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**[[スーパーロボット大戦Z]]
 
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**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[破界篇]] / [[再世篇]])
 
**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[破界篇]] / [[再世篇]])
**[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]
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**[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
*[[声優]]:緑川光
 
*[[声優]]:緑川光
*種族:虚像
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*種族:人間(詳細不明)
 
*性別:男
 
*性別:男
*[[年齢]]:[[不老不死]](外見年齢20代)
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*[[年齢]]:[[不老不死]](肉体年齢20代)
*資格:[[呪われし放浪者]]
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*資格:[[呪われし放浪者]] / [[スフィア・リアクター]](「知りたがる山羊」「偽りの黒羊」「尽きぬ水瓶」他ひとつ)
 
*キャラクターデザイン:河野さち子
 
*キャラクターデザイン:河野さち子
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<!-- 推論や今後の展開についてはメモに記載してください。 -->
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<!-- また、基本設定以上の事柄については自重してください。 -->
    
『[[スーパーロボット大戦Z]]』において初登場した、人型機動兵器の[[シュロウガ]]を駆る青年。
 
『[[スーパーロボット大戦Z]]』において初登場した、人型機動兵器の[[シュロウガ]]を駆る青年。
    
=== 境遇 ===
 
=== 境遇 ===
彼は自身について「過去に大罪を犯し、死ねない身体となった」人間であると発言しており、この状態を「無限獄」と評している。更に彼の語る内容から、[[次元力]]を自在に行使することが可能であると考えられている。「[[太極]]」に到れば、無限獄に囚われた自身の運命を解放することが出来るとのことで、そのために必要な12の鍵「[[スフィア]]」を求めて[[平行世界]]間の転移を繰り返す中で、Zシリーズの世界にも転移する結果となったことを告白している。つまる所彼の目的は、極論すれば「死という終わりを迎える事」、もっと言えば「'''自身の存在の完全な消滅'''」であるのだが、それに至るために「死なない存在」という自身の不滅を最大に利用しているのは皮肉としか言いようがない。
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彼は自身について「過去に大罪を犯し、死ねない身体となった」人間であると発言しており、この状態を「無限獄」と評している。更に彼の語る内容から、[[次元力]]を自在に行使することが可能であると考えられている。「[[太極]]」に到れば、無限獄に囚われた自身の運命を解放することが出来るとのことで、そのために必要な12の鍵「[[スフィア]]」を求めて[[平行世界]]間の転移を繰り返す中で、Zシリーズの世界にも転移する結果となったことを告白している。つまる所彼の目的は、極論すれば「死という終わりを迎える事」、もっと言えば「'''転生の可能性を消すことによる、自身の存在の完全な消滅'''」であるのだが、それに至るために「死なない存在」という自身の不滅を最大に利用しているのは皮肉としか言いようがない。もっとも、実際には「死してもなお、必ず幻世から現世へ引き戻される」というのが正しいだろう。
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その過去について今の所わかっているのは、「かつて持っていた因子が今はない」「乗機シュロウガはスフィアに関わったがために今の姿となった」「仲間がいた」「多くの世界を放浪して来た」と言った断片的な事実で、詳しい事は不明。
    
=== 行動 ===
 
=== 行動 ===
彼の行動はランド編、セツコ編の間で非常に大きな相違があり、受ける印象も大分異なるものとなっているが、大筋ではこの目的を最優先としているが故に、必要に応じて紳士的にも残酷にも振る舞い分けているものと思われる(スフィアの共鳴条件が違うためと言う理由も大きい)。
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彼の行動はランド編、セツコ編の間で非常に大きな相違があり、受ける印象も大分異なるものとなっているが、大筋ではこの目的を最優先としているが故に、必要に応じて紳士的にも残酷にも振る舞い分けているものと思われる(スフィアの共鳴条件が違うためと言う理由も大きい)。だが「次元力」や「太極」「スフィア」といった、彼の目的に関わるファクターの多くが謎のままとなっているために、彼自身の真意や正体についても、未だ明らかでない部分は多い。
    
『スーパーロボット大戦Z』の世界では、ランドやセツコに接触しつつ目的のため暗躍していたが、[[軌道エレベーター]]での決戦で撃墜され死亡。しかし太極の呪いによって爆散した乗機共々現世に引き戻され、別の[[多元世界]]『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』に現界。その世界に存在した「偽りの黒羊のスフィア」「揺れる天秤のスフィア」を求め、時折[[ZEXIS]]と共闘しつつ暗躍。最終的には[[アイム・ライアード]]を撃破し、クロウの共鳴を待ちつつ、姿を消した。劇中ではスフィアを求める傍ら、版権作品のとある遺跡を訪れ、「自らを縛る力の根源」に関して言及している。
 
『スーパーロボット大戦Z』の世界では、ランドやセツコに接触しつつ目的のため暗躍していたが、[[軌道エレベーター]]での決戦で撃墜され死亡。しかし太極の呪いによって爆散した乗機共々現世に引き戻され、別の[[多元世界]]『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』に現界。その世界に存在した「偽りの黒羊のスフィア」「揺れる天秤のスフィア」を求め、時折[[ZEXIS]]と共闘しつつ暗躍。最終的には[[アイム・ライアード]]を撃破し、クロウの共鳴を待ちつつ、姿を消した。劇中ではスフィアを求める傍ら、版権作品のとある遺跡を訪れ、「自らを縛る力の根源」に関して言及している。
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『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』では、インサラウムの設置したZONEにて、序盤に登場し転移してきたセツコ・オハラと邂逅。ZONEの封印を促し、のちに自らの身を持って他のZONEの封印を行う。その真意はZONEで抽出される源理の力に己を浸すことによって、自身の持つ二つのスフィアの内の一つ「知りたがる山羊のスフィア」を操る能力を得るためであった。
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『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』では、インサラウムの設置したZONEにて、序盤に登場し転移してきたセツコ・オハラと邂逅。ZONEの封印を促し、のちに自らの身を持って他のZONEの封印を行う。その真意はZONEで抽出される源理の力に己を浸すことによって、自身の持つ二つのスフィアの内の一つ「知りたがる山羊のスフィア」を操る能力を得るためであった。なお、山羊座は[[タロット]]の'''「悪魔」'''と関連付けられる。狙い澄ましたかのようにぴったりなので、意図的かと疑いたくなる。
    
ZONEから解放された後、「知りたがる山羊」の力を用い、復活したアイム・ライアードを無力化するが、その止めと「偽りの黒羊」は「尽きぬ水瓶」のスフィア・リアクターであるユーサー・インサラウムに奪われる。
 
ZONEから解放された後、「知りたがる山羊」の力を用い、復活したアイム・ライアードを無力化するが、その止めと「偽りの黒羊」は「尽きぬ水瓶」のスフィア・リアクターであるユーサー・インサラウムに奪われる。
    
