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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 複数の[[スペースコロニー]]から成る[[コーディネイター]]による国家。L5宙域に位置している。また、プラントの首都となっているスペースコロニーは「アプリリウス」である。
| + | 複数の「砂時計型」をした[[スペースコロニー]]<ref>ちなみに、コーディネイターを敵視する[[ブルーコスモス]]盟主である[[ムルタ・アズラエル]]は、プラントのコロニーの事を'''「忌々しい砂時計」'''と憎悪感情を込めて表現している。</ref>から成る[[コーディネイター]]による国家。L5宙域に位置している。また、プラントの首都となっているスペースコロニーは「アプリリウス」である。 |
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| 正式名称は'''P'''roductive '''L'''ocation '''A'''lly on '''N'''exus '''T'''echnology(=総合的テクノロジーによる生産的配列集合体)。 | | 正式名称は'''P'''roductive '''L'''ocation '''A'''lly on '''N'''exus '''T'''echnology(=総合的テクノロジーによる生産的配列集合体)。 |
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| === 設立経緯 === | | === 設立経緯 === |
− | 本来、[[資金]]を提供した宗主国が作る「プラント運営会議」の支配下にあり、地球の各理事国の開拓地のような存在だった。しかし、宇宙で暮らすコーディネイターはプラント開発事業に従事する者が殆どだったため、コーディネイターは次第にプラントそのものを自分たちの国のようなとらえ方に変えていった。プラント理事国を含む地球各国側は「プラント=主権国家」とは認めていなかったため、度重なる強圧に耐えかねたプラント議会はC.E.70年2月18日に独立宣言と徹底抗戦を明言し奪取、「プラントは我等コーディネイターの国である」とする強硬手段をとった。 | + | 本来、[[資金]]を提供した宗主国が作る「プラント運営会議」の支配下にあり、地球の各理事国の開拓地のような存在だった。しかし、宇宙で暮らすコーディネイターはプラント開発事業に従事する者が殆どだった為、コーディネイターは次第にプラントそのものを自分達の国のような捉え方に変えていった。プラント理事国を含む地球各国側は「プラント=主権国家」とは認めていなかった為、度重なる強圧に耐えかねたプラント議会はC.E.70年2月18日に独立宣言と徹底抗戦を明言して奪取。「プラントは我等コーディネイターの国である」とする強硬手段を取った。 |
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| 上記のように説明されるが、公式年表によるとC.E.50年頃から独立運動は行われており、事実上の国軍であるザフトの創建はC.E.65年であり史上初の[[モビルスーツ]]も完成するなどかなり前から反発を強めている。さらに事態が急激に開戦へ傾いた切っ掛けは、プラントが理事国から禁じられていた[[食べ物・料理|食糧]]生産を開始したためである。 | | 上記のように説明されるが、公式年表によるとC.E.50年頃から独立運動は行われており、事実上の国軍であるザフトの創建はC.E.65年であり史上初の[[モビルスーツ]]も完成するなどかなり前から反発を強めている。さらに事態が急激に開戦へ傾いた切っ掛けは、プラントが理事国から禁じられていた[[食べ物・料理|食糧]]生産を開始したためである。 |
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− | 結局は何か不都合なことがあるとすぐに実力行使に出たがる[[C.E.]]世界の全体的な気質が、[[地球]]・[[宇宙]]ともに事態を悪化させていると言える。
| + | 結局は「何か不都合な事があると、すぐに実力行使に出たがる[[コズミック・イラ|C.E.]][[世界観|世界]]の全体的な気質が、[[地球]]・[[宇宙]]共に事態を悪化させている」と言える。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
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| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
| :[[ネオ・ジオン]]に同調する形でパトリック・ザラを信奉する一派が力を増してきており、全体が主戦派に傾いている。また、[[Z-BLUE]]に関しても敵対的中立を貫くなど不穏な情勢。 | | :[[ネオ・ジオン]]に同調する形でパトリック・ザラを信奉する一派が力を増してきており、全体が主戦派に傾いている。また、[[Z-BLUE]]に関しても敵対的中立を貫くなど不穏な情勢。 |
− | :天獄篇予告では[[キラ・ヤマト|キラ]]や[[アスラン・ザラ|アスラン]]の反応からして、どうやら本格的に戦争状態に突入しているようだが……。 | + | :『第3次Z天獄篇』予告では[[キラ・ヤマト]]や[[アスラン・ザラ]]の反応からして、どうやら本格的に戦争状態に突入しているようだが…。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :[[レイ・ザ・バレル]]が国防委員長に就任した。最高評議会が機能停止し、国防委員会が事実上のトップになっている。[[フル・フロンタル]]が率いる[[ネオ・ジオン]]と同盟状態にあったが、反戦派のクーデターにより、抗戦派が拘束され、レイも名目上は失脚という形で[[Z-BLUE]]に合流したことによりラクス達反戦派のもと地球との融和の道を選ぶ。 | + | :[[レイ・ザ・バレル]]が国防委員長に就任した。最高評議会が機能停止し、国防委員会が事実上のトップになっている。 |
| + | :[[フル・フロンタル]]が率いる[[ネオ・ジオン]]と同盟状態にあったが、反戦派のクーデターによって、抗戦派が拘束される。 |
| + | :レイも名目上は「失脚」という形で[[Z-BLUE]]に合流した事により、[[ラクス・クライン]]達反戦派のもと地球との融和の道を選ぶ。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
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| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
| :[[地球]]と[[木連]]の戦争後、木連の地球侵攻に力を貸していた事が発覚した為に、[[ブルーコスモス]]派に過激な武力侵攻をさせる原因を、自分達で作ってしまった。 | | :[[地球]]と[[木連]]の戦争後、木連の地球侵攻に力を貸していた事が発覚した為に、[[ブルーコスモス]]派に過激な武力侵攻をさせる原因を、自分達で作ってしまった。 |
