「マリア・タチバナ」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Maria Tachibana]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Maria Tachibana]] |
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|サクラ大戦}} | | 登場作品 = {{登場作品 (人物)|サクラ大戦}} | ||
| 声優 = {{声優|高乃麗}} | | 声優 = {{声優|高乃麗}} | ||
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| 異名 = [[異名::クワッサリー]] | | 異名 = [[異名::クワッサリー]] | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人(ロシア人) |
| 性別 = [[性別::女]] | | 性別 = [[性別::女]] | ||
| 生年月日 = 1903年6月19日 | | 生年月日 = 1903年6月19日 | ||
− | | 年齢 = [[年齢::19]] | + | | 年齢 = [[年齢::19]]歳(1)<br/>[[年齢::21]]歳(2)<br/>[[年齢::22]]歳(3)<br/>[[年齢::23]]歳(4) |
| 身長 = [[身長::186 cm]] | | 身長 = [[身長::186 cm]] | ||
| 体重 = [[体重::65 kg]] | | 体重 = [[体重::65 kg]] | ||
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| 髪色 = 金色 | | 髪色 = 金色 | ||
| 瞳の色 = 緑色 | | 瞳の色 = 緑色 | ||
− | | 出身 = ロシア・ウクライナ・[[キエフ]] | + | | 出身 = ロシア・ウクライナ・[[キエフ]] |
| 所属 = {{所属 (人物)|帝国華撃団}} | | 所属 = {{所属 (人物)|帝国華撃団}} | ||
− | | 役職 = [[役職::帝国華撃団・花組隊長]] | + | | 役職 = [[役職::帝国華撃団・花組隊長]](1以前)<br/>[[役職::帝国華撃団・花組隊員]](1以降) |
+ | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|藤島康介}}(原案)<br/>{{キャラクターデザイン|松原秀典}} | ||
}} | }} | ||
− | '''マリア・タチバナ'''は『[[サクラ大戦]] | + | '''マリア・タチバナ'''は『[[サクラ大戦]]』シリーズの[[ヒロイン]]の一人。SRWにおける[[パイロット]]の一人。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
ロシア人外交官のブリューソフ=ワリー・ドミートリエビッチと日本人の橘須磨との間に産まれる。当時の世相や宗教上の問題によって両親の結婚は認められておらず、マリアは母方の姓を名乗っている。両親は須磨にスパイ容疑がかけられ、マリア共々[[シベリア]]に流刑された後に死亡している。 | ロシア人外交官のブリューソフ=ワリー・ドミートリエビッチと日本人の橘須磨との間に産まれる。当時の世相や宗教上の問題によって両親の結婚は認められておらず、マリアは母方の姓を名乗っている。両親は須磨にスパイ容疑がかけられ、マリア共々[[シベリア]]に流刑された後に死亡している。 | ||
− | + | その後、マリアはロシア革命の革命軍に参加。狙撃並びに射撃の腕で名を馳せ、「クワッサリー」(ロシア語で火喰い鳥)の[[異名]]で恐れられた。 | |
当時のマリアにとって革命軍の隊長ユーリー=ミハイル・ニコラーエビッチの存在が唯一の心の支えだったのだが、ユーリーがマリアの援護が遅れたために死亡、部隊が壊滅してしまう(その状況を招いた仲間の裏切りが後に判明する)。この過去はマリアにとって花組の仲間にも知られたくなかった記憶であり、黒之巣会・刹那がマリアの過去を明るみにすると脅した際には、罠と知りながら無謀にも単身で刹那の元に乗り込んでしまっている。 | 当時のマリアにとって革命軍の隊長ユーリー=ミハイル・ニコラーエビッチの存在が唯一の心の支えだったのだが、ユーリーがマリアの援護が遅れたために死亡、部隊が壊滅してしまう(その状況を招いた仲間の裏切りが後に判明する)。この過去はマリアにとって花組の仲間にも知られたくなかった記憶であり、黒之巣会・刹那がマリアの過去を明るみにすると脅した際には、罠と知りながら無謀にも単身で刹那の元に乗り込んでしまっている。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
− | + | :初参戦作品。期間限定参戦。 | |
