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− | == バジュラ(Vajra) ==
| + | バジュラ(Vajra)とは、『マクロスF』([[マクロスF|TV版]]および[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜|劇場]][[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜|版]])に登場する種族。 |
− | 『マクロスF』([[マクロスF|TV版]]および[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜|劇場]][[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜|版]])に登場する巨大な昆虫型宇宙生物。[[インド神話]]の雷神インドラが使用する武器「ヴァジュラ(「金剛杵」とも言う)」と形状が似ているため、この名が付けられた。
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| + | [[インド神話]]の雷神インドラが使用する武器「ヴァジュラ(「金剛杵」とも言う)」と形状が似ているため、この名が付けられた。 |
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| ちなみに、バジュラの[[英語|英字]]表記は媒体によって表記が異なっている<ref>具体的に言うと、[[マクロスF|TV版]]では「Vajra」表記、一部ゲームでは「Vajura」表記、[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜|劇場]][[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜|版]]では「Bajura」表記である。</ref>のだが、本頁ではTV版の表記「Vajra」に従う。 | | ちなみに、バジュラの[[英語|英字]]表記は媒体によって表記が異なっている<ref>具体的に言うと、[[マクロスF|TV版]]では「Vajra」表記、一部ゲームでは「Vajura」表記、[[劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜|劇場]][[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜|版]]では「Bajura」表記である。</ref>のだが、本頁ではTV版の表記「Vajra」に従う。 |
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− | === バジュラの概要 === | + | == 概要 == |
− | バジュラは、[[バジュラクイーン]]を筆頭にした階級制度によって活動している。生物学的には蟻や蜂に似た生態系をしており、能力は個体ごとに違っている。その歴史はとても深く、[[プロトカルチャー]]よりも前から[[宇宙]]に生息していたと考えられており、危険な生物だと考えられている。しかしながら、同時に彼らが持つ独自の能力は科学の発展に役立つと考えられ研究もされている。
| + | 巨大な昆虫型宇宙生物。 |
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| + | [[バジュラクイーン]]を筆頭にした階級制度によって活動している。生物学的には蟻や蜂に似た生態系をしており、能力は個体ごとに違っている。 |
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| + | その歴史はとても深く、[[プロトカルチャー]]よりも前から[[宇宙]]に生息していたと考えられており、危険な生物だと考えられている。しかしながら、同時に彼らが持つ独自の能力は科学の発展に役立つと考えられ研究もされている。 |
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| バジュラは本来戦闘的な生物ではない(ただし、自分達の縄張りを侵した存在を駆逐する)。しかし、その勢力と戦闘力は人類の兵器をしのぎ、[[ゼントラーディ]]のボドルザー基幹艦隊ですら力押しで殲滅せしめるだけの力を有している。また、生物でありながらミサイルやマシンガン、ビーム砲といった人間でいうところの「武器」を自らの身体に器官として持っており、加えてミサイルやマシンガンの弾丸やビームのエネルギーも体内で生成することが可能であり、攻撃行動を取る際はそれらを駆使して敵を駆逐する。 | | バジュラは本来戦闘的な生物ではない(ただし、自分達の縄張りを侵した存在を駆逐する)。しかし、その勢力と戦闘力は人類の兵器をしのぎ、[[ゼントラーディ]]のボドルザー基幹艦隊ですら力押しで殲滅せしめるだけの力を有している。また、生物でありながらミサイルやマシンガン、ビーム砲といった人間でいうところの「武器」を自らの身体に器官として持っており、加えてミサイルやマシンガンの弾丸やビームのエネルギーも体内で生成することが可能であり、攻撃行動を取る際はそれらを駆使して敵を駆逐する。 |
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| バジュラはフォールドウェーブによる意思ネットワークで行動しているが、あくまでも共有意思によるものであり、稀にだがクイーンの意思に反する行動を取る事もある。 | | バジュラはフォールドウェーブによる意思ネットワークで行動しているが、あくまでも共有意思によるものであり、稀にだがクイーンの意思に反する行動を取る事もある。 |
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− | === バジュラの生態 === | + | === 生態 === |
| ;フォールド能力 | | ;フォールド能力 |
| :バジュラ単体による[[フォールド]]([[ワープ]]能力)、そしてフォールド通信波による意思共有と固体耐性の伝達。これらは「フォールドクォーツ」と呼ばれるバジュラのみの生態機関が関係している。 | | :バジュラ単体による[[フォールド]]([[ワープ]]能力)、そしてフォールド通信波による意思共有と固体耐性の伝達。これらは「フォールドクォーツ」と呼ばれるバジュラのみの生態機関が関係している。 |
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| :卵生であるが、交配の機会は数億年に一度と非常に長い周期で行われる。交配に前後して他の銀河に住む群れと出会うため、呼びかけの[[歌]]を歌う。[[ランカ・リー|ランカ]]がよく歌っている「アイモ」がそれである。 | | :卵生であるが、交配の機会は数億年に一度と非常に長い周期で行われる。交配に前後して他の銀河に住む群れと出会うため、呼びかけの[[歌]]を歌う。[[ランカ・リー|ランカ]]がよく歌っている「アイモ」がそれである。 |
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− | === 主なバジュラ ===
| + | == 主なバジュラ == |
| ;[[バジュラ (幼生型)|幼生型]] | | ;[[バジュラ (幼生型)|幼生型]] |
| :昆虫型で、主に卵から還った直後。ランカのペットの[[あい君]]はこれにあたる。 | | :昆虫型で、主に卵から還った直後。ランカのペットの[[あい君]]はこれにあたる。 |