「シンジロウ・サコミズ」を編集中

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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 漢字表記 = [[漢字表記::迫水 真次郎]]
 
| 漢字表記 = [[漢字表記::迫水 真次郎]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Shinjirou Sakomizu]]
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|リーンの翼 (OVA)|リーンの翼}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|リーンの翼 (OVA)|リーンの翼}}
 
| 声優 = {{声優|小山力也|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|小山力也|SRW=Y}}
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
+
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:初登場作品。担当声優の小山力也氏も『[[第2次Z]]』での[[ガイオウ]]役を経て初の版権キャラでのスパロボ参加となる。今作では世界観が未来寄りになっている都合上、時間の流れが原作以上に激しいものとなっており、[[バイストン・ウェル]]で70年もの時間が経過し、地上では'''200年も経過した'''という設定になっている。
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:初登場作品。担当声優の小山力也氏も『[[第2次Z]]』での[[ガイオウ]]役を経て初の版権キャラでのスパロボ参加となる。今作では世界観が未来寄りになっている都合上、時間の流れが原作以上に激しいものとなっており、[[バイストン・ウェル]]で70年ものの時間が経過し、地上では'''200年も経過した'''という設定になっている。
 
:現実であった戦争の生き残りというキャラクター性もほぼ余すところなく再現され、その強烈なキャラクター故、物語の中でも強烈な存在感を誇り、物語を時には熱く、時には哀しく盛り上げる。
 
:現実であった戦争の生き残りというキャラクター性もほぼ余すところなく再現され、その強烈なキャラクター故、物語の中でも強烈な存在感を誇り、物語を時には熱く、時には哀しく盛り上げる。
 
:[[日本]]の有り様を見て絶望する理由の1つは「自分と同じ目線に立てる人間がいなくなってしまった」ことではないかと解釈されているようで、自分と同じく大日本帝国軍に所属していた[[加藤久嵩]]とのやり取りにおいては穏やかな一面を見せていた。原作のラストで過去の怨念や妄執から解放されていることもあり、仲間になる際にはそういった「憑き物」が落ち、[[アルティメット・クロス|UX]]の面々に対して毅然としつつも穏やかな態度を見せている。
 
:[[日本]]の有り様を見て絶望する理由の1つは「自分と同じ目線に立てる人間がいなくなってしまった」ことではないかと解釈されているようで、自分と同じく大日本帝国軍に所属していた[[加藤久嵩]]とのやり取りにおいては穏やかな一面を見せていた。原作のラストで過去の怨念や妄執から解放されていることもあり、仲間になる際にはそういった「憑き物」が落ち、[[アルティメット・クロス|UX]]の面々に対して毅然としつつも穏やかな態度を見せている。
 
:基本的に原作通りの結末を辿るが、特定のフラグを成立させると[[隠し要素/UX|隠しキャラ]]としてリーンの翼の導きで生還し、第3部の[[ヒトマキナ]]との戦いに味方援軍として登場、仲間に加わる。場合によっては[[呂布トールギス|呂布]]もサコミズと同時加入する。エイサップのアッカナナジンとの合体攻撃が非常に強力なので加入すれば以降のボス戦がだいぶ楽になる。
 
:基本的に原作通りの結末を辿るが、特定のフラグを成立させると[[隠し要素/UX|隠しキャラ]]としてリーンの翼の導きで生還し、第3部の[[ヒトマキナ]]との戦いに味方援軍として登場、仲間に加わる。場合によっては[[呂布トールギス|呂布]]もサコミズと同時加入する。エイサップのアッカナナジンとの合体攻撃が非常に強力なので加入すれば以降のボス戦がだいぶ楽になる。
:フラグには最終決戦での[[説得]]も含まれるのだが、'''各参戦作品の主人公キャラから説得可能'''(それどころか、一部ライバルキャラやヒロイン格まで説得できる)という[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]以来の豪華な仕様となっている(版権キャラとしては『[[スーパーロボット大戦L|L]]』の、[[張五飛]][[中島宗美|宗美]]の説得が前例として挙げられる)。
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:フラグには最終決戦での[[説得]]も含まれるのだが、'''各参戦作品の主人公キャラから説得可能'''(それどころか、一部ライバルキャラやヒロイン格まで説得できる)という[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]以来の豪華な仕様となっている(版権キャラとしては『[[スーパーロボット大戦L|L]]』で[[張五飛]][[中島宗美|宗美]]への説得が前例として挙げられる)。
 
:本作においては彼もまた「時空を超える意思」の持ち主らしく、生存時に[[呂布トールギス|呂布]]のフラグが成立していると同時出現。それを示すフレーズを口にする他、リーンの翼によって[[オーラロード]]に消えた際はエイサップと共に「(『[[鉄のラインバレル|ラインバレル]]』の)前世の地球」を見ている。[[カリ・ユガ]]との戦いの後、UXを元の世界に戻すために次元の狭間に残り力の一つとなった。
 
:本作においては彼もまた「時空を超える意思」の持ち主らしく、生存時に[[呂布トールギス|呂布]]のフラグが成立していると同時出現。それを示すフレーズを口にする他、リーンの翼によって[[オーラロード]]に消えた際はエイサップと共に「(『[[鉄のラインバレル|ラインバレル]]』の)前世の地球」を見ている。[[カリ・ユガ]]との戦いの後、UXを元の世界に戻すために次元の狭間に残り力の一つとなった。
 
:なお、『[[聖戦士ダンバイン]]』が前世の[[地球]]での出来事であり、[[ビルバイン]]の補助ロケットがサコミズがかつて乗っていた特攻機・桜花を参考にしている事、『ダンバイン』のバイストン・ウェルにはサコミズが存在しない事と合わせると、「前世の地球におけるサコミズは、初期小説版の展開でアマルガンに殺害されていた」と解釈できるのかもしれない。
 