− | :地球と木連の双方が疲弊しきった隙を突いて宣戦布告しようとしていたのかも知れないが、実際は地球と木連が和平を結ぶ予想外の事態となり、事実が明らかになって核攻撃の報復を受けるという結果だった。 | + | :地球と木連の双方が疲弊しきった隙を突いて宣戦布告しようとしていたのかも知れないが、実際は地球と木連が和平を結ぶ予想外の事態となり、事実が明らかになって[[核ミサイル|核攻撃]]の報復を受けるという結果だった。 |
| ;[[スーパーロボット大戦K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
| : | | : |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | :[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の確執など、原作にもあった微妙な立場はあるものの、ちゃんとした一国家として存在している。 | + | :[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の確執等、原作にもあった微妙な立場はあるものの、ちゃんとした一国家として存在している。 |
− | :元より主人公部隊[[LOTUS]]の上部組織である(新)[[国連]]とは利害が一致して協力する事が多く、またどこかの敵勢力に裏で手を貸すと言った事も何もせず、敵対する[[地球連合軍]]が何かと悪事を働く存在であると言うイメージが強かった事もあり、善良な国家と言うイメージが強い。 | + | :元より[[プレイヤー部隊]]「[[LOTUS]]」の上部組織である(新)[[国連]]とは利害が一致して協力する事が多い。また、どこかの敵勢力に裏で手を貸すと言った事も何もせず、敵対する[[地球連合軍]]が「何かと悪事を働く存在である」というイメージが強かった事も有るので、善良な国家と言うイメージが強い。 |
− | :[[ユニウスセブン]]落下を目論んだコーディネイターの[[テロリスト]]集団や、異世界から迷い込んだ[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア船団]]に最初に接触し独自に保護した事など、ともすればプラントに嫌疑がかかってしまいそうな事件は幾つかあったものの、いずれも[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の政治手段により良いほうに世論誘導がなされ、だいたい地球連合軍、ひいては[[ロゴス]]を悪者にする形で落ち着く(ユニウスセブンのテロリストは旧ザラ派でありデュランダル体制の現プラントとは関係が無いし、フロンティア船団に関しては敵対意思を持っていないフロンティア船団と友好的に接しようとしたデュランダルに対して侵略者と決め付けようとした[[ブルーコスモス]]と、だいたいその通りであったのだが)。 | + | :[[ユニウスセブン]][[ブレイク・ザ・ワールド|落下]]を目論んだコーディネイターの[[テロリスト]]集団や、[[異世界]]から迷い込んだ[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア船団]]に最初に接触し独自に保護した事等、ともすればプラントに嫌疑が掛かってしまいそうな事件は幾つか有ったものの、いずれも[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の政治手段により良い方に世論誘導がなされ、だいたい地球連合軍、ひいては[[ロゴス]]を悪者にする形で落ち着く<ref>ユニウスセブンのテロリストは旧ザラ派でありデュランダル体制の現プラントとは関係が無いし、フロンティア船団に関しては敵対意思を持っていないフロンティア船団と友好的に接しようとしたデュランダルに対して侵略者と決め付けようとした[[ブルーコスモス]]と、だいたいその通りであったのだが。</ref>。 |
− | :[[デスティニープラン]]発表の際は強引な推し進めだけでなく、[[ジェネシス]]による友軍を巻き添えにした攻撃や、[[セントラル]]と手を組んでいた事など、主人公部隊の敵に回るだけあって悪の国家のような体裁になるが、事が終わるとセントラルとの関係はすぐに切れ、停戦の申し込みも即座になされるなど、すぐに元に戻る。 | + | :[[デスティニープラン]]発表の際は強引な推し進めだけでなく、[[ジェネシス]]による友軍を巻き添えにした攻撃や、[[セントラル]]と手を組んでいた事等、LOTUSの敵に回るだけあって悪の国家のような体裁になるが、事件が終わるとセントラルとの関係はすぐに切れ、停戦の申し込みも即座になされる等、すぐに元に戻る。 |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | :[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]とは別個の一国家として存在。原作終了後にプラントへ渡った[[ラクス・クライン|ラクス]]が、デュランダルに代わる新たな議長になったという設定。 | + | :[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]とは別個の一国家として存在。'''「原作終了後にプラントへ渡った[[ラクス・クライン|ラクス]]が、デュランダルに代わる新たな議長になった」という設定'''。 |
| :第一部終盤では、傍受した[[ハザード・パシャ|ハザード]]と[[グラサン・グリン|グラサン]]の密談の記録媒体を[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]に提供。ハザードの悪事を暴き、[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]達や[[アルティメット・クロス|UX]]を救った。 | | :第一部終盤では、傍受した[[ハザード・パシャ|ハザード]]と[[グラサン・グリン|グラサン]]の密談の記録媒体を[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]に提供。ハザードの悪事を暴き、[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]達や[[アルティメット・クロス|UX]]を救った。 |
| :さらに第三部では、[[マキナ|ヒトマキナ]]との決戦に備えて密かに[[レクイエム]]を修復。レクイエムの一撃で[[月]]に穴を開け、ヒトマキナの本拠地への道を作り、[[アルティメット・クロス]]を援護した。 | | :さらに第三部では、[[マキナ|ヒトマキナ]]との決戦に備えて密かに[[レクイエム]]を修復。レクイエムの一撃で[[月]]に穴を開け、ヒトマキナの本拠地への道を作り、[[アルティメット・クロス]]を援護した。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |
| *[[GUNDAM:プラント]] | | *[[GUNDAM:プラント]] |
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