ゼロレクイエムルートと黒の騎士団ルートでは終盤の展開がやや異なる。火星の決戦にてガイオウと結託し、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れるべくユーサーに襲いかかるのは共通となっているが、ゼロレクイエムルートではユーサーに止めを刺し「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」を奪うものの、追い詰められたところでクロウ、ランド、セツコによって3つのスフィアの力で火星のZONEに封印されるという展開になっているのに対し、黒の騎士団ルートではガイオウに返り討ちにあったユーサーに止めを刺そうとしたところで、前述の3人に加えユーサーが加わった5つのスフィアの力により封印されるというものになっている。つまり、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れたか否かという違いである(正史はZRルートであり、4つのスフィアを手に入れている)。
 
ゼロレクイエムルートと黒の騎士団ルートでは終盤の展開がやや異なる。火星の決戦にてガイオウと結託し、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れるべくユーサーに襲いかかるのは共通となっているが、ゼロレクイエムルートではユーサーに止めを刺し「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」を奪うものの、追い詰められたところでクロウ、ランド、セツコによって3つのスフィアの力で火星のZONEに封印されるという展開になっているのに対し、黒の騎士団ルートではガイオウに返り討ちにあったユーサーに止めを刺そうとしたところで、前述の3人に加えユーサーが加わった5つのスフィアの力により封印されるというものになっている。つまり、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れたか否かという違いである(正史はZRルートであり、4つのスフィアを手に入れている)。
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天獄戦争において、ツィーネの手でサイデリアルを牽制すべく眠りから解放され、アオの星に揃った8つのスフィアを手に入れるべく再び暗躍。その中で、かつて己を無限獄に落とした[[御使い]]の一人・アドヴェントと行動を共にするようになったが、結局彼も御使いの独善に染まっていたことを理解して離反。ヘリオースの力をあえて受けることで原理の力を体得し、シュロウガを変貌させる。
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さらに、火星のZONEの中で己の存在を自問自答し続けた結果、人間として生きることを願い、アカシックレコードに触れたことで「知りたがる山羊」の、無限獄から放たれる時を夢見たことで「夢見る双魚」の、本心を隠してアドヴェントと組んだことで「偽りの黒羊」の、シュロウガを生み出した誰かの人間の生き様に対する愛で「尽きぬ水瓶」のリアクターとなり、その力を引き出すに至った。そして、ヒビキ達の持つスフィアを手に入れるべくカオス・コスモスへ先行、エス・テランでZ-BLUEとの決戦に臨む。しかし、その決着間際、アドヴェントによってアサキム自身も知らなかった真相が明かされた。その正体はシュロウガが失われたパイロットを求めて己が記憶から生み出した'''実態を持つ虚像'''であり、アサキムの人格はシュロウガに残された記憶から無意識的に構築されたものであった。すなわち「Z」で登場したアサキムと、「第2次Z」以降のアサキムは記憶を引き継いだだけの、肉体的には別人ということになる(第2次Z→第3次Zの間は生きたまま封印されたため同一人物であることは間違いない)。
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それを知らされて自我が崩壊したところをアドヴェントに吸収され、至高神Z降臨の生贄とされる。しかし、激戦の最中に地球から届けられた生命の力によって目を覚まし、至高神Zに己の死を願ったことでアドヴェントの永遠を崩す。
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超時空修復が成功し、再構築される世界の中、生と死の狭間でセツコ達や死したサイデリアルのリアクター達と邂逅。無限獄から解き放たれ、シュロウガと共に新たな地平へと去っていった。
      
攻略本に描かれている全身画ではマントというより全身が隠れるクロークに近い黒衣を纏っており、両腕に繋がれた鎖が左足にもちらりと見えている。
 
攻略本に描かれている全身画ではマントというより全身が隠れるクロークに近い黒衣を纏っており、両腕に繋がれた鎖が左足にもちらりと見えている。
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=== 過去 ===
 
=== 過去 ===
現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけである。
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現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけであり、後は何一つ判明していない。
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明確な手掛かりとなりうるのはレイ・バスターの連続カットインとアイムの言動である。アイムは再世篇の終盤、「彼ら」なる、スパイラルネメシスと共に訪れるというナニモノカ(恐らくは天の獄)について言及しており、アサキムの魂がかつて「彼ら」によって囚われ、その結果彼が放浪者となったことを示唆している。
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もう一つの連続カットインだが、この中にはグランゾンとマサキ、ケイゴそれぞれのサイバスター(明言はされていないが、現在の所他に該当する機体がない)が登場しており、また終わり際に謎の女性二人が映されている。仮にこれらすべてが推測されている通りの存在だとすると、アサキムの正体がマサキの並行存在であるにしても、そうではない別人であるにしても、ラ・ギアスそしてア・ゼルスの関係者、あるいはどちらかの出身者である可能性が非常に高い。
   −
その正体は、乗り手を失った並行世界の至高神ソル・シュロウガがそれを補い、孤独を癒すため、本来のパイロットを模して自ら構築した存在の虚像であり、'''大罪にまつわる過去などは最初から存在しなかった'''
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また、根本的な謎として「いつの人間なのか」というものがある。言動からすると並行世界を飛び回り続けて多くのスフィアを追い求めて来ていることが伺えるが、裏を返せば'''人の命に直結して存在するスフィアを、何度も転生者に出会う機会があった程に追い続けている'''ことがわかる。「悲しみの乙女」に限っても、少なくとも200年、300年は堅いと思われる。
   −
アサキム自身はシュロウガが撃墜されるたびに消滅しており、復活したシュロウガがその瞬間までの記憶をダウンロードして再構築していた、というのが不死身のカラクリである。随所で見せていた意味深なモノローグや言動は、全て'''シュロウガの記憶'''であり、アサキムのものではなかった。
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また、「知りたがる山羊」を手に入れた時期がいつかは不明だが、基本的にスフィアの奪取がセカンド・ステージ以降のリアクター間で起こることを考えると、正体不明の一つは最初に手に入れたスフィアであり、かつ反作用を受け、それを克服してサード・ステージに至った、と考えられる。
    
=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
 
=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
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*登場人物達がアサキムを表現する際に何かと「風のようだ」と言っていたり、アサキム自身もそのような台詞がある。
 
*登場人物達がアサキムを表現する際に何かと「風のようだ」と言っていたり、アサキム自身もそのような台詞がある。
   −
後に魔装機神DS版の発売前告知において寺田Pがわざわざ「アサキムが出ない」ことを明言したことから、制作側が意図的に類似点を持たせていることは間違いないと思われる。現時点ではマサキのセルフオマージュに止まるもの(いわば、一種のお遊び的な設定)と推測する向きも多いが、明確なアナウンスはないため、マサキとの関わりについての真相は未だ謎のままとなっていた。
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後に魔装機神DS版の発売前告知において寺田Pがわざわざ「アサキムが出ない」ことを明言したことから、制作側が意図的に類似点を持たせていることは間違いないと思われる。現時点ではマサキのセルフオマージュに止まるもの(いわば、一種のお遊び的な設定)と推測する向きも多いが、明確なアナウンスはないため、マサキとの関わりについての真相は未だ謎のままとなっている。
    
