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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「この度のことを申しましても私は大変ショックを受けましてね。ユニウスセブンが!? まさかそんな!? 一体なぜ!? ……まず思ったのはそんなことばかりでした」
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=== 本編 ===
:ジブリールの初登場の場面にて。ユニウスセブンが地球への軌道を取ったことを理由にロゴスの幹部たちを招集した際の発言。
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;「この度の事を申しましても、私は大変ショックを受けましてね。ユニウスセブンが!? まさかそんな!? 一体なぜ!? ……まず思ったのはそんな事ばかりでした」
:他の幹部からは「前置きはいいよ」と言われるが、ジブリールは「ここが肝心」と強調しており、これから起きる被害よりもコーディネイター殲滅を再び実行する為の大義名分が出来たことを喜んでいた模様。
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:ジブリールの初登場の場面にて。[[ユニウスセブン]]が[[地球]]への軌道を取った事を理由にロゴスの幹部達を招集した際の発言。
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:他の幹部からは「前置きはいいよ」と言われるが、ジブリールは「ここが肝心」と強調しており、これから起きる被害よりも[[コーディネイター]]の殲滅を再び実行する為の大義名分が出来た事を喜んでいた模様。
 
;「えぃッ!」
 
;「えぃッ!」
:上記の会合で対プラント宣戦の許可を幹部たちから取り付けたが、屋敷の窓から帰宅する彼らを眺めていたかと思いきやいきなり苛立ってビリヤードの球を壁に投げつけ陶磁器が割れたような音を響かせる。
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:上記の会合で対プラント宣戦の許可を幹部たちから取り付けたが、屋敷の窓から帰宅する彼等を眺めていたかと思いきや、いきなり苛立ってビリヤードの球を壁に投げつけ陶磁器が割れたような音を響かせる。
:アニメ本編ではこの行為の理由に関する説明はなかったが、小説版ではジブリールが他の幹部たちがコーディネイター問題に真剣に取り組んでいないことに関して激しい憤りを持っている事が明かされており、その苛立ちに関する八つ当たりだった模様。
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:アニメ本編ではこの行為の理由に関する説明は無かったが、[[小説|小説版]]では「ジブリールが他の幹部達がコーディネイター問題に真剣に取り組んでいない事に関して激しい憤りを持っている」事が明かされており、その苛立ちに関する'''八つ当たり'''だった模様。
;「思いもかけぬ最高のカードです。これを許せぬ人間などこの世のどこにもいはしない。そしてこれは、この上なき我らの強き絆とあるでしょう…。今度こそ、奴らのすべてに死を…、です」<br />「青き正常なる世界のために…ね」
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;「思いもかけぬ最高のカードです。これを許せぬ人間などこの世のどこにもいはしない。そしてこれは、この上なき我らの強き絆とあるでしょう…。今度こそ、奴らのすべてに死を…、です」<br />「蒼き清浄なる世界の為に…ね」
:ファントムペインから送られてきたユニウスセブン落下の原因がコーディネイターのテロ組織がフレアモーターを使って引き起こした人為的な事件だった事を他のロゴス幹部に提示した場面で。
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:ファントムペインから送られてきた[[ブレイク・ザ・ワールド|ユニウスセブン落下]]の原因がコーディネイターの[[テロリスト|テロ組織]]がフレアモーターを使って引き起こした人為的な事件だった事を他のロゴス幹部に提示した場面で。
:この後、ジブリールはこの事実を世界中に公表し、地球の反コーディネイター感情を一時的に盛り上げる事に成功。傀儡である大西洋連邦大統領を利用して一気に世界を再び戦争へと導いていく。
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:この後、ジブリールはこの事実を世界中に公表し、地球の反コーディネイター感情を一時的に盛り上げる事に成功。傀儡である[[大西洋連邦]]大統領[[ジョゼフ・コープランド]]を利用して一気に世界を再び戦争へと導いていく。
:余談だが、アズラエルも含めて原作で「青き正常なる世界のために」をブルーコスモス盟主が発言するのはここだけ。
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:余談だが、原作において'''「蒼き清浄なる世界の為に」をブルーコスモス盟主([[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]も含む)が発言するのは、実はこの場面だけ'''。
 
;「世界はね、『システム』なんですよ。だからそれを作り上げる者とそれを管理する者が必要だ。人が管理しなければ庭とて荒れる。誰だって自分の庭には好きな木を植える。芝を張り、綺麗な花を咲かせたがるものでしょう、『雑草』は抜いて。ところかまわず好き放題に草を生えさせ、それを美しいと言いますか? 『これぞ自由だ』と。人は誰だってそういうものが好きなんですよ。きちんと管理された場所、もの…安全なね。今までだって世界をそうしようと人はがんばってきたんじゃないですか。街を造り、道具を作り、ルールを作ってね。そして今、それをかつてない規模でやれる壮大なチャンスを得たんですよ、我々は。だからさっさと奴らを討って、早く次の楽しいステップに進みましょうよ。我々ロゴスのための美しい庭、新たなる世界システムの構築というね」
 
;「世界はね、『システム』なんですよ。だからそれを作り上げる者とそれを管理する者が必要だ。人が管理しなければ庭とて荒れる。誰だって自分の庭には好きな木を植える。芝を張り、綺麗な花を咲かせたがるものでしょう、『雑草』は抜いて。ところかまわず好き放題に草を生えさせ、それを美しいと言いますか? 『これぞ自由だ』と。人は誰だってそういうものが好きなんですよ。きちんと管理された場所、もの…安全なね。今までだって世界をそうしようと人はがんばってきたんじゃないですか。街を造り、道具を作り、ルールを作ってね。そして今、それをかつてない規模でやれる壮大なチャンスを得たんですよ、我々は。だからさっさと奴らを討って、早く次の楽しいステップに進みましょうよ。我々ロゴスのための美しい庭、新たなる世界システムの構築というね」
:第9話「驕れる牙」より。この一連の台詞とともにまるで前祝をするかのようにグラスを掲げる。彼の台詞を端的に言えば、「雑草」つまり[[コーディネイター]]を排除し、自身にとって都合のいい世界を作るのが目的なのだろう。尤も、通話相手のジョセフ・コープランドはこの台詞に後に深いため息をついており、彼はジブリールの考えには賛同していないことが窺える。
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:第9話「驕れる牙」より。この一連の台詞とともにまるで前祝をするかのようにグラスを掲げる。彼の台詞を端的に言えば、「雑草」つまり[[コーディネイター]]を排除し、自身にとって都合のいい世界を作るのが目的なのだろう。
;「ふざけた事をおっしゃいますなッ! この戦争、益々勝たねばならなくなったというのに。我らの核を一瞬で消滅させたあの兵器、あんな物を持つバケモノが宇宙にいて一体どうして安心していられるというのですッ! 戦いは続けますよ、以前のプランに戻してッ! いや、それよりもっと強化してねッ! 今度こそ奴らを叩きのめし、その力を完全に奪い去るまでッ!」
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:もっとも、通話相手のコープランド大統領はこの台詞に後に深いため息をついており、彼はジブリールの考えには賛同していない事が窺える。
:プラントへの核攻撃はニュートロン・スタンピーダーで防がれてしまい、その事をロゴスの幹部たちから'''「何だねこの醜態は?」「君の書いたシナリオはコメディなのかね?」「世界中の物笑い」「誰にどういう手を打つべきか…ジブリール、君にかね?」'''とボロクソにこき下ろされたジブリールの反論。
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;「ふざけた事をおっしゃいますなッ! この戦争、益々勝たねばならなくなったというのに。我等の[[核ミサイル|核]]を一瞬で消滅させたあの兵器、あんな物を持つバケモノが宇宙にいて一体どうして安心していられるというのですッ! 戦いは続けますよ、以前のプランに戻してッ! いや、それよりもっと強化してねッ! 今度こそ奴らを叩きのめし、その力を完全に奪い去るまでッ!」
:ジブリールの失態である事には間違いないのだが、ただ高みの見物をしている他の幹部たちにここまで言われてキレてしまうのも仕方がない。しかし、「以前のプランに戻して」と言っている当たり当初の計画が完全に瓦解している事も意味しており、物語が4分の1にも達していないにも関わらず彼の小物っぷりが際立っている。
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:プラントへの核攻撃はニュートロン・スタンピーダーで防がれてしまい、その事をロゴスの幹部達から'''「何だねこの醜態は?」「君の書いたシナリオはコメディなのかね?」「世界中の物笑い」「誰にどういう手を打つべきか…ジブリール、君にかね?」'''とボロクソにこき下ろされたジブリールの反論。
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:ジブリールの失態である事には間違いないのだが、ただ高みの見物をしている他の幹部達にここまで言われてキレてしまうのも仕方が無い。
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:しかし、「以前のプランに戻して」と言っている辺り、当初の計画が完全に瓦解している事も意味しており、物語が4分の1にも達していないにも関わらずジブリールの小物っぷりが際立っている。
 
;「私はそんな話が聞きたいのではないッ! 私はそんな現状に対して、あなた方がどんな手を打ってらっしゃるのかを聞いているのです。コーディネイターを倒せッ! 滅ぼせッ!やっつけろッ! あれだけ盛り上げて差し上げたのにその火を消してしまうおつもりですかッ!!」
 
;「私はそんな話が聞きたいのではないッ! 私はそんな現状に対して、あなた方がどんな手を打ってらっしゃるのかを聞いているのです。コーディネイターを倒せッ! 滅ぼせッ!やっつけろッ! あれだけ盛り上げて差し上げたのにその火を消してしまうおつもりですかッ!!」
:戦局が思い通りに進まない中、大西洋連邦大統領ジョセフ・コープランドとの会話中に「ごり押しで結んだ同盟がほころび始めるのも無理はない」と言われた際に。
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:戦局が思い通りに進まない中、コープランド大統領との会話中に「ごり押しで結んだ同盟がほころび始めるのも無理はない」と言われた際に。
:相手の発言を自分への非難と受け取ったのか、突然激昂。しかし、この後の言い争うではコープランドからファントムペインの失態も言及され、反論に詰まったジブリールはオーブに派兵を要求する事を提案する。
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:相手の発言を自分への非難と受け取ったのか、突然激昂。しかし、この後の言い争うではコープランドからファントムペインの失態も言及され、反論に詰まったジブリールは[[オーブ連合首長国|オーブ]]に派兵を要求する事を提案する。
;「ふふふふはははははは! どうです? 圧倒的じゃないですか、デストロイは」<br />ロゴス幹部「確かにのう。全て焦土と化して何も残らんわ」<br />ロゴス幹部「どこまで焼き払うつもりなんだこれで」<br />「そこにザフトがいる限り、どこまでもですよ。変に馴れ合う連中にもう一度はっきりと教えてやりませんとね。我等ナチュラルとコーディネイターは違うのだということを。それを裏切るような真似をすれば地獄に堕ちるのだということをね」
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;「ふふふふはははははは! どうです? 圧倒的じゃないですか、[[デストロイガンダム|デストロイ]]は」<br />ロゴス幹部「確かにのう。全て焦土と化して何も残らんわ」<br />ロゴス幹部「どこまで焼き払うつもりなんだこれで」<br />「そこにザフトがいる限り、どこまでもですよ。変に馴れ合う連中にもう一度はっきりと教えてやりませんとね。我等ナチュラルとコーディネイターは違うのだということを。それを裏切るような真似をすれば地獄に堕ちるのだということをね」
:デストロイがベルリン市内を火の海に陥れている戦況をモニターで眺めながら、他のロゴス幹部にご満喫な場面。対照的に他のロゴス幹部はかなりうんざりした様子であり、ジブリールの裏切り者のナチュラルを殺戮するという思考と行動が他の幹部と比べて異質な思考であることを物語っている。
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:デストロイがベルリン市内を火の海に陥れている戦況をモニターで眺めながら、他のロゴス幹部にご満喫な場面。「圧倒的じゃないですか~」の件は、[[ギレン・ザビ]]の名台詞「圧倒的じゃないか、我が軍は」のオマージュだろう。
:勝利のワインを傾けているジブリールだが、その日の内にデストロイはフリーダムに撃破されてしまう事になる。
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:一方、対照的に他のロゴス幹部はかなりうんざりした様子であり、ジブリールの「裏切り者のナチュラルを殺戮する」という思考と行動が他の幹部と比べて異質な思考である事を物語っている。
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:ちなみに、上記の場面において勝利のワインを傾けているジブリールだが、その日の内にデストロイは[[フリーダムガンダム|フリーダム]]に撃破されてしまう事になる。
 
;「やめろッ!! やめさせるんだッ!! 何故できないッ!!」
 
;「やめろッ!! やめさせるんだッ!! 何故できないッ!!」
:デュランダルにロゴスの存在を暴露される直前、モニタールームで狼狽する。この辺りから片目だけ見開くなど一気に顔が崩れ始める。
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:デュランダルにロゴスの存在を暴露される直前、モニタールームで狼狽する。この辺りから片目だけ見開く等、ジブリールの顔が一気に崩れ始める。
 
;「こ、こんな……こんなバカなことが……ええいッ!」<br />「…デュランダルめッ!」
 
;「こ、こんな……こんなバカなことが……ええいッ!」<br />「…デュランダルめッ!」
:デュランダルの暴露により世界中でロゴスの関係者が地球市民のナチュラルたちに襲撃されている状態に驚愕しながら。この時、彼の邸宅にも武装した暴徒がなだれ込んでおり、彼はモニタールームから間一髪で脱出する。
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:デュランダルの暴露により世界中でロゴスの関係者が地球市民のナチュラル達に襲撃されている状態に驚愕しながら。この時、ジブリールの邸宅にも武装した暴徒がなだれ込んでおり、彼はモニタールームから間一髪で脱出する。
 
:本編ではこのシーンの直前にデュランダルの演説が入っているが、小説版ではジブリールもこれを聞いており、彼の視点だからこそデュランダルの演説内容と行動の欺瞞振りが感じられる内容となっている。
 
:本編ではこのシーンの直前にデュランダルの演説が入っているが、小説版ではジブリールもこれを聞いており、彼の視点だからこそデュランダルの演説内容と行動の欺瞞振りが感じられる内容となっている。
;「フッ…通告して回答を待つと。デュランダルはさぞや今、気分の良いことでしょうよ」<br />「守る?ハッ、何をおっしゃっているんですか。我々は攻めるのですよ。奴を、今日ここから」<br />「我々を討てば戦争は終わり、世界は平和になる?ハッ、そんな言葉にやすやすと騙されるほどに愚かです。確かに民衆は。だが、だからこそ我々が、なんとしても奴を討たなければならない!」<br />「本当に取り返しのつかないことになる前に。この世界が、奴とコーディネイター共の物になる前にです!」<br />「準備ができ次第、始めます。議長殿が調子にのっていられるのも、もうここまでだ。格好つけてノコノコと前線にまで出てきたこと、奴にタップリと後悔させてやりましょう」<br />「あの世でね…!」
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;「フッ…通告して回答を待つと。デュランダルはさぞや今、気分の良いことでしょうよ」<br />「守る? ハッ、何をおっしゃっているんですか。我々は攻めるのですよ。奴を、今日ここから」<br />「我々を討てば戦争は終わり、世界は平和になる? ハッ、そんな言葉にやすやすと騙されるほどに愚かです。確かに民衆は。だが、だからこそ我々が、なんとしても奴を討たなければならない!」<br />「本当に取り返しのつかないことになる前に。この世界が、奴とコーディネイター共の物になる前にです!」<br />「準備ができ次第、始めます。議長殿が調子にのっていられるのも、もうここまでだ。格好つけてノコノコと前線にまで出てきたこと、奴にタップリと後悔させてやりましょう」<br />「あの世でね…!」
:ヘブンズベースにて。事実この時点では、物量はあり、多数の決戦兵器まで用意あり、直後に先制攻撃を行った事もあって、勝機は有るかに見えたが…。
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:ヘブンズベースにて。事実この時点では、物量および多数の決戦兵器まで用意はあり、直後に先制攻撃を行った事もあって、勝機は有るかに見えたが…。
;「フフフハハハハハ…糾弾もよい。理想もよい。が、全ては勝たねば意味はない。いにしえから、全ては勝者の物と決まっているのですからね…」
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;「フフフハハハハハ…糾弾も良い。理想も良い。…が、全ては勝たねば意味はない。いにしえから、全ては勝者の物と決まっているのですからね…」
:ヘブンズベース戦が有利に進んでいるのを見届けて。この時はまさか'''自分が敗者になる'''とは思ってもいなかっただろう。むしろ[[デストロイガンダム|デストロイ]]やニーベルングで多大な戦果を挙げながら最終的になぜ逃げ出す羽目に陥ったのやら。
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:ヘブンズベース戦が有利に進んでいるのを見届けて。この時はまさか'''自分が敗者になる'''とは思ってもいなかっただろう。むしろ、デストロイやニーベルングで多大な戦果を挙げながら最終的になぜ逃げ出す羽目に陥ったのやら。
 
;「どういう事なのだこれは! ええい!」
 
;「どういう事なのだこれは! ええい!」
:ミネルバ隊の介入でデストロイ部隊がほぼ全滅した直後、どさくさに紛れて逃げ出そうとしながら。むしろ視聴者が聞きたい。
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:ザフトの[[ミネルバ隊]]の介入でデストロイ部隊がほぼ全滅した直後、どさくさに紛れて逃げ出そうとしながら。むしろ、視聴者の方が「どういう事なのだ」と聞きたい。
 
;「ちょっとは物のわかった人間ならね、すぐに見抜くはずだ。あんなデュランダルの欺瞞は」<br />「奴の支配する世界になどなったら、あなた方も居場所はない」<br />「…が、心配せずとも我らはすぐに反撃に出る。奴が宇宙に戻り、私が宇宙に上がりレクイエムが流れれば、全て終わるのだ」<br />「その時勝ち残っていたければ、今どうすべきかは、聡明なあなたにはよくお分かりだろうなぁ…ウナト・エマ」
 
;「ちょっとは物のわかった人間ならね、すぐに見抜くはずだ。あんなデュランダルの欺瞞は」<br />「奴の支配する世界になどなったら、あなた方も居場所はない」<br />「…が、心配せずとも我らはすぐに反撃に出る。奴が宇宙に戻り、私が宇宙に上がりレクイエムが流れれば、全て終わるのだ」<br />「その時勝ち残っていたければ、今どうすべきかは、聡明なあなたにはよくお分かりだろうなぁ…ウナト・エマ」
 
:オーブに逃げ込み、セイラン家の屋敷でくつろぐジブリールが[[ウナト・エマ・セイラン]]に言い放った一連の台詞。ジブリールとは対照的に窮屈そうな感じに憔悴しているウナトの姿が印象的でもある。
 
:オーブに逃げ込み、セイラン家の屋敷でくつろぐジブリールが[[ウナト・エマ・セイラン]]に言い放った一連の台詞。ジブリールとは対照的に窮屈そうな感じに憔悴しているウナトの姿が印象的でもある。
:この一連の発言でウナトは地球連合軍にはまだ奥の手があると確信し、自らが選んだ道は間違いではなかったと思い込んだ…が、[[小説|小説版]]ではジブリールを匿うこと自体がウナトにとって不本意だったことが語られており<ref>オーブに関係するロゴス幹部の紹介で会った程度の付き合いしかなく、こんなことを頼られる間柄ではないとの事。</ref>、結果的に彼がジブリールを匿ったのは連合軍部を支配する彼の権威に屈したからでしかない。
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:この一連の発言でウナトは地球連合軍にはまだ奥の手があると確信し、自らが選んだ道は間違いではなかったと思い込んだ…が、小説版では「ジブリールを匿う事自体がウナトにとって不本意だった」事が語られており<ref>「ジブリールとはオーブに関係するロゴス幹部の紹介で会った程度の付き合いでしかなく、こんなことを頼られる間柄ではない」との事。</ref>、結果的にウナトがジブリールを匿ったのは連合軍部を支配する彼の権威に屈したからでしかない。
 
;「私は大統領の様な臆病者でも、デュランダルの様な夢想家でもない。撃つべき時には撃つさ、守るために」
 
;「私は大統領の様な臆病者でも、デュランダルの様な夢想家でもない。撃つべき時には撃つさ、守るために」
:第44話「二人のラクス」より。ダイダロス基地司令部で基地司令官との会話中に。彼の主観ではあくまでコーディネイターの魔の手から「青き清浄なる世界」を守るために戦っているという主観なのだろう。
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:第44話「二人のラクス」より。ダイダロス基地司令部で基地司令官との会話中に。彼の主観ではあくまでコーディネイターの魔の手から「蒼き清浄なる世界」を守る為に戦っているという主観なのだろう。
;「''さあ奏でてやろうデュランダル。お前達の為の[[レクイエム]]を!''」
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;「''さあ奏でてやろう[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]。お前達の為の[[レクイエム]]を!''」
 
:レクイエム発射トリガー装置のセキュリティを解除し、その発射ボタンを押す際の台詞。
 
:レクイエム発射トリガー装置のセキュリティを解除し、その発射ボタンを押す際の台詞。
:スペシャルエディション版では「今度こそ、お前達を弔う…」と台詞が追加されている。生き返って再チャレンジでもしている心地だったのだろうか……?
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:スペシャルエディション版では'''「今度こそ、お前達を弔う…」'''と台詞が追加されている。生き返って再チャレンジでもしている心地だったのだろうか……?
;「ダメならそれでも良いッ! フォーレの奴等だけでもッ!」<br />基地司令「それでは終わりです。次のチャージまではとても…」<br />「いいから撃てッ! その隙に脱出する。私が生きてさえいればまだいくらでも道はある。基地を降伏させ同時に撃つ! 言い訳はいくらでもつく。君は良くやってくれた。共にアルザッヘルにでも逃げれば、また……」
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;「ダメならそれでも良いッ! フォーレの奴等だけでもッ!」<br />基地司令「それでは終わりです。次のチャージまではとても…」<br />「いいから撃てッ! その隙に脱出する。私が生きてさえいれば、まだいくらでも道は有る。基地を降伏させ同時に撃つ! 言い訳はいくらでもつく。君は良くやってくれた。共にアルザッヘルにでも逃げれば、また……」
:ダイダロス基地にミネルバがレクイエム破壊の為に侵入し、ウィンダム、ユークリッド、ザムザザー、ゲルズゲー、デストロイといった最新兵器でも止められず、劣勢に陥る。レクイエムのチャージを待たずに発射シークエンスに移行させようとしたが、直後にビーム偏光ステーション「フォーレ」の推進システムに異常が発生し、プラント攻撃が不可能となる。
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:ダイダロス基地にミネルバ隊がレクイエム破壊の為に侵入し、ウィンダム、ユークリッド、ザムザザー、ゲルズゲー、デストロイといった最新兵器でも止められず、劣勢に陥る。レクイエムのチャージを待たずに発射シークエンスに移行させようとしたが、直後にビーム偏光ステーション「フォーレ」の推進システムに異常が発生し、プラント攻撃が不可能となる。
:すると彼はレクイエムでフォーレ付近に展開しているザフト軍を薙ぎ払う様に命じた後、自身はアルザッヘルへの逃亡を図るのであった。
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:何と、ジブリールはレクイエムでフォーレ付近に展開しているザフトを薙ぎ払う様に命じた後、自身はアルザッヘルへの逃亡を図るのであった。
:'''自宅 → ヘブンズベース → オーブ → 月面ダイダロス基地 → 月面アルザッヘル基地'''と10話に跨いで逃亡ばかり繰り返していたため、「'''またかよ'''」と思った視聴者も多いであろう。
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:ジブリールは'''自宅 → ヘブンズベース → オーブ → 月面ダイダロス基地 → 月面アルザッヘル基地'''…と10話に跨いで逃亡ばかり繰り返していた為、'''「またかよ」'''と思った視聴者も多いであろう。
:小説版では地球とナチュラルの未来の為に自分は生き残らなければならないという考え方をしている反面で、ダイダロス基地司令官が保身を考えている事を察してうんざりするというかなり独善的な思考が描写がなされている。
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:小説版では「地球とナチュラルの未来の為に自分は生き残らなければならないという考え方をしている反面で、ダイダロス基地司令官が保身を考えている事を察してうんざりする」という、かなり独善的なジブリールの思考の描写がなされている。
 
;「ええい! ……ぁ? なッ!? うわぁぁぁッッ!!」
 
;「ええい! ……ぁ? なッ!? うわぁぁぁッッ!!」
:最期のシーン。上記のやり取りの後、ガーティ・ルーで逃亡を図ったが、レクイエムは発射前に管制室と司令部を潰されたため不発に終わり、その直後にレイのレジェンドにガーティ・ルーのブリッジを破壊されて戦死した。
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:最期のシーン。上記のやり取りの後、ガーティ・ルーで逃亡を図ったが、レクイエムは発射前に管制室と司令部を潰された為に不発に終わり、その直後に[[レイ・ザ・バレル|レイ]]の[[レジェンドガンダム|レジェンド]]に自身の搭乗艦である[[ガーティ・ルー]]のブリッジを破壊されて戦死した。
:その際にジブリールの顔面がビームの本流に飲まれて消滅するというシーンが'''どアップ'''で放映される過激な描写がなされており、たまたま番組を付けた人がいたらビビッたであろう。HDリマスターではなぜかこの場面を'''新規シーン'''で描くという徹底ぶりであった。
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:その際に「ジブリールの顔面がビームの本流に飲まれて消滅する、というシーンが'''どアップ'''で放映される」という過激なグロ描写がなされており、たまたま番組を付けた人がいたらビビッたであろう。HDリマスターでは、なぜか「上記の場面を'''新規シーン'''で描く」という徹底ぶりであった。
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=== その他媒体 ===
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;「フフフ ハーハッハッハ! 我等の勝ちだ! 蒼き清浄なる世界の為に! 」
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:[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』よりEx-4b「重なる明日」より。[[地球連合軍]]が発射した[[核ミサイル]]がプラント本国に到達した際のジブリールの勝利宣言。
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:この核攻撃によって、プラントは指導者[[ギルバート・デュランダル|デュランダル議長]]および国民の半数以上を喪ってしまう。そんなプラント側の無条件降伏の要請を却下したジブリールの命令で、地球連合軍はさらなる殺戮行為を続けていく…。
 +
:「ジブリールが生存および勝利する」という珍しい結末だが、'''「凄惨な光景をモニターで眺めて、悪意に満ちた笑みを浮かべるジブリール」の一枚絵'''で終わる結末(エンディングNo.4)なので、やはり[[トラウマイベント|後味が悪い場面]]である。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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