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| === 旧世紀版 === | | === 旧世紀版 === |
− | 原作第24話「最後のシ者」で登場した、[[ゼーレ]]から送り込まれてきた5人目のEVAパイロット「フィフスチルドレン」。
| + | 原作・第弐拾四話「最後のシ者」で登場した、[[ゼーレ]]から送り込まれてきた5人目のEVAパイロット「フィフスチルドレン」。 |
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| [[綾波レイ|レイ]]と同じく、誕生日([[セカンドインパクト]]の日)を除いた一切の経歴は抹消されている。チルドレンの中では唯一の年長者である(学年でいえば中学三年生になる)。 | | [[綾波レイ|レイ]]と同じく、誕生日([[セカンドインパクト]]の日)を除いた一切の経歴は抹消されている。チルドレンの中では唯一の年長者である(学年でいえば中学三年生になる)。 |
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| [[碇シンジ|シンジ]]に興味を抱いており、彼に対してはっきり「好きってことさ」と意思表示を見せる。最初は戸惑っていたシンジも、次第に心を開きかけていた。 | | [[碇シンジ|シンジ]]に興味を抱いており、彼に対してはっきり「好きってことさ」と意思表示を見せる。最初は戸惑っていたシンジも、次第に心を開きかけていた。 |
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− | [[エヴァンゲリオン|エヴァ]]との[[シンクロ率]]を自由に調整できる不思議な少年だったが、その正体は最後の[[使徒]]である'''第17使徒タブリス'''。人間の肉体に[[第1使徒アダム]]の魂を宿らせたのが彼である。故に[[第1使徒アダム|アダム]]の[[クローン]]である[[EVA弐号機|弐号機]]や、[[EVA量産機]]([[ダミープラグ]])を意のままに操る事が出来る。 | + | [[エヴァンゲリオン|エヴァ]]との[[シンクロ率]]を自由に調整できる不思議な少年だったが、その正体は最後の[[使徒]]である'''第17使徒タブリス'''。人間の肉体に[[第1使徒アダム]]の[[魂]]を宿らせたのがカヲルである。故にアダムの[[クローン]]である[[EVA弐号機|弐号機]]や、[[EVA量産機]]([[ダミープラグ]])を意のままに操る事が出来る。 |
− | また、彼は「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」と発言しているが、それはアダムの魂が不滅で死後転生する事を仄めかしているもの。つまり、文字通り彼にとって生と死は等価だと言える。この設定を生かしたのが[[第3次α]]であり、同作でのカヲルには[[MX]]世界の記憶を持っているともとれる描写がある。また、新劇場版のカヲルも旧世紀版の記憶を維持しているという見方がある。
| + | また、カヲルは「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」と発言しているが、それはアダムの魂が不滅で死後転生する事を仄めかしているもの。つまり、文字通りカヲルにとって生と死は等価だと言える。この設定を生かしたのが[[第3次α]]であり、同作でのカヲルには[[MX]]世界の記憶を持っているともとれる描写がある。また、新劇場版のカヲルも旧世紀版の記憶を維持しているという見方がある。 |
− | 肉体そのものは人間のものである事以外は経歴同様謎が多く、レイと同じく元となった人物からの複製なのか、一から造られた人造の体なのかすら明らかになっていない。新劇場版では月に複数の個体が一つ一つ棺に納めてあるかのようにも見える。
| + | 肉体そのものは人間のものである事以外は経歴同様謎が多く、[[綾波レイ|レイ]]と同じく[[クローン|元となった人物からの複製]]なのか、[[人造人間|一から造られた人造の身体]]なのかすら明らかになっていない。新劇場版では月に複数の個体が一つ一つ棺に納めてあるかのようにも見える。 |
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− | 原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。 | + | 原作での登場は実質第弐拾四話、ただ1話のみでありながら(最終話、旧劇場版にも僅かに登場している)そのキャラクター性の強さから、視聴者には強い印象を植え付けた特異なキャラクターでもあった。<ref>ただし、流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰氏はTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であった事が近年語られている)。</ref> |
− | ただし流石に1話のみの出演であったためキャラクターとしての掘り下げは不十分であり、[[声優]]の石田彰もTV版の時点では「キャラクターを掴み損ねていた」と発言している(これは制作スタッフも同様であった事が近年語られている)。出番が充分に与えられた漫画版においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。
| + | 一方、出番が充分に与えられた漫画版においては、初登場時に子猫を「どうせすぐ死ぬから」として無造作に扼殺したり、レイの最期を見て「ヒトがヒトを好きになる」感情に興味を抱いてシンジに迫るなど、ヒトならざる者としてのキャラクター描写がかなり丁寧になされている。 |
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− | ちなみに「カヲル」は「オワリ」を50音順に一文字ずつずらしたものである。また名字の渚もバラけさすと「シ」「者」となり、[[使徒]]である事実を仄めかしている。実際彼の登場回は『最後のシ者』というサブタイトル。
| + | ちなみに、'''名前である「カヲル」は「オワリ」を50音順に一文字ずつずらしたもの'''である。また、'''姓の渚もバラけさすと「シ」「者」となり、[[使徒]]である事実を仄めかしている'''。実際、カヲルの登場回は『最後のシ者』というサブタイトル。 |
