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| ==日本神話(Japanese mythology)== | | ==日本神話(Japanese mythology)== |
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− | [[日本]]に伝わる[[神話]]。それに伝わる伝承はほとんどが、『古事記』・『日本書紀』および各『風土記』の記述によるものであり、高天原の[[神|神々]]が中心となっている。(良くも悪くも)大らかだった時代故か、下半身に関するネタも少なくない。 | + | [[日本]]に伝わる[[神話]]。それに伝わる伝承はほとんどが、『古事記』・『日本書紀』および各『風土記』の記述によるものであり、高天原の[[神|神々]]が中心となっている。日本神話に登場する高天原の神々の多くは、日本における[[宗教 #実在の宗教|民族宗教]]である神道において信仰されている。 |
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| + | なお、日本神話は(良くも悪くも)大らかだった時代に成立した故か、下半身に関するネタも少なくない。 |
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| 漢字表記は複数あるため、この記事に書かれてあるのはあくまでもその一つにすぎないことに留意。 | | 漢字表記は複数あるため、この記事に書かれてあるのはあくまでもその一つにすぎないことに留意。 |
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| :*『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』では[[ロンド・ギナ・サハク]]の名の由来となっている。 | | :*『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』では[[ロンド・ギナ・サハク]]の名の由来となっている。 |
| :*『[[鉄のラインバレル]]』ではその事に関するエピソードを言及するシーンがある。 | | :*『[[鉄のラインバレル]]』ではその事に関するエピソードを言及するシーンがある。 |
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| ;イザナミ(伊弉冉) | | ;イザナミ(伊弉冉) |
| :黄泉国の主宰神。黄泉津大神・道敷大神とも。元はイザナギの妹であり、妻であるが、火の神であるカグツチを生んだためにその身を焼かれて死してしまう。 | | :黄泉国の主宰神。黄泉津大神・道敷大神とも。元はイザナギの妹であり、妻であるが、火の神であるカグツチを生んだためにその身を焼かれて死してしまう。 |
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| :なお、出口が閉じられた際にイザナギに向けて「私は一日に千人を殺す」と呪いの言葉をかけ、それに対してイザナギは「ならば人が滅びないように一日に千五百人を産もう」と返している。これは、死生観を表しているとされる。 | | :なお、出口が閉じられた際にイザナギに向けて「私は一日に千人を殺す」と呪いの言葉をかけ、それに対してイザナギは「ならば人が滅びないように一日に千五百人を産もう」と返している。これは、死生観を表しているとされる。 |
| :*『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』では[[ロンド・ミナ・サハク]]の名の由来となっている。 | | :*『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』では[[ロンド・ミナ・サハク]]の名の由来となっている。 |
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| ;カグツチ(迦具土神) | | ;カグツチ(迦具土神) |
| :火の神であり、イザナギとイザナミの子。それ故、出産時にイザナミは火傷し、これがもとでイザナミは死んでしまう。 | | :火の神であり、イザナギとイザナミの子。それ故、出産時にイザナミは火傷し、これがもとでイザナミは死んでしまう。 |
| :その後、これに怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されるが、皮肉にもカグツチの血、死体からタケミカヅチを初めとする数多くの神々が生まれた。 | | :その後、これに怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されるが、皮肉にもカグツチの血、死体からタケミカヅチを初めとする数多くの神々が生まれた。 |
| :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[カグツチ]]の由来となっている。 | | :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[カグツチ]]の由来となっている。 |
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| ;タケミナカタ(建御名方神) | | ;タケミナカタ(建御名方神) |
