「羽佐間翔子」を編集中
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− | + | == 羽佐間翔子(Shoko Hazama) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[蒼穹のファフナー]] | |
− | + | *[[声優]] / 俳優:松来未祐 | |
− | + | *種族:地球人(日本人) | |
− | + | *性別:女 | |
− | + | *所属:[[竜宮島]]・[[アルヴィス]] | |
− | + | *[[年齢]]:14歳 | |
− | + | *生年月日:2131年9月20日 | |
+ | *星座:乙女座 | ||
+ | *身長:160cm | ||
+ | *体重:46kg | ||
+ | *スリーサイズ:B78・W57・H80 | ||
+ | *血液型:A型 | ||
+ | *好きな物:小動物、雲 | ||
+ | *主な搭乗機:[[マークゼクス]] | ||
+ | *キャラクターデザイン:平井久司 | ||
− | + | [[竜宮島]]の[[ファフナー]]パイロット候補生の一人。[[医療・病障害|肝臓病]]を患っている身で学校に通えない所謂「病弱で大人しい少女」だが、芯は強く想いを寄せる[[真壁一騎|一騎]]の前では積極的になることも。その為かファフナー搭乗時は変性意識で一騎への想いがさらに強まり、一転して攻撃的な[[性格]]となる。[[シナジェティック・コード]]値はあまり高くないが、病弱な自分に対する自己否定意識と苦痛への強い耐性、そして天才症候群によるファフナーとの一体化への高い順応性を持つためパイロットとしては一騎に並ぶ高い適性を持つとされていたが、前述での身体的ハンデから搭乗は見送られ、一騎たちとともに戦えないことにもどかしさを感じていた。 | |
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− | + | しかし、一騎の不在時に[[スフィンクス型|スフィンクス型のフェストゥム]]が襲来した際、一騎と交わした「島を守る」という約束を果たすため[[マークゼクス]]で出撃。整備と武装が不完全なため苦戦を強いられ、なんとかスフィンクス型のフェストゥムを島から離すことに成功するも[[同化]]され脱出不可能となってしまい、それでも一騎との約束を守る為に時限式自爆装置「フェンリル」を起動させてスフィンクス型のフェストゥムを道連れに[[自爆]]した。彼女の死は後に一騎と総司の関係に変化がもたらされる要因の1つとなり、[[春日井甲洋|甲洋]]が必死に仲間を守ろうと決心することとなるなど、島の住人全ての心に大きな影響を残すこととなる。 | |
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− | + | 死後建てられた墓石にはペンキで、貴重なファフナーを失ったことを中傷する内容の落書きがなされるが、[[ドラマCD]]によると犯人は心無い島民ではなく[[皆城総士|総士]]であり、他のパイロットが翔子のように「自爆がフェストゥムを倒すのに有効である」という認識を持たぬよう、「自爆するとファフナーを失いみんなに憎まれる」という感覚を持たせ、間接的に仲間を守ろうという彼なりの優しさによる行為であった(もちろん、自分の手で彼女の墓を清掃した)。…もっとも、それが裏目に出てしまったのもまた事実であるが。 | |
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「翔子」という名前は母の[[羽佐間容子|容子]]が「空に羽ばたく」という意味を込めて付けたものだが、皮肉にも彼女は、その名のとおりに'''「[[空]]へと飛翔して」帰ってくることはなかった'''。 | 「翔子」という名前は母の[[羽佐間容子|容子]]が「空に羽ばたく」という意味を込めて付けたものだが、皮肉にも彼女は、その名のとおりに'''「[[空]]へと飛翔して」帰ってくることはなかった'''。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
− | : | + | :初参戦作品。原作同様に初出撃のマップで自爆して永久離脱(第15話後編「悲しみの飛翔・後編」)。しかもそのマップは分岐ルート先なので、人によっては翔子を一度も目にする機会が無い。 |
:また、『K』でのファフナー関係キャラクターは多くが死亡し途中離脱するが、同時に特定の条件を満たせば全員が終盤に生還できる[[隠し要素/K #ファフナー生存関連|隠しフラグ]]が設定されている。当然、翔子もその対象である。 | :また、『K』でのファフナー関係キャラクターは多くが死亡し途中離脱するが、同時に特定の条件を満たせば全員が終盤に生還できる[[隠し要素/K #ファフナー生存関連|隠しフラグ]]が設定されている。当然、翔子もその対象である。 | ||
:上述のように翔子は初出撃時に離脱するため、生還フラグを立てない限りはゲーム中でまともに使うことができない。 | :上述のように翔子は初出撃時に離脱するため、生還フラグを立てない限りはゲーム中でまともに使うことができない。 | ||
− | : | + | :本気で条件を満たすならばマークエルフの改造(マークゼクスに改造を引き継ぐ)が必須となる(スフィンクス型を翔子で撃墜するのが条件な為)。 |
:能力的には中の上だが、[[精神コマンド]]が優秀で、なおかつ乗機が飛行系なのでスーパー系と組ませてもいいし、甲洋とパートナーユニットにして[[補給装置|補給]]と[[修理装置|修理]]を兼ねる編成もあり。柔軟性があるのが長所である。原作に思い入れがあり、彼女を生存させる熱意を持つ人ならば、きっと重点的に育てられるはず。 | :能力的には中の上だが、[[精神コマンド]]が優秀で、なおかつ乗機が飛行系なのでスーパー系と組ませてもいいし、甲洋とパートナーユニットにして[[補給装置|補給]]と[[修理装置|修理]]を兼ねる編成もあり。柔軟性があるのが長所である。原作に思い入れがあり、彼女を生存させる熱意を持つ人ならば、きっと重点的に育てられるはず。 | ||
:戦闘時の台詞は初出撃時の状況に倣って叫び声が多く、これは生還した後も変わる事は無い。 | :戦闘時の台詞は初出撃時の状況に倣って叫び声が多く、これは生還した後も変わる事は無い。 | ||
