差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
2行目: 2行目:  
*発売日:1999年10月29日
 
*発売日:1999年10月29日
 
*機種:[[NINTENDO64]]
 
*機種:[[NINTENDO64]]
*開発:招布
+
*開発:招布、エーアイ
 
*発売:バンプレスト
 
*発売:バンプレスト
 
*定価:7,800円
 
*定価:7,800円
9行目: 9行目:  
*次:[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]](PS)
 
*次:[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]](PS)
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[NINTENDO64]]唯一のスパロボ作品。シナリオの完成度の高さから未だに根強い人気がある。選択ルートによってそのストーリーの展開は大きく変化を見せる。
+
[[NINTENDO64]]唯一のスパロボ作品。エーアイが初めて開発に携わったスパロボ作品でもある。シナリオの完成度の高さから未だに根強い人気がある。選択ルートによってそのストーリーの展開は大きく変化を見せる。
   −
当時コアなゲームユーザーを呼び込む事と平行して、[[NINTENDO64]]のライブラリを充実させる為にハドソンと共同出資した子会社である招布(まねぎ)が、バンプレストと共同開発した特殊な経緯を持つ作品。
+
当時コアなゲームユーザーを呼び込む事と平行して、[[NINTENDO64]]のライブラリを充実させる為にハドソンと共同出資した子会社である招布(まねぎ)が、バンプレストと共同開発、あるいは開発資材を提供した特殊な経緯を持つ作品。
    
が、据え置きハード作品はディスクメディアが主流となっていた時期にあって当時既に下火となっていた[[NINTENDO64]]で発売された本作はシリーズの中ではマイナーな作品と認識されている。
 
が、据え置きハード作品はディスクメディアが主流となっていた時期にあって当時既に下火となっていた[[NINTENDO64]]で発売された本作はシリーズの中ではマイナーな作品と認識されている。
   −
LV制の[[底力]]、[[合体攻撃]]、プレイヤー側に合わせて変わる敵のレベル、選択により搭乗メカや人物背景が全く違う主人公等、今ではおなじみの要素が色々盛り込まれている。携帯機に受け継がれた要素も多い。
+
LV制の[[底力]]、[[合体攻撃]]、プレイヤー側に合わせて変わる敵のレベル、選択により搭乗メカや人物背景が全く違う主人公等、今ではおなじみの要素が色々盛り込まれている。同じくエーアイが開発を務める携帯機に受け継がれた要素も多い。
    
なお本作はPS系以外の据置機スパロボでは最後の2D作品であり、以降据置機ではスクランブルコマンダーシリーズを除いてPS系は2D、それ以外は3Dで棲み分けるようになった。
 
なお本作はPS系以外の据置機スパロボでは最後の2D作品であり、以降据置機ではスクランブルコマンダーシリーズを除いてPS系は2D、それ以外は3Dで棲み分けるようになった。
26行目: 26行目:  
:本作は先行発売された[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]と連動しており、通信機能を使用することで互いのレベル上げや隠しユニットの入手が出来る。ただし、このシステムの関係から、敵のレベルが味方のレベルに対応して上がる(でも上限がある)という仕様となっており、色々と他の作品では見れない場面を見る事ができる。
 
:本作は先行発売された[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]と連動しており、通信機能を使用することで互いのレベル上げや隠しユニットの入手が出来る。ただし、このシステムの関係から、敵のレベルが味方のレベルに対応して上がる(でも上限がある)という仕様となっており、色々と他の作品では見れない場面を見る事ができる。
 
;[[バルーンダミー]]
 
;[[バルーンダミー]]
:本作で初登場した[[特殊能力]]。主にリアル系ボスユニットが所有し、プレイヤー側の攻撃が一定回数分完全回避されるというもの。攻撃力の低い機体で[[バルーンダミー|ダミー]]を削っていく必要が起こりボス戦での作業感をより高めるだけのものとして評価は芳しくなく、本作のみの採用となった。
+
:本作で初登場した[[特殊能力]]。主にリアル系ボスユニットが所有し、プレイヤー側の攻撃が一定回数分完全回避されるというもの。攻撃力の低い機体で[[バルーンダミー|ダミー]]を削っていく必要が起こりボス戦での作業感をより高めるだけのものとして評価は芳しくなく、本作のみの採用となった。一部を除きダミー所持者はダミーが破壊されたとき専用の台詞が用意されている。
    
=== 既存システムと変更点 ===
 
=== 既存システムと変更点 ===
32行目: 32行目:  
:機体によって改造段階が異なる仕様を採用。本作以降では主に携帯機シリーズで実装されている。
 
:機体によって改造段階が異なる仕様を採用。本作以降では主に携帯機シリーズで実装されている。
 
;[[信頼補正|パートナー補正]]の可視化
 
;[[信頼補正|パートナー補正]]の可視化
:補正を持つユニット同士が隣接した際にエフェクトが発生するようになった。こちらもに携帯機シリーズへ受け継がれている。
+
:補正を持つユニット同士が隣接した際にエフェクトが発生するようになった。こちらも携帯機シリーズへ受け継がれている。
 
;撃墜数の仕様変更
 
;撃墜数の仕様変更
 
:本作では撃墜数が復活し、撃墜数により一部のキャラの加入や資金獲得に補正がかかるようになった。リンクによる恩恵も必要だが、比較的序盤から登場させられるゴーショーグンなどの存在により、マップ兵器で敵ユニットを撃墜して撃墜数を増加させての資金獲得は容易である。(ただし最高獲得資金は65535)。
 
:本作では撃墜数が復活し、撃墜数により一部のキャラの加入や資金獲得に補正がかかるようになった。リンクによる恩恵も必要だが、比較的序盤から登場させられるゴーショーグンなどの存在により、マップ兵器で敵ユニットを撃墜して撃墜数を増加させての資金獲得は容易である。(ただし最高獲得資金は65535)。
38行目: 38行目:  
== 演出面 ==
 
== 演出面 ==
 
*戦闘ではそれまでと同様ロボットの立ち絵を動かすのだが、背景が3Dポリゴンとなっており、またアクションにもZ軸(奥行き)への動作を導入することで3Dのような感覚を与えている。
 
*戦闘ではそれまでと同様ロボットの立ち絵を動かすのだが、背景が3Dポリゴンとなっており、またアクションにもZ軸(奥行き)への動作を導入することで3Dのような感覚を与えている。
 +
*背景が3Dポリゴンになったことで、ステージによってはロボットが夕日を浴びて赤くなり、川で近接戦を仕掛けると足元だけ水に浸かっているので水飛沫が上がる。
    
== 難易度 ==
 
== 難易度 ==
 
*難易度は可もなく不可も無くだが、ウィンキーの手を離れたスパロボであるため、旧作のインフレ傾向はなりを潜め、概ね現在に近い形に落ち着いている。ただ、改造システムの変更で頑張れない事も無いものの、やっぱり死にユニットは少なくない。ダメージの割合が敵も味方も大きめで、装甲が全体的に薄めの印象がある。見ようによっては、泥臭いリアル思考の世界観にマッチしているとも言える。
 
*難易度は可もなく不可も無くだが、ウィンキーの手を離れたスパロボであるため、旧作のインフレ傾向はなりを潜め、概ね現在に近い形に落ち着いている。ただ、改造システムの変更で頑張れない事も無いものの、やっぱり死にユニットは少なくない。ダメージの割合が敵も味方も大きめで、装甲が全体的に薄めの印象がある。見ようによっては、泥臭いリアル思考の世界観にマッチしているとも言える。
 
*ゲーム進行上の難易度の浮き沈みが激しく序盤と中盤の分岐点であるオペレーション・デイブレイク以降数話は終盤にも引けをとらない難易度となっている。特にハイパージェリル戦後orオーラバトラーが抜けた状態でのミケーネ勢力との決戦後に登場するヴァル・アは、中盤に'''絶対に倒さなければならないラスボス'''(ステータスもラスボス時のままである)という前代未聞の敵だった。
 
*ゲーム進行上の難易度の浮き沈みが激しく序盤と中盤の分岐点であるオペレーション・デイブレイク以降数話は終盤にも引けをとらない難易度となっている。特にハイパージェリル戦後orオーラバトラーが抜けた状態でのミケーネ勢力との決戦後に登場するヴァル・アは、中盤に'''絶対に倒さなければならないラスボス'''(ステータスもラスボス時のままである)という前代未聞の敵だった。
*それ以降はしばらく極端に難易度が下がり、銀河帝国の決戦後、ハマーンとの戦いあたりから徐々に難易度が再び上がり始め、部隊分割の影響もあり、逆襲のシャアシナリオで最高潮に達する。[[強化人間]]の影響でリアル系でもかわせない上に二回行動、上述のダメージ割合の大きさもあり、改造が中途半端だと下手すればスーパー系でも平気でガンガン落とされる。(なお、本作唯一の部隊分割でムゲの宇宙に行くと、UCガンダム系・ドモン・ショウの強化パーツが外れたまま、前後編のデビルアクシズシナリオに突入するのでかなりつらい。)
+
*それ以降はしばらく極端に難易度が下がり、銀河帝国の決戦後、ハマーンとの戦いあたりから徐々に難易度が再び上がり始め、部隊分割の影響もあり、逆襲のシャアシナリオで最高潮に達する。[[強化人間]]の影響でリアル系でもかわせない上に二回行動、上述のダメージ割合の大きさもあり、改造が中途半端だと下手すればスーパー系でも平気でガンガン落とされる(なお、本作唯一の部隊分割でムゲの宇宙に行くと、UCガンダム系・ドモン・ショウの強化パーツが外れたまま、前後編のデビルアクシズシナリオに突入するのでかなりつらい)。
 
*なお、その後のラスボス戦は雑魚敵が一切出現しないという仕様を正しく理解していればかなり楽に勝てる。本作ではラスボスを一撃で撃破できるユニットが非常に多いので、いろいろ試してみるのも一興かもしれない
 
*なお、その後のラスボス戦は雑魚敵が一切出現しないという仕様を正しく理解していればかなり楽に勝てる。本作ではラスボスを一撃で撃破できるユニットが非常に多いので、いろいろ試してみるのも一興かもしれない
   75行目: 76行目:     
== 話題 ==
 
== 話題 ==
*初採用の合体技を際立たせるために、黒い三連星が作中の設定を無視してティターンズの組織でドライセンに乗ってきたり(終盤のアクシズとの戦いでもドライセンは雑魚ユニットとして登場する)、この作品以降殆ど登場してないガザの嵐隊や、3Dといったマイナーなチームが恐らくは合体技の為だけに登場している。ただし、赤い三騎士は主であるビショットが登場しない為に不参戦である。
+
*初採用の合体技を際立たせるために、黒い三連星が作中の設定を無視してティターンズMSを運用している組織でドライセンに乗ってきたり(終盤のアクシズとの戦いでもドライセンは雑魚ユニットとして登場する)、この作品以降殆ど登場してないガザの嵐隊や、3Dといったマイナーなチームが恐らくは合体技の為だけに登場している。ただし、赤い三騎士は主であるビショットが登場しない為に不参戦である。
    
*機体の限界反応値が事実上機能していないう重大な[[バグ (ゲーム)|バグ]]がある。<br />そのため、Endless Walts版の機体にランクアップさせるためにフル改造が必要なWガンダム系の五体以外、限界反応を改造する必要は一切無い。
 
*機体の限界反応値が事実上機能していないう重大な[[バグ (ゲーム)|バグ]]がある。<br />そのため、Endless Walts版の機体にランクアップさせるためにフル改造が必要なWガンダム系の五体以外、限界反応を改造する必要は一切無い。
81行目: 82行目:  
*CMは本作が初参戦である『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の[[明神タケル]]役であった水島裕がナレーションを担当。BGMはテーマソングでもある「熱き魂」。
 
*CMは本作が初参戦である『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の[[明神タケル]]役であった水島裕がナレーションを担当。BGMはテーマソングでもある「熱き魂」。
   −
*前述の通り、本作は招布とバンプレストと共同開発作品で、コピーライトにも招布の名前が記されている。『[[スーパーロボット大戦A]]』には本作のオリジナルメカをモチーフにした機体が登場し、[[OGシリーズ]]でも登場するのだが、寺田プロデューサーは『電撃ホビーマガジン』の連載で「モチーフになっているが設定に繋がりは無い」と言明している。このことから本作の世界観やオリジナルキャラ・メカの設定はバンプレストではなく招布が所有しているという説が上がっている。また、現在招布の出資元であったハドソンはコナミの子会社となっている事から、今後本作のキャラやロボはOGシリーズへの参戦は難しいとされている。ただしこのことについて寺田プロデューサーは、イベントや公式ブログで「出るかも知れないし、出ないかも知れない、ただし今は出ない」とし、「何かで揉めている訳ではない」とコメントしている。
+
*前述の通り、本作は招布とバンプレストと共同開発ないし招布から開発資材の提供を受けた(詳細は不明)作品で、コピーライトにも招布の名前が記されている。『[[スーパーロボット大戦A]]』には本作のオリジナルメカをモチーフにした機体が登場し、[[OGシリーズ]]でも登場するのだが、寺田プロデューサーは『電撃ホビーマガジン』の連載で「モチーフになっているが設定に繋がりは無い」と言明している。このことから本作の世界観やオリジナルキャラ・メカの設定はバンプレストではなく招布が所有しているという説が上がっている。また、現在招布の出資元であったハドソンはコナミの子会社となっている事から、今後本作のキャラやロボはOGシリーズへの参戦は難しいとされている。ただしこのことについて寺田プロデューサーは、イベントや公式ブログで「出るかも知れないし、出ないかも知れない、ただし今は出ない」とし、「何かで揉めている訳ではない」とコメントしている。また「設定に繋がりは無い」と言明した後に、OGシリーズでAのメカの開発メーカーが明かされたが、それは64のメカの開発メーカーであった。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
156行目: 157行目:     
<br /><br />
 
<br /><br />
なお本作のオリジナルメカは、『[[スーパーロボット大戦A]]』で初登場したメカデザインの原型となっている。<br />寺田Pの発言では設定上の繋がりはないが、型式番号などは関係を感じさせるものとなっている。
+
なお本作のオリジナルメカは、『[[スーパーロボット大戦A]]』で初登場したメカデザインの原型となっている。<br />寺田Pの発言では設定上の繋がりはないが、型式番号などは関係を感じさせるものとなっている。更にその後にリアル系メカは開発メーカーが同じであることが明かされた。
    
==== 敵勢力機([[アル=イー=クイス]]) ====
 
==== 敵勢力機([[アル=イー=クイス]]) ====
210行目: 211行目:  
! 人物名 !! 初登場 !! 備考
 
! 人物名 !! 初登場 !! 備考
 
|-
 
|-
| ヴィロー || 本作 || スーパー系男の場合で名前のみ登場。ブラッドとカーツの師匠で、物語開始時点で既に死亡している。
+
| ヴィロー・スンダ || 本作 || スーパー系男の場合で名前のみ登場。ブラッドとカーツの師匠で、物語開始時点で既に死亡している。
 
|-
 
|-
 
| [[ローレンス・ジェファーソン]] || 本作 || スーパー女の場合のみ登場。ハミル家の執事で、[[スイームルグ]]のサブパイロット。
 
| [[ローレンス・ジェファーソン]] || 本作 || スーパー女の場合のみ登場。ハミル家の執事で、[[スイームルグ]]のサブパイロット。
匿名利用者

案内メニュー