| :軍神、山の神、風神。『葦原中国平定』において、タケミカヅチが葦原中国の国譲りの際にタケミナカタは力くらべを申し出るも、タケミカヅチの手をいざ掴むとその手が氷や剣に変わってしまった。 | | :軍神、山の神、風神。『葦原中国平定』において、タケミカヅチが葦原中国の国譲りの際にタケミナカタは力くらべを申し出るも、タケミカヅチの手をいざ掴むとその手が氷や剣に変わってしまった。 |
| :これを恐れて逃げ出すが、その逃走先である科野国の州羽(すわ)の海(諏訪湖)にてタケミカヅチに殺されそうになった際「もうこの地から出ないから殺さないでくれ」と命乞いをし、タケミカヅチに服従した。 | | :これを恐れて逃げ出すが、その逃走先である科野国の州羽(すわ)の海(諏訪湖)にてタケミカヅチに殺されそうになった際「もうこの地から出ないから殺さないでくれ」と命乞いをし、タケミカヅチに服従した。 |
| :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ|人型サイズのアルマ]]、[[ジャック・スミス|タケミナカタ]]の由来となっている。 | | :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ|人型サイズのアルマ]]、[[ジャック・スミス|タケミナカタ]]の由来となっている。 |
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| ;タケミカヅチ(建御雷神) | | ;タケミカヅチ(建御雷神) |
| :雷神、剣の神。『神産み』においてイザナギがカグツチの首を切り落とした際、その際に使った十束剣「アメノオハバリ」の根元についた血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱。 | | :雷神、剣の神。『神産み』においてイザナギがカグツチの首を切り落とした際、その際に使った十束剣「アメノオハバリ」の根元についた血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱。 |
| :『葦原中国平定』においてはタケミナカタから力比べをもちかけ、手づかみの試合で一捻りにしてタケミナカタを恐懼させて遁走し、国譲りがなった。このときのタケミナカタとの戦いはあの相撲の起源とされている。 | | :『葦原中国平定』においてはタケミナカタから力比べをもちかけ、手づかみの試合で一捻りにしてタケミナカタを恐懼させて遁走し、国譲りがなった。このときのタケミナカタとの戦いはあの相撲の起源とされている。 |
| :*『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではオーブ軍空母[[タケミカズチ]]の由来となっている。 | | :*『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではオーブ軍空母[[タケミカズチ]]の由来となっている。 |
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| ;アマテラス(天照大神) | | ;アマテラス(天照大神) |
− | :太陽神であり、ツクヨミ、スサノオの姉神。イザナギが穢れを落とした際に左目から生まれた。イザナギに追放されたスサノオの潔白を証明するものの、スサノオは粗暴な行為に走ってしまう。その結果、アマテラスは天岩戸に隠れてしまい、世界は闇に包まれてしまう。この岩戸に隠れてしまったアマテラスと、彼女を岩戸から出そうとする神々を描いたのが、有名な『岩戸隠れの伝説』である。 | + | :[[太陽|太陽神]]であり、ツクヨミ、スサノオの姉神。イザナギが穢れを落とした際に左目から生まれた。 |
| + | :イザナギに追放されたスサノオの潔白を証明するものの、スサノオは粗暴な行為に走ってしまう。その結果、アマテラスは天岩戸に隠れてしまい、世界は闇に包まれてしまう。この岩戸に隠れてしまったアマテラスと、彼女を岩戸から出そうとする神々を描いたのが、有名な『岩戸隠れの伝説』である。 |
| :*『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』では[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-#用語|ヒサゴプラン]]のターミナルコロニー・アマテラスの名前の由来となっている。 | | :*『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』では[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-#用語|ヒサゴプラン]]のターミナルコロニー・アマテラスの名前の由来となっている。 |
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| ;ツクヨミ(月読命) | | ;ツクヨミ(月読命) |
− | :月神、夜を統べる神であり、アマテラスの弟神にあたる。アマテラスのイザナギが黄泉国から逃げ帰って、穢れを落とした際に右目から生まれた。 | + | :[[月|月神]]、夜を統べる神であり、アマテラスの弟神にあたる。アマテラスのイザナギが黄泉国から逃げ帰って、穢れを落とした際に右目から生まれた。 |
| :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[ツクヨミ]]の由来となっている。 | | :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[ツクヨミ]]の由来となっている。 |