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。
 
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。
そして、天獄篇において、アサキムの正体がシュロウガの作り出した実体ある虚像であったことが判明するに至り、'''マサキ本人でないことは確定した'''
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=== アサキムとタロット ===
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Zシリーズのオリジナル要素全体の元ネタと見られているのがタロットの大アルカナであるが、このアサキムも例に漏れず、そのモチーフと思しきアルカナが存在している。それは、0番あるいは21番、または番号そのものがない「愚者」のアルカナである。
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「愚者」の正位置は「自由」「無邪気」、逆位置は「軽率」「落ち零れ」を意味する。そしてこの寓画が示すものは二通りあり、「'''何らかの目的を持って21枚のカードを渡り歩く旅人'''」と「'''何の目的もなく21枚のカードを気ままに歩く放浪者'''」である。この「愚者」は「計画性は持っていないが全く無計画に歩いているわけではない」という矛盾した存在である。
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何らかの理由で無限獄へと落ちたアサキムは現在、その宿命から逃れるためにスフィアを求めて並行世界をさすらっている。しかし、その旅路は順調とは言えず、多分に行き当たりばったりな面が多く見られる。「スフィアを集めて宿命から逃れる」という目的こそあるものの、そのための計画性については(自身で出来ることが限られているとはいえ)ないに等しく、その分をフットワークの軽さで補いつつ、リアクター達の前に度々現れるアサキムの境遇は、まさに「愚者」のアルカナと重なる。
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さらに、「愚者」は占星術において対応するとされる星宮が、「金牛宮」「巨蟹宮」「天蠍宮」「獅子宮」と見事にアサキムとかかわりが深いと思われる面々(サイデリアルのリアクター3人と、個人的に因縁深いランド)に対応している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:なお、ここにしか出てこないにも関わらずしっかり図鑑に登録される。何気にグラフィックは新規。
 
:なお、ここにしか出てこないにも関わらずしっかり図鑑に登録される。何気にグラフィックは新規。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:序盤の山場である第15話で堂々登場。この時は味方NPCだが、他のNPCと違い'''バサラが歌うとダメージを食らう上に反撃してくる'''。終盤で機体がシン化してからはそのステージだけスポット参戦し、終盤で完全決着となる。
+
:役どころは不明だが、とりあえず登場することは確定している。
:今回は遂にその正体が明かされることに。
      
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全ての能力に優れ、特に[[回避]]・[[命中]]・[[技量]]が際立つ。撤退条件は特に設けられていないことが多く、大抵は真っ向から相手にしなければならない。基本的にランドやセツコを最優先で狙ってくるため、これを利用して味方陣形内に誘いこんでやろう。ただし広範囲の[[マップ兵器]]には注意すること。シュロウガはボス格の中では脆い方なので、当たりさえすれば割とあっさり墜ちる。ちなみに[[防御]]だけは名有りの敵では低い部類。
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全ての能力に優れ、特に[[回避]]・[[命中]]・[[技量]]が際立つ。撤退条件は特に設けられていないことが多く、大抵は真っ向から相手にしなければならない。基本的にランドやセツコを最優先で狙ってくるため、これを利用して味方陣形内に誘いこんでやろう。ただし広範囲の[[マップ兵器]]には注意すること。シュロウガはボス格の中では脆い方なので、当たりさえすれば割とあっさり墜ちる。ちなみに[[防御]]だけは名有りの敵では低い部類で、Zでこれより低いのはシンシア、ベン、ジャマイカンとミネルバの3人組のみ。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 
:[[加速]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[直撃]]、[[魂]]、[[覚醒]]
 
:[[加速]]、[[直感]]、[[てかげん]]、[[直撃]]、[[魂]]、[[覚醒]]
:迅速が加速にランクダウンし、新たに直撃が追加。スポット参戦時は[[次元獣]]の[[D・フォルト]]に悩まされることになるため、ありがたい追加。やはり「集中」がないため、連続ターゲット補正に悩まされる。再世篇ではエースボーナスという形で「集中」が使えるようになった。天獄篇では「直撃」が消滅。
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:迅速が加速にランクダウンし、新たに直撃が追加。スポット参戦時は[[次元獣]]の[[D・フォルト]]に悩まされることになるため、ありがたい追加。やはり「集中」がないため、連続ターゲット補正に悩まされる。再世篇ではエースボーナスという形で「集中」が使えるようになった。
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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:[[カウンター]]L7、[[極]]、[[ブロッキング]]、[[Eセーブ]]、[[底力]]L5、[[気力限界突破]]
 
:[[カウンター]]L7、[[極]]、[[ブロッキング]]、[[Eセーブ]]、[[底力]]L5、[[気力限界突破]]
 
:Zの敵対時と比べるとカウンターと底力のレベルが下がっただけで、ラインナップは変わっていない。なおこれはスポット参戦時のものであり、味方[[NPC]]として登場する際はさらにそれぞれレベル1下がっている。
 
:Zの敵対時と比べるとカウンターと底力のレベルが下がっただけで、ラインナップは変わっていない。なおこれはスポット参戦時のものであり、味方[[NPC]]として登場する際はさらにそれぞれレベル1下がっている。
;第3次Z
  −
:[[底力]]L6、[[極]]、[[カウンター]]L5、[[精神耐性]]、[[気力+ボーナス]]、[[集束攻撃|マルチターゲット]]、[[ダッシュ]]、[[3回行動]]
  −
:天獄篇のラインナップ。3回行動は終盤で習得する。ゲーム中では何度かスポット参戦するが、やはり3回行動は消える。
      
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
;「小隊移動力+1」「[[回避]]率+10%」
 
;「小隊移動力+1」「[[回避]]率+10%」
:シュロウガの速さをさらに強化する強力な効果。これのせいで斬り込まれた時が怖い。しかも効果はOGシリーズのマサキのエースボーナス(移動力+1)の完全上位互換。
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:シュロウガの速さをさらに強化する強力な効果。これのせいで斬り込まれた時が怖い。
    
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
=== 固有[[エースボーナス]] ===
120行目: 124行目:  
:破界篇でこれが実装されている。要するに常時[[アタッカー]]が発動しているのと同じこと。スポット参戦なのがあまりにも惜しいが、もし敵にまわっていたら恐ろしいことになっていただろう。
 
:破界篇でこれが実装されている。要するに常時[[アタッカー]]が発動しているのと同じこと。スポット参戦なのがあまりにも惜しいが、もし敵にまわっていたら恐ろしいことになっていただろう。
 
;「気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『集中』が掛かる」
 
;「気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『集中』が掛かる」
:再世篇・天獄篇ではこちらに変更。極と合わせて最終命中率・回避率が60%になる恐ろしいボーナス。スポット参戦時は出撃時から必要気力に達しているため思う存分暴れることが出来る。なお、敵対時には天獄篇の難易度ハードで習得。
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:再世篇ではこちらに変更。極と合わせて最終命中率・回避率が60%になる恐ろしいボーナス。スポット参戦時は出撃時から必要気力に達しているため思う存分暴れることが出来る。なお、敵対時には習得していない。
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== [[BGM|パイロットBGM]] ==
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== パイロット[[BGM]] ==
 
;「BLACK STRANGER」
 
;「BLACK STRANGER」
 
:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風! 疾風! サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
 
:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風! 疾風! サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
 
;「BATTLE CHIOR」
 
;「BATTLE CHIOR」
:Zでの味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
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:味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:協力関係。もっとも、ジ・エーデルとのつながりを考えると、彼女の素性はとうに知っていたはずであるが。
 
:協力関係。もっとも、ジ・エーデルとのつながりを考えると、彼女の素性はとうに知っていたはずであるが。
 
;[[黒のカリスマ]]
 
;[[黒のカリスマ]]
:「太極の力」を手に入れるべく協力関係をとっている。ランドルートでは最終的に彼の正体である[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]と決別し、刃を交える展開も。[[御使い]]打倒という共通の目的を持つ同士でもあり、Z本編ではジ・エーデルが滅多に見せない真剣な様子で会話している場面も見受けられる。
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:「太極の力」を手に入れるべく協力関係をとっている。ランドルートでは最終的に彼の正体である[[ジ・エーデル・ベルナル|ジ・エーデル]]と決別し、刃を交える展開も。
    
=== 第2次スーパーロボット大戦Z ===
 
=== 第2次スーパーロボット大戦Z ===
163行目: 167行目:  
=== 第3次スーパーロボット大戦Z ===
 
=== 第3次スーパーロボット大戦Z ===
 
;[[サイデリアル]]
 
;[[サイデリアル]]
:スフィア・リアクターを中心とした星間連合組織。[[尸空|蟹座]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス|牡牛座]]、[[バルビエル・ザ・ニードル|蠍座]]、[[次元将ヴィルダーク|射手座]]のスフィアを保有しており、アサキムにとって彼らも自らの標的。
+
:太極の意志の代行者たるスフィア・リアクターの集団。何らかの大罪を犯し、太極の怒りに触れたアサキムを呪い、無限獄へ落としたとされている。
;[[御使い]]
  −
:かつて自身に不死の呪いをかけ、無限獄へ堕とした元凶。
      
=== 関連が推測される人物 ===
 
=== 関連が推測される人物 ===
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
;[[マサキ・アンドー]]
:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。
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:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。仮にアサキムが並行世界のマサキ本人にしても性格が真反対。これについては第2次OGで重要な手掛かりが示唆されているが、前述の仮説が正しい場合、彼はZシリーズに参戦した作品の大半と共闘した虚憶を持っていることになり、現在進行形でかつての仲間と戦っていることになる。<br/>ちなみに平行世界の同一人物だとすると、マサキと同じく'''神がかり的な方向音痴'''の可能性もある(長い間生き続けて獲得したスフィアの総数が再世編のゼロレクイエムルートでようやく1/3に当たる四つであるあたり、可能性は高い)。仮にそうだとすると、重要な場面には必ず出てくるあたり、本家よりはマシなのだろうか。あるいはシュロウガのナビゲートシステムが優秀なのかも知れない。
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた(らしい)」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムも、一部ギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
 
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた(らしい)」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムも、一部ギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
 
:第2次OGにおいて「虚憶」と「再有生」について発言。明らかにアサキムのことを知っていると思しき言動が見られた。
 
:第2次OGにおいて「虚憶」と「再有生」について発言。明らかにアサキムのことを知っていると思しき言動が見られた。
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;[[シュウ・シラカワ]]
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:マサキの宿敵で、両者は何度転生しても巡り会う強固な縁で結ばれている。つまりアサキム=マサキの平行世界の同一人物とすると、どこかにアサキムの宿敵にあたる「シュウ・シラカワ」が存在する事になる。
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:しかし、何の因果か、無限獄からの解放のために、自らを殺す事の出来る存在を求めるアサキムは、ヴォルクルスの呪縛を自らの死を以て断ち切ったシュウの同類項と言えなくもない。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:[[シュロウガ]]の必殺技「レイ・バスター」使用時のセリフパターンの片方。実はIMPACTのCMソング及びOG2のテーマソングである「Machine Soul(2005)」に「閃光(ひかり)放ち、暗黒(やみ)を切り裂いて」という歌詞がある。ご丁寧にOG2のPVではちょうどこの歌詞の際に、レイ・バスターに対応する武器であると思われる'''アカシックバスターの使用タイミングが重なっている'''。
 
:[[シュロウガ]]の必殺技「レイ・バスター」使用時のセリフパターンの片方。実はIMPACTのCMソング及びOG2のテーマソングである「Machine Soul(2005)」に「閃光(ひかり)放ち、暗黒(やみ)を切り裂いて」という歌詞がある。ご丁寧にOG2のPVではちょうどこの歌詞の際に、レイ・バスターに対応する武器であると思われる'''アカシックバスターの使用タイミングが重なっている'''。
 
;「罪魂を欲し! 貪り! そして、自らの魂まで喰い尽くせ!!」<br/>「フッ……堕ちてみれば、心地いいものだよ」<br />「さあ、垣間見るがいい! 僕の過去! 僕の罪! 僕の運命(さだめ)! そして、僕の絶望を!!」<br/>「フッ…僕の希望は、どこにあるんだろうね」
 
;「罪魂を欲し! 貪り! そして、自らの魂まで喰い尽くせ!!」<br/>「フッ……堕ちてみれば、心地いいものだよ」<br />「さあ、垣間見るがいい! 僕の過去! 僕の罪! 僕の運命(さだめ)! そして、僕の絶望を!!」<br/>「フッ…僕の希望は、どこにあるんだろうね」
:「レイ・バスター」使用時の台詞は2パターン。余談だが、「罪魂」が「大根」に聞こえるユーザーもいるとか。
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:「レイ・バスター」使用時の台詞は2パターン。本当に、かつてアサキムに何が起こったのだろうか…。余談だが、「罪魂」が「大根」に聞こえるユーザーもいるとか。
 
;「さあ、至福の悲鳴をあげろ!」<br/>「苦しみ!もがき!そして、堕ちるんだ!」
 
;「さあ、至福の悲鳴をあげろ!」<br/>「苦しみ!もがき!そして、堕ちるんだ!」
 
:「ランブリング・ディスキャリバー」使用時の台詞パターンB。どう考えても「BATTLE CHIORE」には合わない台詞の上、ランド編味方時にもこれが適用されるため、この時点で嫌な予感がしたユーザーも多いだろう。
 
