差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
22行目:
22行目:
− +
− 搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」は[[フィフス・ルナ]]の[[地球]]降下の余波を受けた為、[[ロンド・ベル]]の旗艦[[ラー・カイラム]]に救出される。そこで同艦艦長で父親[[ブライト・ノア|ブライト]]と再会した。+
−
−
−
− しかし、クェスを諦められなかったハサウェイは、クェスの存在を感じ取った事で無人となっていた[[ジェガン]]に乗り込んで戦場に赴き、遭遇したクェスを必死に説得するも、[[チェーン・アギ]]の[[リ・ガズィ]]のミサイルから庇われる形で、クェスは死亡。目の前で彼女を失ったショックのあまり、錯乱状態になってしまったハサウェイは、怒りのあまりビームライフルを乱射させてチェーンを手を掛けてしまうのだった。
− なお、村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、物語ではハサウェイを視点に展開する。最初から[[地球連邦軍]]のパイロット候補生であり、作中でクェスに関わる事も無ければチェーンを殺す事も無く、地球滅亡を企む[[シャア・アズナブル]]を阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。+
− また、富野由悠季氏による小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』においては、青年となったハサウェイが[[主人公]]として登場している。ただし、この作品は劇場版とは一部設定が違う小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』から続く物語であり、'''劇場版の直接的な続編ではない'''。また、直接の続編として扱うと、映像作品での描写と明確な矛盾が生じる事になる。ただ、原作者が富野氏であり同じ宇宙世紀の作品である為か、近年では『閃光のハサウェイ』の出来事が公式年表に含まれている場合がある。+
46行目:
42行目:
− 近年に展開された[[Zシリーズ]]では、『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『[[スーパーロボット大戦Z]]』では[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている。このラスボスが同じく語っていた『[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]』については、既に『第2次Z』で実現している。+
−
− また、『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、ハサウェイを対象とする[[AG]]のエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』でもその展開には至らなかった。
226行目:
220行目:
− +
235行目:
229行目:
− +
編集の要約なし
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
当時13歳。母ミライ、妹チェーミンと共に[[ホンコン・シティ]]より[[宇宙]]に上がることを試みるが、[[アデナウアー・パラヤ|アデナウアー]]の割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で[[宇宙]]へと向かうことになる。基本的に母親似の温厚な性格であるが、いざとなると形振り構わないまでの行動力を見せる事もある等、やや危うい面もあった。
当時13歳。母ミライ、妹チェーミンと共に[[ホンコン・シティ]]より[[宇宙]]に上がることを試みるが、[[アデナウアー・パラヤ|アデナウアー]]の割り込みにより、家族全員がシャトルに搭乗できなくなってしまう。しかし、アデナウアーが割り込んだ詫びで彼の愛人が抜けた分一人だけ乗れるように計らった為、一人で[[宇宙]]へと向かうことになる。基本的に母親似の温厚な性格であるが、いざとなると形振り構わないまでの行動力を見せる事もある等、やや危うい面もあった。搭乗したシャトル「天鹿(テンルゥ)」は[[フィフス・ルナ]]の[[地球]]降下の余波を受けた為、[[ロンド・ベル]]の旗艦[[ラー・カイラム]]に救出される。そこで同艦艦長で父親[[ブライト・ノア|ブライト]]と再会した。
アデナウアーの一人娘[[クェス・パラヤ]]に想いを寄せていたが、結局彼女は[[ロンデニオン]]で[[シャア・アズナブル]]に惹かれて[[ネオ・ジオン]]側に行ってしまう。クェスを取り返したい一心でラー・カイラムに密航するが、すぐに見つかってしまい、ブライトからも殴打と共に叱責を受ける。しかし、クェスを諦められなかったハサウェイは、クェスの存在を感じ取った事で無人となっていた[[ジェガン]]に乗り込んで戦場に赴き、遭遇したクェスを必死に説得するも、[[チェーン・アギ]]の[[リ・ガズィ]]のミサイルから庇われる形で、クェスは死亡。目の前で彼女を失ったショックのあまり、錯乱状態になってしまったハサウェイは、怒りのあまりビームライフルを乱射させてチェーンを手を掛けてしまった。
アデナウアーの一人娘[[クェス・パラヤ]]に想いを寄せていたが、結局彼女は[[ロンデニオン]]で[[シャア・アズナブル]]に惹かれて[[ネオ・ジオン]]側に行ってしまう。クェスを取り返したい一心でラー・カイラムに密航するが、すぐに見つかってしまい、ブライトからも殴打と共に叱責を受ける。
戦闘終結後、無断出撃などの件で軍法会議は行われたが、特に処罰はされなかった。また、チェーンの死に関しては、戦闘状態の最中の事である故か、気付かれなかったようである。
戦闘終結後、無断出撃などの件で軍法会議は行われたが、特に処罰はされなかった。また、チェーンの死に関しては、戦闘状態の最中の事である故か、気付かれなかったようである。
村上としや氏による漫画版『逆襲のシャア』では扱いが大きく違い、物語ではハサウェイを視点に展開する。最初から[[地球連邦軍]]のパイロット候補生であり、作中でクェスに関わる事も無ければチェーンを殺す事も無く、地球滅亡を企む[[シャア・アズナブル]]を阻止するため、一人の戦士として戦いに挑んでいった。
=== その後 ===
=== その後 ===
3年後を描いた[[小説]]及び[[OVA]]作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』において名前だけ登場し、ハイスクールで植物学を専攻している事が語られている。のちにクェスが死亡した事とチェーンの殺害の事が精神的なトラウマになったままで、まだ療養中の模様。
3年後を描いた[[小説]]及び[[OVA]]作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』において名前だけ登場し、ハイスクールで植物学を専攻している事が語られている。のちにクェスが死亡した事とチェーンの殺害の事が精神的なトラウマになったままで、まだ療養中の模様。
富野由悠季氏による小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』においては、青年となったハサウェイが[[主人公]]として登場している。ただし、この作品は劇場版とは一部設定が違う小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』から続く物語であり、'''劇場版の直接的な続編ではない'''。また、直接の続編として扱うと、映像作品での描写と明確な矛盾が生じる事になる。ただ、原作者が富野氏であり同じ宇宙世紀の作品である為か、近年では『閃光のハサウェイ』の出来事が公式年表に含まれている場合がある。
また、『UC』のOVA版ep7にて「これくらい先の時代への布石となるようなものも登場する予定」とのアナウンスがあり、実際に『閃光のハサウェイ』を出典とする機体のグスタフ・カールが登場した。
また、『UC』のOVA版ep7にて「これくらい先の時代への布石となるようなものも登場する予定」とのアナウンスがあり、実際に『閃光のハサウェイ』を出典とする機体のグスタフ・カールが登場した。
寺田Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない。また'''『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」とコメントしている。ただし『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は、寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
寺田Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない。また'''『ハサウェイを出すからには、Ξガンダムも出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」とコメントしている。ただし『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は、寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
[[Zシリーズ]]では『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている(このラスボスが同じく語っていた『[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]』については『第2次Z』で実現)。そして『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、ハサウェイを対象とする[[AG]]のエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』でもその展開には至らなかった。
余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。
余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。
:『閃光のハサウェイ』の主役機で、青年となり「マフティー」という[[偽名]]を名乗ったハサウェイの愛機。
:『閃光のハサウェイ』の主役機で、青年となり「マフティー」という[[偽名]]を名乗ったハサウェイの愛機。
:『第4次』では没データとして存在している(ただし名前のみでグラフィックは無し)。
:『第4次』では没データとして存在している(ただし名前のみでグラフィックは無し)。
:ちなみに、PS2『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』では「逆シャア」時代のハサウェイが乗り込む事になる。
:PS2『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』では「逆シャア」時代のハサウェイが乗り込む事になる。
=== スパロボでの搭乗機体 ===
=== スパロボでの搭乗機体 ===
== 余談 ==
== 余談 ==
*『逆襲のシャア』の小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』ではチェーンが登場しない為、他ならぬハサウェイ自身がクェスを殺害しており、『閃光のハサウェイ』はその設定から繋がっている。<br />
*『逆襲のシャア』の小説版『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』ではチェーンが登場しない為、他ならぬハサウェイ自身がクェスを殺害しており、『閃光のハサウェイ』はその設定から繋がっている。
*OVA『GUNDAM EVOLVE』では逆に、'''ハサウェイの想いがクェスの心を救う'''という『逆襲のシャア』とは異なる展開が見られる。
*OVA『GUNDAM EVOLVE』では逆に、'''ハサウェイの想いがクェスの心を救う'''という『逆襲のシャア』とは異なる展開が見られる。