に稀有な例である事は、言わずもがな。

=== COMPACTシリーズ ===
;「ナナイッ!強制的に脱出させろっ!」
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]で爆散寸前の[[α・アジール]]を目の当たりにして。同作ではシャアがクェスについて煩わしく思っていた本心を吐露する描写が無い代わりに、新たな時代を担う世代の代表たるクェスへ期待を寄せる描写が目立っている。それ故、彼女の死には沈痛な表情を浮かべていた。

=== 携帯機シリーズ ===
;「馬鹿な!?地球が消えただと!?」
:Dの冒頭、[[地球消滅]]を目の当たりにして。百戦錬磨のシャアも、さすがに[[地球]]そのものが消滅したとあっては驚かざるを得なかった模様。この後、ミリアルドが妙に冷静な事に「よくそんなに冷静でいられるな」と言うが、ミリアルドにも「後から自分が冷静だったかと言われれば怪しい」と言い返されてしまい、自身の気が動転しきっている事を再認識した。ちなみにこの台詞は[[スーパーロボット大戦D|D]]のTVCMでも使われており、シャアの[[声優]]である池田秀一自らが演じている。
;「それは私もそうだ。決着がついていないのだからな。…似すぎた者同士は、憎みあうこともある。だが…今はすでに異常な状況下だということをわかれ、アムロ」
:[[スーパーロボット大戦D|D]]でアムロに「自分とシャアは戦うしか道はなかった」と言われた際の発言。随分とあっさり、アムロと決着をつけたかったことを認めたものである。結局この後アムロはシャアの頼みを渋々受け入れ、共闘する事に。このように、Dは第一話からとにかくすごい展開が続く。
;「ほう…」
:[[スーパーロボット大戦D|D]]で度々何かに感心したときに漏らす。序盤が驚きの連続だったからか、滅多なことでもない限り動じない。
;「この、蒼き人類のゆりかごを、我々の手で守り抜かねばならん…」
:[[スーパーロボット大戦D|D]]で再び地球圏の為に戦うことを決意して。かつて地球潰しをしようとした事も勿論自覚しており、アムロにも少し毒づかれるが、シャアの決意は本物である。
;「く…バカな、この私が、恐怖しているというのか!?あの存在に!?ええい、動け、なぜ体が動かん!」
:[[スーパーロボット大戦D|D]]で、[[ルイーナ]]との最終決戦で、何度倒しても蘇ってくる[[ペルフェクティオ]]に、絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝機を見出せずさすがの赤い彗星も'''恐怖のあまり身体が震え出した'''台詞。本人は現状を断固として認めようとせず、自分を何とか奮い立たせようと必死だが、身体のほうが震えてしまい身動きがとれずにいた。
;「ああ、そうだな…」
:[[スーパーロボット大戦D|D]]のネオジオンルートEDにおけるシャアの最後の台詞。戦いは終わったものの、未だ人類が再び争いを起こす事を懸念するシャアだが、アムロとブライトに人類を信じる事を促され、その言葉に頷いて。この台詞と共にDの物語は終了する。

=== 単独作品 ===
;「アムロ……ならばお前は、違う生き方をしてみるのだな。私はあの刻から、いつも1人の男だった……」<br />「なんだ……?私にも……世界が見えるのか……?」
:[[スーパーロボット大戦64|64]]で前もってアクシズ落下を阻止した際のシャアの最期の台詞。この後、最期までララァの死に縛られたままだったライバルの死に、アムロは慟哭する…。

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