ティトゥス

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ティトゥス(Titus)

アンチクロスの一人であり、魔導書「屍食教典儀」を所有する魔術師。戦いに飢え、強者との戦いを望む生粋の戦士。 無益な殺生を好まず、力の無い者に撤退を勧めるなどの一面も持つが、求めるものの方向性が異なるだけで他のアンチクロス同様に自分の欲求を満たすために外法に手を染めた魔人に相違は無い。実際、忠節などの武士道的精神とは無縁であると自分で認めている(この辺りも瑠璃に絶対的な忠誠を誓っているウィンフィールドとは対照的)。

ティベリウスと共に覇道邸襲撃に参加し、ウィンフィールドと刃を交えてその実力を認める。C計画後にウィンフィールドと再戦し、その後は最終決戦の最中でデモンベインに敗れる。原作ゲームにおいては他のアンチクロス同様、選ぶルートによってその最後に辿る経緯が異なる。

魔術師と言う割には一見ただの剣客(失った刀を体から召還する等の魔術も一応使うが)だが、実は合計四本の腕を持つ異形の存在となっている。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦UX
原作通り「THE INVADERS」で白兵戦を行う。「BIG“C”」の時点で対決可能。「THE RETURN OF THE SORCERER」で撃破した後、ウィンフィールドと最後の決着を付けるという原作の熱い展開を見せることに(アニメ版では再現されていない……というか、ゲーム版でも瑠璃ルート限定の展開であり、一つのサプライズと言える)。

パイロットステータスの傾向

能力値

精神コマンド

特殊技能(特殊スキル)

魔術師魔導書底力援護攻撃全体攻撃インファイト

パイロットBGM

「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」
デフォルトBGMとして設定されている。

人間関係

ウィンフィールド
好敵手。超人レベルまで鍛えているがあくまで人間、徒手空拳で戦う、主に忠誠を誓っているなど様々な面で対照的。しかし、彼と真の意味での決着を付けられるのはゲーム版の瑠璃ルートのみとなる。
ティベリウス
初登場時は彼と共に行動していたが、好いてはいない様子。
コミック版ではデモンベインとの決着後、背後からデモンベインに襲いかかろうとした彼を一撃で仕留め、九郎達を護りながら死んでいくという潔い一面を見せた。

他作品との人間関係

刹那・F・セイエイ
覇道邸襲撃の際、ティトゥスに遭遇するなり迷わずに発砲する。が、彼の離れ業によって弾はすべて切り払われてしまう。
森次玲二
C計画発動の際、彼を凄腕の剣士と認識し、戦いを挑む。一方の森次は「侍かぶれは自信家が多いようだな」と呆れ、その自信をへし折りにかかる。

名台詞

「……そうか。 単純なことであったな」
「ははははは……何たる間抜けよ」
アルルートでの最期の台詞。渇きを癒すために戦いと力を求め、果てには正道に背いて人間を止めた。だが、人外の域に踏み込んだティトゥスに待っていたのは「更なる救い難い渇き」だった。
その渇きを一瞬だけ潤す事が出来たのはウィンフィールド――それは皮肉にも、彼が見下した「人間」。しかし、「人間のまま」人を超えた力を持ち、そして大切な者のために「人間として」戦っていた男だった。
それを捨て去って異形の存在と化したティトゥスは己の過ちに気付き、自嘲した。だがその表情はどこか穏やかなものだった――まるで自分を蝕んだ渇きから解き放たれるかのように……。

スパロボシリーズの名台詞

搭乗・関連機体

皇餓
ティトゥス同様、刀剣を武器とする接近戦特化機体。

余談

原作者の鋼屋ジン氏のtwitterで彼の剣術の原型と思わしき『秘神流』なる二刀剣術の設定(裏設定と言うよりもネタらしい)が、UXの発売後に幾度か呟かれている。その技の一つの名は桜我(おうが)。字こそ違うがティトゥスの操る鬼械神と同じ名前である。合衆国禁酒法時代にはこの剣術を用いてギャングの用心棒として裏社会で悪名を轟かせ、ブシドーとも呼ばれていたとか。