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| 主に[[宇宙世紀]]を舞台にした作品に登場。[[ニュータイプ]]の感応波によって無線誘導される小型のビーム砲台端末である。 | | 主に[[宇宙世紀]]を舞台にした作品に登場。[[ニュータイプ]]の感応波によって無線誘導される小型のビーム砲台端末である。 |
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− | スパロボでは、[[NT]]用[[モビルスーツ]]の最強武装として用いられる事が多く、高火力の武器と思われがちだが、[[モビルアーマー]]に搭載されている大型ファンネル、メガ粒子砲を発射する[[νガンダム]]のフィン・ファンネル等の一部の例外を除き、関節などの装甲の弱い部分を攻撃する為の武器であるため、厳密には単体火力の高い武器では無い。スパロボでの「最強武装」のイメージは、原作などで散見される「1体のモビルスーツを複数のファンネルがよってたかって蜂の巣にする」という描写からきているものと推測される。具体例として、キュベレイMk-IIのファンネルの出力が1.3MWとメタスのアームビームガンの2.0MWよりも低い。一方でα・アジールのファンネルは20.4MWとZZガンダムのダブルビームライフル1射の10.6MW×2に匹敵する。<br /> | + | スパロボでは、[[NT]]用[[モビルスーツ]]の最強武装として用いられる事が多く、高火力の武器と思われがちだが、[[モビルアーマー]]に搭載されている大型ファンネル、メガ粒子砲を発射する[[νガンダム]]のフィン・ファンネル等の一部の例外を除き、関節などの装甲の弱い部分を攻撃する為の武器であるため、厳密には単体火力の高い武器では無い。 |
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| + | スパロボでの「最強武装」のイメージは、原作などで散見される「1体のモビルスーツを複数のファンネルがよってたかって蜂の巣にする」という描写からきているものと推測される。具体例として、[[キュベレイMk-II]]のファンネルの出力が1.3MWと[[メタス]]のアームビームガンの2.0MWよりも低い。一方で[[α・アジール]]のファンネルは20.4MWと[[ΖΖガンダム]]のダブルビームライフル1射の10.6MW×2に匹敵する。 |
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| また、[[キュベレイ]]などファンネルの再使用の為の燃料・エネルギーの再充填機構をファンネルの搭載箇所に持つ機体も稀に存在するが、基本的に使い捨てである。 | | また、[[キュベレイ]]などファンネルの再使用の為の燃料・エネルギーの再充填機構をファンネルの搭載箇所に持つ機体も稀に存在するが、基本的に使い捨てである。 |
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| 本来は空間戦用の兵器([[スペースコロニー]]内などの疑似重力化なども含む)であるが、地上においても使用する事自体は可能であり、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』においても地上でファンネルを使用しているシーンが存在する。 | | 本来は空間戦用の兵器([[スペースコロニー]]内などの疑似重力化なども含む)であるが、地上においても使用する事自体は可能であり、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』においても地上でファンネルを使用しているシーンが存在する。 |
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− | [[第2次ネオ・ジオン抗争]](『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』)以後は連邦側のサイコミュ兵器対策が進み、もはや絶対的脅威とはみなされなくなる。戦乱の減少や使い手の不足もあり、ファンネルは戦場からその姿を消していく。<br/> | + | [[第2次ネオ・ジオン抗争]](『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』)以後は連邦側のサイコミュ兵器対策が進み、もはや絶対的脅威とはみなされなくなる。戦乱の減少や使い手の不足もあり、ファンネルは戦場からその姿を消していく。 |
− | なお、[[宇宙世紀]]0203年頃を舞台にした小説作品『ガイア・ギア』(未参戦)においては、[[オールドタイプ]]も使用可能なファンネルも開発されている。 | + | |
| + | なお、[[宇宙世紀]]0203年頃を舞台にした[[小説]]作品『ガイア・ギア』(SRW未参戦)においては、[[オールドタイプ]]も使用可能なファンネルも開発されている。 |
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− | ちなみに正式名称は「'''ファンネル・ビット'''」。「ファンネル」とは英語で「漏斗」(『じょうご』あるいは『ろうと』)のことである。キュベレイのビットが漏斗の形をしていたためにこの名前で呼ばれたが、その後は形状によらず多くのサイコミュビット兵器がファンネルと呼ばれるようになり、[[νガンダム]]のフィン・ファンネルに至ってはもはや筒型ですらない。 | + | ちなみに正式名称は「'''ファンネル・ビット'''」。「ファンネル」とは[[英語]]で「漏斗」(『じょうご』あるいは『ろうと』)のことである。キュベレイのビットが漏斗の形をしていたためにこの名前で呼ばれたが、その後は形状によらず多くのサイコミュビット兵器がファンネルと呼ばれるようになり、νガンダムのフィン・ファンネルに至ってはもはや筒型ですらない。 |