:なお、フラグが成立すると、'''15話近く竜宮島に帰らずに[[カイジ]]と共に海を巡っていた'''事になってしまう(単に翔子が移動中の竜宮島の位置が分からなかったので衛達と合流するまで帰れなかっただけとも解釈できる)。お蔭で'''「持病は大丈夫だったのか」'''と突っ込まれる事も。 | :なお、フラグが成立すると、'''15話近く竜宮島に帰らずに[[カイジ]]と共に海を巡っていた'''事になってしまう(単に翔子が移動中の竜宮島の位置が分からなかったので衛達と合流するまで帰れなかっただけとも解釈できる)。お蔭で'''「持病は大丈夫だったのか」'''と突っ込まれる事も。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | : | + | :羽佐間翔子の担当声優である松来未祐氏による音声が入った。松来氏は初参加の『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では[[ミナキ・トオミネ|オリジナルキャラ]]役であったため、版権キャラでの参加は本作のみ。 |
:やはり初出撃のマップ第13話「約束-ちかい-」で自爆する。イベントそのものは阻止不可能で、もちろんこの時点での戦闘台詞は殆ど絶叫。今回は共通ルートなので、嫌でも直面することになる。 | :やはり初出撃のマップ第13話「約束-ちかい-」で自爆する。イベントそのものは阻止不可能で、もちろんこの時点での戦闘台詞は殆ど絶叫。今回は共通ルートなので、嫌でも直面することになる。 | ||
:ただ、今回も条件を満たせば[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|隠しキャラ]]として生存し、後に正式参入してくれる。ここまでは予想の範囲内だが、その過程についてはゲーム内外で誰も想像しなかったであろう展開が待っている(それについては後述を参照)。 | :ただ、今回も条件を満たせば[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|隠しキャラ]]として生存し、後に正式参入してくれる。ここまでは予想の範囲内だが、その過程についてはゲーム内外で誰も想像しなかったであろう展開が待っている(それについては後述を参照)。 | ||
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:なお、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』での[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]や『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での[[中島宗美|宗美]]のような劇場版・原作漫画版に準拠した顔グラは用意されていない。[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|劇場版]]仕様のオリジナル演出が追加されたマークドライを始め幾多の可能性が集う今作だけに、惜しまれるところである。とはいえ、お陰で機体性能に単純な強化とは言い難い劇場版仕様への変更が発生しないため、ゲーム的には使い易い(その代わり、翔子は劇場版仕様がないため本人の能力上昇がない)。また、後輩組とのものを含め劇場版専用の援護台詞が用意されている。 | :なお、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』での[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]や『[[スーパーロボット大戦L|L]]』での[[中島宗美|宗美]]のような劇場版・原作漫画版に準拠した顔グラは用意されていない。[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|劇場版]]仕様のオリジナル演出が追加されたマークドライを始め幾多の可能性が集う今作だけに、惜しまれるところである。とはいえ、お陰で機体性能に単純な強化とは言い難い劇場版仕様への変更が発生しないため、ゲーム的には使い易い(その代わり、翔子は劇場版仕様がないため本人の能力上昇がない)。また、後輩組とのものを含め劇場版専用の援護台詞が用意されている。 | ||
:余談だが、翔子の参入条件は'''スパロボ熟練者ほど初見で失敗する可能性が高い'''(条件の一つがプロローグで[[真壁一騎|一騎]]が[[スフィンクス型]]を撃破。これだけなら大した事がなさそうに見えるが、'''一騎出撃前に[[シン・アスカ|シン]]と[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]の2人で上手く立ち回れば撃破する事が可能'''なので、熟練のプレイヤーだと思わず挑戦してしまう罠となる。倒したスフィンクス型は復活するが、フラグはこの時点で折れる)。 | :余談だが、翔子の参入条件は'''スパロボ熟練者ほど初見で失敗する可能性が高い'''(条件の一つがプロローグで[[真壁一騎|一騎]]が[[スフィンクス型]]を撃破。これだけなら大した事がなさそうに見えるが、'''一騎出撃前に[[シン・アスカ|シン]]と[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]の2人で上手く立ち回れば撃破する事が可能'''なので、熟練のプレイヤーだと思わず挑戦してしまう罠となる。倒したスフィンクス型は復活するが、フラグはこの時点で折れる)。 | ||
− | + | ;;「聖戦士ショウ=コハ=ザマ」 | |
::『UX』においてプレイヤーの想像を絶する展開で生還した翔子のことを指す。 | ::『UX』においてプレイヤーの想像を絶する展開で生還した翔子のことを指す。 | ||
::一騎の帰る場所である竜宮島を守るため[[スフィンクス型|スフィンクス型のフェストゥム]]諸共自爆して散華したはずの翔子であったが、実はフェンリル爆発時に'''オーラロードを開いて[[アルティメット・クロス|自軍]]と入れ違いに[[バイストン・ウェル]]に転移しており、そこで反乱軍の協力者として戦うにつれて名をあげ、次第に「凄腕の女聖戦士」として知る人ぞ知る人物として大成していたのであった。'''更に[[聖戦士]]として戦ううちに覚醒した'''[[オーラ力]]により持病の肝臓病も完治している'''。 | ::一騎の帰る場所である竜宮島を守るため[[スフィンクス型|スフィンクス型のフェストゥム]]諸共自爆して散華したはずの翔子であったが、実はフェンリル爆発時に'''オーラロードを開いて[[アルティメット・クロス|自軍]]と入れ違いに[[バイストン・ウェル]]に転移しており、そこで反乱軍の協力者として戦うにつれて名をあげ、次第に「凄腕の女聖戦士」として知る人ぞ知る人物として大成していたのであった。'''更に[[聖戦士]]として戦ううちに覚醒した'''[[オーラ力]]により持病の肝臓病も完治している'''。 | ||
− | ::そのオーラ力は原作終了後のショウからも「'''あれだけの強いオーラ力'''」とお墨付きを貰う程の素養がある(版権上、これはあくまで設定でありオーラ力と聖戦士のスキルは流石に習得しない)。そのため『UX』での翔子は[[ショウ・ザマ|本家の主人公]]と彼女のフルネーム(欧米読み)にかけて「'''聖戦士ショウ=コハ=ザマ'''」と呼ばれるようになった。ついでに言えば、海と大地の「'''狭間'''」にあるバイストン・ウェルへと「'''飛翔した''' | + | ::そのオーラ力は原作終了後のショウからも「'''あれだけの強いオーラ力'''」とお墨付きを貰う程の素養がある(版権上、これはあくまで設定でありオーラ力と聖戦士のスキルは流石に習得しない)。そのため『UX』での翔子は[[ショウ・ザマ|本家の主人公]]と彼女のフルネーム(欧米読み)にかけて「'''聖戦士ショウ=コハ=ザマ'''」と呼ばれるようになった。ついでに言えば、海と大地の「'''狭間'''」にあるバイストン・ウェルへと「'''飛翔した'''」という彼女の名前にまつわるクロスオーバーとも言える。 |
− | ::実は、[[伏線]]は多く張られていた(スポット参戦時に翔子が[[ショウ・ザマ|ショウ]]や[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]がやったようなオーラ力を解放する演出を行う事、翔子の自爆と入れ替わりにUXがバイストン・ウェルから竜宮島へ転移する事([[特攻]]→召喚という一連の経緯は'''『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』で[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]] | + | ::実は、[[伏線]]は多く張られていた(スポット参戦時に翔子が[[ショウ・ザマ|ショウ]]や[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]がやったようなオーラ力を解放する演出を行う事、翔子の自爆と入れ替わりにUXがバイストン・ウェルから竜宮島へ転移する事([[特攻]]→召喚という一連の経緯は'''『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』で[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]もやっている''')、[[チャム・ファウ|チャム]]が「死んだ人の[[魂]]はバイストン・ウェルに帰るから翔子って人も…」と発言する事等)が、それが伏線だとは実際に復帰するまで気付かなかったプレイヤーの方が多かった。原作におけるフェンリルは使用=死亡と言えるだけの致死率を誇るため、「実は生きていた」展開を想像させ難かったのである。 |
− | :: | + | ::聖戦士として活躍していたという経緯を踏まえてか、復帰後はどこか堂々としている面のある台詞が目立ち、戦闘台詞は『K』とは異なり、変性意識の影響が見られない歴戦の戦士の風格を感じさせるものとなっている。 |
::また、それに伴い乗機の[[マークゼクス]]もまた、'''「オーラファフナー・ゼクスバイン」'''とも呼ばれており、劇場版のストーリーに移行してもノルンを使用できることから、'''翔子がオーラ力でノルンを操作している'''とネタにされている。 | ::また、それに伴い乗機の[[マークゼクス]]もまた、'''「オーラファフナー・ゼクスバイン」'''とも呼ばれており、劇場版のストーリーに移行してもノルンを使用できることから、'''翔子がオーラ力でノルンを操作している'''とネタにされている。 | ||
− | ::ちなみにバイストン・ウェルでの翔子の活躍について具体的な描写は殆ど無く、どのような経緯で[[ホウジョウ軍]]との戦いを決意したりオーラ力を覚醒させたのはか不明なのだが、それがかえってプレイヤーの想像力をかき立てることになり、「聖戦士ショウ=コハ= | + | ::ちなみにバイストン・ウェルでの翔子の活躍について具体的な描写は殆ど無く、どのような経緯で[[ホウジョウ軍]]との戦いを決意したりオーラ力を覚醒させたのはか不明なのだが、それがかえってプレイヤーの想像力をかき立てることになり、「聖戦士ショウ=コハ=ザマ」は『UX』を代表するネタキャラの一人になってしまった(とはいえ素晴らしいクロスオーバーなのでネタ的というよりクロスオーバーの極地という意味での話だが)。 |
− | |||
::[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|スパロボ公式ラジオ]]においても、杉田智和氏によってこの[[俗語・俗称|俗称]]について取り上げられている。 | ::[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|スパロボ公式ラジオ]]においても、杉田智和氏によってこの[[俗語・俗称|俗称]]について取り上げられている。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | 飛行型のパイロットらしく[[回避]] | + | 飛行型のパイロットらしく[[回避]]は一騎以上でファフナー勢最高値だが他の能力は総じて低め。特に[[技量]]が低く、乗機の攻撃性能の低さもあって攻撃面にはあまり期待できない(『UX』では諸々の展開の結果、凄腕パイロット扱いだが、さすがに能力値にまでは反映されていない)。さらに、最強武器は格闘なのに翔子本人は射撃寄り。よって、『UX』での描写を本気で再現するならテコ入れが必須となる。一方、その一途な想いの強さのためかSPが他のパイロットよりも一回り高い。幸いながらマークゼクスには[[修理装置]]があるので修理でレベルを上げるのが得策。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
− | + | これでもかとばかりにヒロイン的なコマンドで固められた構成で、サポート役として非常に優秀。自衛のための回避系コマンドも備えているので不自由を感じることはないはず。「愛」は間違いなく一騎へのものだろう。『UX』では貴重な祝福持ちの一人であり、機体ボーナスを含めて資金面で大きく貢献してくれる。祝福や再動を一回でも多く使えるように『集中力』や『SPアップ』のスキルパーツを優先的に回してあげたいところである。 | |
− | |||
;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ||
− | : | + | :[[ひらめき]]、[[集中]]、[[祝福]]、[[熱血]]、[[愛]]、[[再動]] |
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
− | : | + | :[[ひらめき]]、[[集中]]、[[祝福]]、[[愛]]、[[再動]] |
− | |||
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ||
− | : | + | :[[シナジェティック・コード|C・コード]]、[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[援護攻撃]]、[[援護防御]]、[[コンボ|アタックコンボ]]L2 |
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | ||
− | : | + | :[[シナジェティック・コード]]L8、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2 |
:劇中でのパイロットとしての資質の高さを反映してか、シナジェティック・コードがL8まで育つ。 | :劇中でのパイロットとしての資質の高さを反映してか、シナジェティック・コードがL8まで育つ。 | ||
− | :さすがに'''[[オーラ力]]も[[聖戦士]]も持っていない''' | + | :さすがに'''[[オーラ力]]も[[聖戦士]]も持っていない'''。仮にシナジェティック・コードとオーラ力を両立しようものならとんでもない事になっていただろう。どうしても聖戦士ショウ=コハ=ザマを再現したいなら[[アタッカー]]を付けてあげよう。 |
+ | |||
+ | == パイロット[[BGM]] == | ||
+ | ;「ナイトヘーレ開門」 | ||
+ | :[[ファフナー]]系汎用。 | ||
+ | ;「Shangri-ra」 | ||
+ | :主題歌。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では翔子に限らず、ファフナー系のイベントではだいたいこれか「マークザイン」がかかる。 | ||
+ | :生存フラグを立てたユーザーなら本来の主題歌ではなく、[[聖戦士]]関連の曲(「ダンバインとぶ」や「MY FATE」など)に切り替えている場合がある。そちらの方じゃないと逆に違和感を覚えるほど今回の彼女は凄まじい変化を遂げている。 | ||
+ | :ただし、周回しても変更した[[BGM]]がリセットされない本作の仕様には注意。第13話「約束-ちかい-」の悲愴な雰囲気の中で「MY FATE」が流れるのはともかく、'''「ダンバインとぶ」'''あたりが流れるとぶち壊しである。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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;[[皆城総士]] | ;[[皆城総士]] | ||
:翔子の死後、その墓を彼によって'''「貴重な機体をむざむざ破壊した愚か者」'''と落書きされてしまった。 | :翔子の死後、その墓を彼によって'''「貴重な機体をむざむざ破壊した愚か者」'''と落書きされてしまった。 | ||
− | :しかし、それは悪意による行動ではなく、[[自爆]] | + | :しかし、それは悪意による行動ではなく、[[自爆]]がフェストゥムを倒す有効な手段だと思わせない為の彼の仲間を想う気持ちが表れた行動である(結果はともかく、だが)。事実、翔子がフェンリルを作動させた際、総士はフェンリルを解除しようとしていた。 |
:『UX』では生存した場合は翔子が生きていたと知った時も冷静にふるまうが、やはり喜びを隠せないでいたようだ。 | :『UX』では生存した場合は翔子が生きていたと知った時も冷静にふるまうが、やはり喜びを隠せないでいたようだ。 | ||
;[[羽佐間容子]] | ;[[羽佐間容子]] | ||
108行目: | 101行目: | ||
:『UX』で生存した場合は[[バイストン・ウェル]]から竜宮島に帰還した際に容子と再会し、涙ながらに直接謝罪している。今まで以上に親しい関係になり、やがて新しい家族を迎えるコトとなる。 | :『UX』で生存した場合は[[バイストン・ウェル]]から竜宮島に帰還した際に容子と再会し、涙ながらに直接謝罪している。今まで以上に親しい関係になり、やがて新しい家族を迎えるコトとなる。 | ||
;[[カノン・メンフィス]](羽佐間カノン) | ;[[カノン・メンフィス]](羽佐間カノン) | ||
− | : | + | :本編では出会う事がないが、彼女が翔子の服を着ている場面がある。 |
− | :『[[スーパーロボット大戦K|K]] | + | :『[[スーパーロボット大戦K|K]]』ではフラグを満たした場合、翔子と対面するので義理の姉妹になると思われる。ただ、関連イベントが特に無いのが残念なところ。一応、カノン側からの援護用台詞は用意されている。 |
− | : | + | :『UX』では彼女との交流が度々描写され、原作をなぞる展開では必ず翔子が関わるようになり、姉妹に至る過程が丁寧に描かれる。カノンがフェストゥム・ゲネを投与する際、厳しくも気持ちを尊重するなど、姉の顔を見せ始めており、その一件以降はカノンも翔子との関係を「姉妹」だと感じるようになる。第3部、つまり[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|劇場版]]再現では晴れて正式な姉妹に。 |
+ | :ちなみに、エンディングでは彼女に背中を押されて少し積極的になった。 | ||
;クー | ;クー | ||
:愛猫。SRW未登場。 | :愛猫。SRW未登場。 | ||
;将陵僚(まさおか りょう) | ;将陵僚(まさおか りょう) | ||
− | : | + | :前日談『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)の[[主人公]]で中学校の先輩。 |
:自分が彼と同じ遺伝性の肝臓病を患っている事から、「自分が容子の本当の子ではないのでは?」と思い始めてしまう(容子は遺伝性の肝臓病を患っていないので)。 | :自分が彼と同じ遺伝性の肝臓病を患っている事から、「自分が容子の本当の子ではないのでは?」と思い始めてしまう(容子は遺伝性の肝臓病を患っていないので)。 | ||
123行目: | 117行目: | ||
:翔子は'''「凄腕の聖戦士」'''として頼りにされていた。 | :翔子は'''「凄腕の聖戦士」'''として頼りにされていた。 | ||
;[[矢藩朗利]] | ;[[矢藩朗利]] | ||
− | :『UX』では[[プトレマイオス2改 | + | :『UX』では[[プトレマイオス2改]]を沈めようとした彼を妨害して襲い掛かられるが、逆に返り討ちにする。 |
:ちなみに、翔子の加入話である第27話[[バイストン・ウェル]]ルート「地上人のオーラ力」は、彼女の生存の有無で意味が全く異なってくるタイトルになっている。 | :ちなみに、翔子の加入話である第27話[[バイストン・ウェル]]ルート「地上人のオーラ力」は、彼女の生存の有無で意味が全く異なってくるタイトルになっている。 | ||
;[[ショウ・ザマ]] | ;[[ショウ・ザマ]] | ||
143行目: | 137行目: | ||
:『K』では合流早々、彼に口説かれる事に。 | :『K』では合流早々、彼に口説かれる事に。 | ||
;[[ルナマリア・ホーク]] | ;[[ルナマリア・ホーク]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では一騎と[[シン・アスカ|シン]]が出払った[[竜宮島]] | + | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では一騎と[[シン・アスカ|シン]]が出払った[[竜宮島]]を彼女と共に守っていたが…… |
:前周までで[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]を立てた上で地上ルートを経由すると、第29話「燈火-ともしび-」での合流時にシンと共に翔子の無事を喜ぶ姿が見られる。 | :前周までで[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]を立てた上で地上ルートを経由すると、第29話「燈火-ともしび-」での合流時にシンと共に翔子の無事を喜ぶ姿が見られる。 | ||
;[[カレン (飛影)|カレン]] | ;[[カレン (飛影)|カレン]] | ||
157行目: | 151行目: | ||
:すかさず真矢から「どっちと?」と質問され、翔子は返答に窮してしまうのであった。 | :すかさず真矢から「どっちと?」と質問され、翔子は返答に窮してしまうのであった。 | ||
;「皆城君って、真矢の事よく見てるんだ」 | ;「皆城君って、真矢の事よく見てるんだ」 | ||
− | : | + | :第5話「約束〜ちかい」より。総士が真矢に「まだチョークが残っているぞ」と指摘した事に対する翔子のコメント。一騎に恋する乙女の勘だろうか? |
:しかしながら、翔子自身もまた[[三角関係|真矢が一騎に対して秘かに好意を抱いている事や、甲洋が翔子に対して秘かに好意を抱いている事]]など、全く気付いていなかったのだが…。 | :しかしながら、翔子自身もまた[[三角関係|真矢が一騎に対して秘かに好意を抱いている事や、甲洋が翔子に対して秘かに好意を抱いている事]]など、全く気付いていなかったのだが…。 | ||
;翔子「ねぇ、一騎君の番だよ」<br />一騎「うーん、どれにしようかなぁ?」<br />甲洋「いいから、早く引けよ」<br />一騎「う~ん……」<br />翔子「ウフフフフ。ウフフフ…」 | ;翔子「ねぇ、一騎君の番だよ」<br />一騎「うーん、どれにしようかなぁ?」<br />甲洋「いいから、早く引けよ」<br />一騎「う~ん……」<br />翔子「ウフフフフ。ウフフフ…」 | ||
172行目: | 166行目: | ||
:マークエルフが出払っている間に別個体の[[スフィンクス型|スフィンクス型のフェストゥム]]が襲来し、竜宮島を攻撃していた。その光景を見ていた翔子は、一つの決断をする。 | :マークエルフが出払っている間に別個体の[[スフィンクス型|スフィンクス型のフェストゥム]]が襲来し、竜宮島を攻撃していた。その光景を見ていた翔子は、一つの決断をする。 | ||
;「島のためじゃないわ! 一騎君のためよ!」<br />「私達、生まれた時から戦うことが決まってたんでしょ?」<br />「自分の意志で戦いたいの。それくらい、許されるでしょ…?」<br />「あなたの、子供じゃないんだから…」<br />「一騎君と約束したのよ。私、約束を守りたい…」 | ;「島のためじゃないわ! 一騎君のためよ!」<br />「私達、生まれた時から戦うことが決まってたんでしょ?」<br />「自分の意志で戦いたいの。それくらい、許されるでしょ…?」<br />「あなたの、子供じゃないんだから…」<br />「一騎君と約束したのよ。私、約束を守りたい…」 | ||
− | : | + | :第6話「翔空〜ぎせい」より。「島のためにあなたが危険を冒すことなんて」と戦地に行くことを制止しようとした母の容子に対して言い放った台詞。 |
:ショックを受けた容子は放心状態に陥ってしまい、翔子は瞳を潤ませながら母の手を振り切った。 | :ショックを受けた容子は放心状態に陥ってしまい、翔子は瞳を潤ませながら母の手を振り切った。 | ||
;「こいつを…島から離すわ…」 | ;「こいつを…島から離すわ…」 | ||
178行目: | 172行目: | ||
:そこで、翔子はマークゼクスからワイヤーを射出して、スフィンクス型のフェストゥムを自機ごと固定。竜宮島の上空へと飛翔する。だが…。 | :そこで、翔子はマークゼクスからワイヤーを射出して、スフィンクス型のフェストゥムを自機ごと固定。竜宮島の上空へと飛翔する。だが…。 | ||
;「皆城君…。私、フェンリルを使う…」 | ;「皆城君…。私、フェンリルを使う…」 | ||
