ZOIDS新世紀/ZERO

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概要

ゾイドシリーズのアニメ化、第2作目。

前作『ゾイド -ZOIDS-』の好評を受けて急遽製作されたという経緯があり、前作から続投しているスタッフが多い。ストーリーの主なプロットは「ゾイド対ゾイドの対戦型バトル」であり、シリーズでも特にコメディタッチな描写が多いなど単純明快な痛快娯楽劇という赴きである。これはガンダムシリーズにおける『機動武闘伝Gガンダム』の「ガンダムファイト」に近いものがあり、後の対戦型となったゾイドゲームの柱ともなっている。

ストーリー

惑星Ziゾイドという存在が戦争の道具から、「ゾイドバトル」という庶民のバトル道具になった時代。各地のゾイドを発掘し、パーツを集めるジャンクチーム「チーム・ブリッツ」。ビット・クラウドはある幻のゾイド「ライガーゼロ」と出会う。やがて、些細な出来事からチーム・ブリッツのメンバーとなったビットはライガーゼロと共にゾイドバトルに明け暮れることになる。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

チーム・ブリッツ

ビット・クラウド
本作の主人公。明朗活発で深く考えない性質、嫌いな言葉は「責任」。冒険心に憧れる青年である。自身のゾイドを格闘戦とスピード能力に長けた戦法を元に闘う。とある出来事からチーム・ブリッツに加わり、やがてライガーゼロと共にチームを引っ張っていく。
リノン・トロス
ヒロインで、スティーブ・トロス博士の娘。見た目は可愛いがその性格は凶暴且つ自分本位。自身のバトルポイントを稼ぐために味方ごと撃つことも。火力重視の砲撃戦法で戦う。
バラッド・ハンター
ビットがチーム・ブリッツに入る前から雇われているパイロット。金にうるさく無愛想な風を装っているが、冷めた態度の奥にゾイドへの熱さを持っている。
ジェミー・ヘメロス
トロス博士の助手で、チーム・ブリッツの戦術指揮担当。趣味はゾイドチェス。チーム唯一の航空型ゾイドを所有しているが、ゾイド弄りにかまけて監督職をこなさないトロス博士に代わってバトルを指揮する立場になることもあってか、ゾイドバトルに参加することはあまりない。
スティーブ・トロス
チーム・ブリッツの監督およびメカニック。極めつけのゾイドマニアであり、事あるごとにゾイドを買いあさっては借金を作る羽目となる。そのためチームとしては低迷している。

チーム・フリューゲル

ナオミ・フリューゲル
「紅き閃光」の二つ名を持つ、卓越した射撃センスを誇るゾイドウォーリアー。スナイパー仕様にカスタムチューンされたガンスナイパーを愛機とし、相手の射程外から狙撃する戦法を得意とする。

ゾイドバトル連盟

ジャッジマン
ゾイドバトルの審判とも言うべきロボットで、衛星軌道上からカプセルごと投下されゾイドバトルを取り仕切る。
作品の顔とも呼べる存在であり、本放送時の提供クレジット映像にも登場しナレーションも担当していた。

バックドラフト団

ダークジャッジマン
バックドラフト団専属の審判ロボ。
非常にガラが悪いうえにバックドラフト団に有利なジャッジしかしない。
伯爵
バックドラフト団の最高責任者
アルタイル
バックドラフト団の幹部
ベガ・オブスキュラ
バックドラフト団所属のウォーリアー。
子供ながら、ゾイドの扱いに関しては天才的

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ゾイド

ライガーゼロ
ライガータイプの番外として知られる幻のゾイド。完全な野生体ベースのゾイド(通常はゾイドコアを適切な機械体に組み込んでいる)で、乗り手を選ぶ性質を持ち、今まで誰一人乗り手もなく放置されていた。ビットの愛機。
後に増設イオンブースターによる多元的高機動型「イェーガー」、高い防御力に加え7本のブレードを持つ重機動格闘型「シュナイダー」、歩行も困難なほどに火器を積み込んだ砲戦型「パンツァー」という換装用装備「CAS(チェンジング・アーマー・システム)」が用意された。これにより、機体性能を完全に書き換えることができる。しかし、製造コストの甚大化に加え換装に設備と時間が必要となるため、数機にしか実装されなかった。
ガンスナイパーLS
汎用歩兵型ゾイド、ガンスナイパーをリノンが大幅に改造した火力重視のゾイド。
コマンドウルフ
隠密オオカミ型のゾイド。基本的な加速力と突破力はそのままに、専用ロングレンジキャノンを増設したバラッドの当初の愛機。
プテラス
プテラノドン型のゾイドでジェミーの当初の愛機。
ガンスナイパーNS
ナオミの愛機でスナイパー仕様にチューンされたガンスナイパー


登場作と扱われ方

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。第4章の追加ミッション予告ムービーにおいて、電撃的に参戦が発表された。登場するのはリノンとナオミのみで、異例の主人公不在参戦となった。
飛び入りのゲスト参戦扱いのためかBGMは専用のものが用意されず『ゾイド -ZOIDS-』のものが流用されている。
エンディングにて「リノンのチームには誰にも動かせないライガータイプのゾイドがある」と語られたことから、ストーリーとしては原作開始よりも前の出来事であることが判明しており、今作にビットが登場しない理由付けが一応なされている。

用語

ゾイド
ゾイドバトル

主要スタッフ

原作
トミー(現:タカラトミー)
制作
XEBEC
監督
加戸誉夫
シリーズ構成
隅沢克之
キャラクターデザイン
坂崎忠
音楽
大谷幸

商品情報

資料リンク