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| (使徒としての)名前の由来であるタブリスは「自由意志」を司る[[天使]]。なお「タブリス」という名称は本編では語られず、放送終了後に雑誌記事などで明かされた。本編で名前が明かされなかった使徒は、彼のみ。 | | (使徒としての)名前の由来であるタブリスは「自由意志」を司る[[天使]]。なお「タブリス」という名称は本編では語られず、放送終了後に雑誌記事などで明かされた。本編で名前が明かされなかった使徒は、彼のみ。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 原作での役回りやキャラクターの設定上、常にストーリーの核心に絡んでいる。しかしながら生存フラグは全く用意されず、常に原作同様の結末を迎えてしまう。自軍として使用できるのはスポット参戦時のみで、現状曲がりなりにも生存するのはLとZシリーズのみ。<br />[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では、歌好きという設定をネタにした事がある。
| + | 原作での役回りやキャラクターの設定上、常にストーリーの核心に絡んでいる。しかしながら生存フラグは全く用意されず、常に原作同様の結末を迎えてしまう。<br />自軍として使用できるのは[[スポット参戦]]時のみで、現状曲がりなりにも生存するのは[[スーパーロボット大戦L|L]]と[[Zシリーズ]]のみ。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では、[[歌]]好きという設定をネタにした事がある。 |
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| 原作では[[EVA弐号機]]にしか搭乗していないが、SRWでは[[EVA3号機]]、[[EVA零号機改]]に搭乗することもある(アダムベースの3号機はともかく、リリスのコピーである零号機を操ることができるというのは不思議な話だが)。 | | 原作では[[EVA弐号機]]にしか搭乗していないが、SRWでは[[EVA3号機]]、[[EVA零号機改]]に搭乗することもある(アダムベースの3号機はともかく、リリスのコピーである零号機を操ることができるというのは不思議な話だが)。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] | | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
− | :初登場作品。バッドルートに入ると[[ラストボス]]として登場し、[[EVA3号機]]に乗ってくる。[[EVA初号機|初号機]]に握られ、首が落ちるデモも用意されている。バッドルート以外での彼の動向・顛末は一切描かれていない。 | + | :初登場作品。バッドルートに入ると[[ラストボス]]として登場し、[[EVA3号機]]に乗ってくる。 |
| + | :'''[[EVA初号機|初号機]]に握られ、首が落ちるデモも用意されている'''。バッドルート以外での彼の動向・顛末は一切描かれていない。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦α]] | | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
| :今回は[[EVA弐号機|弐号機]]を引き連れて敵ユニットとして登場。が、弐号機は空を飛べないため、[[EVA初号機]]に[[ミノフスキークラフト]]([[ミノフスキードライブ]])を付けると殆ど苦労せず倒す事も可能。エヴァパイロット扱いで、敵では唯一特殊パラメータの[[シンクロ率]]が設定されている。 | | :今回は[[EVA弐号機|弐号機]]を引き連れて敵ユニットとして登場。が、弐号機は空を飛べないため、[[EVA初号機]]に[[ミノフスキークラフト]]([[ミノフスキードライブ]])を付けると殆ど苦労せず倒す事も可能。エヴァパイロット扱いで、敵では唯一特殊パラメータの[[シンクロ率]]が設定されている。 |
− | :また、[[マクロス]]の「愛・おぼえていますか」の歌詞が入ったプレートを持ち、シンジに渡すというクロスオーバーがされた。^登場時の彼の鼻歌も前述の「愛・おぼえていますか」。 | + | :また、[[マクロス]]の「愛・おぼえていますか」の歌詞が入ったプレートを持ち、[[碇シンジ|シンジ]]に渡すというクロスオーバーがされた。^登場時の彼の鼻歌も前述の「愛・おぼえていますか」。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] |
− | :[[地球]]ルート23話で突如として登場。以後、何度か[[熱気バサラ]]と接触する。[[MX]]世界の行方を仄めかす等、MX(あるいはMXに似た[[平行世界]])の渚カヲルと同一人物である可能性が高い。 | + | :[[地球]]ルート第23話で突如として登場。以後、何度か[[熱気バサラ]]と接触する。[[MX]]世界の行方を仄めかす等、MX(あるいはMXに似た[[平行世界]])の渚カヲルと同一人物である可能性が高い。 |
− | :劇場版エヴァ再現シナリオでは[[EVA零号機改]]をレイから借りてスポット参戦し、シンジとの「再会」を果たす。後にバサラとミンメイの「[[GONG]]」の制作に協力するが、最終話では霊体として登場している。[[第3次α]]のカヲルは死亡していない為、もしかするとこちらは[[α]]の世界のカヲルかもしれない。 | + | :劇場版エヴァ再現シナリオでは[[EVA零号機改]]を[[綾波レイ|レイ]]から借りて[[スポット参戦]]し、シンジとの「再会」を果たす。後にバサラと[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の「[[GONG]]」の制作に協力するが、最終話では霊体として登場している。[[第3次α]]のカヲルは死亡していない為、もしかするとこちらは[[α]]の世界のカヲルかもしれない。 |
− | :彼が味方として使える初めての作品。また、同作においてはカヲルも[[無限力]]の使徒であり(使徒は使徒でも別の使徒である)「調停者」の一人であるという事も明かされている。版権作品の中では破格の扱いをされているのが特徴。これはカヲル本人の台詞回しやキャラクター性、超然とした神秘性を反映、発展させてのことかもしれない。 | + | :カヲルが味方として使える初めての作品。また、同作においてはカヲルも[[無限力]]の使徒であり(使徒は使徒でも別の使徒である)「調停者」の一人であるという事も明かされている。 |