− | : | + | :竜宮島の上空に到達し、総士から「もう、いいぞ。マークゼクスからスフィンクスを離せ!」と指示されたが、スフィンクス型のフェストゥムはマークゼクスと[[同化]]し始め、もはや引き剥がす事さえ不可能であった。 |
:意を決した翔子は、最後の手段としてマークゼクスに備え付けられた時限式の自爆装置「フェンリル」を起動させる。 | :意を決した翔子は、最後の手段としてマークゼクスに備え付けられた時限式の自爆装置「フェンリル」を起動させる。 | ||
− | :一方、総士は翔子を助けようと機体からの脱出を促す等<ref> | + | :一方、総士は翔子を助けようと機体からの脱出を促す等<ref>[[皆城総士|総士]]は起動した[[マークゼクス]]の時限式の自爆装置「フェンリル」を解除させようと試みているが、翔子の強い意志によって解除コードのアクセスが不能になってしまっていた。</ref>したが、マークゼクスは高い空へと飛翔していった。 |
;「一騎君…あなたの島、私が守るから…」 | ;「一騎君…あなたの島、私が守るから…」 | ||
:フェンリル起動時に言い放った台詞。この言葉と同時にスフィンクス型のフェストゥムと共に空へ飛んだ。戻ってきた一騎は空へ翔けていく翔子のファフナーを発見したが、時すでに遅く…。 | :フェンリル起動時に言い放った台詞。この言葉と同時にスフィンクス型のフェストゥムと共に空へ飛んだ。戻ってきた一騎は空へ翔けていく翔子のファフナーを発見したが、時すでに遅く…。 | ||
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;「お肉」 | ;「お肉」 | ||
:[[小説|小説版]]において、パーンツヴェック内で居眠りした際にこぼした寝言。同乗していた一騎にも聞かれてしまった。 | :[[小説|小説版]]において、パーンツヴェック内で居眠りした際にこぼした寝言。同乗していた一騎にも聞かれてしまった。 | ||
− | : | + | :なお、この台詞は舞台版でも使われているが、小説版を未読のファンの中には「この台詞は、羽佐間翔子役を演じる松来未祐氏のアドリブである」と勘違いする人もいた。<ref>羽佐間翔子役を演じた松来未祐氏は、声優界きっての食欲旺盛で有名な[[声優]]であった為。</ref> |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
− | + | 特に、(原作よりも)勇ましい「聖戦士」として復帰した後の羽佐間翔子を演じる[[声優]]・松来未祐氏の熱演は必聴である。 | |
=== 戦闘台詞 === | === 戦闘台詞 === | ||
;「あとは、私が当てるだけ!」<br />「これであなたはただの的!」<br />「ギリギリまで付き合ってあげる!」<br />「どこまでも高く! 高く、高く、高くっ!」 | ;「あとは、私が当てるだけ!」<br />「これであなたはただの的!」<br />「ギリギリまで付き合ってあげる!」<br />「どこまでも高く! 高く、高く、高くっ!」 | ||
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:『UX』の翔子の場合はむしろ'''[[ダンバイン|こっちの]][[ビルバイン|「バイン」]]'''であろう。 | :『UX』の翔子の場合はむしろ'''[[ダンバイン|こっちの]][[ビルバイン|「バイン」]]'''であろう。 | ||
;「私も先輩…。頑張らなくちゃ!」<br />「私だって先輩なんだよってところ、見せなくちゃ!」 | ;「私も先輩…。頑張らなくちゃ!」<br />「私だって先輩なんだよってところ、見せなくちゃ!」 | ||
− | :[[堂馬広登|劇場]][[立上芹|版の]][[西尾里奈|後輩]][[西尾暉|たち]]への特殊援護台詞。さすがに[[ダイゴウジ・ガイ|どっかの誰かさん]] | + | :[[堂馬広登|劇場]][[立上芹|版の]][[西尾里奈|後輩]][[西尾暉|たち]]への特殊援護台詞。さすがに[[ダイゴウジ・ガイ|どっかの誰かさん]]のようなオリジナルの顔グラは無いが、劇場版の時系列で「ここにいる」事を選択した翔子にとっては問題ないだろう。後輩達からも「羽佐間先輩」と声つきで援護してもらえる。 |
;「来主君、戦闘をやめさせて!」<br />「戦いを選択したくないのは、私たちだって同じだよ!?」 | ;「来主君、戦闘をやめさせて!」<br />「戦いを選択したくないのは、私たちだって同じだよ!?」 | ||
:[[来主操|来主]]への[[特殊戦闘台詞]]。マークニヒトの時と同じく、本作オリジナルのボイスで操の名を叫んでくれる。これも[[スパロボ補正]]が生み出した賜物といってもいいだろう。 | :[[来主操|来主]]への[[特殊戦闘台詞]]。マークニヒトの時と同じく、本作オリジナルのボイスで操の名を叫んでくれる。これも[[スパロボ補正]]が生み出した賜物といってもいいだろう。 | ||
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=== シナリオデモ === | === シナリオデモ === | ||
− | |||
− | |||
;「みんなの帰る場所は守ってみせる…それが…あの時交わした、約束だから!」 | ;「みんなの帰る場所は守ってみせる…それが…あの時交わした、約束だから!」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第27話[[バイストン・ウェル]]ルート「地上人のオーラ力」にて[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]を満たした時のイベント。 | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第27話[[バイストン・ウェル]]ルート「地上人のオーラ力」にて[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]を満たした時のイベント。 | ||
− | :[[プトレマイオス2改 | + | :[[プトレマイオス2改]]を撃墜しようとする[[矢藩朗利|朗利]]の[[シンデン]]に攻撃を加えたのは、なんとフェストゥムを道連れに壮絶な自爆を遂げた[[マークゼクス]]、その搭乗者である翔子だった。 |
:朗利は自分に横槍を入れた彼女を標的にして襲い掛かるが、翔子は朗利以上の[[オーラ力]]を発揮。邪心に満ちた悪しきオーラ力を振るう愚者を、清く正しく強きオーラ力によって、一撃の元に返り討ちにする。 | :朗利は自分に横槍を入れた彼女を標的にして襲い掛かるが、翔子は朗利以上の[[オーラ力]]を発揮。邪心に満ちた悪しきオーラ力を振るう愚者を、清く正しく強きオーラ力によって、一撃の元に返り討ちにする。 | ||
:翔子が生存していた場合、第27話のタイトル「地上人のオーラ力」の意味が朗利達ではなく'''[[聖戦士]]・翔子の事を意味するタイトル'''になる。 | :翔子が生存していた場合、第27話のタイトル「地上人のオーラ力」の意味が朗利達ではなく'''[[聖戦士]]・翔子の事を意味するタイトル'''になる。 | ||
;一騎「生きて…生きていたんだな、翔子!」<br />翔子「うん…うん!」<br />一騎「お前なんだな! 本当にそこにいるんだな?」<br />翔子「一騎君…うん、いるよ! 私、ここにいるよ!」 | ;一騎「生きて…生きていたんだな、翔子!」<br />翔子「うん…うん!」<br />一騎「お前なんだな! 本当にそこにいるんだな?」<br />翔子「一騎君…うん、いるよ! 私、ここにいるよ!」 | ||
:上の続き。島を守るためにいなくなったはずの翔子が生きている姿を目の当たりにした友人達は思わず目を疑ったが、一騎の問い掛けによってそれが本当だと知ると皆は歓声に沸いた。真矢に至っては喜びのあまり涙を流し、総士も冷静に振舞いながらも喜びを隠せないでいた。 | :上の続き。島を守るためにいなくなったはずの翔子が生きている姿を目の当たりにした友人達は思わず目を疑ったが、一騎の問い掛けによってそれが本当だと知ると皆は歓声に沸いた。真矢に至っては喜びのあまり涙を流し、総士も冷静に振舞いながらも喜びを隠せないでいた。 | ||
− | :…が、ここで自軍やプレイヤーが最も驚愕したのは、彼女こそが[[バイストン・ウェル]] | + | :…が、ここで自軍やプレイヤーが最も驚愕したのは、彼女こそが[[バイストン・ウェル]]で大きな噂となり、ホウジョウ軍を脅かす'''凄腕の女聖戦士'''というところだろう。誰も想像できない、驚愕のクロスオーバーである。 |
:戦闘時の台詞も原作では搭乗してすぐに退場になったので、復帰後は変性意識の影響が全く見られないほぼオリジナルの歴戦の戦士の風格ある台詞が目立っている。 | :戦闘時の台詞も原作では搭乗してすぐに退場になったので、復帰後は変性意識の影響が全く見られないほぼオリジナルの歴戦の戦士の風格ある台詞が目立っている。 | ||
;「まかせて、皆城君。今の私はあの時とは違う!」<br />「羽佐間翔子、マークゼクス。行きます!」 | ;「まかせて、皆城君。今の私はあの時とは違う!」<br />「羽佐間翔子、マークゼクス。行きます!」 | ||
239行目: | 231行目: | ||
;「あの時と同じように守ってみせる…。一騎君やみんなを…そのために私は今ここに…いるんだから!」 | ;「あの時と同じように守ってみせる…。一騎君やみんなを…そのために私は今ここに…いるんだから!」 | ||
:同ステージでの[[戦闘前会話]]。[[竜宮島]]と一騎との約束を守るためにフェストゥム諸共、蒼穹に消えたはずの少女は[[リーンの翼|運命の導き]]によって海と大地の狭間に飛ばされ、そして、奇しくもそこに飛ばされた[[アルティメット・クロス]]――一騎達と再会する事が出来、「女聖戦士」は改めて闘う決意を固めた。 | :同ステージでの[[戦闘前会話]]。[[竜宮島]]と一騎との約束を守るためにフェストゥム諸共、蒼穹に消えたはずの少女は[[リーンの翼|運命の導き]]によって海と大地の狭間に飛ばされ、そして、奇しくもそこに飛ばされた[[アルティメット・クロス]]――一騎達と再会する事が出来、「女聖戦士」は改めて闘う決意を固めた。 | ||
− | ; | + | ;「みんな、平和に暮らしたいだけなのに…。それなのにあなたたちは!守ってみせる! 家族や大切な人たちと過ごす時間を邪魔なんてさせないんだからぁー!」 |
:同ステージでの[[金本平次|金本]]との戦闘前会話。彼女の戦う理由は「家族や大切な人たちと平和な時を過ごす」という小さな、同時に何よりも大きな願いそのもの。それを民から平然と奪い、苦しめようとするホウジョウ軍の侵略は翔子にとっては何よりも許しがたいことだった。この短い台詞から、彼女がバイストン・ウェルで戦うことを決意するに至った心境の一端を垣間見ることができる。 | :同ステージでの[[金本平次|金本]]との戦闘前会話。彼女の戦う理由は「家族や大切な人たちと平和な時を過ごす」という小さな、同時に何よりも大きな願いそのもの。それを民から平然と奪い、苦しめようとするホウジョウ軍の侵略は翔子にとっては何よりも許しがたいことだった。この短い台詞から、彼女がバイストン・ウェルで戦うことを決意するに至った心境の一端を垣間見ることができる。 | ||
;「それが、この世界に来てから嘘みたいに身体の調子がいいの」 | ;「それが、この世界に来てから嘘みたいに身体の調子がいいの」 | ||
275行目: | 267行目: | ||
:同ステージにおける[[イドゥン]]との戦闘前会話。本来辿っていた歴史ではとうにいなくなっていたはずの翔子が、思いもよらぬ導きで帰還し、蒼穹作戦の中核となって参加する。ひ弱だった少女はどこにもいない。「今、ここにいる」ことを望んだ聖戦士は、否定を撒き散らす黒いファフナーに己という存在を示す。 | :同ステージにおける[[イドゥン]]との戦闘前会話。本来辿っていた歴史ではとうにいなくなっていたはずの翔子が、思いもよらぬ導きで帰還し、蒼穹作戦の中核となって参加する。ひ弱だった少女はどこにもいない。「今、ここにいる」ことを望んだ聖戦士は、否定を撒き散らす黒いファフナーに己という存在を示す。 | ||
;「帰りましょう、カノン。私たちの家に」 | ;「帰りましょう、カノン。私たちの家に」 | ||
− | :『UX』第40話「桜花嵐」のエンドデモ。戦いの一区切りがつき、ファフナーの乗り手達は一時、骨休めに努めることになった。翼の導きにより新たな生を掴み取った聖戦士は母からの労いを受けた後、新たなる妹と共に帰路へと着く。しかし、戦いはこれで終わったわけではない。[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|新たなる戦い]] | + | :『UX』第40話「桜花嵐」のエンドデモ。戦いの一区切りがつき、ファフナーの乗り手達は一時、骨休めに努めることになった。翼の導きにより新たな生を掴み取った聖戦士は母からの労いを受けた後、新たなる妹と共に帰路へと着く。しかし、戦いはこれで終わったわけではない。[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|新たなる戦い]]の戦鐘は既に鳴っている。聖戦士は、再び立ち上がる日までささやかな日常を謳歌するのだった。 |
