装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端

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概要

TVシリーズから32年後の世界が舞台。しかしストーリー展開がファンだけでなくスタッフからも物議を醸し、実際にファンからの抗議が殺到した。また高橋監督自身、TVシリーズのノベライズ版で「諸般の事情で製作に踏み切ってしまったのです」と記するなど、必ずしも乗り気でなかったようである(元々、ファンや関係者の続編を期待する声にも「TV版の後日談は作らない」と発言していた)。

後に発表された『孤影再び』(SRW未参戦)は本作の直接の続編である。

ストーリー

アストラギウス暦7247年。キリコとフィアナがコールドスリープに入って32年の年月が経過した。ギルガメスとバララントの戦いの中、負傷兵を送るコールドスリープカプセルの一群の中にキリコとフィアナが眠るカプセルが紛れ込み、二人は眠りから覚まされる…。

登場人物

キリコと仲間たち

キリコ・キュービィー
フィアナ
ゴディバ
マナウラ軍軍医長。以前はアレギウムの医学僧だったが、ソノバ議定書に医学的見地から異を唱えたために破門された。

汎銀河宗教結社マーティアル

テイタニア・ダ・モンテウェルズ
惑星マナウラのマーティアル司祭。少女時代に事故で瀕死の重傷を負い、生体兵器・ネクスタントとして蘇生した。
マーティアルに尽力した功績を認められ、法王テオ8世より第13階位「秩序の盾」を授かるが、その認証式のさなかにキリコ蘇生の報がもたらされる。
彼女がキリコを慮って下したある決断が、後に取り返しの付かない悲劇へと繋がる。
ヴィアチェフラフ・ダ・モンテウェルズ
テイタニアの父親で、惑星マナウラを中心とした教区を統括する、マーティアルの枢機卿。元マナウラ軍中将。
娘にキリコ殺害を命じる一方、次期法王の座を手中に収めるべく、ある陰謀を企てる。
マオリ
モンテウェルズの腹心で、テイタニアの補助脳の制御・調整も行っている。
テオ8世
マーティアル第712代法王。
グノー
マーティアルの枢機卿で、次期法王の座をモンテウェルズと争っている。
イリン・ノスコヴィッツ
グノーの腹心。
ジャン・ポール・ロッチナ

その他

ラーキン
ズロー・バルデック

登場メカ

AT

スコープドッグ
ファッティー地上用
バーグラリードッグ
オーデルバックラー
エルドスピーネ

主題歌とBGM

OP及びEDの作詞を担当した大熊朝秀氏は、本作の監督・今西隆志氏の別名義。

「風が知っている」
(作詞:大熊朝秀、作・編曲:乾裕樹、歌:井口慎也) OPテーマ。
キリコが独り当ても無く荒野を流離う姿が淡々と描かれるが、実は本作の結末に関する伏線となっている。
「夢の鍵」
(作詞:大熊朝秀、作・編曲:乾裕樹、歌:井口慎也) EDテーマ。

登場作と扱われ方

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初参戦作品。

用語

汎銀河宗教結社マーティアル
ソノバ議定書
キリコとフィアナが冷凍睡眠に入った翌年の7216年にマーティアルにて採決された、キリコの処遇に関する議定書。
ネクスタント
モンテウェルズが独自に開発を主導した、次世代型PS
バララントPSの発展型で、脳と一部の生体組織を除いた部分が義体に置き換えられている。また、体内に「補助脳」と呼ばれる戦闘処理システムを持ち、それらが有機的に連動することで、生身でもATと渡り合える程の戦闘力を発揮する。
従来型PSと違い、脳に生理的・外科的処置が施されていないため精神は安定しているが、戦闘行動を補助脳に依存するため、補助脳に何らかのトラブルが起こった場合、能力が大幅に低下する。また、残された生体組織を維持するために、人工血液の定期的な交換が必要(人工透析でも機能は維持できるが、人工血液の劣化は避けられないため、一時しのぎでしかない)。
アレギウムの赫い霍乱
マーティアル教団の聖地・アレギウムが、”触れ得ざる者”キリコ・キュービィーの襲撃を受けた事件を指す。
この事件の結果、教団はその権威を大きく失墜させてしまい、即位したばかりの新法王・モンテウェルズは廃人同様に。キリコの侵入を防げなかったテイタニアも、教団から追放される事となる。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 回帰
第2話 アレギウム
第3話 巡礼
第4話 臨界
最終回 触れ得ざる者

主要スタッフ

製作・著作
サンライズ
制作
サンライズ
ユーメックス
ムービックプロモートサービス
原作・総監督
高橋良輔
監督
今西隆志
キャラクターデザイン
塩山紀生
メカニックデザイン
大河原邦男、出渕裕
音楽
乾裕樹

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