| + | :版権作品の中では破格の扱いをされているのが特徴。これはカヲル本人の台詞回しやキャラクター性、超然とした神秘性を反映、発展させてのことかもしれない。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | :新劇場版設定で登場。今回はNPC扱い。今回もプレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さないが、物語の裏では多くのキャラと交流を持つ。 | + | :[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]設定で登場。今回は[[NPC]]扱い。今回もプレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さないが、物語の裏では多くのキャラと交流を持つ。 |
| :シンカを果たした存在ではあるが、相変わらず謎めいた存在で、やはり過去シリーズの関連を匂わせるセリフをちらほら。 | | :シンカを果たした存在ではあるが、相変わらず謎めいた存在で、やはり過去シリーズの関連を匂わせるセリフをちらほら。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :3話にて顔見せした後、[[EVA13号機]]にサブパイロットとして搭乗する。本作でようやく正式に自軍部隊に参戦。音声も新規収録されている。 | + | :第3話にて顔見せした後、[[EVA13号機]]に[[サブパイロット]]として搭乗する。本作でようやく正式に[[Z-BLUE|自軍部隊]]に参戦。音声も新規収録されている。 |
| :ちなみに、『破』仕様の顔グラがプラグスーツを着たものに変わっている。 | | :ちなみに、『破』仕様の顔グラがプラグスーツを着たものに変わっている。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦MX]] | | ;[[スーパーロボット大戦MX]] |
− | :概ね原作通り。本作では自軍が分散した状態で対峙する事になるが、自軍に[[天のゼオライマー]]がいる為、さほど苦戦はせず、必殺技のオンパレードで瞬殺される運命にある。その後は発動された補完計画にてシンジを導き、決戦後には「二人目」のレイを連れて何処かへ消えた。後の動向を見るに「第3次α」へ飛んだ可能性が高い。 | + | :概ね原作通り。本作では自軍が分散した状態で対峙する事になるが、自軍に[[天のゼオライマー]]がいる為、さほど苦戦はせず、必殺技のオンパレードで瞬殺される運命にある。 |
| + | :その後は発動された補完計画にてシンジを導き、決戦後には「二人目」のレイを連れて何処かへ消えた。後の動向を見るに「第3次α」へ飛んだ可能性が高い。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | :新劇場版設定で登場。様々な[[平行世界]]のシンジを見てきたようなセリフを放ち、後にゼーレに本作の世界では計画の続行が不可能であることを告げに現れる。プレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さなかった。 | + | :新劇場版設定で登場。様々な[[平行世界]]のシンジを見てきたようなセリフを放ち、後に[[ゼーレ]]に本作の世界では[[人類補完計画]]の続行が不可能であることを告げに現れる。 |
| + | :プレイヤーへのインフォーマー的役割であり、シンジ達の前には姿を現さなかった。 |
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| == パイロットステータスの傾向 == | | == パイロットステータスの傾向 == |
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| :全てを失いかけた彼の前に現れ、好意を示す。結果、友人になりかけるが…。 | | :全てを失いかけた彼の前に現れ、好意を示す。結果、友人になりかけるが…。 |
| ;[[綾波レイ]] | | ;[[綾波レイ]] |
− | :使徒の魂を持つ者同士。彼女に自分と同じだと語りかける。 | + | :[[使徒]]の[[魂]]を持つ者同士。彼女に自分と同じだと語りかける。 |
| ;[[鈴原トウジ]] | | ;[[鈴原トウジ]] |
− | :シンジの友人。原作では会う事はないが、[[MX]]では[[EVA3号機|3号機]]のパイロットとしてカヲルと対峙する。その際、トウジはシンジの気持ちを踏み躙ったカヲルに激怒し、カヲルはトウジのような友人がいればシンジは大丈夫だと答えた。<br />PS2/PSPゲーム『エヴァンゲリオン2』では彼とシンジの説得によって人類の味方になった。 | + | :シンジの友人。原作では会う事はないが、[[MX]]では[[EVA3号機|3号機]]のパイロットとしてカヲルと対峙する。その際、トウジはシンジの気持ちを踏み躙ったカヲルに激怒し、カヲルは「トウジのような友人がいればシンジは大丈夫だ」と答えた。 |
| + | :PS2/PSPゲーム『エヴァンゲリオン2』では彼とシンジの説得によって人類の味方になった。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| :どこか似た存在。[[MX]]ではお互いの存在を認識し合っており、彼女と両原作をより複雑にしてくれる難解な会話を繰り広げてくれる。共に世界の終局の局面において、重要な役目を担う事になる。 | | :どこか似た存在。[[MX]]ではお互いの存在を認識し合っており、彼女と両原作をより複雑にしてくれる難解な会話を繰り広げてくれる。共に世界の終局の局面において、重要な役目を担う事になる。 |
| ;[[兜甲児]] | | ;[[兜甲児]] |
− | :[[α]]では彼を「光と闇を自らの意志でその微妙な均衡を保つ力を持った者」とし、彼の心の強さを認めた。 | + | :αでは彼を「光と闇を自らの意志でその微妙な均衡を保つ力を持った者」とし、彼の心の強さを認めた。 |
| ;[[流竜馬]]、[[神隼人]]、[[車弁慶]] | | ;[[流竜馬]]、[[神隼人]]、[[車弁慶]] |
− | :[[α]]では彼らに[[真ゲッターロボ]]、そして[[ゲッター線]]の真の力を示唆し、自分のような存在は[[ゲッター線]]のような[[無限力]]に惹かれるという事を明かしている。 | + | :αでは彼らに[[真ゲッターロボ]]、そして[[ゲッター線]]の真の力を示唆し、自分のような存在は[[ゲッター線]]のような[[無限力]]に惹かれるという事を明かしている。 |
| ;[[神名綾人]] | | ;[[神名綾人]] |
