ロクショウ
ロクショウ | |
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登場作品 | メダロット |
声優 | 篠原功 |
デザイン | ほるまりん |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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正式名称 | ヘッドシザース |
分類 | メダロット |
型式番号 | KWG-00 |
概要
クワガタムシ型のメダロット「KWG-00 ヘッドシザース」。「ロクショウ」は元はあくまでヘッドシザースのパーツを装備したクワガタメダルの個体名なのだが、本来の機種名であるヘッドシザース以上の知名度がある。
アニメ版や漫画版では、設定は異なるが、「元の主である節原博士を亡くし一人さまよう野良メダロット」「クールな性格の剣士ですさまじい戦闘力を持つ」という基本設定は共有している。それとは無関係のヘッドシザースも、同様にクールな性格であることが多い。漫画版では更に「ヨウハク(洋白)」という本名がある。
ナンバリングタイトルのゲームにおけるクワガタバージョンでは主人公の相方になる。『メダロット3』では、別バージョンで主人公天領イッキの相方を務めるメタビーに合わせてか、クールながら少々口が悪くなり、結果として皮肉屋のようになっている。
ヘッドシザーズ
クワガタムシをモチーフにした格闘戦型メダロット。メダロット発売当初から展開された旧式のメダロット。
ゲームでは第1作の頃からカブトムシ型メダロットのメタビーと共にパッケージを飾る主役機の片割れであり、メダロットシリーズを代表する機体である[1]。ゲーム以外のメディアミックスでは、基本的にメタビーが主役機扱いされるためか、メタビー使いの主人公のライバルの愛機として登場することも多い。
クワガタメダル
「格闘」や「速度[2]」に対して適性を持つメダル。
紋様は最初はクワガタムシの幼虫が描かれており、メダルの成長に伴い蛹から成虫へと変態する。「5」や「7」以降では育て方によってはジュダイクスミヤマクワガタやタランドゥスオオツヤクワガタなどの紋様のメダルへと変化し、性格や修得メダフォースが変わる。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2019年2月のイベント「友情と絆のメダロット」より実装。SR・SSRアタッカー。SSRは大器型。
- 立ち絵は初代、3Dモデルは3代目に準拠している。本作では快盗レトルトとコンビを組んでいる。
- イベント中ではコマンダー・ベンメルに奪われ、ベンメルコレクションの複製品が大量に存在するという形で敵ユニットとしても登場する。本物のロクショウ自体は作中で無事奪還に成功し、最後はメタビーと共にベンメルの偽物相手にロボトルを行っている。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- アンテナ
- 頭部パーツ。頭のツノをアンテナとし、パーツ使用時は「索敵」行動となりチーム全体の命中率が上がる。額の青いパーツは半透明の素材で作られており、その内部にセンサーがあるような描写もある。
- チャンバラソード
- 右腕パーツ。右前腕部に装備されたブレードで、クワガタムシの大顎のように開閉することができる。パーツ使用時はソードエフェクトの「殴る」行動となる。アニメや漫画などではもっぱらこの武器が使用される[3]。
- 『X-Ω』では通常攻撃として採用。
- ピコペコハンマー
- 左腕パーツ。左前腕部による打撃で、パーツ使用時はハンマーエフェクトの「がむしゃら」行動となる。見た目は右腕より地味だが、ゲーム作品では初期装備でありながら、がむしゃら系統でトップクラスの性能を持つ超高性能パーツ。ただ一式では装甲が並み程度のロクショウが防御も回避もできなくなるため、扱いには注意が必要。
- タタッカー
- 脚部パーツ。二脚タイプの脚部で、装甲はやや薄いが機動性に優れる。
メダフォース
- たていっせん
- 『2』におけるメダフォース。敵1体の全パーツを同時に攻撃する。
- 『X-Ω』では必殺スキルとして採用。
- よこいっせん
- 『2』におけるメダフォース。敵全体の同一パーツを同時に攻撃する。
- からたけわり
- 『2』におけるメダフォース。たていっせんの上位版。
移動タイプ
- 陸
- 二脚型であるため草原や森林のような地形で最大限の性能を発揮し、屋内戦や市街戦にも適している。
サイズ
- SS