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| ;スサノオ(素戔男尊) | | ;スサノオ(素戔男尊) |
− | :戦神であり、アマテラス、ツクヨミの弟神。イザナギが穢れを落とした際に鼻から生まれた。『古事記』では自分勝手な性格をしており、イザナミのいる黄泉の国に生きたいと喚いてイザナギの怒りを買う、アマテラスによって潔白が証明されるも高天原で粗暴な行為に走ったがために前述した『岩戸隠れ』が起こってしまう。それが祟ってか、高天原を追い出されてしまう羽目に。 | + | :戦神であり、アマテラス、ツクヨミの弟神。イザナギが穢れを落とした際に鼻から生まれた。 |
− | :その後、出雲に流れ着いたスサノオはその地を荒らした大蛇ヤマタノオロチを退治し、生贄となるはずだった少女クシナダを救う事が出来た。 | + | :『古事記』では自分勝手な性格をしており、イザナミのいる黄泉の国に生きたいと喚いてイザナギの怒りを買う、アマテラスによって潔白が証明されるも高天原で粗暴な行為に走ったがために前述した『岩戸隠れ』が起こってしまう。それが祟ってか、高天原を追い出されてしまう羽目に。 |
| + | :高天原追放後、出雲に流れ着いたスサノオはその地を荒らした大蛇ヤマタノオロチを退治し、生贄となるはずだった少女クシナダを救う事が出来た。 |
| + | :以上の通り、スサノオは「トリックスター」や「貴種流離譚の英雄」という多面的な[[性格]]を持つ神である。 |
| :*『[[機動戦士ガンダム00]]』では[[モビルスーツ]]、[[スサノオ]]の由来となっている。 | | :*『[[機動戦士ガンダム00]]』では[[モビルスーツ]]、[[スサノオ]]の由来となっている。 |
| :*『[[鋼鉄神ジーグ]]』では[[荒之皇]]の由来となっている。 | | :*『[[鋼鉄神ジーグ]]』では[[荒之皇]]の由来となっている。 |
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| ;アメノウズメ(天宇受賣命) | | ;アメノウズメ(天宇受賣命) |
− | :芸能の女神であり、日本最古の踊り子。『岩戸隠れ』においては岩戸に隠れたアマテラスを誘い出すために'''文字通りあられもない恰好の踊りをして'''八百万の神を大笑いさせた。 | + | :芸能の女神であり、日本最古の踊り子。『岩戸隠れ』においては岩戸に隠れたアマテラスを誘い出すために'''文字通りあられもない恰好の踊りをして'''八百万(やおろず)の神を大笑いさせた。 |
| :ちなみにアマテラスは不審に思ったものの岩戸から出たため、(間接的にではあるが)結果としてその策は功を成したといえる。 | | :ちなみにアマテラスは不審に思ったものの岩戸から出たため、(間接的にではあるが)結果としてその策は功を成したといえる。 |
| :*『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では[[カラミティ・バース]]を引き起こした元凶、[[プロジェクト・ウズメ]]の名の由来として使われている。 | | :*『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では[[カラミティ・バース]]を引き起こした元凶、[[プロジェクト・ウズメ]]の名の由来として使われている。 |
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| ;オモイカネ(思金神) | | ;オモイカネ(思金神) |
| :知恵を司る神。『岩戸隠れ』では天の安原に集まった八百万の神に天岩戸に隠れた太陽神アマテラスを岩戸の外に出すための知恵を授けたり、『葦原中国平定』では、葦原中国に派遣する神の選定を行っている。 | | :知恵を司る神。『岩戸隠れ』では天の安原に集まった八百万の神に天岩戸に隠れた太陽神アマテラスを岩戸の外に出すための知恵を授けたり、『葦原中国平定』では、葦原中国に派遣する神の選定を行っている。 |
| :*『[[機動戦艦ナデシコ]]』では[[ナデシコ]]の中枢を司るメインコンピューター、[[オモイカネ]]の由来となっている。 | | :*『[[機動戦艦ナデシコ]]』では[[ナデシコ]]の中枢を司るメインコンピューター、[[オモイカネ]]の由来となっている。 |
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| ;カカセオ(香香背男) | | ;カカセオ(香香背男) |
| :アマツミカボシ(天津甕星)とも。 | | :アマツミカボシ(天津甕星)とも。 |
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| :ちなみに世界では星を信仰するが多いのだが、日本神話では悪神となっている。 | | :ちなみに世界では星を信仰するが多いのだが、日本神話では悪神となっている。 |
| :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[カガセオ]]の由来となっている。 | | :*『[[鉄のラインバレル]]』では[[アルマ]]、[[カガセオ]]の由来となっている。 |
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| ;七福神 | | ;七福神 |
| :福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神々。 | | :福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神々。 |