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| スパロボにおいてはUC系ニュータイプが武器名を叫ぶ武器としてお馴染みであり、本来ならばファンネルそのものが登場しない作品([[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]など)のキャラを乗せても武器名を叫ぶことが多く、声付きの作品の場合、大抵音声収録がしっかりと為されているため、「ファンネル(あるいはフィン・ファンネル)使用時の声を聞きたいがために[[乗り換え]]を多用する」プレイヤーも少なくない。 | | スパロボにおいてはUC系ニュータイプが武器名を叫ぶ武器としてお馴染みであり、本来ならばファンネルそのものが登場しない作品([[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]など)のキャラを乗せても武器名を叫ぶことが多く、声付きの作品の場合、大抵音声収録がしっかりと為されているため、「ファンネル(あるいはフィン・ファンネル)使用時の声を聞きたいがために[[乗り換え]]を多用する」プレイヤーも少なくない。 |
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| '''UC0080年代''' | | '''UC0080年代''' |
| ;[[キュベレイ]] | | ;[[キュベレイ]] |
− | :「ファンネル」を初めて搭載したMS。10基搭載。1.5~2m程度とかなり小型。 | + | :「ファンネル」を初めて搭載したMS。漏斗状のファンネルを10基搭載。1.5~2m程度とかなり小型。 |
| ;[[キュベレイMk-II]] / [[キュベレイMk-II (プルツー用)]] | | ;[[キュベレイMk-II]] / [[キュベレイMk-II (プルツー用)]] |
− | : | + | :キュベレイと同じく漏斗状のファンネルを10基搭載。キュベレイのマイナーチェンジ機であるため、性能もほぼ同等であると考えられる。 |
| ;[[量産型キュベレイ]] | | ;[[量産型キュベレイ]] |
− | :キュベレイシリーズは全て同型の漏斗状のファンネルを使用する。 | + | :他のキュベレイシリーズの機体と異なり、後部のコンテナに漏斗状のファンネルを30基搭載している。 |
| ;[[ゲーマルク]] | | ;[[ゲーマルク]] |
| :マザー・ファンネル、チルド・ファンネルを装備。 | | :マザー・ファンネル、チルド・ファンネルを装備。 |
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| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;[[オールレンジ攻撃]] | | ;[[オールレンジ攻撃]] |
− | : | + | :遠隔誘導操作システム等を用いることによって機体に搭載されている武装端末を飛ばして、敵機の死角部分から攻撃を仕掛ける方法。ファンネルもそれに該当する。 |
| ;[[サイコミュ]] | | ;[[サイコミュ]] |
− | : | + | :[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]作品に登場する技術で、「サイコ・コミュニケーター」の略称。これによって、人間の感応波によるファンネル等の遠隔操作兵器の精密な操作が可能になった。 |
− | ;[[サイコフレーム]]
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− | :
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| ;フィン・ファンネル | | ;フィン・ファンネル |
| :装着時の見た目は排熱放射板と勘違いされるようなシンプルな形状となっている。「コ」の字に変形して粒子加速器とすることでビームを放つことが出来るが、既存のファンネルと違って独自のジェネレータを内蔵しているためにビームの出力が桁違いで、これは最低でも前の時代のジェネレータ内蔵型ビーム砲であるハイパーメガランチャー級、出展元によっては携帯可能なサイズに縮小される前のV.S.B.Rの雛形では、とするものすらある。さらに複数の基板を形成することで「[[Iフィールド|Iフィールド・バリア]]」を発生させる。[[νガンダム]]のバリアフィールドは強力な電磁波で形成されている。後のガンダム作品にもこれに類似した兵器が搭載されている。 | | :装着時の見た目は排熱放射板と勘違いされるようなシンプルな形状となっている。「コ」の字に変形して粒子加速器とすることでビームを放つことが出来るが、既存のファンネルと違って独自のジェネレータを内蔵しているためにビームの出力が桁違いで、これは最低でも前の時代のジェネレータ内蔵型ビーム砲であるハイパーメガランチャー級、出展元によっては携帯可能なサイズに縮小される前のV.S.B.Rの雛形では、とするものすらある。さらに複数の基板を形成することで「[[Iフィールド|Iフィールド・バリア]]」を発生させる。[[νガンダム]]のバリアフィールドは強力な電磁波で形成されている。後のガンダム作品にもこれに類似した兵器が搭載されている。 |
| ;ファンネルミサイル | | ;ファンネルミサイル |
− | :小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場。主役機のΞガンダムとライバル機のペーネロペー(オデュッセウスガンダム)に搭載しているミサイル型の[[サイコミュ]]兵器。[[ミノフスキー粒子]]下では旧来の誘導ミサイルは無力化されてしまうが、[[サイコミュ]]で操作する事で運用を可能としている。これに類似する武器として『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場する「[[ディビニダド]]」が搭載する「フェザー・ファンネル」がある。 | + | :[[小説]]『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(SRW未参戦)に登場。主役機のΞガンダムとライバル機のペーネロペー(オデュッセウスガンダム)に搭載しているミサイル型の[[サイコミュ]]兵器。[[ミノフスキー粒子]]下では旧来の誘導ミサイルは無力化されてしまうが、[[サイコミュ]]で操作する事で運用を可能としている。これに類似する武器として『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場する「[[ディビニダド]]」が搭載する「フェザー・ファンネル」がある。 |
| ;AFS | | ;AFS |
− | :松浦まさふみの漫画作品『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』とその続編『機動戦士ガンダムReon』に登場。「アンチ・ファンネル・システム」の略で、ファンネルに代表されるサイコミュ兵器などを無効化する。対オールレンジ攻撃用の防御システム。 | + | :松浦まさふみ氏の[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』とその[[続編]]『機動戦士ガンダムReon』(共にSRW未参戦)に登場。「アンチ・ファンネル・システム」の略で、ファンネルに代表されるサイコミュ兵器などを無効化する。対オールレンジ攻撃用の防御システム。 |
| :ファンネルなどに対して非常に有効な防御手段ではあり、上記の登場作品内では「このシステムの登場によりサイコミュ兵器が一気に時代遅れと化した」という描写がされ、後の時代でサイコミュ兵器が殆ど使用されていない件に対して独自の理由付けをしている。 | | :ファンネルなどに対して非常に有効な防御手段ではあり、上記の登場作品内では「このシステムの登場によりサイコミュ兵器が一気に時代遅れと化した」という描写がされ、後の時代でサイコミュ兵器が殆ど使用されていない件に対して独自の理由付けをしている。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | 「'''ファンネルが地上で使用できるか否か'''」と言う論議に関しては、以下リンク先に詳しいまとめがある。<br /> | + | *「'''ファンネルが地上で使用できるか否か'''」と言う論議に関しては、右のリンク先に詳しいまとめがある。[http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/g_sinnjitu3.htm ファンネルは地上で使えるのか?](外部リンク) |
− | ただし、これも一個人の推測にすぎず反論の余地もあり、[[サイコガンダムMk-II]]は[[ミノフスキークラフト]]の応用でビットを浮かせたという説もある為、結局のところ、公式なアナウンスがない限り、真相は不明のままである。<br>なお、『ガンダムUC』に登場した水陸両用MA・[[シャンブロ]]に装備されたリフレクター・ビットは、回転翼を用いたホバリング能力が持たされており(簡単に言えば「動力の付いた竹とんぼ」)、これによって重力下での運用を可能にしている。 | + | **ただし、これも一個人の推測にすぎず反論の余地もあり、[[サイコガンダムMk-II]]は[[ミノフスキークラフト]]の応用でビットを浮かせたという説もある為、結局のところ、公式なアナウンスがない限り、真相は不明のままである。 |
− | *[http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/g_sinnjitu3.htm ファンネルは地上で使えるのか?](外部リンク) | + | ***なお、『[[機動戦士ガンダムUC]]』に登場した水陸両用MA・[[シャンブロ]]に装備されたリフレクター・ビットは、回転翼を用いたホバリング能力が持たされており(簡単に言えば「動力の付いた竹とんぼ」)、これによって重力下での運用を可能にしている。 |
| + | ** |
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| [[Category:戦略・戦術兵器]] | | [[Category:戦略・戦術兵器]] |
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