:「ランブリング・ディスキャリバー」使用時の台詞パターンB。どう考えても「BATTLE CHIORE」には合わない台詞の上、ランド編味方時にもこれが適用されるため、この時点で嫌な予感がしたユーザーも多いだろう。
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:対マリン。言うまでも無く主題歌ネタ。
 
:対マリン。言うまでも無く主題歌ネタ。
 
;「人が人である限り、真の革新は訪れない」<BR/>「人は神にはなれない! 歴史がそれを証明している……!」
 
;「人が人である限り、真の革新は訪れない」<BR/>「人は神にはなれない! 歴史がそれを証明している……!」
:ニュータイプからの被弾時。恐らく真化のことだろう。
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:ニュータイプからの被弾時。恐らくシンカのことだろう。
 
;「創造は破壊、破壊は創造……フフフフ」
 
;「創造は破壊、破壊は創造……フフフフ」
 
:アクエリオンからの被弾時。[[ベーオウルフ|コイツ]]ではあるまいに。
 
:アクエリオンからの被弾時。[[ベーオウルフ|コイツ]]ではあるまいに。
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;「淘汰されるべきは機械の神か、それとも……」<BR/>「ク、ククク……贄の神は多ければ多いほどいい……!」
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:ニルヴァ―シュ、アクエリオン、グラヴィオン相手の戦闘台詞。
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;「罪深き魔王の剣……!」<br/>「黒き霞と成り果てろ!」
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=== Z ===
 
=== Z ===
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:終盤に[[パラダイムシティ]]で[[流竜馬|竜馬]]に対して言った台詞で彼と[[ゲッター線]]の関係、そして[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼の存在]]を知っているようだ。おそらく自分で見たか、黒のカリスマにでも聞いたのだろう。
 
:終盤に[[パラダイムシティ]]で[[流竜馬|竜馬]]に対して言った台詞で彼と[[ゲッター線]]の関係、そして[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼の存在]]を知っているようだ。おそらく自分で見たか、黒のカリスマにでも聞いたのだろう。
 
;「存在したという事実を消すことは、太極であっても不可能なのさ」<BR/>「だから、太極は記憶を消す。それは存在を消すことに近いからね」
 
;「存在したという事実を消すことは、太極であっても不可能なのさ」<BR/>「だから、太極は記憶を消す。それは存在を消すことに近いからね」
:太極とパラダイムシティの関係について。本来パラダイムシティは、このようにしてメモリーを失った者達が集う世界の雛形だったのだが、時獄篇でこれが現実化。ZEUTH、そしてZEXISの面々が、かつての仲間達のメモリーを次々と失っていく様が描かれており、太極の意志の凄まじさを物語っている。
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:太極とパラダイムシティの関係について。本来パラダイムシティは、このようにしてメモリーを失った者達が集う世界の雛形だったのだが、時獄篇でこれが現実化。ZEUTH、そしてZEXISの面々が、かつての仲間達のメモリーを次々と失っていく様が描かれており、太極の意志の凄まじさを物語っている(太極の使徒と思しき[[サイデリアル]]の仕業であるため間違いではない)。
 
;「無駄な事を……既に太極の意志は発動している」
 
;「無駄な事を……既に太極の意志は発動している」
:パラダイムシティでの台詞。ザ・ビッグの出現による世界のリセットを垣間見て、なおも諦めないZEUTHの面々の意志を「無駄」と一蹴するが、ランド編では直後に彼から「腰抜け」と一喝される。なお、この後リセットそのものはロジャーのネゴシエイトによって回避されるものの、これによってZEUTHの面々は烙印を受け、直前にアサキムが言ったとおり記憶を消される事態に……
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:パラダイムシティでの台詞。ザ・ビッグの出現による世界のリセットを垣間見て、なおも諦めないZEUTHの面々の意志を「無駄」と一蹴するが、ランド編では直後に彼から「腰抜け」と一喝される。
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:事実、この後リセットそのものはロジャーのネゴシエイトによって回避されるものの、これによってZEUTHの面々は烙印を受け、直前にアサキムが言ったとおり記憶を消される事態に……
 
;「新世界の統治者にそのようなものは必要なかろう」
 
;「新世界の統治者にそのようなものは必要なかろう」
 
:第59話にて、エーデルに対して。助力などいらないだろう、と言い切るのだが、彼がエーデルの[[人造人間|正体]]を知ることを考えると、恐らくは皮肉のつもりで口にしたのであろう。
 
:第59話にて、エーデルに対して。助力などいらないだろう、と言い切るのだが、彼がエーデルの[[人造人間|正体]]を知ることを考えると、恐らくは皮肉のつもりで口にしたのであろう。
;「その尊大な物言い…。滑稽だね、エーデル・ベルナル」
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:黒歴史ルートでは、上の台詞の後にこう言い放つ。後に明かされるアサキムの正体を思うと、物凄く皮肉な台詞である。
      
==== セツコ編 ====
 
==== セツコ編 ====
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:同じく「残されるもの」より。セツコ編のアサキムは妥協不能の完全な悪役である。
 
:同じく「残されるもの」より。セツコ編のアサキムは妥協不能の完全な悪役である。
 
;「今から君に黒獄の刻が訪れる! 苦しみ、嘆き、もがき、そして!」<br />「耐えがたい悲しみと恐怖を抱きつつ、堕落して行くのさ! アハハハハ!」<br />「僕も歩んで来た道だ! はたして、君はどこまで堕ちるかな!?」
 
;「今から君に黒獄の刻が訪れる! 苦しみ、嘆き、もがき、そして!」<br />「耐えがたい悲しみと恐怖を抱きつつ、堕落して行くのさ! アハハハハ!」<br />「僕も歩んで来た道だ! はたして、君はどこまで堕ちるかな!?」
:直後、狂乱するセツコを見降ろして。もはや悪役以外の何物でもない言動。
+
:直後、狂乱するセツコを見降ろして。もはや悪役以外の何物でもない言動だが、この台詞からアサキム自身も、セツコと同じく「大切な者を失った絶望と悲しみ」をかつて体験していることになる。となれば、太極に対する彼の「罪」は、ランド編での台詞を考えるに、その「誰か」に関するものである可能性は高い。
 
:なお、セツコルートでアサキムが一番目立つのはこのイベントだが、これ以降は徐々にフェードアウトしていくことに。
 
:なお、セツコルートでアサキムが一番目立つのはこのイベントだが、これ以降は徐々にフェードアウトしていくことに。
 
;(幾多の世界を彷徨えば、よくある出来事……僕もそうだったよ)
 
;(幾多の世界を彷徨えば、よくある出来事……僕もそうだったよ)
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==== ランド編 ====
 
==== ランド編 ====
 
;(仲間…か。甘美な響きだね。昔を思い出すよ)
 
;(仲間…か。甘美な響きだね。昔を思い出すよ)
:第21話「父の思い出」より。
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:第21話「父の思い出」より。無限獄を彷徨うアサキムの「仲間」とは…? ランド編のアサキムは不可思議なダークヒーローである。セツコ編の台詞からすると、その「仲間」の並行存在と戦ったことがあるようだが……。
 
;「…不思議な味だね」
 
;「…不思議な味だね」
:第42話「俺達の行き先」にて、ランドと共に酒を呑んだ際の感想。飲んだことがないのか、なにやら渋い顔をしている。ただ、直後に「飲んだことがないのか?」「ここでは、ね」とやり取りをしている。
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:第42話「俺達の行き先」にて、ランドと共に酒を呑んだ際の感想。飲んだことがないのか、なにやら渋い顔をしている。ただ、直後に「飲んだことがないのか?」「ここでは、ね」とやり取りをしている。この台詞の前には「これは何だ?」と尋ねたり、乾杯の仕方を知らなかったりと矛盾気味の行動が目立つ。破界篇の彼を考えると記憶の混乱とは考えにくいので、他に何か理由があるのかもしれない。
 
;「…今回の転生も失敗か…」<br />「ならば、来世のために君の魂を貪ろう。このシュロウガで」
 
;「…今回の転生も失敗か…」<br />「ならば、来世のために君の魂を貪ろう。このシュロウガで」
 
:第32話「俺が俺であるために」より、セツコと対峙して。ずっと以前から「悲しみの乙女」を追い続けていたようだ。しかし「今回も」というには何度も「悲しみの乙女」のリアクターを追って来ているわけであり、アサキムの放浪はかなり過去から続いているようだ。
 
:第32話「俺が俺であるために」より、セツコと対峙して。ずっと以前から「悲しみの乙女」を追い続けていたようだ。しかし「今回も」というには何度も「悲しみの乙女」のリアクターを追って来ているわけであり、アサキムの放浪はかなり過去から続いているようだ。
269行目: 277行目:  
;「因果の牢獄に囚われし、堕ちた天翅達…… 同じ呪いを受けた僕を求めるか」<br />「だが、僕は行くよ。これ以上の枷は不要だからね」
 
;「因果の牢獄に囚われし、堕ちた天翅達…… 同じ呪いを受けた僕を求めるか」<br />「だが、僕は行くよ。これ以上の枷は不要だからね」
 
:同じく「接触」より。両者とも「大罪人」であることは共通だが、堕天翅がアサキムを求める理由とは……?
 
:同じく「接触」より。両者とも「大罪人」であることは共通だが、堕天翅がアサキムを求める理由とは……?
;「僕を抱く深闇に触れて見るかい?  君たちの想像通りの代物か……それとも、別物か。知った所で、得はないだろうけどね」
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;「僕を抱く深闇に触れて見るかい?  君たちの想像通りの代物か……」<br />「それとも、別物か。知った所で、得はないだろうけどね」
 
:「黒の意志」での戦闘前台詞。確かに。
 
:「黒の意志」での戦闘前台詞。確かに。
    
=== 第2次Z破界篇 ===
 
=== 第2次Z破界篇 ===
 
;「…そうか…。僕は…また引き戻されたのか…」
 
;「…そうか…。僕は…また引き戻されたのか…」
:初登場時の台詞。周囲を見回し、未だ自身が放浪の中にあることを自覚する。言いまわしからするとセツコルートで敗れたか、ランドルートの時空修復に巻き込まれたものと思われる。
+
:初登場時の台詞。周囲を見回し、未だ自身が放浪の中にあることを自覚する。言いまわしからするとセツコルートで敗れたか、ランドルートの時空修復に巻き込まれたものと思われる。<br/>アサキムの正体がマサキであるにせよ違うにせよ、ユーゼスいう所の「再有生」の実感と認識を明確に持っているのは間違いないと思われる。
;「なるほど…。君達も無限獄に囚われた者なんだね…ならば、その魂…解き放つ!」
+
;「なるほど…。君達も無限獄に囚われた者なんだね…」<br />「ならば、その魂…解き放つ!」
:上記の台詞の後、[[次元獣]]に対して。直後、ディノダモン級に対し攻撃を開始する。このほか、次元獣を「哀れな亡者達」と呼んでいたり、「あの亡者の相手をするのは僕としても心苦しいものがある」と発言していたりするため、アサキムは次元獣の正体についてある程度知っていたと推測される。
+
:上記の台詞の後、[[次元獣]]に対して。直後、ディノダモン級に対し攻撃を開始する。このほか、次元獣を「哀れな亡者達」と呼んでいたり、「あの亡者の相手をするのは僕としても心苦しいものがある」と発言していたりするため、アサキムは次元獣たちの正体についてある程度知っているものと推測される。
 
;「…アサキム・ドーウィン。今はそう呼ばれている」
 
;「…アサキム・ドーウィン。今はそう呼ばれている」
:次元獣を殲滅した後、クロウに名を尋ねられて。かつては「アサキム・ドーウィン」以外の名で呼ばれたことがあるのだろうか?だとすれば、彼をその名で呼んだのは何者なのか? 
+
:次元獣を殲滅した後、クロウに名を尋ねられて。「アサキム・ドーウィン」という名は本名ではないと言うのか? だとすれば、彼をその名で呼んだのは何者なのか? 
 
;「では、クロウ…君は幸運だよ」<br />「まだ殺す価値が無いからね」
 
;「では、クロウ…君は幸運だよ」<br />「まだ殺す価値が無いからね」
 
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。
 
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。
294行目: 302行目:  
:こちらは[[C.C.]]に対して。彼女を初めとする「コード」持ちは不老不死であるため、そこから推測するに、「無限獄」とは単に「生き続け、存在し続けるという呪縛」であるらしい。
 
:こちらは[[C.C.]]に対して。彼女を初めとする「コード」持ちは不老不死であるため、そこから推測するに、「無限獄」とは単に「生き続け、存在し続けるという呪縛」であるらしい。
 
;「呪われし放浪者……だけど、呪いの主は既に捉えた」<br />「言ったはずだよ。呪われし放浪者だと」<br />「道が示された以上、僕はそこをひたすらに進むだけだよ」
 
;「呪われし放浪者……だけど、呪いの主は既に捉えた」<br />「言ったはずだよ。呪われし放浪者だと」<br />「道が示された以上、僕はそこをひたすらに進むだけだよ」
:第38話のIMにおけるクロウとのやり取りの一部。アネモネから齎された情報……すなわち太極の呪いの主たる「[[御使い]]」の存在をついに捕捉し、アサキムは己を解き放つべく行動を開始する。
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:第38話のIMにおけるクロウとのやり取りの一部。アネモネから齎された情報……すなわち太極の呪いの主たる「御使い」の存在をついに捕捉し、アサキムは己を解き放つべく行動を開始する。
 
