「ルアフ・ガンエデン」を編集中
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− | + | == ルアフ・ガンエデン(Ruach Ganeden) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] | |
− | + | **[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | |
− | * | + | *[[声優]]:高山みなみ |
− | + | *種族:バルマー星人 | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:約500歳 | |
− | + | <!-- *身長:---cm --> | |
− | + | <!-- *体重:---kg --> | |
+ | *所属:[[ゼ・バルマリィ帝国]] | ||
+ | *階級:霊帝 | ||
+ | *キャラクターデザイン:河野さち子 | ||
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[[ゼ・バルマリィ帝国]]の支配者であり、創世神ズフィルードの神子でもある。外見は一見少年にしか見えない姿をしているが、実は500年近くも生きている。 | [[ゼ・バルマリィ帝国]]の支配者であり、創世神ズフィルードの神子でもある。外見は一見少年にしか見えない姿をしているが、実は500年近くも生きている。 | ||
− | + | 数百年の長きに渡りバルマー星を統治しており、大多数の民からは「霊帝」として慕われている。だが、その本性は傲慢かつ冷酷で、民の命を虫ケラ程度にしか考えていない。バルマーにとって極めて重要な存在であるアルマナに対してさえも、自身に考えを改めるよう進言したという理由だけで彼女を殺そうとした程で、彼にとって「存続すべき価値のあるバルマーの民」とは、結局のところ己自身をおいて他にない。自身の力に対しては絶対的な自信を抱いており、会話の中では度々神を自称、更にバルマーの創世以来この星を支配してきたと豪語している。 | |
− | しかしその正体は真の霊帝である[[ケイサル・エフェス]] | + | しかしその正体は真の霊帝である[[ケイサル・エフェス]]によって力を授けられた影武者であり、延命処置を施されて霊帝に仕立て上げられた一人の人間に過ぎない(自然発生であるか力を与えられたかという違いはあるが、[[ナシム・ガンエデン]]のコアとして選ばれた少女[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]と概ね同種の存在である)。つまりは、ケイサル・エフェスという虎の威を借る狐のようなものであった。 |
+ | 側近の[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]や[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]といったゴッツォ家の人間の一部は、バルマーの歴史研究の末にその事実(彼自身が神ではないという事実)に辿りつき、ユーゼスは第7艦隊を乗っ取って地球のオーバーテクノロジーを手に入れ、その強大な戦力を得た上でゼ・バルマリィそのものを滅ぼす事を目論み、シヴァーもまた民を顧みない彼に対し秘かに翻心を抱いていた。 | ||
− | + | バルマー本星において彼の身勝手な本性に激怒した[[αナンバーズ]]と対峙することとなり、彼は[[ゲベル・ガンエデン]]に搭乗してこれを迎え撃った。しかしαナンバーズの予想外の力の前に敗れ去り、自身もまた[[念動力]]を急激に消耗し危険な状況に陥ってしまう。消耗した念動力を回復すべく地下へ逃亡を図るが、[[ケイサル・エフェス]]から用済みと見離されて助力を得られなかった。 | |
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全ての打開策を失った彼には、造反し自身の前に立ちはだかった生身のシヴァーに対抗しうる力すら残されておらず、彼の憎悪と怒りに満ちた拳によって殺害されてしまう。その最期は、かつては全宇宙規模で栄華を誇ったバルマーの指導者としては想像も出来ないほど惨めなものであった。 | 全ての打開策を失った彼には、造反し自身の前に立ちはだかった生身のシヴァーに対抗しうる力すら残されておらず、彼の憎悪と怒りに満ちた拳によって殺害されてしまう。その最期は、かつては全宇宙規模で栄華を誇ったバルマーの指導者としては想像も出来ないほど惨めなものであった。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
− | + | :担当声優の高山みなみ氏は本作がシリーズ初参加。バルマー本星での決戦時に満を持して登場。ラスボス格といって差し支えない十分な能力を持つが、[[気力]]が上がりまくった自軍の敵ではない。 | |
− | : | + | :全くの余談になるが、名前有りパイロットの中で唯一撃墜時の汎用台詞が内部データに用意されていない。一般兵と同じ扱いまでされている。また、ゲーム内にはもう一つ没データが存在する。こちらは戦闘台詞が別物に変化しており、台詞から推測すると恐らく[[念動力]]を消耗し追い詰められた時のものと思われる。<!-- 本来は強化された[[ゲベル・ガンエデン]]に乗っていたのはシヴァーではなくルアフだったのかも知れない。 --> |
− | : | ||
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− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
偽神とはいえ能力値は中々の高さ。[[防御]]だけは標準クラス。[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]とほぼ同じ位の能力。 | 偽神とはいえ能力値は中々の高さ。[[防御]]だけは標準クラス。[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]とほぼ同じ位の能力。 | ||
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
− | ; | + | ;[[かく乱]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[祝福]]、[[覚醒]] |
− | |||
:一応霊帝の力を持っているためか全精神の消費SPがたったの10。精神コマンドを使ってこないので意味は無いが。 | :一応霊帝の力を持っているためか全精神の消費SPがたったの10。精神コマンドを使ってこないので意味は無いが。 | ||
=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
− | ;[[ | + | ;[[念動力|念動力L8]]、[[底力|底力L5]]、[[精神耐性]]、[[気力+ (ダメージ)]]、[[戦意高揚]]、[[2回行動]] |
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:あくまで影武者のためか念動力Lvが8で止まり、底力もL5までしか成長しない。そのためボス中では脆い部類に入るが、2回行動は侮れない。精神耐性は機体に[[フルブロック]]が備わっているので死に技能。 | :あくまで影武者のためか念動力Lvが8で止まり、底力もL5までしか成長しない。そのためボス中では脆い部類に入るが、2回行動は侮れない。精神耐性は機体に[[フルブロック]]が備わっているので死に技能。 | ||
=== [[小隊長能力]](隊長効果) === | === [[小隊長能力]](隊長効果) === | ||
;「小隊全機の地形適応「空陸海」をAにする」 | ;「小隊全機の地形適応「空陸海」をAにする」 | ||
− | : | + | :ガンエデン関係の共通能力。パイロット・機体共に地形適応が全て「S」なので全く意味が無い。最早嫌がらせとしか思えない。攻撃・命中系の補正でないため回避が高いパイロットならば危機に陥る可能性は低い。 |
− | == | + | == パイロット[[BGM]] == |
;「TWIN ICON」 | ;「TWIN ICON」 | ||
− | : | + | :ガンエデン専用BGM。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
− | ;[[ | + | ;[[ケイサル・エフェス]] |
:真の霊帝。彼にとってルアフはただの傀儡に過ぎず、自信が戦いで弱まった上に、見苦しく助けを求めてきた事であっけなく見捨てられた。 | :真の霊帝。彼にとってルアフはただの傀儡に過ぎず、自信が戦いで弱まった上に、見苦しく助けを求めてきた事であっけなく見捨てられた。 | ||
;[[シヴァー・ゴッツォ]] | ;[[シヴァー・ゴッツォ]] | ||
:部下だったが、彼自身は内心で積年の恨みを募らせており、最後は彼に止めを刺される末路となった。 | :部下だったが、彼自身は内心で積年の恨みを募らせており、最後は彼に止めを刺される末路となった。 | ||
;[[ユーゼス・ゴッツォ]] | ;[[ユーゼス・ゴッツォ]] | ||
− | : | + | : 部下であるシヴァーと同じく、ゴッツォ家の人間。自身が真の霊帝であるケイサル・エフェスの影武者に過ぎないといった様々な真実を知られている為か、第2次OGでは「愚帝」と手厳しい評価をされている。 |
;[[エツィーラ・トーラー]] | ;[[エツィーラ・トーラー]] | ||
: 傲慢極まりないだけでなく、なまじ半端ではない力を持ったルアフの性質の悪さを知った事で、去っている。 | : 傲慢極まりないだけでなく、なまじ半端ではない力を持ったルアフの性質の悪さを知った事で、去っている。 | ||
89行目: | 71行目: | ||
:戦闘前台詞では、彼(というよりは[[ディス・アストラナガン]])に対し、恐怖の表情を見せた。 | :戦闘前台詞では、彼(というよりは[[ディス・アストラナガン]])に対し、恐怖の表情を見せた。 | ||
− | == | + | == 他作品との人間関係 == |
;[[キラ・ヤマト]] | ;[[キラ・ヤマト]] | ||
:彼に対して『[[SEED DESTINY]]』時代の彼を示唆するような発言をする。詳しくは後述。 | :彼に対して『[[SEED DESTINY]]』時代の彼を示唆するような発言をする。詳しくは後述。 | ||
99行目: | 81行目: | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「死と新生の輪廻を断ち切る剣を僕の下へ…」 | ;「死と新生の輪廻を断ち切る剣を僕の下へ…」 | ||
− | : | + | :会話シーンでの台詞。オープニング冒頭とこの台詞のおかげで、真のラスボスの暗喩にまったく気付かなかったプレイヤーも多い。 |
;「…確かに君達はナシムの子だ。ならば、この出会いも運命だろう」<br />「いいだろう。君達がゼ・バルマリィの地に降りることを許そう」 | ;「…確かに君達はナシムの子だ。ならば、この出会いも運命だろう」<br />「いいだろう。君達がゼ・バルマリィの地に降りることを許そう」 | ||
− | : | + | :銀河を救うために協力を求めた[[αナンバーズ]]に対し、彼らがナシムの子であることに敬意を表して、すんなりとバルマー星に降りることを許可した。 |
;「我が名はルアフ…。ゼ・バルマリィ帝国の統治者にして創世神ズフィルードの神子…」<br />「民は僕を霊帝と呼ぶ」 | ;「我が名はルアフ…。ゼ・バルマリィ帝国の統治者にして創世神ズフィルードの神子…」<br />「民は僕を霊帝と呼ぶ」 | ||
− | : | + | :バルマー星に降りた[[αナンバーズ]]の前で初めて姿を現したときの台詞。 |
;「アポカリュプシス…。それはこの銀河誕生の瞬間から定められた運命…」<br />「人の歴史はそれから逃れるために様々な手段を講じてきた…」<br />「そして僕の使命もそのアポカリュプシスから臣民を守ることにある」<br />「君達に言われるまでもない。僕はゼ・バルマリィの民のためにその身を捧げるつもりだ」 | ;「アポカリュプシス…。それはこの銀河誕生の瞬間から定められた運命…」<br />「人の歴史はそれから逃れるために様々な手段を講じてきた…」<br />「そして僕の使命もそのアポカリュプシスから臣民を守ることにある」<br />「君達に言われるまでもない。僕はゼ・バルマリィの民のためにその身を捧げるつもりだ」 | ||
:エツィーラが少なくとも心は正真正銘の神と評したように、この言葉に偽りはない。だが…。 | :エツィーラが少なくとも心は正真正銘の神と評したように、この言葉に偽りはない。だが…。 | ||
;「我はゲベルの子…。ズフィルードはゼ・バルマリィを守護するものだ」<br />「銀河…ましてやナシムの子が住まう地球など僕の知ったことではない」 | ;「我はゲベルの子…。ズフィルードはゼ・バルマリィを守護するものだ」<br />「銀河…ましてやナシムの子が住まう地球など僕の知ったことではない」 | ||
− | : | + | :[[αナンバーズ]]の申し出を断ったときの台詞。この時点では[[αナンバーズ]]の面々も上記の返答になることも覚悟していたが…。 |
;「聞いてなかったのか? ゲベル・ガンエデンがあればまた新たな種族を創ることも出来る」<br />「だから、民など必要ないのさ。僕とガンエデンがあればな」 | ;「聞いてなかったのか? ゲベル・ガンエデンがあればまた新たな種族を創ることも出来る」<br />「だから、民など必要ないのさ。僕とガンエデンがあればな」 | ||
:「正真正銘の神」の在り様。かつて[[アポカリュプシス]]を生き延びたゲベルとナシムがバルマーを創世したように、再びアポカリュプシスが訪れて今のゼ・バルマリィの民が全滅しても最悪自分さえ生き延びれたら新たにバルマー創世を行なえるのでゼ・バルマリィの民は存続することになり問題ないと考えている。αナンバーズからは、人間の心を持たず真に大切な物を忘れて使命を全うしようとする第2次αのナシムと同じ欠陥品という評価。 | :「正真正銘の神」の在り様。かつて[[アポカリュプシス]]を生き延びたゲベルとナシムがバルマーを創世したように、再びアポカリュプシスが訪れて今のゼ・バルマリィの民が全滅しても最悪自分さえ生き延びれたら新たにバルマー創世を行なえるのでゼ・バルマリィの民は存続することになり問題ないと考えている。αナンバーズからは、人間の心を持たず真に大切な物を忘れて使命を全うしようとする第2次αのナシムと同じ欠陥品という評価。 | ||
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;「馬鹿な…!あってはならない…そんなことが!」<br />「その力を持つ者は…!」 | ;「馬鹿な…!あってはならない…そんなことが!」<br />「その力を持つ者は…!」 | ||
:対クォヴレー戦。さすがに相手が負の無限力とあって、この時ばかりはルアフも酷く動揺していた。 | :対クォヴレー戦。さすがに相手が負の無限力とあって、この時ばかりはルアフも酷く動揺していた。 | ||
− | ; | + | ;「ナシム、君も死と新生の輪廻から逃れることは出来ない」<br />「守るべき楽園は地球じゃない……バルマーだ」 |
:対イルイ戦闘台詞。楽園はエデンと読む。通常プレイでは見られない没データである。開発初期にはイルイとの対決も想定されていたのかもしれない。 | :対イルイ戦闘台詞。楽園はエデンと読む。通常プレイでは見られない没データである。開発初期にはイルイとの対決も想定されていたのかもしれない。 | ||
;「始祖たる僕の強念を打ち破ることなんて出来ないよ」 | ;「始祖たる僕の強念を打ち破ることなんて出来ないよ」 | ||
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:上と同じく没データの被弾時の台詞。αナンバーズの力を侮り敗北しただけでなく念動力を消耗し惨めな姿になった彼は自身の有様を嘲笑しているのだろうか。 | :上と同じく没データの被弾時の台詞。αナンバーズの力を侮り敗北しただけでなく念動力を消耗し惨めな姿になった彼は自身の有様を嘲笑しているのだろうか。 | ||
;「ひいーっ! た、助けて…助けてくれ!!」<br />「ゲベルよ! アウグストスよ、ズフィルードよ! 僕を…僕を…助けて!」<br />「僕を助けてくれっ!!」 | ;「ひいーっ! た、助けて…助けてくれ!!」<br />「ゲベルよ! アウグストスよ、ズフィルードよ! 僕を…僕を…助けて!」<br />「僕を助けてくれっ!!」 | ||
− | : | + | :地下聖堂でシヴァーに追い詰められたときの台詞。 |
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;「ぐぎゃあああああああああっ!!」 | ;「ぐぎゃあああああああああっ!!」 | ||
:シヴァーの業火を喰らい、上記の台詞の直後に断末魔の悲鳴を上げて死亡してしまう。[[ゼ・バルマリィ帝国]]の支配者にしては何とも情けない最期を迎えた。 | :シヴァーの業火を喰らい、上記の台詞の直後に断末魔の悲鳴を上げて死亡してしまう。[[ゼ・バルマリィ帝国]]の支配者にしては何とも情けない最期を迎えた。 |