− | :[[MX]]では彼が辿るべき運命を知っており、彼に彼自身の歌声が世界を満たす事を促している。[[第3次α]]でのカヲルの台詞から、彼が何らかの形で調律を行った事を見届けた事もわかる。 | + | :MXでは彼が辿るべき運命を知っており、彼に彼自身の歌声が世界を満たす事を促している。[[第3次α]]でのカヲルの台詞から、彼が何らかの形で調律を行った事を見届けた事もわかる。 |
| ;[[秋津マサト]] | | ;[[秋津マサト]] |
− | :[[MX]]では彼の決意を理解し、彼にもまた[[ガフの扉]]を閉じる事を促す。 | + | :MXでは彼の決意を理解し、彼にもまた[[ガフの扉]]を閉じる事を促す。 |
| ;[[出雲銀河]]、[[草薙北斗]] | | ;[[出雲銀河]]、[[草薙北斗]] |
− | :[[MX]]では最後の[[データウェポン]]の存在を示唆し、彼らにそれを見つける事を促した。 | + | :MXでは最後の[[データウェポン]]の存在を示唆し、彼らにそれを見つける事を促した。 |
| ;[[鳥飼守]] | | ;[[鳥飼守]] |
− | :[[MX]]ではアスカを撃破し、更に[[ネルフ]]に侵攻せんとした彼を阻止した。 | + | :MXではアスカを撃破し、更に[[ネルフ]]に侵攻せんとした彼を阻止した。 |
| ;[[シュレード・エラン]] | | ;[[シュレード・エラン]] |
| :[[第3次Z時獄篇]]にて、彼の演奏するピアノに惹かれて姿を現す。 | | :[[第3次Z時獄篇]]にて、彼の演奏するピアノに惹かれて姿を現す。 |
− | :そのためか、天獄篇で自軍合流時にどこかで見たことがあると述懐していた。 | + | :そのためか、[[第3次Z天獄篇]]で自軍合流時にどこかで見たことがあると述懐していた。 |
| ;[[サザンカ・ビアンカ]] | | ;[[サザンカ・ビアンカ]] |
− | :天獄篇にて、'''案の定食いつく。''' | + | :第3次Z天獄篇にて、'''案の定食いつく。''' |
| ;[[トワノ・ミカゲ]] | | ;[[トワノ・ミカゲ]] |
− | :時獄篇では「シンカ」を果たした存在同士ということで以前からの顔見知りでもあり何度か対面するが、カヲルは自身の歪んだ復讐を果たすために非道な姦計を幾度も繰り返す彼に対し、はっきりと不快感を抱いている。 | + | :第3次Z時獄篇では「シンカ」を果たした存在同士ということで以前からの顔見知りでもあり何度か対面するが、カヲルは自身の歪んだ復讐を果たすために非道な姦計を幾度も繰り返す彼に対し、はっきりと不快感を抱いている。 |
| ;[[不動ZEN]] | | ;[[不動ZEN]] |
− | :時獄篇では彼とともにストーリーの根幹を知る人物の一人で、幾度と行動を共にする。ちなみにカヲルの方が先達らしい。過去の出演作を思えば納得である。 | + | :第3次Z時獄篇では彼とともにストーリーの根幹を知る人物の一人で、幾度と行動を共にする。 |
| + | :ちなみに、カヲルの方が先達らしい。過去の出演作を思えば納得である。 |
| ;[[アンチスパイラル]] | | ;[[アンチスパイラル]] |
− | :時獄篇では不動と共に彼の本拠地に直接乗り込み対面する。彼からも敵意を向けられている。 | + | :第3次Z時獄篇では不動と共に彼の本拠地に直接乗り込み対面する。彼からも敵意を向けられている。 |
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| === [[ガンダムシリーズ]] === | | === [[ガンダムシリーズ]] === |
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| :[[α]]では彼と顔を合わせる場面もあり、展開によっては彼に「愛・おぼえていますか」のプレートを預ける。[[第3次α]]でも少しだけ彼とのやり取りがある。 | | :[[α]]では彼と顔を合わせる場面もあり、展開によっては彼に「愛・おぼえていますか」のプレートを預ける。[[第3次α]]でも少しだけ彼とのやり取りがある。 |
| ;[[アスラン・ザラ]] | | ;[[アスラン・ザラ]] |
− | :[[第3次α]]ではキャラ同士の接点は無いが、[[声優ネタ]]で[[中断メッセージ]]にてカヲルの名台詞を発言した。 | + | :第3次αではキャラ同士の接点は無いが、[[声優ネタ]]で[[中断メッセージ]]にてカヲルの名台詞を発言した。 |
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| === [[マクロスシリーズ]] === | | === [[マクロスシリーズ]] === |
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| :直接は関わらないが、[[α]]では「愛・おぼえていますか」のプレートは彼からシンジに渡され、その後にミンメイの手に渡った。後の[[第3次α]]でも「[[GONG]]」の制作に協力した。 | | :直接は関わらないが、[[α]]では「愛・おぼえていますか」のプレートは彼からシンジに渡され、その後にミンメイの手に渡った。後の[[第3次α]]でも「[[GONG]]」の制作に協力した。 |
| ;[[熱気バサラ]] | | ;[[熱気バサラ]] |
− | :[[第3次α]]では彼の「役割」を知っており、同時に彼に大きな興味と期待を抱き、幾度も彼と接触。補完計画終結後には彼を訪ねてシティ7を訪れ、「[[GONG]]」の制作にも協力した。 | + | :第3次αではバサラの「役割」を知っており、同時にバサラに大きな興味と期待を抱き、幾度もバサラと接触。[[人類補完計画]]終結後には彼を訪ねてシティ7を訪れ、「[[GONG]]」の制作にも協力した。 |
| :[[第3次Z時獄篇]]でも共演。「'''相変わらず'''、いい歌」と賞賛した。 | | :[[第3次Z時獄篇]]でも共演。「'''相変わらず'''、いい歌」と賞賛した。 |
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| :[[α]]では彼らの存在を仄めかすような言動も見られ、[[ガンエデン]]についても知っているような素振りを見せた。 | | :[[α]]では彼らの存在を仄めかすような言動も見られ、[[ガンエデン]]についても知っているような素振りを見せた。 |
| ;[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]] | | ;[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]] |