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− | : | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] | ||
:'''[[魂]]、[[集中]]、[[狙撃]]''' | :'''[[魂]]、[[集中]]、[[狙撃]]''' | ||
− | : | + | : |
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=== [[アビリティ]] === | === [[アビリティ]] === | ||
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! 銃の名手 | ! 銃の名手 | ||
− | | 命中率、攻撃力、クリティカル率大アップ || | + | | 命中率、攻撃力、クリティカル率大アップ || 命中率150%、CRT率50%アップ、行動力800アップ || |
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! [[食べ物・料理#料理上手|料理上手]] | ! [[食べ物・料理#料理上手|料理上手]] | ||
− | | 攻撃速度大アップ、移動速度アップ || | + | | 攻撃速度大アップ、移動速度アップ || 通常攻撃で敵の防御無効、分身無効 || ※<ref>『1』の舞台の打ち上げでマリアがボルシチとピロシキをふるまった事が由来。ただし[[小説#サクラ大戦|小説]]では、味こそ申し分ないものの一般常識から外れた料理をカンナと共に作った事がある。</ref> |
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! 花組の副隊長 | ! 花組の副隊長 | ||
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! 冷静沈着 | ! 冷静沈着 | ||
− | | 通常攻撃に低確率スロウ、防御無効を付与 || | + | | 通常攻撃に低確率スロウ、防御無効を付与 || 通常攻撃に30%で1ターンのスロウを付与 || |
|} | |} | ||
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;ユーリー=ミハイル・ニコラーエビッチ | ;ユーリー=ミハイル・ニコラーエビッチ | ||
:ロシア革命時代の上司。当時のマリアもユーリーには憧れ以上の感情を抱いていた。それ故に彼の死がトラウマとなり、後のマリアに大きな影響を与えた。SRW未登場。 | :ロシア革命時代の上司。当時のマリアもユーリーには憧れ以上の感情を抱いていた。それ故に彼の死がトラウマとなり、後のマリアに大きな影響を与えた。SRW未登場。 | ||
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== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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;「隊長、部隊を二つに分けましょう。」 | ;「隊長、部隊を二つに分けましょう。」 | ||
:『4』の第一幕の作戦会議の際の発言。 | :『4』の第一幕の作戦会議の際の発言。 | ||
− | : | + | :何気ない台詞に聞こえるが、『4』では都合3回ある戦闘パートと直前の作戦会議、その3回全てにおいてマリアが部隊を二つに分ける提案をする。 |
:シナリオ上で部隊を二つにした方が良い理由は説明されるのだが、製作上の理由は当時の[[ドリームキャスト]]の性能では登場する光武全てを1つの画面に表示する事が難しかったが為であり、それを回避する苦肉の策である。 | :シナリオ上で部隊を二つにした方が良い理由は説明されるのだが、製作上の理由は当時の[[ドリームキャスト]]の性能では登場する光武全てを1つの画面に表示する事が難しかったが為であり、それを回避する苦肉の策である。 | ||
:また、『4』はシナリオが短い代わりにストーリー本筋におけるボイスがこれまでのシリーズより多く用意されており、'''プレイヤーは短いスパンの中で部隊を二つに分けるマリアの提案をボイス付きで連続して聞かされる羽目になる。'''その為『4』をプレイするとこの台詞が妙に印象に残り、当時ファンからネタにされた。 | :また、『4』はシナリオが短い代わりにストーリー本筋におけるボイスがこれまでのシリーズより多く用意されており、'''プレイヤーは短いスパンの中で部隊を二つに分けるマリアの提案をボイス付きで連続して聞かされる羽目になる。'''その為『4』をプレイするとこの台詞が妙に印象に残り、当時ファンからネタにされた。 | ||