:なお、『[[聖戦士ダンバイン]]』が前世の[[地球]]での出来事であり、[[ビルバイン]]の補助ロケットがサコミズがかつて乗っていた特攻機・桜花を参考にしている事、『ダンバイン』のバイストン・ウェルにはサコミズが存在しない事と合わせると、「前世の地球におけるサコミズは、初期小説版の展開でアマルガンに殺害されていた」と解釈できるのかもしれない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
+
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:原作とは異なって[[コドール・サコミズ|コドール]]と[[コットウ・ヒン|コットウ]]に引導を渡した後は、憎しみと哀しみの感情に取り憑かれてカイルスに襲い掛かるが、[[特攻人形]]からの少女たちの想いを受け、憑き物が落ちた後は[[ELS]]との直接対話に向かう[[刹那・F・セイエイ|刹那]]を援護する。
 
:原作とは異なって[[コドール・サコミズ|コドール]]と[[コットウ・ヒン|コットウ]]に引導を渡した後は、憎しみと哀しみの感情に取り憑かれてカイルスに襲い掛かるが、[[特攻人形]]からの少女たちの想いを受け、憑き物が落ちた後は[[ELS]]との直接対話に向かう[[刹那・F・セイエイ|刹那]]を援護する。
 
:その後は[[ソレスタルビーイング号]]での戦いで参戦し、これを期に[[カイルス]]に加わった。
 
:その後は[[ソレスタルビーイング号]]での戦いで参戦し、これを期に[[カイルス]]に加わった。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:2020年12月のイベント「想いを翔ける翼」期間限定参戦。オウカオーのパイロット。
 
  
 
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
:'''[[直感]]、[[気迫]]、[[直撃]]、[[理想]]、[[魂]]'''
 
:'''[[直感]]、[[気迫]]、[[直撃]]、[[理想]]、[[魂]]'''
:[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]と違い「集中」がないため単機での切りこみは厳しいが、「魂」があるため一発の火力で勝る。PUを組ませるなら雑魚はエイサップで刈り落とし、サコミズはボス相手に「魂」(+エイサップの「順応」)+ツインオーラアタックを叩き込むのがいいだろう。
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:エイサップと違い「集中」がないため単機での切りこみは厳しいが、「魂」があるため一発の火力で勝る。PUを組ませるなら雑魚はエイサップで刈り落とし、サコミズはボス相手に「魂」(+エイサップの「順応」)+ツインオーラアタックを叩き込むのがいいだろう。
:ちなみに本作においてライバル関係にある[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]とは精神コマンド5つのうち4つが同じ。[[リュクス・サコミズ|リュクス]]も感じた通りの似た者同士であると言える。
 
;[[X-Ω]]
 
:'''[[直感]]、[[直撃]]、[[不屈]]'''
 
:;パイロットパーツ装備時
 
::'''[[気迫]]、[[魂]]+、[[再動]]'''
 
  
 
=== [[特殊スキル]] ===
 
=== [[特殊スキル]] ===
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;リンレイ・メラディ
 
;リンレイ・メラディ
 
:キェ国の[[女王]]。女王リンレイとは共に幾多の戦いを潜り抜けることで、将来を約束するような仲となる。
 
:キェ国の[[女王]]。女王リンレイとは共に幾多の戦いを潜り抜けることで、将来を約束するような仲となる。
:小説版ではサコミズを殺したアマルガンの凶刃を向けられた瞬間に彼女の履いていたサンダルに宿ったリーンの翼が炎になって彼を焼き殺した。逆にOVAの前日譚になる小説完全版ではアマルガンの凶刃からサコミズをかばって死亡。
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:小説版ではサコミズを殺したアマルガンの凶刃を向けられた瞬間に彼女の履いていたサンダルに宿ったリーンの翼が炎になって彼を焼き殺した。逆にOVAの前日談になる小説完全版ではアマルガンの凶刃からサコミズをかばって死亡。
 
;蓼科宗一郎
 
;蓼科宗一郎
 
:サコミズと同じ地上人の仲間。長崎の[[核ミサイル|原爆]]によりバイストン・ウェルへ跳ばされた。
 
:サコミズと同じ地上人の仲間。長崎の[[核ミサイル|原爆]]によりバイストン・ウェルへ跳ばされた。
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:偶然から出会った若き[[聖戦士]]。彼をリュクスの婿にさせようとした。
 
:偶然から出会った若き[[聖戦士]]。彼をリュクスの婿にさせようとした。
 
:劇中では意見が兎に角ぶつかり合うが、サコミズとエイサップでは生きた時代も価値観も視点もまるで違うため、目指すところとその前提、という根本の部分から食い違っている。
 
:劇中では意見が兎に角ぶつかり合うが、サコミズとエイサップでは生きた時代も価値観も視点もまるで違うため、目指すところとその前提、という根本の部分から食い違っている。
;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]]
 
:ホウジョウ国に転移してきた彼らを登用し、[[シンデン]]を与える。サコミズ側は現代日本の知識や情勢を二人から得ている。
 
:しかし、最終的に二人の企んだ核攻撃を止めるためにサコミズはその身を散らすことになる。
 
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
:『UX』において、[[ダブルオークアンタ]]の初陣の相手となる。サコミズ自身もまた初戦闘の時から刹那を「聖戦士の素養がある」と評価し、[[説得]]された際はエイサップやショウと並ぶ大きな効果がある。
 
:『UX』において、[[ダブルオークアンタ]]の初陣の相手となる。サコミズ自身もまた初戦闘の時から刹那を「聖戦士の素養がある」と評価し、[[説得]]された際はエイサップやショウと並ぶ大きな効果がある。
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;[[ギム・ギンガナム]]
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:同じく[[富野作品]]の熱く濃すぎる漢で、色々と似たような点が多い人物。
  
 
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
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;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]
 
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]
 
:『UX』ではサコミズが仲間になった後、同じアメリカ人であるマーベルと共にかつて太平洋戦争にてアメリカを敵国として戦い、現代でもアメリカへの敵愾心を露わにしていたサコミズの想いを心配されるが、そんな彼とマーベルに対し、自身が憎悪と妄執を既に捨て去ったことを穏やかに伝える。
 
:『UX』ではサコミズが仲間になった後、同じアメリカ人であるマーベルと共にかつて太平洋戦争にてアメリカを敵国として戦い、現代でもアメリカへの敵愾心を露わにしていたサコミズの想いを心配されるが、そんな彼とマーベルに対し、自身が憎悪と妄執を既に捨て去ったことを穏やかに伝える。
:…逆に、彼と敵対している時は時期が悪く、サコミズは特に激しく憎悪と妄執を向けていた。それについては後述の名台詞の項目にて。
 
 
;[[ハザード・パシャ]]
 
;[[ハザード・パシャ]]
 
:『UX』において最も憎んだ人物の一人。軍人でありながら、醜悪な欲望のために非道の限りを尽くす彼に激怒する。また、生存フラグを立てなかった場合は間接的にサコミズの死因を作った形になる。
 
:『UX』において最も憎んだ人物の一人。軍人でありながら、醜悪な欲望のために非道の限りを尽くす彼に激怒する。また、生存フラグを立てなかった場合は間接的にサコミズの死因を作った形になる。
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:リンレイとのやり取りの一節。OVA版で有名な「政治を司る」のフレーズがすでにここにでている。
 
:リンレイとのやり取りの一節。OVA版で有名な「政治を司る」のフレーズがすでにここにでている。
 
;「俺は、どこかで、リンレイ・メラディを信じていなかったのだ……いや、違う……俺は、バイストン・ウェルで、永遠に一人だと思いすぎていたのかもしれない……」<br />「困ったものだ……ここも現実のはずなのに……」<br />「リンレイ・メラディ……会いたい……俺は、あなたに恋をしている……!」
 
;「俺は、どこかで、リンレイ・メラディを信じていなかったのだ……いや、違う……俺は、バイストン・ウェルで、永遠に一人だと思いすぎていたのかもしれない……」<br />「困ったものだ……ここも現実のはずなのに……」<br />「リンレイ・メラディ……会いたい……俺は、あなたに恋をしている……!」
:盗まれた[[リーンの翼]]の沓を取り返して帰る最中、リンレイから新たなリーンの翼の沓を送られて、むせび泣きながら。
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:盗まれた[[リーンの翼]]の沓を取り返して変える最中、リンレイから新たなリーンの翼の沓を送られて、むせび泣きながら。
 
;([[歌|リンゴの歌]]だと!? 廃墟だというなら空襲の後の[[東京]]だ……いや、ここは横浜か!? いや、米兵がいる!? なんでだ!? 名古屋なのか!? なんでこんな能天気な歌がはやっているんだ!? ……鬼畜米英だったんだぞ! 打ちてし止まんという精神は……!?)<br />(敗残した日本は、焼け野原ではないか!? なのに、なんで、こんなにもめでたい歌が流れているのだ!? 米国に、連合国に敗けたんだろう!? なら、日本の天空にも地にも海にも、戦死させられた者たちの無念の魂が、彷徨っているのだぞ!)<br />(こんな堕落の極みの日本などに、誰が戻るものか! B-29を撃墜できたのは、自分の任務をリーンの翼が達成させてくれたからだ! 任務は完了した。もう、日本に忠義を果たさねばならないいわれはない。父よ、母よ! 妹よ! おれは大人になった。軍人を捨てた!)
 
;([[歌|リンゴの歌]]だと!? 廃墟だというなら空襲の後の[[東京]]だ……いや、ここは横浜か!? いや、米兵がいる!? なんでだ!? 名古屋なのか!? なんでこんな能天気な歌がはやっているんだ!? ……鬼畜米英だったんだぞ! 打ちてし止まんという精神は……!?)<br />(敗残した日本は、焼け野原ではないか!? なのに、なんで、こんなにもめでたい歌が流れているのだ!? 米国に、連合国に敗けたんだろう!? なら、日本の天空にも地にも海にも、戦死させられた者たちの無念の魂が、彷徨っているのだぞ!)<br />(こんな堕落の極みの日本などに、誰が戻るものか! B-29を撃墜できたのは、自分の任務をリーンの翼が達成させてくれたからだ! 任務は完了した。もう、日本に忠義を果たさねばならないいわれはない。父よ、母よ! 妹よ! おれは大人になった。軍人を捨てた!)
 
:小説完全版でのみの台詞。原爆投下を阻止した直後のサコミズに聞こえてきたのは「リンゴの歌」だった。それを聞いたサコミズは(リンレイが死んだこともあって)言葉の上では日本に失望しながら(直後の蓼科との会話では「この唄を聞けば日本は復興するのではないか」と言っている)、バイストン・ウェルに帰り、新たな戦いを始めていく……。
 
:小説完全版でのみの台詞。原爆投下を阻止した直後のサコミズに聞こえてきたのは「リンゴの歌」だった。それを聞いたサコミズは(リンレイが死んだこともあって)言葉の上では日本に失望しながら(直後の蓼科との会話では「この唄を聞けば日本は復興するのではないか」と言っている)、バイストン・ウェルに帰り、新たな戦いを始めていく……。
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:[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]に対して。単に苗字で呼んでいるだけなのだが、鈴木というありふれた姓をくどいまでに何度も何度も呼んでいる事から、妙に印象に残る台詞となっている。
 
:[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]に対して。単に苗字で呼んでいるだけなのだが、鈴木というありふれた姓をくどいまでに何度も何度も呼んでいる事から、妙に印象に残る台詞となっている。
 
;「ならば聞こう。今の[[日本]]は昭和何年なのだ?」
 
;「ならば聞こう。今の[[日本]]は昭和何年なのだ?」
:OVA第2話より。エイサップが地上から来た事を知り、こう返す。この台詞からサコミズが長い間地上の状況を何一つ知らない事が解る。
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:エイサップが地上から来た事を知り、こう返す。この台詞からサコミズが長い間地上の状況を何一つ知らない事が解る。
 
:一応小説完全版では、戦後東京五輪が開催された事(ちなみに、東京五輪は昭和39年。すなわち、[[西暦]]1964年の出来事である)は知っている。
 
:一応小説完全版では、戦後東京五輪が開催された事(ちなみに、東京五輪は昭和39年。すなわち、[[西暦]]1964年の出来事である)は知っている。
 
;エイサップ「姫様にこの名無しの操作を教えてもらっているだけです!」<br />サコミズ「ナナジンと名付けたか! 七福神の!」
 
;エイサップ「姫様にこの名無しの操作を教えてもらっているだけです!」<br />サコミズ「ナナジンと名付けたか! 七福神の!」
:名無しのオーラバトラーで自分を止めに来たリュクスとエイサップに対して。思いっきり聞き間違えた挙句、名前の由来まで決めてしまう。[[バイストン・ウェル]]の言語に慣れすぎたらしい。なお、現実に「[[ナナジン]]」という名前が付けられた経緯も「名無し」からの連想であることが明かされている。
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:思いっきり聞き間違えた挙句、名前の由来まで決めてしまう。[[バイストン・ウェル]]の言語に慣れすぎたらしい。なお、現実に「[[ナナジン]]」という名前が付けられた経緯も「名無し」からの連想であることが明かされている。
;リュクス「今回私は地上界へ行って帰ってきたのですよ!」<br />サコミズ「岩国に鈴木君がいたからだ! エイサップ・鈴木君! ホウジョウの国をリュクスと共に継いでくれ!」
 
:その後、リュクスが「父上が地上界に行けなかった意味をお考えください!」と言うが、[[リーンの翼|リーンの翼の沓]]を無断で持ち出したリュクスに怒るサコミズ。しかし、リュクスとの問答の最中、突如としてサコミズはエイサップにリュクスを嫁に出すような発言をぶつける。あまりに唐突でとんでもない話だったためか、リュクスは思わずナナジンからずり落ちてしまう。
 
:漫画版では問答の最中、エイサップの存在によりその場で発案し、意図して隙を作るためにぶつけたような発言だった。また、落ちたリュクスはOVAでは装甲にぶつかりこそしたが、すんなり着地できた一方で、漫画版では思い切り落下し尻もちをついている。
 
:『UX』ではエイサップの居住地が原作と異なるため、「岩国に」の部分はカットされている。
 
 
;サコミズ「鈴木君には政治を司る新しい聖戦士をやってくれ!」<br/>エイサップ「そんな事を言って、隙を作らせるのか!」<br />サコミズ「そうでもあるがぁぁぁぁ!!」
 
;サコミズ「鈴木君には政治を司る新しい聖戦士をやってくれ!」<br/>エイサップ「そんな事を言って、隙を作らせるのか!」<br />サコミズ「そうでもあるがぁぁぁぁ!!」
:その直後、ナナジンを抑えながら再度勧誘するサコミズ。無論、上記の件でエイサップは警戒するが、抵抗を捻じ伏せ、3行目の台詞と共に[[オウカオー]]でナナジンを背負い投げする。
+
:サコミズの代名詞とも言える会話で、富野節全開である。『UX』では3行目がDVEで取り入れられている。ついでにエイサップの台詞の方は汎用の回避台詞に採用。
:サコミズの代名詞とも言える会話で、富野節全開である。素直に認めてしまうところが実直な彼らしい。
+
;「見事だよエイサップ君。キャノピーを閉じ、ナナジンの角も折らなかった」<br/>「聖戦士の資格があると見た! ホウジョウの城の婿殿にならんか!」
:よく聞くと「鈴木君'''には'''~やって'''くれ'''」となっており正しい日本語ではなくなっているが、おそらく「鈴木君には~やってもらう」と言おうとしていたのが、勢い余って命令形である「やってくれ」になってしまったのだろう。
+
:上記の台詞と共にナナジンに背負い投げをかました後で。『UX』では前のセリフと組み合わさる形で使われる他、[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にてこれを元ネタとするものがある。
:また「そう'''でもあるが'''」と言っているあたり、甘言によって隙を作る作戦だったのは事実であれど、自分を補佐する第二の聖戦士と見込んで勧誘したい気持ちもまた本心であることがうかがえる。
 
:漫画版では、よくぞ見破ったと言わんばかりに3行目の直前で「フ…」と笑っている。『UX』ではこの漫画版の流れが採用されており、印象的な台詞であるためか、3行目がDVEで取り入れられている。ついでにエイサップの台詞の方は汎用の回避台詞に採用。
 
;「見事だよエイサップ君。キャノピーを閉じ、ナナジンの角も折らなかった」<br/>「聖戦士の資格があると見た! ホウジョウの城の婿殿にならんか!」<br/>「仲間共々許すぞ…」
 
:上記のさらに後、投げられた際の対応を誉めながら再三の勧誘。「ムコって何よ…」と困惑するエイサップを他所に、[[矢藩朗利|ロウリ]]らの存在を盾にさらに圧をかけている。恐らく全て本音で動いており、素っ頓狂なことを言われても警戒を解かなかった上に、不意打ちに適切に受け身を取れたことで、エイサップという若き聖戦士をさらに認めての発言と思われる。戦闘機で暴れまわったロウリらを人質に取るのも彼らしい抜け目のなさである。
 
:漫画版ではエイサップをフルネーム呼びで、「その難しい機体を操りキャノピーを閉じ~」と、一部台詞が追加されている。
 
:『UX』では「鈴木君がいたからだ!」に始まるこれら一連の勧誘と背負い投げが、順番を前後し一度に纏められているため、都合上2行目の台詞だけを投げ飛ばす前に言っており、他はカットされた。また、[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にてこれを元ネタとするものがある。
 
 
;エイサップ「地上界に異質なエネルギーを持ち込むのは危険ですよ」<br/>サコミズ「君は混血なのだろう?」<br/>エイサップ「…はい」<br/>サコミズ「異質なものの組み合わせの真骨頂だ。その君は、自分の存在が危険なものと感じるのかね?」<br/>エイサップ「いえ」
 
;エイサップ「地上界に異質なエネルギーを持ち込むのは危険ですよ」<br/>サコミズ「君は混血なのだろう?」<br/>エイサップ「…はい」<br/>サコミズ「異質なものの組み合わせの真骨頂だ。その君は、自分の存在が危険なものと感じるのかね?」<br/>エイサップ「いえ」
:OVA版第3話「地上人のオーラ力」でのやりとり。エイサップは「オーラ力を地上に持ち込むのは危険である」という趣旨で言っているのに、サコミズは「エイサップ自身は危険ではないのか」と(意図的にか天然なのか)話題をすり替えており、'''見事に話が噛み合ってない'''。そもそもエイサップ自身が危険であるかどうかとオーラ力の危険性については全く別の問題である。
+
:OVA版第3話「地上人のオーラ力」でのやりとり。エイサップはオーラ力を異質なエネルギーと言うが、他のスパロボでは地上界そのものに[[オーラ力]]に勝るとも劣らないエネルギーが数多く存在している。そもそも言うのなら、'''スパロボ自体が異質なものの組み合わせ'''である。
:なお他のスパロボでは地上界そのものに[[オーラ力]]に勝るとも劣らないエネルギーが数多く存在している。
 
 
;エイサップ「こ、こんな……こんなことが現実に日本で!」<br />サコミズ「あったのだ! この凄惨な記憶達は、紛れも無い過去の現実! 目を背けてはならぬと、リーンの翼が語っておるのだ!」
 
;エイサップ「こ、こんな……こんなことが現実に日本で!」<br />サコミズ「あったのだ! この凄惨な記憶達は、紛れも無い過去の現実! 目を背けてはならぬと、リーンの翼が語っておるのだ!」
 
:オーラロードを彷徨う中、沖縄戦の映像を垣間見て。かつて国のためと信じて戦争に身を投じた憂国の志士、在りし日の聖戦士は、それこそが現実なのだと若き聖戦士に叫ぶ。
 
:オーラロードを彷徨う中、沖縄戦の映像を垣間見て。かつて国のためと信じて戦争に身を投じた憂国の志士、在りし日の聖戦士は、それこそが現実なのだと若き聖戦士に叫ぶ。
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:『UX』ではDVEで収録されているが、原作以上に叫んでいる。
 
:『UX』ではDVEで収録されているが、原作以上に叫んでいる。
 
;「桜花(さくらばな)達……」
 
;「桜花(さくらばな)達……」
:戦いが終わった後、迫水家の墓参りに来ていた[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]と[[リュクス・サコミズ|リュクス]]が幻視したサコミズの幻影が安らかな声色で呟いた言葉。
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:戦いが終わった後、迫水家の墓参りに来ていた[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]と[[リュクス・サコミズ|リュクス]]が幻視したサコミズの幻影が安らかな声色で呟いた言葉。直後に舞い上がった桜吹雪がリュクスを包み込み…。
 
:『UX』ではDVEで収録。
 
:『UX』ではDVEで収録。
  
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;「核を動力源にするなど…あってはならん!」<br/>「核を恐れる私ではないぞ!」
 
;「核を動力源にするなど…あってはならん!」<br/>「核を恐れる私ではないぞ!」
 
:[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]等の[[核ミサイル|核]]が[[動力・エンジン・エネルギー|動力源]]の機体に対する[[特殊戦闘台詞]]。
 
:[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]等の[[核ミサイル|核]]が[[動力・エンジン・エネルギー|動力源]]の機体に対する[[特殊戦闘台詞]]。
:ちなみに、スパロボではガンダム以外にも小型核融合エンジンである熱核タービンエンジンを使う[[バルキリー]]や原子力エンジンから発生させる超電磁エネルギーを利用する[[コン・バトラーV]]や[[ボルテスV]]、原子炉を持つ[[ジャイアント・ロボ]]や[[メカンダーロボ]]等、'''核動力の機体は意外にあったりする'''。ついでに言えば[[ゲッター線]]を始めとして、核以上の危険性を秘めたエネルギーで動く機体もゴロゴロいたりする。
+
:ちなみに、スパロボではガンダム以外にも小型核融合エンジンである熱核タービンエンジンを使う[[バルキリー]]や原子力エンジンから発生させる超電磁エネルギーを利用する[[コン・バトラーV]]や[[ボルテスV]]、原子炉を持つ[[ジャイアント・ロボ]]や[[メカンダーロボ]]等、'''核動力の機体は意外にあったりする'''
 
;「対話の道など、祖国に原爆を落とした奴らを滅ぼすまでありえん!」
 
;「対話の道など、祖国に原爆を落とした奴らを滅ぼすまでありえん!」
:[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に対する特殊戦闘台詞。
+
:[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の特殊戦闘台詞。
 
;「若い、あまりにも若い…! 正義などと軽々しくほざく!」
 
;「若い、あまりにも若い…! 正義などと軽々しくほざく!」
:[[早瀬浩一|浩一]]、[[龍装劉備ガンダム|劉備]]に対する特殊戦闘台詞。
+
:[[早瀬浩一|浩一]]、[[龍装劉備ガンダム|劉備]]の特殊戦闘台詞。
 
;「貴様も己の野心に忠実な男だろうにぃぃっ!」
 
;「貴様も己の野心に忠実な男だろうにぃぃっ!」
:[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]に対する特殊戦闘台詞。生まれた世界は違えど、どこか自分に通じるモノを持つ侠に対し、ホウジョウの王が吼える。
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:[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]の特殊戦闘台詞。生まれた世界は違えど、どこか自分に通じるモノを持つ侠に対し、ホウジョウの王が吼える。
 
:だが、半ば私怨で剣を振るう今のサコミズと[[理想|野心]]のために剣を振るう曹操は、理解者がいないサコミズと道を共にする部下達がいる曹操は、暴走する前に止めてくれる者がいなかったサコミズと止めてくれる[[龍装劉備ガンダム|侠]][[猛虎装孫権ガンダム|達]]がいる曹操は、似ているようで全く違ったのかもしれない。
 
:だが、半ば私怨で剣を振るう今のサコミズと[[理想|野心]]のために剣を振るう曹操は、理解者がいないサコミズと道を共にする部下達がいる曹操は、暴走する前に止めてくれる者がいなかったサコミズと止めてくれる[[龍装劉備ガンダム|侠]][[猛虎装孫権ガンダム|達]]がいる曹操は、似ているようで全く違ったのかもしれない。
 
;「米国人は滅びよ! 我が無念晴らしてくれる!」
 
;「米国人は滅びよ! 我が無念晴らしてくれる!」
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:とはいえアニメ版でのサコミズはエイサップを気に入り、マキャベル司令たちも[[ホウジョウ軍]]に編入しようとしている等、各個人としてのアメリカ人への差別意識はそこまで強くはない。
 
:とはいえアニメ版でのサコミズはエイサップを気に入り、マキャベル司令たちも[[ホウジョウ軍]]に編入しようとしている等、各個人としてのアメリカ人への差別意識はそこまで強くはない。
 
:また、『UX』ではサコミズに仕えている[[ショット・ウェポン|ショット]]もアメリカ人だが差別している様子はないため、アメリカ人キャラクター全体にこのような戦闘セリフが使われるのは少々過激な改変と言える。なのだが、『UX』第40話にて日本人キャラクターで戦闘すると……。
 
:また、『UX』ではサコミズに仕えている[[ショット・ウェポン|ショット]]もアメリカ人だが差別している様子はないため、アメリカ人キャラクター全体にこのような戦闘セリフが使われるのは少々過激な改変と言える。なのだが、『UX』第40話にて日本人キャラクターで戦闘すると……。
;「滅びよ! 21世紀の日本人!」<br/>「あんなコンクリートの街で! 日本人は窒息しておらんのか!? 答えろよぉっ!」<br/>「これが米国の植民地になった結果かぁ!」
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;「滅びよ! 21世紀の日本人!!」<br/>「あんなコンクリートの街で! 日本人は窒息しておらんのか!? 答えろよぉっ!!」<br/>「これが米国の植民地になった結果かぁ!」
 
:『UX』第40話「桜花嵐」でのエイサップや[[早瀬浩一|浩一]]等、日本人に対する特殊戦闘台詞。過去の妄執に囚われ、今や進むべき道を見失いつつあるホウジョウの王……その刃はいつしか向けるべき相手を誤り、己の知る故国を取り戻そうと「未来の今」に振り下ろされる。
 
:『UX』第40話「桜花嵐」でのエイサップや[[早瀬浩一|浩一]]等、日本人に対する特殊戦闘台詞。過去の妄執に囚われ、今や進むべき道を見失いつつあるホウジョウの王……その刃はいつしか向けるべき相手を誤り、己の知る故国を取り戻そうと「未来の今」に振り下ろされる。
 
:ちなみに、'''[[世界観/UX|『UX』世界]]は22世紀である'''。台詞そのものはOVAベースの改変である為、そちらを尊重したが故の齟齬であろう(類似の例として、[[スーパーロボット大戦BX|3DSの次作]]にて[[ユニオン (00)|ユニオン]]出身になっているのに[[マーベル・フローズン|「同じアメリカ人」と言ってしまう聖戦士]]もいる)。
 
:ちなみに、'''[[世界観/UX|『UX』世界]]は22世紀である'''。台詞そのものはOVAベースの改変である為、そちらを尊重したが故の齟齬であろう(類似の例として、[[スーパーロボット大戦BX|3DSの次作]]にて[[ユニオン (00)|ユニオン]]出身になっているのに[[マーベル・フローズン|「同じアメリカ人」と言ってしまう聖戦士]]もいる)。
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:イベント戦闘後、[[ハザード・パシャ|ハザード]]のファミール艦から放たれたミサイルが[[マークフュンフ]]に命中、爆散する様を目の当たりにして。
 
:イベント戦闘後、[[ハザード・パシャ|ハザード]]のファミール艦から放たれたミサイルが[[マークフュンフ]]に命中、爆散する様を目の当たりにして。
 
:敵と言えど若き命を散らせたハザードの非業な行為に対して。それでいて「ファフナー諸共爆散すればよかったものの」と暴言を吐いたハザードに対しては彼も怒りと憎しみを抑えることは出来なかった。
 
:敵と言えど若き命を散らせたハザードの非業な行為に対して。それでいて「ファフナー諸共爆散すればよかったものの」と暴言を吐いたハザードに対しては彼も怒りと憎しみを抑えることは出来なかった。
;「そうして懐柔してきたか! 民主主義の名の下に、私欲を追従し日本を踏みにじってきた米国が!」
 
:『UX』第40話「桜花嵐」で発生する[[説得]]イベントを[[ヒーローマン]](実際の担当は相棒の[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]])で行った時の台詞。ヒーローマンはよりにもよって'''日本とアメリカ双方の国旗(日の丸と星条旗)がモチーフ'''のため相性最悪(しかも見ようによっては'''星条旗に取り込まれた日の丸'''と捉えることも可能なため'''サコミズにとってはこの上なく屈辱的'''な物)であり、特に激烈に怒りを発露する。他にもサコミズ視点でのNGである[[大十字九郎|「アメリカ」]]や、上記戦闘台詞でも反応する[[シン・アスカ|「核]][[キラ・ヤマト|動力]][[アスラン・ザラ|兵器」]]に関連するキャラクターは殆どが説得のポイントが低い外れキャラクターである。
 
;「子供や敵国の兵器に諭されるほど、このサコミズ、老いてはおらぬ! 星条旗のその機体、破壊してくれる!」
 
:同話、こちらはヒーローマンとの戦闘前会話。やはり星条旗モチーフがサコミズ王の怒髪冠を衝き、全く聞く耳を持ってくれない。
 
 
;「フン、小賢しい! いかに言葉を弄しようと…!」<br/>「今を生きるすべてのものが堕落しているわけではないことは認めよう!」
 
;「フン、小賢しい! いかに言葉を弄しようと…!」<br/>「今を生きるすべてのものが堕落しているわけではないことは認めよう!」
:『UX』での説得終了時に対するリアクション。前者は失敗時で、後者は成功時のもの。それぞれもう少し台詞が続くが、割愛する。
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:『UX』での[[説得]]に対するリアクション。前者は失敗時で、後者は成功時のもの。それぞれもう少し台詞が続くが、割愛する。
 
:ちなみに失敗すると'''[[魂]]がかかる'''。ペナルティ搭載の説得と言うのも珍しい。
 
:ちなみに失敗すると'''[[魂]]がかかる'''。ペナルティ搭載の説得と言うのも珍しい。
 
;サコミズ「!? こ、これは…! この紙人形は!」<br/>「私の桜花に残した、文金高島田の特攻人形…!」<br/>[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]「聞こえてくる…。 兵士たちを想う人々の声が…」<br/>[[シェリル・ノーム|シェリル]]「今もさすらう、魂の唄…」<br/>[[ランカ・リー|ランカ]]「そうだよ…! 忘れちゃいけない、忘れられない想いがここにはあるんだ!」<br/>[[遠見真矢|真矢]]「存在の記憶…。 美しかった故郷の思い出…」<br/>[[道明寺誠|道明寺]]「これが、サコミズ王の想い…いや、日本人の中に受け継がれてきた、魂の記憶か…」<br/>[[刹那・F・セイエイ|刹那]]「耳を傾けろ、サコミズ! お前たちに向けられた声に…人形に込められた意志を!」
 
;サコミズ「!? こ、これは…! この紙人形は!」<br/>「私の桜花に残した、文金高島田の特攻人形…!」<br/>[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]「聞こえてくる…。 兵士たちを想う人々の声が…」<br/>[[シェリル・ノーム|シェリル]]「今もさすらう、魂の唄…」<br/>[[ランカ・リー|ランカ]]「そうだよ…! 忘れちゃいけない、忘れられない想いがここにはあるんだ!」<br/>[[遠見真矢|真矢]]「存在の記憶…。 美しかった故郷の思い出…」<br/>[[道明寺誠|道明寺]]「これが、サコミズ王の想い…いや、日本人の中に受け継がれてきた、魂の記憶か…」<br/>[[刹那・F・セイエイ|刹那]]「耳を傾けろ、サコミズ! お前たちに向けられた声に…人形に込められた意志を!」
:同話にて、己が憎んだ米国の文化に染まりきった[[東京]]を核で無に返そうとサコミズを止めようとするエイサップのナナジンから出てきたのは命の手紙――「[[特攻人形]]」であった。
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:『UX』第40話「桜花嵐」にて、己が憎んだ米国の文化に染まりきった[[東京]]を核で無に返そうとサコミズを止めようとするエイサップのナナジンから出てきたのは命の手紙――「[[特攻人形]]」であった。
 
:人形を特攻人形を手にした瞬間、サコミズの顔は若々しいそれでなく、歳相応の老人のものとなっていた。そう、憑き物が落ちたかのように…。
 
:人形を特攻人形を手にした瞬間、サコミズの顔は若々しいそれでなく、歳相応の老人のものとなっていた。そう、憑き物が落ちたかのように…。
 
;「諦めてはならんッ!」<br/>「わだつみたちの声が、私に生きる力と…掴むべき運命を与えてくれたッ! 今の私に、もはや迷いはないッ!」<br/>「加藤少将!  あの時の誓い…今こそ果たす時!」
 
;「諦めてはならんッ!」<br/>「わだつみたちの声が、私に生きる力と…掴むべき運命を与えてくれたッ! 今の私に、もはや迷いはないッ!」<br/>「加藤少将!  あの時の誓い…今こそ果たす時!」
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:[[呂布トールギス|呂布]]が生存していると代わりにこの台詞が出る。サコミズもまた、[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]達同様「時空を超える意思」を持つ者の一人であり、生還出来たのはその意志にリーンの翼が応えたためらしい。
 
:[[呂布トールギス|呂布]]が生存していると代わりにこの台詞が出る。サコミズもまた、[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]達同様「時空を超える意思」を持つ者の一人であり、生還出来たのはその意志にリーンの翼が応えたためらしい。
 
;「過去に囚われた亡霊は、未来を生きる若者たちにすべてを託すと決めた…だが、今一度! 若者たちの未来を守るため、この亡霊の力を振るってくれよう!」
 
;「過去に囚われた亡霊は、未来を生きる若者たちにすべてを託すと決めた…だが、今一度! 若者たちの未来を守るため、この亡霊の力を振るってくれよう!」
:同上。初戦闘時。過去の妄執に囚われたホウジョウの王は、もうそこにはいない。本義に立ち返った往年の[[聖戦士]]……その刃が、命持つ傀儡を捉え、閃く。
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:同じく『UX』第45話より、初戦闘時。過去の妄執に囚われたホウジョウの王は、もうそこにはいない。本義に立ち返った往年の[[聖戦士]]……その刃が、命持つ傀儡を捉え、閃く。
 
;「心配するな。今の私にとってはもはや日本も米国も関係ない」<br/>「我々は共にこの星に生きる民…いや、この宇宙に生まれた同じ命ではないか」<br/>「それを教えてくれたのは、君たちアルティメット・クロスだ」
 
;「心配するな。今の私にとってはもはや日本も米国も関係ない」<br/>「我々は共にこの星に生きる民…いや、この宇宙に生まれた同じ命ではないか」<br/>「それを教えてくれたのは、君たちアルティメット・クロスだ」
:『UX』第46話で自軍入りしたとき[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]と[[マーベル・フローズン|マーベル]]から自分たちの事を憎んでいるのでは、と懸念されてこう諭した。
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:『UX』で自軍入りしたとき[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]と[[マーベル・フローズン|マーベル]]から自分たちの事を憎んでいるのでは、と懸念されてこう諭した。
 
:彼もまた過去の妄執を乗り越え、日本や米国という括りではなく、地球に生きる命を守り抜こうという意志を以ってUXの旗のもとに参じた。これも道明寺のいうところの「憑き物が落ちた」と呼ぶべきだろうか。
 
:彼もまた過去の妄執を乗り越え、日本や米国という括りではなく、地球に生きる命を守り抜こうという意志を以ってUXの旗のもとに参じた。これも道明寺のいうところの「憑き物が落ちた」と呼ぶべきだろうか。
;「こ、これが…! これが人間のやることかァァッ!」
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;「こ、これが…! これが人間のすることかァァッ!!」
 
:『UX』第47話「HEAVEN AND EARTH」より。第2次蒼穹作戦の後、ハザードが'''人間特攻兵器にした[[キバの輩|彼]][[ガラン軍兵士|ら]]を自軍に向けて[[特攻]]させている'''残虐極まりない凶行にホウジョウの王は激しい怒号をあげた。
 
:『UX』第47話「HEAVEN AND EARTH」より。第2次蒼穹作戦の後、ハザードが'''人間特攻兵器にした[[キバの輩|彼]][[ガラン軍兵士|ら]]を自軍に向けて[[特攻]]させている'''残虐極まりない凶行にホウジョウの王は激しい怒号をあげた。
 
:かつて特攻隊に所属したこと、太平洋戦争を初めとする凄惨な光景を身をもって知った彼にとっては、己の醜悪な欲望のために脱獄した囚人を無理やり特攻兵器に仕立て上げて平然と特攻させるハザードに怒りを抑えられるはずがなかった。
 
:かつて特攻隊に所属したこと、太平洋戦争を初めとする凄惨な光景を身をもって知った彼にとっては、己の醜悪な欲望のために脱獄した囚人を無理やり特攻兵器に仕立て上げて平然と特攻させるハザードに怒りを抑えられるはずがなかった。
:ちなみに仲間にしなかった場合は[[関羽ガンダム|関羽]]がこの台詞を言い放つ。
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:ちなみにサコミズを仲間に出来なかった場合[[関羽ガンダム|関羽]]がこの台詞を言い放つ。
 
;「いざ、往かん! 我らは今、新たな[[神話]]となる!」
 
;「いざ、往かん! 我らは今、新たな[[神話]]となる!」
 
:『UX』最終話「命の始まり」の特殊IMの〆。数え切れないほどの輪廻の末、一つに集った「可能性」達……決戦に向けて闘志を燃やす彼らを鼓舞するが如く、ホウジョウの王は号令する。
 
:『UX』最終話「命の始まり」の特殊IMの〆。数え切れないほどの輪廻の末、一つに集った「可能性」達……決戦に向けて闘志を燃やす彼らを鼓舞するが如く、ホウジョウの王は号令する。
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;桜花
 
;桜花
 
:大日本帝国海軍が太平洋戦争末期に開発したロケット特攻機。昭和20年(1945年)3月、特攻隊員である迫水真次郎(シンジロウ・サコミズ)は、乗機である特攻機・桜花を敵機によって撃破された瞬間に[[バイストン・ウェル]]へと召喚された。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』においても、イベントシーンで[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]達にサコミズ自身が乗っていた特攻機・桜花を見せている。
 
:大日本帝国海軍が太平洋戦争末期に開発したロケット特攻機。昭和20年(1945年)3月、特攻隊員である迫水真次郎(シンジロウ・サコミズ)は、乗機である特攻機・桜花を敵機によって撃破された瞬間に[[バイストン・ウェル]]へと召喚された。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』においても、イベントシーンで[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]達にサコミズ自身が乗っていた特攻機・桜花を見せている。
:数ある特攻兵器の中でも桜花は「航続距離が短すぎる、重過ぎて桜花を吊る母機がまともに飛べない(よってしばしば桜花発進前に母機ごと撃墜されてしまう)、ロケット機なのに当時の米軍戦闘機と大差無い速度である」等、多数の欠陥を抱えていた。何よりも、'''桜花の主武装は1200kgの徹甲爆弾(要するに、爆弾を抱えた機体で「体当たり」をする)のみであり、機銃等の副武装および脱出装置が存在していない'''。そのため、連合国側からは'''「BAKA BOMB(馬鹿爆弾)」'''という酷いコードネームで呼ばれた。ただし、コードネームとは裏腹に当時の米軍は桜花と特攻作戦を(実害よりも心理的な面で)大きな脅威と見なしており、対応マニュアルを前線将兵に配っている(このマニュアルが功を奏したのか、被害は艦隊外周の駆逐艦のみで、空母や戦艦の損害は皆無だったが、特攻という戦法自体はある程度の戦果を挙げている)。また『バカ爆弾』という過度に卑下した呼称自体も、特攻の恐怖から目を逸らすためのプロバガンダに近かったとの説もある。
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:数ある特攻兵器の中でも桜花は「航続距離が短すぎる、重過ぎて桜花を吊る母機がまともに飛べない(よってしばしば桜花発進前に母機ごと撃墜されてしまう)、ロケット機なのに当時の米軍戦闘機と大差無い速度である」等、多数の欠陥を抱えていた。何よりも、'''桜花の主武装は1200kgの徹甲爆弾(要するに、爆弾を抱えた機体で「体当たり」をする)のみであり、機銃等の副武装および脱出装置が存在していない'''。そのため、連合国側からは'''「BAKA BOMB(馬鹿爆弾)」'''という酷いコードネームで呼ばれた。ただし、コードネームとは裏腹に当時の米軍は桜花と特攻作戦を(実害よりも心理的な面で)大きな脅威と見なしており、対応マニュアルを前線将兵に配っている(このマニュアルが功を奏したのか、被害は艦隊外周の駆逐艦のみで、空母や戦艦の損害は皆無だった)
 
:余談だが、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の[[パラレルワールド]]にあたる『[[聖戦士ダンバイン]]』では「特攻機・桜花のロケットエンジン部が、[[ビルバイン]]の脚部補助ロケットの参考にされた」という設定が存在する。
 
:余談だが、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の[[パラレルワールド]]にあたる『[[聖戦士ダンバイン]]』では「特攻機・桜花のロケットエンジン部が、[[ビルバイン]]の脚部補助ロケットの参考にされた」という設定が存在する。
 
;マリア
 
;マリア
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**創作によっては「主人公が元の世界へ戻らず異世界へ留まる」という結末も多く見られるが、[[マサキ・アンドー]]をはじめ似たような境遇の者達のありうるかもしれない末路と言える。
 
**創作によっては「主人公が元の世界へ戻らず異世界へ留まる」という結末も多く見られるが、[[マサキ・アンドー]]をはじめ似たような境遇の者達のありうるかもしれない末路と言える。
 
*シンジロウ・サコミズの担当声優である小山力也氏は収録に当たり、原作小説版を何度も読み返して移入し、サコミズになり切って収録に参加したというエピソードがある。もちろん、『UX』の収録でも同様である。
 
*シンジロウ・サコミズの担当声優である小山力也氏は収録に当たり、原作小説版を何度も読み返して移入し、サコミズになり切って収録に参加したというエピソードがある。もちろん、『UX』の収録でも同様である。
*その濃すぎるキャラクターから、同じ監督の別作品キャラである[[ギム・ギンガナム]]との類似性が言及されるコトもある。
 
 
 
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[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:リーンの翼]]
 
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