− | :最初の[[サイコドライバー]]「アウグストゥス」…つまり彼の存在を知っており、[[α]]の時点でそれを仄めかしていた。第3次αをプレイした後に改めてαをプレイしてみると非常に興味深く、カヲルが言っていた'''「歌」という文化の極み'''が怨霊の王に対する決定打となる。 | + | :最初の[[サイコドライバー]]「アウグストゥス」…つまり彼の存在を知っており、αの時点でそれを仄めかしていた。[[第3次α]]をプレイした後に改めてαをプレイしてみると非常に興味深く、カヲルが言っていた'''「[[歌]]」という文化の極み'''が怨霊の王に対する決定打となる。 |
| ;[[御使い]] | | ;[[御使い]] |
| :彼らを「'''命ある者全ての敵'''」と呼ぶ。 | | :彼らを「'''命ある者全ての敵'''」と呼ぶ。 |
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| === 旧世紀版 === | | === 旧世紀版 === |
| ;「歌はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ…」 | | ;「歌はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ…」 |
− | :第九のハミングとともに初登場時。 | + | ::第弐拾四話「最後のシ者」より。[[クラシック音楽 #古典派音楽|ベートーヴェンの第九]]のハミングと共に印象に残る初登場をする。 |
| + | :余談だが、カヲルが初登場した場所のモデルは、2015年6月14日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』において、 <ref>なお、この番組の[[ナレーション]]を担当している[[声優]]の一人が、[[碇ゲンドウ]]を演じた立木文彦氏である。 </ref>アメリカ合衆国カルフォルニア州に所在する塩湖・モノ湖であることが判明した。さらに、'''番組中にてエヴァファンである出演者達によって原作の場面の再現が行われている'''。 |
| ;「好意に値するよ」<br />「好きってことさ」<br />「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」 | | ;「好意に値するよ」<br />「好きってことさ」<br />「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」 |
− | :カヲルの涼しげな微笑と、求められることの喜びが、傷付いたシンジの心を解きほぐしてゆく。 | + | :カヲルの涼しげな微笑と、求められることの喜びが、傷付いた[[碇シンジ|シンジ]]の心を解きほぐしてゆく。 |
| + | :なお、このカヲルの台詞は[[ミーナ・ローシャン|その]][[サザンカ・ビアンカ|手の]][[ウェンディ・ラスム・イクナート|趣味の]][[小牟|お姉さま方]]のネタにされやすい。 |
| ;「ありがとう、君に逢えてうれしかったよ」 | | ;「ありがとう、君に逢えてうれしかったよ」 |
− | :彼の最後の言葉。 | + | :カヲルの最期の言葉。 |
| | | |
− | === 新劇場版 === | + | === [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]] === |
| ;「はじめまして、お父さん」 | | ;「はじめまして、お父さん」 |
− | :新劇場版『序』において、月面にてゲンドウと冬月に姿を見られた時、発した言葉。 | + | :新劇場版『序』において、[[月|月面]]にて[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]と[[冬月コウゾウ|冬月]]に姿を見られた時、発した言葉。 |
| ;「さぁ、約束の時だ、碇シンジ君。今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」 | | ;「さぁ、約束の時だ、碇シンジ君。今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」 |
| :新劇場版『破』にてサードインパクトを防いだ時の台詞。しかし、『Q』のシンジの末路は… | | :新劇場版『破』にてサードインパクトを防いだ時の台詞。しかし、『Q』のシンジの末路は… |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| ===旧世紀版=== | | ===旧世紀版=== |
− | ==== αシリーズ ==== | + | ==== [[αシリーズ]] ==== |
| ;「僕は…使者さ。古のまつろわぬ黒き月の民により、はるか時空を超えてこの世に送り込まれた使者…」<br />「そう、因果律のゆがみによって構成されたこの偽りの世界への最後のシ者さ…」 | | ;「僕は…使者さ。古のまつろわぬ黒き月の民により、はるか時空を超えてこの世に送り込まれた使者…」<br />「そう、因果律のゆがみによって構成されたこの偽りの世界への最後のシ者さ…」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第60話「最後のシ者」より。[[綾波レイ]]と初めて会った際の会話。この時点で[[ケイサル・エフェス]]の存在を仄めかしている。ちなみに「因果律の歪みによって構成された偽りの世界」というのは、「本来出会うはずのない者達が一堂に会し、交流し、共に戦う」スパロボ世界そのものの暗喩でもある。 | + | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第60話「最後のシ者」より。[[綾波レイ]]と初めて会った際の会話。この時点で[[ケイサル・エフェス]]の存在を仄めかしている。 |
| + | :ちなみに「因果律の歪みによって構成された偽りの世界」というのは、「本来出会うはずのない者達が一堂に会し、交流し、共に戦う」スパロボ世界そのものの暗喩でもある。 |
| ;「…かつて僕がいた世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった…」<br />「その世界に住まう者達が望んだ『約束の地』としてね」<br />「だが、その地もかの者が定めた死と新生の輪廻からは逃れられなかった…」<br />「その結果、誕生したのが今君達が住まう世界なのさ」 | | ;「…かつて僕がいた世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった…」<br />「その世界に住まう者達が望んだ『約束の地』としてね」<br />「だが、その地もかの者が定めた死と新生の輪廻からは逃れられなかった…」<br />「その結果、誕生したのが今君達が住まう世界なのさ」 |
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第21話地球降下ルート「エモーション・ハイ」より。バサラに語った台詞。言葉から[[真聖ラーゼフォン]]や調律を連想させ、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]世界の未来で[[アポカリュプシス]]が起こり結局消滅したとも受け取れる台詞である。「約束の地」という用語から最終決戦後に超空間から帰還した味方部隊が観測した世界が前述の機械仕掛けの神の歌声によって生まれ変わった世界なのかもしれない。既にプレイヤーに死と新生の輪廻がもたらす終焉の恐ろしさを知らしめることとなった。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第21話地球降下ルート「エモーション・ハイ」より。バサラに語った台詞。言葉から[[真聖ラーゼフォン]]や調律を連想させ、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]世界の未来で[[アポカリュプシス]]が起こり結局消滅したとも受け取れる台詞である。 |
| + | :「約束の地」という用語から最終決戦後に超空間から帰還した味方部隊が観測した世界が前述の機械仕掛けの神の歌声によって生まれ変わった世界なのかもしれない。既にプレイヤーに死と新生の輪廻がもたらす終焉の恐ろしさを知らしめることとなった。 |
| ;「いい曲だ。後はこれに魂が乗ればいい」 | | ;「いい曲だ。後はこれに魂が乗ればいい」 |
− | :第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」のインターミッションより。バサラと共に「GONG」の作曲をしていた。 | + | :第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」のインターミッションより。[[熱気バサラ|バサラ]と共に「GONG」の作曲をしていた。 |
| ;「その必要はないよ。彼にはいつでも会えるからね」 | | ;「その必要はないよ。彼にはいつでも会えるからね」 |
− | :直後、バサラから「(シンジに)会って行かなくていいのか?」と訊かれて。恐らく、あらゆる意味で文字通りなのだろう。ちなみに「MX」のカヲルの出番はこれが最後で、最終決戦では「α」のカヲルが顔を出す。 | + | :直後、バサラから「(シンジに)会って行かなくていいのか?」と訊かれて。おそらく、あらゆる意味で文字通りなのだろう。 |
| + | :ちなみに「MX」のカヲルの出番はこれが最後で、最終決戦では「α」のカヲルが顔を出す。 |
| | | |
− | ==== MX ==== | + | ==== [[スーパーロボット大戦MX|MX]] ==== |
| ;「過去から受け継がれし遺産と光……七つの光……」<br />「そして、最後の希望は君の中に在る」 | | ;「過去から受け継がれし遺産と光……七つの光……」<br />「そして、最後の希望は君の中に在る」 |
| :第49話(『PORTABLE』では第50話)「シト新生」より。[[草薙北斗|北斗]]に対して。この時点で[[フェニックスエール|北斗の中に眠る希望]]の存在まで知っていた様子。 | | :第49話(『PORTABLE』では第50話)「シト新生」より。[[草薙北斗|北斗]]に対して。この時点で[[フェニックスエール|北斗の中に眠る希望]]の存在まで知っていた様子。 |
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| :同上。シンジに対して。使徒と「調律」に関わる戦いは、かつて失われた「時の観測者」の後釜争いという側面を帯びていたらしい。結局のところ、最終的にこの座には原作通り真聖綾人が収まることになる。 | | :同上。シンジに対して。使徒と「調律」に関わる戦いは、かつて失われた「時の観測者」の後釜争いという側面を帯びていたらしい。結局のところ、最終的にこの座には原作通り真聖綾人が収まることになる。 |
| ;(幾千幾万の時を乗り越えても、リリンは死の宿命から逃れられない……)<br />(だけど、それでいい。滅びの宿命は新生の喜びでもある)<br />(世界が滅びても、人が自分の中にある希望を見失わなければそれでいい)<br />(そうすればいつか人は、無限力に支配された輪廻から逸脱することが出来るはずだから……) | | ;(幾千幾万の時を乗り越えても、リリンは死の宿命から逃れられない……)<br />(だけど、それでいい。滅びの宿命は新生の喜びでもある)<br />(世界が滅びても、人が自分の中にある希望を見失わなければそれでいい)<br />(そうすればいつか人は、無限力に支配された輪廻から逸脱することが出来るはずだから……) |
− | :同上。モノローグ。αシリーズのキーワードである「[[無限力]]」を初めて引用している。「無限力に支配された輪廻」は、まさに第3次αでαナンバーズが直面した「アポカリュプシス」であり、関係性をうかがわせる。 | + | :同上。モノローグ。[[αシリーズ]]のキーワードである「[[無限力]]」を初めて引用している。「無限力に支配された輪廻」は、まさに第3次αでαナンバーズが直面した「アポカリュプシス」であり、関係性をうかがわせる。 |
| ;「生と死は等価値なんだ……僕にとってはね。自らの死……それが唯一の絶対的自由なんだよ」<br />「遺言だよ。さぁ、僕を消してくれ。そうしなければ、君らが消えることになる」<br />「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ」<br />「そして、君は死すべき存在ではない……」<br />「君達には未来が必要だ」<br />「ありがとう。君に会えて嬉しかったよ」 | | ;「生と死は等価値なんだ……僕にとってはね。自らの死……それが唯一の絶対的自由なんだよ」<br />「遺言だよ。さぁ、僕を消してくれ。そうしなければ、君らが消えることになる」<br />「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ」<br />「そして、君は死すべき存在ではない……」<br />「君達には未来が必要だ」<br />「ありがとう。君に会えて嬉しかったよ」 |
| :同上。シンジで撃破するとこの台詞が出る。使徒と人の戦いは、生命の実と知恵の実、それぞれを食した人類同士の戦い。そして、使徒は選ばれなかったのだ…… | | :同上。シンジで撃破するとこの台詞が出る。使徒と人の戦いは、生命の実と知恵の実、それぞれを食した人類同士の戦い。そして、使徒は選ばれなかったのだ…… |
| ;「さあ…ガフの部屋の扉を…世界の始まりと終焉の扉を、選ばれた君達の手で閉じるんだ…」<BR/>「世界が悲しみに充ち満ちていく前に…」<br />「孤独が人の心を埋め尽くす前に…」<br />「虚しさが人々を包み込んでしまう前に…」 | | ;「さあ…ガフの部屋の扉を…世界の始まりと終焉の扉を、選ばれた君達の手で閉じるんだ…」<BR/>「世界が悲しみに充ち満ちていく前に…」<br />「孤独が人の心を埋め尽くす前に…」<br />「虚しさが人々を包み込んでしまう前に…」 |
− | :第54話(『PORTABLE』では第55話)「遥か久遠の彼方」より。自我が崩壊しかけたシンジに対して。リリス化したレイと共に存在していたらしく、この呼びかけによってシンジは己を取り戻すことに。 | + | :第54話(『PORTABLE』では第55話)「遥か久遠の彼方」より。自我が崩壊しかけたシンジに対して。リリス化した[[綾波レイ|レイ]]と共に存在していたらしく、この呼びかけによってシンジは己を取り戻すことに。 |
| | | |
− | === 新劇場版 === | + | === [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]] === |
| ==== L ==== | | ==== L ==== |
| ;「次に期待するしかないんじゃないかな。少なくとも、この世界には別の結末が訪れるんだ」<br />(そう、「彼ら」の働き次第では今度こそ彼が幸せになれる結末がね……) | | ;「次に期待するしかないんじゃないかな。少なくとも、この世界には別の結末が訪れるんだ」<br />(そう、「彼ら」の働き次第では今度こそ彼が幸せになれる結末がね……) |
− | :補完計画頓挫を受けての言葉。「彼ら」とはシンジが所属している[[LOTUS]]のことであり、実際使徒がこれ以降現れる事はないので、本作のシンジ達は…… | + | :[[人類補完計画]]頓挫を受けての言葉。「彼ら」とはシンジが所属している[[LOTUS]]のことであり、実際使徒がこれ以降現れる事はないので、本作のシンジ達は…… |
− | ==== 第3次Z ==== | + | ==== [[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z]] ==== |
| ;「…来たんだね、君たちも。そうやって集まっていくのか…」<br/>「死と新生の輪廻…。ふふ、彼もそれに翻弄されているんだろうね」 | | ;「…来たんだね、君たちも。そうやって集まっていくのか…」<br/>「死と新生の輪廻…。ふふ、彼もそれに翻弄されているんだろうね」 |
− | :「終末を抱いた神話」にて自軍部隊及びアクエリオンが退場した直後に唐突に現れて。今までの出演作に漏れず、またしても死と新生の輪廻という言葉を使っている。 | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]第15話「終末を抱いた神話」にて自軍部隊及びアクエリオンが退場した直後に唐突に現れて。今までの出演作に漏れず、またしても死と新生の輪廻という言葉を使っている。 |
| ;カヲル「つまらない使命感に縛られるなんて、らしくないな。君達は2万4000年前に、その禁を破っているじゃないか」<BR/>ZEN「確かにな……」<BR/>カヲル「だから、君も素直になればいい。そう、僕達だって彼らと変わらないんだ」<BR/>ZEN「……努力はしてみよう」<BR/>カヲル「彼が悲しむ顔は、もう見たくないからね。たとえ、その相手が僕でなくても」<BR/>ZEN「輪廻の中、運命は変わる……1万2000年の時を経て、新たな扉が開かれる」<BR/>カヲル「その行き先が、神話の果てだろうとね」 | | ;カヲル「つまらない使命感に縛られるなんて、らしくないな。君達は2万4000年前に、その禁を破っているじゃないか」<BR/>ZEN「確かにな……」<BR/>カヲル「だから、君も素直になればいい。そう、僕達だって彼らと変わらないんだ」<BR/>ZEN「……努力はしてみよう」<BR/>カヲル「彼が悲しむ顔は、もう見たくないからね。たとえ、その相手が僕でなくても」<BR/>ZEN「輪廻の中、運命は変わる……1万2000年の時を経て、新たな扉が開かれる」<BR/>カヲル「その行き先が、神話の果てだろうとね」 |
− | :26話のインターミッションにて。 | + | :第3次Z時獄篇第26話のインターミッションにて。 |
| ;(少しだけ運命が動いた……これで[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]の出現は、当分無いだろうね)<br/>「ちょっと残念だよ。彼に会いに行くのも遅れることになりそうだ」 | | ;(少しだけ運命が動いた……これで[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]の出現は、当分無いだろうね)<br/>「ちょっと残念だよ。彼に会いに行くのも遅れることになりそうだ」 |
− | :時獄篇アスカ離脱ルート第48話「禁断の領域」にて。彼の言った通り、第10の使徒が[[時獄戦役]]で出現する事は無かったが… | + | :|第3次Z時獄篇[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]離脱ルート第48話「禁断の領域」にて。カヲルが言った通り、[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]が[[時獄戦役]]で出現する事は無かったが… |
| ;「君の意志を確かめたから、僕は行くよ」<BR/>「だけど、僕は……君が好きになれそうにない」 | | ;「君の意志を確かめたから、僕は行くよ」<BR/>「だけど、僕は……君が好きになれそうにない」 |
− | :「開かれる扉」におけるミカゲとの会話にて。基本的に笑みと穏やかな物腰を崩さないカヲルが珍しく、嫌悪感を表に現した場面である。 | + | :第3次Z時獄篇第50話「開かれる扉」における[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]との会話にて。基本的に笑みと穏やかな物腰を崩さないカヲルが珍しく、嫌悪感を表に現した珍しい場面である。 |