− | : | + | :実はこれ以前に『1』の第7話でもマリアが同様の提案をしており、[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]においても再現された。ただし、漫画版の作者も『4』の一件が頭にあったのか、大神が戦力を分散させたくないとの理由でマリアの提案を拒否する展開となった(ゲームでは拒否は不可能)。 |
:『君あるがため』では'''「部隊を3つに分けませんか?」'''と言い出して来る他、セガゲームスが開発を担当する『X-Ω』でも、やはりマリアが部隊を2つに分けましょうと大神に提案する展開がある(後述)。公式にとってももはや定番ネタなのだろうか<ref>『4』が切っ掛けでネタにされ始めたきらいがあるが、部隊を2つに分けるという展開はシリーズのお約束の1つであり、それを大神(プレイヤー)に提案しても不自然ではないキャラクターは、帝都花組の隊員の中では戦争経験があり、尚且つ花組隊長も務めていたマリアくらいしかいないという事情もある。ただし、『2』ではこの提案をするのは米田である他、『PXZ』では大神が部隊を3つに分ける提案をする等、部隊分割=マリアという図式が必ず成り立っている訳ではない(後者の場合はそもそもマリアが出演していなかったので当然ではあるが)。</ref> 。 | :『君あるがため』では'''「部隊を3つに分けませんか?」'''と言い出して来る他、セガゲームスが開発を担当する『X-Ω』でも、やはりマリアが部隊を2つに分けましょうと大神に提案する展開がある(後述)。公式にとってももはや定番ネタなのだろうか<ref>『4』が切っ掛けでネタにされ始めたきらいがあるが、部隊を2つに分けるという展開はシリーズのお約束の1つであり、それを大神(プレイヤー)に提案しても不自然ではないキャラクターは、帝都花組の隊員の中では戦争経験があり、尚且つ花組隊長も務めていたマリアくらいしかいないという事情もある。ただし、『2』ではこの提案をするのは米田である他、『PXZ』では大神が部隊を3つに分ける提案をする等、部隊分割=マリアという図式が必ず成り立っている訳ではない(後者の場合はそもそもマリアが出演していなかったので当然ではあるが)。</ref> 。 | ||
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;「残された時間は、あと僅かしかありません。ここは、部隊を2つにわけましょう」 | ;「残された時間は、あと僅かしかありません。ここは、部隊を2つにわけましょう」 | ||
− | :『X-Ω』の「失われた時を求めて」の第8話にて、[[ガレリィ長官]]と[[音翅]] | + | :『X-Ω』の「失われた時を求めて」の第8話にて、[[ガレリィ長官]]と[[音翅]]が帝都の2ヵ所の地脈を暴走させ、帝都崩壊を画策。地脈の暴走を花組の霊力で止める作戦を立案する際の台詞。 |
:『サクラ』の原作ゲームやこれまでのスパロボのような部隊分割(ルート分岐)は『X-Ω』のゲームシステムでは導入されていないにも関わらず、上記のようなストーリー展開になっている。「まさか態々あのネタを拾うのか」と『4』の一件を知る人の中には驚愕した者もいるのではないだろうか。 | :『サクラ』の原作ゲームやこれまでのスパロボのような部隊分割(ルート分岐)は『X-Ω』のゲームシステムでは導入されていないにも関わらず、上記のようなストーリー展開になっている。「まさか態々あのネタを拾うのか」と『4』の一件を知る人の中には驚愕した者もいるのではないだろうか。 | ||
:因みに、ガレリィ長官と音翅による妨害を阻止する為、大神の決断により部隊は最終的に3つに分割される事になった。 | :因みに、ガレリィ長官と音翅による妨害を阻止する為、大神の決断により部隊は最終的に3つに分割される事になった。 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[光武二式 (マリア機)]] | ;[[光武二式 (マリア機)]] | ||
− | + | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *TV版第9話「哀しき<ruby><rb>火喰い鳥</rb><rt>クワッサリー</rt></ruby>」は、ロシア革命時代のマリアの過去が明かされる『1』の第3話に相当するエピソードなのだが、VHS並びにDVD収録時には「敵に捕らえられた大神をマリアが助けに行く」という大まかなプロットだけはそのままに、脚本と作画を大幅に変更した「<ruby><rb>火喰い鳥</rb><rt>クワッサリー</rt></ruby>と呼ばれた少女」というエピソードに差し替えられた。その理由については、TV放映版の一部の表現が放送コードに引っかかった、脚本が本来のクレジットとは別人のゴーストライターだった、など諸説あるが真相は未だ明らかにされていない。ただし、DVD-BOXには特典としてこのTV放映版が収録されている為、[[黒歴史]]として闇に葬られた訳ではない。また、両者とも後の展開に関わるような重要な伏線は存在しないので、どちらのエピソードを正史と捉えても問題のない造りとなっている。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |