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| 『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まり、現在も続く特撮テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」の第16作目。 | | 『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まり、現在も続く特撮テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」の第16作目。 |
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− | 敵味方共に中世[[ヨーロッパ]]風のファンタジーRPGのような設定から、ファンタジー戦隊を確立。それに加え、ロボットの姿をした生命体と本格的に導入された6人目のレギュラー戦士の存在も、以降のシリーズに大きな影響をもたらした。 | + | 敵味方共に中世[[ヨーロッパ]]風のファンタジーRPGのような設定から、ファンタジー戦隊を確立。それに加え、'''「ロボットの姿をした生命体」'''およびスーパー戦隊シリーズ史上初めて本格的に導入された'''「6人目のレギュラー戦士」'''の存在も、以降のシリーズに大きな影響をもたらした。 |
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| アメリカではシリーズで初めて「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」の名で放送された作品であり、現在でも根強い支持を得ている。2017年にはアメリカ主導のリメイク映画が公開される。 | | アメリカではシリーズで初めて「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」の名で放送された作品であり、現在でも根強い支持を得ている。2017年にはアメリカ主導のリメイク映画が公開される。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | かつて地球には恐竜から進化した恐竜人類と[[妖精]]族が暮らしていたが、1億7千万年前に悪魔に魂を売った魔女バンドーラが人類を滅ぼそうとした。五大部族はその守護獣と共にこれを封印するも、[[地球]]を氷河が覆ったことで恐竜は滅びた。 | + | かつて地球には恐竜から進化した恐竜人類と[[妖精]]族が暮らしていたが、1億7千万年前に悪魔に魂を売った魔女バンドーラが人類を滅ぼそうとした。五大部族はその守護獣と共にこれを封印するも、[[地球]]を氷河が覆った事で恐竜は滅びた。 |
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− | そして現在の1992年、スペースシャトルの乗員のミスで復活した魔女バンドーラにより再び地球は滅亡の危機に晒されてしまう。だが、長い眠りについていた恐竜族の戦士たちもまた目を覚まし、ここに恐竜戦隊ジュウレンジャーとバンドーラ一味との戦いの幕が上がった。
| + | そして現在の[[西暦]]1992年、スペースシャトルの乗員のミスで復活した魔女バンドーラにより再び地球は滅亡の危機に晒されてしまう。だが、長い眠りについていた恐竜族の戦士たちもまた目を覚まし、ここに恐竜戦隊ジュウレンジャーとバンドーラ一味との戦いの幕が上がった。 |
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| == 登場人物 == | | == 登場人物 == |
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| :バンドーラの息子。故人なのだが、大サタンの手によって復活する。 | | :バンドーラの息子。故人なのだが、大サタンの手によって復活する。 |
| ;ドーラモンスター | | ;ドーラモンスター |
− | :プリプリカンの作った粘土人形を魔法の焼き釜「ネンドーラ」で焼いて生産される怪物たち。[[神話]]や伝説の怪物がモチーフ。 | + | :プリプリカンの作った粘土人形を魔法の焼き釜「ネンドーラ」で焼いて生産される怪物達。[[神話]]や伝説の怪物がモチーフ。 |
| ;ゴーレム兵 | | ;ゴーレム兵 |
| :プリプリカンの作った粘土人形を魔法の焼き釜「ネンドーラ」で焼いて生産される[[一般兵|戦闘員]]。 | | :プリプリカンの作った粘土人形を魔法の焼き釜「ネンドーラ」で焼いて生産される[[一般兵|戦闘員]]。 |
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| == 用語 == | | == 用語 == |
| ;守護獣 | | ;守護獣 |
− | :五大部族の守り神。自らの意志を持ち、ジュウレンジャーが乗り込まずとも戦うことがある。合体することで更なる力を発揮する。 | + | :五大部族の守り神。自らの意志を持ち、ジュウレンジャーが乗り込まずとも戦うことがある。合体する事で更なる力を発揮する。 |
| ;惑星ネメシス | | ;惑星ネメシス |
| :バンドーラ一味が封印されていた惑星。 | | :バンドーラ一味が封印されていた惑星。 |
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| == 楽曲 == | | == 楽曲 == |
| ;「恐竜戦隊ジュウレンジャー」 | | ;「恐竜戦隊ジュウレンジャー」 |
− | :OP曲。フルバージョンだと前奏が非常に長い(およそ1分)壮大な曲。最終回では2番が歌われた。 | + | :OP曲。フルバージョンだと前奏が非常に長い(およそ1分)壮大な曲。最終話では2番が歌われた。 |
| ;「冒険してラッパピーヤ!」 | | ;「冒険してラッパピーヤ!」 |
− | :ED曲。最終回は除く。 | + | :ED曲(ただし、最終話を除く)。 |
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| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *「恐竜」戦隊ながら'''キャラクターのモチーフに使われている生物が6人中4人が恐竜ではない'''、という事がよく指摘される。 | | *「恐竜」戦隊ながら'''キャラクターのモチーフに使われている生物が6人中4人が恐竜ではない'''、という事がよく指摘される。 |
− | **これはマンモスやサーベルタイガーは古代の哺乳類、プテラノドンは厳密には恐竜と別種である翼竜、[[ドラゴン]]に至っては架空の生物であるため、純粋な恐竜がティラノザウルスとトリケラトプスしかいないためである。 | + | **実際、純粋な恐竜はティラノザウルスとトリケラトプスの2種類しか起用されていない。残る4種類のうち、マンモスとサーベルタイガーは古代の哺乳類、プテラノドンは厳密には恐竜と別種である翼竜、[[ドラゴン]]に至っては架空の生物である。 |
− | **プテラノドンについてはシリーズ第27作目『爆竜戦隊アバレンジャー』でもモチーフにされており、追加戦士を除いた5人が正真正銘の恐竜モチーフのスーパー戦隊は第37作目『獣電戦隊キョウリュウジャー』まで待たなくてはならなかった。 | + | **なお、プテラノドンについてはシリーズ第27作目『爆竜戦隊アバレンジャー』でもモチーフにされており、追加戦士を除いた5人が正真正銘の恐竜モチーフのスーパー戦隊は第37作目『獣電戦隊キョウリュウジャー』まで待たなくてはならなかった。 |
− | ***初期案では、全て恐竜のデザインモチーフであったが、似たようなものばかりになる事を避ける為でこのような配置となった。 | + | ***初期案では、全て恐竜のデザインモチーフであったが、似たようなものばかりになる事を避ける為で敢えてこのような配置となった経緯が有る。 |
| *ジュウレンジャーのタイトルロゴの下には漢字表記で'''「獣連者」'''という当て字がされているが、これは「戦隊を構成する人数が10人」と勘違いされる事を防ぐ為である。後に漢字表記は第34作目『天装戦隊ゴセイジャー』でも用いられ、「護星者」という当て字がされている。 | | *ジュウレンジャーのタイトルロゴの下には漢字表記で'''「獣連者」'''という当て字がされているが、これは「戦隊を構成する人数が10人」と勘違いされる事を防ぐ為である。後に漢字表記は第34作目『天装戦隊ゴセイジャー』でも用いられ、「護星者」という当て字がされている。 |
− | **実際、主題歌を担当した佐藤健太氏も話を聞いた時に「10人で戦うのかな?」と思っていたらしい。 | + | **実際、本作の主題歌を担当した佐藤健太氏も話を聞いた時に「10人で戦うのかな?」と思っていたらしい。 |
− | ***こういった誤解を招く背景としては、第1作である『秘密戦隊ゴレンジャー』と、その名乗り「'''五人'''揃って'''ゴ'''レンジャー!」の影響が大きいと思われる。 | + | ***こういった誤解を招く背景としては、「スーパー戦隊シリーズ」の記念すべき第1作目である『秘密戦隊ゴレンジャー』と、その名乗り「'''五人'''揃って'''ゴ'''レンジャー!」の影響が大きいと思われる。 |
| **だが、そんな勘違いが非常に多かった為か、タイトル通り初期メンバーが9人のシリーズ第41作目『宇宙戦隊キュウレンジャー』では、'''10人目のメンバーが登場した際に戦隊の名称が「ジュウレンジャー」になりかけて却下される'''、というセルフパロディが行われた。 | | **だが、そんな勘違いが非常に多かった為か、タイトル通り初期メンバーが9人のシリーズ第41作目『宇宙戦隊キュウレンジャー』では、'''10人目のメンバーが登場した際に戦隊の名称が「ジュウレンジャー」になりかけて却下される'''、というセルフパロディが行われた。 |
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