;「アイム・ライアード! 君の魂は僕が狩る!」
 
;「アイム・ライアード! 君の魂は僕が狩る!」
 
:決戦に乱入し、アイムに向かって攻撃した際の台詞。宣言通りにアリエティスを撃墜し、ついに目的のひとつを達した……かに思われたが、「偽りの黒羊」の力に阻まれて失敗に終わっていた。
 
:決戦に乱入し、アイムに向かって攻撃した際の台詞。宣言通りにアリエティスを撃墜し、ついに目的のひとつを達した……かに思われたが、「偽りの黒羊」の力に阻まれて失敗に終わっていた。
309行目: 317行目:  
:[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]の精神攻撃の前に成す術の無いクロウを嘲笑するが、この挑発によってキレたクロウは結果的にトラウマを克服する事となる。
 
:[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]の精神攻撃の前に成す術の無いクロウを嘲笑するが、この挑発によってキレたクロウは結果的にトラウマを克服する事となる。
 
;「僕の心を覗いたんだね」<br />「そう…君を恐怖させる闇こそが僕の過去…そして、未来なんだよ」<br />「その因果の鎖を引きちぎる為にも君には消えてもらう」
 
;「僕の心を覗いたんだね」<br />「そう…君を恐怖させる闇こそが僕の過去…そして、未来なんだよ」<br />「その因果の鎖を引きちぎる為にも君には消えてもらう」
:アサキムの精神世界という禁断の領域を垣間見た事で、戦慄するルーク・アダモンPに牙をむく。
+
:アサキムの精神世界という禁断の領域を垣間見た事で、戦慄するルーク・アダモンPに牙をむく。次元獣をも恐怖させる「闇」とは、恐らく不滅の呪縛たる「無限獄」のことであろう。
 
;「そうは行かないよ、クロウ」<BR/>「これを君に渡すわけには行かない」<BR/>「オリジン・ローの流れの中で僕は再誕する。とりあえずのお別れだ、揺れる天秤」<BR/>「もう会えないかも知れないけどね……」
 
;「そうは行かないよ、クロウ」<BR/>「これを君に渡すわけには行かない」<BR/>「オリジン・ローの流れの中で僕は再誕する。とりあえずのお別れだ、揺れる天秤」<BR/>「もう会えないかも知れないけどね……」
 
:同ステージクリア時。ZONEに突入しようとするクロウを制止し、先んじて次元力の流れの中に飛び込む。
 
:同ステージクリア時。ZONEに突入しようとするクロウを制止し、先んじて次元力の流れの中に飛び込む。
 
;「……スフィアを狩る前に君には罰を与えないといけない」
 
;「……スフィアを狩る前に君には罰を与えないといけない」
:アイムの前に現れた際、「再びその魂を[[サイデリアル|御使い]]に捧げるのがお望みですか!」と問われて。超然とした表情が一瞬で消え、静かに怒りを表す。
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:アイムの前に現れた際、「再びその魂を[[サイデリアル|彼ら]]に捧げるのがお望みですか!」と問われて。超然とした表情が一瞬で消え、静かに怒りを表す。「大罪」を犯したことで何者かと関わり、それによって放浪者となったらしい。
 
;「アイム・ライアード…… 僕がなぜZONEに入ったか、わかるかい?」<br />「あのオリジン・ローの奔流の中で僕は[[太極]]の力の流れを感じた」<br />「迂闊だったね、偽りの黒羊。おかげで僕は、僕の得た力の使い方を知ることが出来たよ」<br />「教えてあげるよ。君がもっとも恐れるべきスフィアの力を、僕は既に手に入れていたんだよ」<br />「知りたがる山羊! その力が君の嘘を暴く!」
 
;「アイム・ライアード…… 僕がなぜZONEに入ったか、わかるかい?」<br />「あのオリジン・ローの奔流の中で僕は[[太極]]の力の流れを感じた」<br />「迂闊だったね、偽りの黒羊。おかげで僕は、僕の得た力の使い方を知ることが出来たよ」<br />「教えてあげるよ。君がもっとも恐れるべきスフィアの力を、僕は既に手に入れていたんだよ」<br />「知りたがる山羊! その力が君の嘘を暴く!」
 
:余裕を崩さないアイムに向けて。ZONEに突入したアサキムは、その内部を流れるオリジン・ローに触れ、その中で太極の力を見たことで「知りたがる山羊」を制することに成功した。しかしよく考えると、セツコとランド・メールにも同じ現象が起きている可能性は、復帰後の好調ぶりを考えると高い。
 
:余裕を崩さないアイムに向けて。ZONEに突入したアサキムは、その内部を流れるオリジン・ローに触れ、その中で太極の力を見たことで「知りたがる山羊」を制することに成功した。しかしよく考えると、セツコとランド・メールにも同じ現象が起きている可能性は、復帰後の好調ぶりを考えると高い。
:時獄篇で提示された情報から考えるに、どうやらアサキムは「知りたがる山羊」と「夢見る双魚」をサード・ステージに押し上げることに成功したらしい。
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:時獄篇で提示された情報から考えるに、どうやらアサキムは「知りたがる山羊」と元からあったもう一つのスフィアをサード・ステージに押し上げることに成功したらしい。
 
;「知りたがる山羊の力を発揮させるキーは人間の好奇心だ」<br />「そのあくなき知識欲と探究心は全ての真実を暴き立てる。それは偽りの黒羊の嘘さえも」<br />「その好奇心のおかげで彼女は僕の闇に踏み込み過ぎて、その闇に呑まれたのだけどね」
 
;「知りたがる山羊の力を発揮させるキーは人間の好奇心だ」<br />「そのあくなき知識欲と探究心は全ての真実を暴き立てる。それは偽りの黒羊の嘘さえも」<br />「その好奇心のおかげで彼女は僕の闇に踏み込み過ぎて、その闇に呑まれたのだけどね」
:「知りたがる山羊」に関する力と元の所持者について。
+
:「知りたがる山羊」に関する力と元の所持者について。恐らくかのスフィアの属性は「真実を求める意志」、能力は「あらゆる真実の強制的開示」、反作用は「知らずにいられない」だと思われる。
 
;「12のスフィアはそれぞれに因果を持つ。君の持つ揺れる天秤が、尽きぬ水瓶と共に力を高める関係にあるように」<br />「そうだ。それ故に一瞬とはいえ、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来たんだよ」
 
;「12のスフィアはそれぞれに因果を持つ。君の持つ揺れる天秤が、尽きぬ水瓶と共に力を高める関係にあるように」<br />「そうだ。それ故に一瞬とはいえ、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来たんだよ」
 