;「相手が新しいフェストゥムでも負けない! 私は約束したんだ! 一騎君の帰る場所を守るって!」 | ;「相手が新しいフェストゥムでも負けない! 私は約束したんだ! 一騎君の帰る場所を守るって!」 | ||
− | :『UX』第41話「再来-みさお-」より対[[エウロス型]] | + | :『UX』第41話「再来-みさお-」より対[[エウロス型]]。些かも変わらぬ強い決意を力に変え、マークゼクスが再び飛ぶ。あの時と同じく、島を守るために……あの時とは違い、仲間達と共に。 |
;「これがあらゆる可能性を掴みとった意志と、命の暖かさ…!」 | ;「これがあらゆる可能性を掴みとった意志と、命の暖かさ…!」 | ||
:最終話「命の始まり」における[[カリ・ユガ]]との戦闘前会話(生存時)。可能性と命を無に帰そうとする神に、可能性を掴んだ「聖戦士」が全力で反抗する。 | :最終話「命の始まり」における[[カリ・ユガ]]との戦闘前会話(生存時)。可能性と命を無に帰そうとする神に、可能性を掴んだ「聖戦士」が全力で反抗する。 | ||
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:まるで、[[ファンネル]]や[[オールレンジ攻撃|ビット]]を使用する時の[[ニュータイプ]]のような台詞である。本当に[[オーラ力]]で操作しているとでも言うのだろうか? | :まるで、[[ファンネル]]や[[オールレンジ攻撃|ビット]]を使用する時の[[ニュータイプ]]のような台詞である。本当に[[オーラ力]]で操作しているとでも言うのだろうか? | ||
:別の解釈としては、「[[オーブ連合首長国|オーブ]]が[[アルヴィス]]を支援しているので、オーブ提供のドラグーンシステムがマークゼクスに搭載されており、運用に必要となる空間認識能力を翔子は想像力で補ってノルンを操っている」と考える事も出来る。 | :別の解釈としては、「[[オーブ連合首長国|オーブ]]が[[アルヴィス]]を支援しているので、オーブ提供のドラグーンシステムがマークゼクスに搭載されており、運用に必要となる空間認識能力を翔子は想像力で補ってノルンを操っている」と考える事も出来る。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *放送当時、羽佐間翔子を『[[蒼穹のファフナー]]』のメインヒロインであると予想した視聴者が多かった。それだけに、第6話「翔空〜ぎせい」で[[自爆]]して果てた事は衝撃を以て受け止められた。 |
*羽佐間翔子役の声優の松来未祐氏は、舞台版『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』でも翔子を演じている。それだけに、松来氏の逝去を翔子と重ね合わせて哀悼の意を表したファンも少なくない。 | *羽佐間翔子役の声優の松来未祐氏は、舞台版『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』でも翔子を演じている。それだけに、松来氏の逝去を翔子と重ね合わせて哀悼の意を表したファンも少なくない。 | ||
*羽佐間翔子は(病弱の身であるのに)ヘソ出しのパジャマを着ている。そのため視聴者はもちろん、公式においても「お腹が冷えそう」とコメントされている。 | *羽佐間翔子は(病弱の身であるのに)ヘソ出しのパジャマを着ている。そのため視聴者はもちろん、公式においても「お腹が冷えそう」とコメントされている。 | ||
*『[[スーパーロボット大戦K|K]]』での[[カイジ|生存時の状況が状況だった]]ので、翔子が「海、サイッコー」と言っているネタが発生したが、さすがに『K』作中では言っていない。 | *『[[スーパーロボット大戦K|K]]』での[[カイジ|生存時の状況が状況だった]]ので、翔子が「海、サイッコー」と言っているネタが発生したが、さすがに『K』作中では言っていない。 | ||
− | *続く再登場となった『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では生存理由が[[バイストン・ウェル|さらに凄まじいもの]] | + | *続く再登場となった『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では生存理由が[[バイストン・ウェル|さらに凄まじいもの]]だったため、今度は前述の「聖戦士ショウ=コハ=ザマ」にはじまり、「[[マークゼクス|オーラファフナー・ゼクスバイン]]」だの「ハイパー同化斬り」だのと言われ放題となった。 |
**とはいえ、こじつけに近かった『K』の生存理由に比べ、『UX』の方は生存理由を彼女の名前と見事合致させた大胆ながらも説得力・納得力のあるものとなっており、こちらは軒並み高い評価を得ている。想像を遥かに超えるこのクロスオーバーは、本作のフレーズを象徴するようなイベントになっている。 | **とはいえ、こじつけに近かった『K』の生存理由に比べ、『UX』の方は生存理由を彼女の名前と見事合致させた大胆ながらも説得力・納得力のあるものとなっており、こちらは軒並み高い評価を得ている。想像を遥かに超えるこのクロスオーバーは、本作のフレーズを象徴するようなイベントになっている。 | ||
**ちなみに『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の監督である富野由悠季氏はファフナーの原作者である冲方丁氏と対談しており、「冲方丁氏という作家がこの世に出てきて本当によかった」とベタ褒めしていた。『UX』は非常に細かいところまで原作作品を確認して作られているため、この対談も確認した上で上述のクロスオーバーが成されたのかもしれない。 | **ちなみに『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の監督である富野由悠季氏はファフナーの原作者である冲方丁氏と対談しており、「冲方丁氏という作家がこの世に出てきて本当によかった」とベタ褒めしていた。『UX』は非常に細かいところまで原作作品を確認して作られているため、この対談も確認した上で上述のクロスオーバーが成されたのかもしれない。 |