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| ハル・ユニットの側面と背部には合計6本のアームユニットが存在し、下半身部分にはシュツルム・ブースターを装着することで更なる機動力の向上が可能。ただし、その巨体故に通常の[[モビルスーツ]]や[[モビルアーマー]]のように'''[[戦艦]]に格納できない'''という欠点が存在する。そのため、運搬や整備を行う際にはワイヤーで牽引する必要がある。なお、金銭事情の厳しい[[袖付き]]が、何故これほどの機体を作れたのかは不明。一説には、「UC計画」遂行の一助として[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]がカウンターパワーの役目を負わせようと援助を行ったとの情報もある。 | | ハル・ユニットの側面と背部には合計6本のアームユニットが存在し、下半身部分にはシュツルム・ブースターを装着することで更なる機動力の向上が可能。ただし、その巨体故に通常の[[モビルスーツ]]や[[モビルアーマー]]のように'''[[戦艦]]に格納できない'''という欠点が存在する。そのため、運搬や整備を行う際にはワイヤーで牽引する必要がある。なお、金銭事情の厳しい[[袖付き]]が、何故これほどの機体を作れたのかは不明。一説には、「UC計画」遂行の一助として[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]がカウンターパワーの役目を負わせようと援助を行ったとの情報もある。 |
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− | OVAで最後にネオ・ジオングが崩壊した理由は、関連書籍類での解説によると、バナージの「それでも…それでも!」という叫びに呼応してユニコーンが発した'''“暖かな光”'''を「'''ソフトチェストタッチ'''」(監督命名)によって注ぎ込まれると、搭乗していたフロンタルの中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となったとのこと。これは、バナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身のサイコフレームや、サイコシャードによって展開していたサイコフィールドに作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、ということらしい。
| + | OVA版第7巻で最後にネオ・ジオングが崩壊した理由は、関連書籍類での解説によると、[[バナージ・リンクス|バナージ]]の「それでも…それでも!」という叫びに呼応して[[ユニコーンガンダム]]が発した'''“暖かな光”'''を「'''ソフトチェストタッチ'''」(古橋一浩監督が命名)によって注ぎ込まれると、搭乗していたフロンタルの中の「残留思念」が浄化され、それに連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊し灰塵となったとのこと。これは、バナージが自身の想いを言葉ではなく“熱”によってフロンタルに伝えようとして取った行動が、結果バナージの想いと、その想いを受け容れたフロンタルの心境の変化が、ネオ・ジオングの全身のサイコフレームや、サイコシャードによって展開していたサイコフィールドに作用して、その機体を崩壊に到らしめる結果となった、ということらしい。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]では肩部のものおよびファンネル・ビットと合わせて「メガ粒子砲」名義で登録。自機中心型の[[マップ兵器]]も存在。 | | :[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]では肩部のものおよびファンネル・ビットと合わせて「メガ粒子砲」名義で登録。自機中心型の[[マップ兵器]]も存在。 |
| ;サイコシャード発生器 | | ;サイコシャード発生器 |
− | :'''武器という武器を自壊させる機能を持つ'''[[サイコフィールド]]発生器、と普通に視聴する範囲ではそう見えたが、その正体は、'''[[フル・フロンタル|フロンタル]]の脳内で描いたイメージを、現象として具象化させることができるという万能兵器'''である。要するに、'''願いを叶えるトンデモ兵器'''である。つまり、やろうと思えばフロンタルはこれを使って簡単に殲滅できたが、あくまで自らの論理でバナージを懐柔・説得しようとしたからとのこと。OVAでは「敵の火力を奪う」というイメージと、フロンタルが「自分の諦念をバナージに理解させたい」という思考が、かつてのアムロとララァの同じく「刻」を形象として垣間見るという奇跡を引き起こし、これまでの争いの歴史とやがて来る虚無の世界を見せた。原作者や監督曰く、実際にタイムトラベルしたわけではないらしい。 | + | :「'''武器という武器を自壊させる機能を持つ'''[[サイコフィールド]]発生器」と普通に視聴する範囲ではそう見えたが、その正体は'''[[フル・フロンタル|フロンタル]]の脳内で描いたイメージを現象として具象化させることができるという万能兵器'''。噛み砕いて言うと、'''フロンタル自身の願いを叶えるトンデモ兵器'''である。<ref>サイコシャード発生器と同様の装置を[[フルメタル・パニックシリーズ|他作品]]でたとえるならば、'''オムニ・スフィアの代わりに[[サイコミュ]]を使った大規模な[[ラムダ・ドライバ]]'''といったところか。</ref> |