| ;カヲル「未熟な弟達に不必要な介入はしない……そんなルールはおこがましいだけだね」<BR/>「事実、君は2万4000年前に大罪を犯している」<BR/>「そして、1万2000年前には輪廻を……[[ZEUTH|運命を覆した者達]]を認めている」<BR/>「そして、彼らの目を逸らし、[[頭翅|かつての恋人]]を守るために苦しい嘘をついた」<BR/>ZEN「……全て、過去の話だ」<BR/>カヲル「そうだね。だから、僕達には未来が必要だ」<BR/>「神も人もない、誰もが自分の望む世界のために自由に、懸命に生きる未来が……」<BR/>ZEN「……そうだな……」 | | ;カヲル「未熟な弟達に不必要な介入はしない……そんなルールはおこがましいだけだね」<BR/>「事実、君は2万4000年前に大罪を犯している」<BR/>「そして、1万2000年前には輪廻を……[[ZEUTH|運命を覆した者達]]を認めている」<BR/>「そして、彼らの目を逸らし、[[頭翅|かつての恋人]]を守るために苦しい嘘をついた」<BR/>ZEN「……全て、過去の話だ」<BR/>カヲル「そうだね。だから、僕達には未来が必要だ」<BR/>「神も人もない、誰もが自分の望む世界のために自由に、懸命に生きる未来が……」<BR/>ZEN「……そうだな……」 |
− | :時獄篇IFルート冒頭での[[不動ZEN]]との会話。かつて彼が[[不動GEN]]として犯した「大罪」はやはり、何らかの手段による時空干渉らしい。さらにここからすると、アポロにアポロニアスの意志を植え付けたのもGENであり、堕天翅族の目を逸らすためのデコイとして使ったようだ。 | + | :第3次Z時獄篇IFルート冒頭での[[不動ZEN]]との会話。かつて彼が[[不動GEN]]として犯した「大罪」はやはり、何らかの手段による時空干渉らしい。さらにここからすると、[[アポロ]]に[[アポロニアス]]の意志を植え付けたのもGENであり、堕天翅族の目を逸らすためのデコイとして使ったようだ。 |
| ;「まあね。彼のステキな音を、また聞くことが出来るのだから」<br/>「それに嬉しくなるよ。人の手で運命を変えることが出来るなんてね」 | | ;「まあね。彼のステキな音を、また聞くことが出来るのだから」<br/>「それに嬉しくなるよ。人の手で運命を変えることが出来るなんてね」 |
− | :「ephemera」より、死の運命を覆したシュレードの力でケルビム兵を退散させたアクエリオンを見ていわく。 | + | :第3次Z時獄篇第50話「ephemera」より、死の運命を覆した[[シュレード・エラン|シュレード]]の力で[[ケルビム兵]]を退散させた[[アクエリオン]]を見ていわく。 |
| ;ZEN「これで満足かな?」<BR/>カヲル「それなりにはね。[[ジン・ムソウ|彼]]を助けてくれたことには感謝するよ」<BR/>「干渉を嫌う君が動いてくれたことにもね」<BR/>ZEN「君の[[碇シンジ|友達]]の友達だからな。無碍には出来まい」<BR/>カヲル「そういうことにしておこうか」 | | ;ZEN「これで満足かな?」<BR/>カヲル「それなりにはね。[[ジン・ムソウ|彼]]を助けてくれたことには感謝するよ」<BR/>「干渉を嫌う君が動いてくれたことにもね」<BR/>ZEN「君の[[碇シンジ|友達]]の友達だからな。無碍には出来まい」<BR/>カヲル「そういうことにしておこうか」 |
− | :時獄篇IFルート54話「光の闘神Z」にて。 | + | :第3次Z時獄篇IFルート第54話「光の闘神Z」にて。 |
| ;「それでいいと思う。事態への干渉の度が過ぎる事は危険だ」 | | ;「それでいいと思う。事態への干渉の度が過ぎる事は危険だ」 |
− | :天獄篇参入直後の[[Dトレーダー]]にて。[[AG]]から「あなたにそういった事を言われても説得力というものが…」と返されたが、これまでのスパロボ(を含むエヴァが存在する世界)でのカヲルの干渉を思えばAGの言う通りであろう。 | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]参入直後の[[Dトレーダー]]にて。 |
| + | :[[AG]]から「あなたにそういった事を言われても説得力というものが…」と返されたが、これまでのスパロボ(を含むエヴァが存在する世界)でのカヲルの干渉を思えばAGの言う通りであろう。 |
| ;(シンジ君…。いつかきっと、君の想いが報われる日が来る事を僕は信じてるよ…) | | ;(シンジ君…。いつかきっと、君の想いが報われる日が来る事を僕は信じてるよ…) |
− | :天獄篇51話より。 | + | :第3次Z天獄篇第51話「運命への出航」より。 |
− | ;アスカ「極点って南極、北極!?」<BR/>マリ「まさか!」<BR/>カヲル(あれが目覚めるか……) | + | ;[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]「極点って[[南極]]、[[北極]]!?」<BR/>[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]「まさか!」<BR/>カヲル(あれが目覚めるか……) |
− | :「運命への出航」における[[エル・ミレニウム]]の覚醒に際してのリアクション。時獄篇でもゲンドウらが南極について語っていることから、どうやらEVAの世界にもエル・ミレニウムが眠っていたらしい(セカンドインパクトにも恐らくは関わっていたと考えられる)。 | + | :同話における[[エル・ミレニウム]]の覚醒に際してのリアクション。第3次Z時獄篇でも[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]らが南極について語っていることから、どうやらEVAの世界にもエル・ミレニウムが眠っていたらしい([[セカンドインパクト]]にも恐らくは関わっていたと考えられる)。 |
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| == 搭乗機体・関連機体 == | | == 搭乗機体・関連機体 == |
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| ;[[EVA3号機]] | | ;[[EVA3号機]] |
| :[[F完結編]] | | :[[F完結編]] |
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