:スフィアについて。司る星座によってそれぞれに因果を持つスフィアは、その相性によって力を強めも、弱めもするらしい。
 
:スフィアについて。司る星座によってそれぞれに因果を持つスフィアは、その相性によって力を強めも、弱めもするらしい。
;「尽きぬ水瓶……その力を引き出すのに偽りの黒羊は随分と苦労したようだ」<br />「他者ヘの慈愛……国を治める者にとっては必要不可欠だろうけど……それを最大限に引き出すためには、その国に滅びの危機に瀕してもらうしかなかったのだからね」<br />「アイム・ライアードがやらなければ、僕がやったまでのことだよ。つまり、あなたの祖国の滅亡は必然だったのさ」
+
;「尽きぬ水瓶……その力を引き出すのに偽りの黒羊は随分と苦労したようだ」<br />「他者ヘの慈愛……国を治める者にとっては必要不可欠だろうけど……」<br />「それを最大限に引き出すためには、その国に滅びの危機に瀕してもらうしかなかったのだからね」<br />「アイム・ライアードがやらなければ、僕がやったまでのことだよ。つまり、あなたの祖国の滅亡は必然だったのさ」
 
:ユーサーに対して語ったインサラウム滅亡の真相。この発言のおかげでアサキムはユーサーの怒りを買い、[[黒の騎士団]]ルートではまさかの逆襲を喰らうハメに。
 
:ユーサーに対して語ったインサラウム滅亡の真相。この発言のおかげでアサキムはユーサーの怒りを買い、[[黒の騎士団]]ルートではまさかの逆襲を喰らうハメに。
 
;「絶望の未来…… 根源の災厄…… そこに僕の希望はある」<br />「因果の鎖を引きちぎる力……僕はそれを求める。絶望の未来を超えて……」
 
;「絶望の未来…… 根源の災厄…… そこに僕の希望はある」<br />「因果の鎖を引きちぎる力……僕はそれを求める。絶望の未来を超えて……」
336行目: 344行目:  
:ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に彼を呼び覚ます者がいた。女王の肩書きを与えられた、[[ツィーネ・エスピオ|彼女]]が……。
 
:ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に彼を呼び覚ます者がいた。女王の肩書きを与えられた、[[ツィーネ・エスピオ|彼女]]が……。
   −
=== 第3次Z天獄篇 ===
+
== 関連機体 ==
;「スフィアを探していた時に見つけたものだよ」<BR/>「CHRONO H……時の境界……太極が永遠の果てにたどり着いたのは絶望だった」<BR/>「自ら命を絶った至高神ソルの欠片だ。きっと御使いを討つ力になってくれると思ってね」
  −
:シュロウガ軍団を制御する黒の英知について。その本当の名は「CHRONO H」、時の境界。恐らく「CHRONO Horizon」だと思われる。
  −
;ランド「アサキム! ここまで来たら、殴り合いで決着だ!」<br/>セツコ「あなたと私達の戦い、ここで終わらせます!」<br/>アサキム「違うな! ここが始まりなんだよ! さあ、戦いの鐘を鳴らせ! 終焉の宴が今、始まる!」
  −
:開戦時。
  −
;「天の獄……それは静死したこの惑星そのものだよ」
  −
:
  −
;「見ているか、サクリファイ! これが生命……君達が失ったものだ!」<BR/>「それをぶつけ合うのが戦いだ! そう、生命こそが未来を生むんだよ!」<BR/>「さあ、シュロウガ・シン! 彼らに一大劫の果てを見せてやろう!」
  −
:
  −
;「火星のZONEの中で僕はずっと考えていた。僕は一体何者なのかと……その答えは、僕も人間であるということ……少なくとも人間として生きたいということだ」<BR/>「それが僕にスフィアの力を引き出す術を与えてくれた」<BR/>「知りたがる山羊……僕は宇宙全ての知を望み、アカシックレコードに触れた」<BR/>「夢見る双魚……そして僕はいつの日か、自らの望みが叶うことを夢見た」<BR/>「偽りの黒羊……そのために僕は本心を隠し、一度はアドヴェントと手を組んだ」<BR/>「そして、尽きぬ水瓶……僕は君たちを愛した。いや……正確には、僕を生み出した何かが、君たちの存在を愛した」<BR/>「限りある生命を燃やし、懸命に生きる者たち……その何者にも屈しない闘志は無限の自由……それは愛おしく……そして、愛すべきものだ」
  −
:第60話「永遠へ」にて。戦神の星に封じられたアサキムは、己が人間として生き、人間として死ぬことを望み、そう在ろうとしたがゆえに4つのスフィアそれぞれのリアクターとなっていた。知恵を求め、その時を夢見、敵とさえ手を組み、いずれ来る死を知りながら全力で生きる人間の在り様を愛し……。
  −
;「生命とは成住壊空……その繰り返しの中で、僕は君達という存在に深入りしすぎてしまったようだ……」<BR/>「君達を愛した時点で、僕がこうなるのは決まっていたんだろう」
  −
:
  −
;「僕が……代替品……?」
  −
:アドヴェントから真相を聞かされて。己が人間どころか生命ですらなく、シュロウガが生み出した代替品……真のパイロットを模したイメージでしかないこと、さらには不死なのもシュロウガ、大罪を負ったのもシュロウガであり、自分はそれを操る道具に過ぎなかったという事実を知り、彼の精神は崩れ去る……。
  −
;「ありがとう。これで僕は、新たな風に乗れる……」<BR/>「そう……風が呼んでる……いつか聞いた……あの声が……」
  −
:去り際。超時空修復で世界が再構成される中、ようやく無限獄の呪縛から解放された青年は、終端の多元世界からその姿を消した。いつか聞いた、あの風の声に導かれるままに。が、シュロウガの前身が何なのかは結局明かされず、謎の真相はOGシリーズに託された。
  −
:ヘビーユーザーなら言うまでもないが、「熱風!疾風!サイバスター」の歌詞ネタである。
  −
 
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== 搭乗機体 ==
   
;[[シュロウガ]]/シュロウガ・シン
 
;[[シュロウガ]]/シュロウガ・シン
 
:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。天獄篇ではシン化によりさらにパワーアップしている。
 
:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。天獄篇ではシン化によりさらにパワーアップしている。
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; [[ジェニオン]]
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:「いがみ合う双子」。第3次Z時獄編時点では直接的な接触はないものの、アサキムの持つ「偽りの黒羊」の能力は「いがみ合う双子」のスフィアを無力化できることを明言されている。さらに、エピローグではツィーネらしき人物に[[ZONE]]から救出されたことが示されており、'''早々にジェニオンに敗北フラグが立ってしまっている'''。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
*仄めかされるマサキとの関連と、死ぬに死ねない境遇から、ユーザー間では「'''人生の迷子'''」というあんまりだが的確過ぎるあだ名がつけられている。
      
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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