- メダロットの全高はおよそ1m前後で、小学生よりも小さい。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
- 節原源五郎
- アニメ版と漫画版における元々のマスター。本業は昆虫学者であるが、メダロットの初期の発展においても重要な役割を果たしていた。
- 漫画版では既に故人だがアニメ版では存命であり、最終回に意外な形で登場する。
- メダロット博士
- 節原源五郎の弟子でメダロット界の権威。漫画版では節原の死亡後に記憶喪失になったロクショウを保護し、研究所に住まわせていた。
- アニメ版では面識はなかったが、ロボロボ団の罠に嵌り彼を節原の敵として付け狙う。後に誤解が解けて和解し、最終的に彼に協力するようになる。
- メタビー
- 仲間のような関係であり、ライバルのような関係。
- 天領イッキ
- ゲームではバージョンに応じて、メタビーと択一でパートナーとなる。
- 『X-Ω』のユニットクエストでは、メタビーと喧嘩別れした彼と一時的にパートナー交換という形でタッグを組んでいた。
- 快盗レトルト
- 『X-Ω』ではコンビを組んでいる。ちなみに、ゲーム第1作目のクワガタバージョンでは、レトルトになる前のあがたヒカルのパートナーでもある。漫画版でも一時期パートナーとなっていた。
スパロボシリーズの名台詞
- ロクショウ「ロボトルはただのバトルではない。メダロッターと我々を繋ぐ…」
イッキ「絆…」
ロクショウ「その通りだ。形だけの勝利など、虚しいだけだろう?」 - 『X-Ω』ユニットクエストにて。パートナー交換により天領イッキの指揮下に入り、勝利を重ねはしたものの、浮かない表情のイッキに対して。この言葉でイッキは、自分の感じていたもやもやの正体に気づき、喧嘩別れしていたメタビーに謝罪している。
- レトルト「考えてみれば、お前とも長い付き合いだな」
ロクショウ「年寄みたいな物言いだな」
レトルト「お前ね…」
ロクショウ「だがその長い時間…私を選んでくれたことは感謝している。ありがとう」 - 同クエストにて。イッキとメタビーの和解を見届けた後、主である快盗レトルトに対して。この会話から推測すると、『X-Ω』のレトルト…その正体であるあがたヒカルは、初代『メダロット』の時代からロクショウをパートナーに選んでいたようである。これがどれだけ稀であるかは余談の項目を参照。
主な関連機体
ウィキペディアも参照。
- メタルビートル
- もう一つの主人公機であり、ライバル機種。
- KWG-00 ヘッドシザース
- 『1』に登場する初代モデルのヘッドシザース。以後のヘッドシザースはこの機体のマイナーチェンジである。
- KWG-01 ヘッドシザース
- 『2』から『弐CORE』までと『9』に登場する2代目モデルのヘッドシザース。膝や武器の付け根などが青いのが特徴。
- アニメなどに登場するロクショウはこの機体。
- KWG-00 ヘッドシザース
- 『DS』以降に登場する3代目モデルのヘッドシザース。カラーリングが初代のものに戻り、胸などにディテールが追加された。
- KWG-05 ドークス
- ゲーム『3』では、ロクショウの新たなボディとして登場。最大の特徴は、メダチェンジによる変形。
- バトル=コングロマリットMkIII(仮称)
- ロボロボ団が計画したメタビーとロクショウの合体機体。肥大化したボディに四本ずつの手足とロクショウのツノが生えたメタビーの頭がついている。メタビーのパーツの強奪にこそ成功したものの、ロクショウは捕獲できなかったため机上論に終わる。
余談
- ゲーム『1』当時はメダフォースがなく、序盤は攻撃の回避もあまり期待できない。それに加え格闘攻撃のペナルティで防御ができない中、命中が高く、防御しないと大ダメージを受ける武器しか使わない相性最悪のボスをタイマンで倒す必要があることは語り草となっている。
- そのゲーム『1』では頭部パーツの相性が一式ではそこまでよくなく、装甲の面もカバーでき、何より上記ボスの対策にもなるため、最初の街のコンビニで購入可能な頭部パーツ「トランプル[4]」に換装されることが多く、結果として頭だけゾウのロクショウがカスタマイズの鉄板となった。なおピコペコハンマー主軸で行くなら脚部もゾウにする手もある。
- 「快盗レトルトがロクショウを使う」という『X-Ω』の組み合わせは従来ほとんど見られなかった組み合わせであり、ゲーム『2』『R』で「ろくしょう」が使用されたくらいである。『R』でKBT型の高級モデルとしてアークビートルが登場したが、KWG型の同等の機体であるティタンビートルの登場は15年も後になったことにより、『R』『3』やアニメでのレトルト及びヒカルはアークビートルがメインの使用機体となった。
脚注
商品情報