− | :これと同様の装置を[[フルメタル・パニックシリーズ|他作品]]でたとえるならば、'''オムニ・スフィアの代わりに[[サイコミュ]]を使った大規模な[[ラムダ・ドライバ]]'''といったところか。
| + | :OVA版第7巻では「敵の火力を奪う」というイメージとフロンタルが「自分の諦念を[[バナージ・リンクス|バナージ]]に理解させたい」という思考<ref>やろうと思えば[[フル・フロンタル|フロンタル]]はサイコシャード発生器を使って簡単に[[ユニコーンガンダム]]を殲滅できたが、あくまでも自らの論理で[[バナージ・リンクス|バナージ]]を懐柔・[[説得]]しようとしたからである。</ref>が、かつての[[アムロ・レイ|アムロ]]と[[ララァ・スン|ララァ]]の同じく「刻」を形象として垣間見るという[[奇跡]]を引き起こし、これまでの争いの歴史とやがて来る虚無の世界を見せた。原作者・福井晴敏氏や古橋一浩監督曰く「実際にタイムトラベルしたわけではない」らしい。 |
− | :PV2で披露した武装。ちなみにこれを使う時、なぜかシュツルム・ブースターが消える(原作でそれを使用した時点において既にシュツルム・ブースターをパージしていたためだろうか)。 | + | :PV2で披露した武装。ちなみにサイコシャード発生器を使う時、なぜかシュツルム・ブースターが消える(原作でそれを使用した時点において既にシュツルム・ブースターをパージしていたためだろうか)。 |
| ;シュツルム・ブースター | | ;シュツルム・ブースター |
| :ネオ・ジオングの脚部とも言うべきプロペラントタンクとブースターが一体化した大型のユニット。「プロペラント・ブースター」とも言う。 | | :ネオ・ジオングの脚部とも言うべきプロペラントタンクとブースターが一体化した大型のユニット。「プロペラント・ブースター」とも言う。 |
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| ;[[ジオング]] | | ;[[ジオング]] |
| :本機の名称元になった機体。腕部に[[オールレンジ攻撃 #有線式|有線式ビーム砲]]を[[搭載]]している、脚部が付いていない点等が共通している。 | | :本機の名称元になった機体。腕部に[[オールレンジ攻撃 #有線式|有線式ビーム砲]]を[[搭載]]している、脚部が付いていない点等が共通している。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
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| ***その上、置き場所を確保するのも一苦労。もっとも、メーカー側はこのことを見越してか、ネオ・ジオングのパーツをしまっておくための専用箱を付属させている。 | | ***その上、置き場所を確保するのも一苦労。もっとも、メーカー側はこのことを見越してか、ネオ・ジオングのパーツをしまっておくための専用箱を付属させている。 |
| **SDガンダムのキット'''(SD化したのに、全高が19cmという一般的なMG並の高さ)'''や食玩のアサルトキングダム'''(食玩なのに、全高が40cmで値段が10000円という代物)'''としても立体化されており、作品のラスボスを担っているからか、イメージより何気に立体化に恵まれている(作品のラスボスを務めているガンダムなのに[[ガンダムアシュタロンハーミットクラブ|プラモデルすら出ていない]]MSも存在しているので尚更)。 | | **SDガンダムのキット'''(SD化したのに、全高が19cmという一般的なMG並の高さ)'''や食玩のアサルトキングダム'''(食玩なのに、全高が40cmで値段が10000円という代物)'''としても立体化されており、作品のラスボスを担っているからか、イメージより何気に立体化に恵まれている(作品のラスボスを務めているガンダムなのに[[ガンダムアシュタロンハーミットクラブ|プラモデルすら出ていない]]MSも存在しているので尚更)。 |
− | *なお、'''シャアはアニメ作品で巨大MAに乗った事がない'''(ゲーム作品なら専用機として開発された[[ノイエ・ジール|ノイエ・ジールII]]があるし、漫画作品でならゼロ・ジ・アールに乗った事がある)。むしろ、ゼロ・ジ・アールに乗った際の発言から'''巨大MAに乗る事自体好んでいない'''。 | + | *なお、'''[[シャア・アズナブル|シャア]]はアニメ作品で巨大MAに乗った事がない'''(ゲーム作品ならば専用機として開発された[[ノイエ・ジール|ノイエ・ジールII]]があるし、[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』でならばゼロ・ジ・アールに乗った事がある)。 |
| + | **むしろ、ゼロ・ジ・アールに乗った際のシャアの発言から'''巨大MAに乗る事自体好んでいない'''。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |