上条当麻
上条当麻 | |
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読み | かみじょう とうま |
外国語表記 | Kamijo Toma |
登場作品 |
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声優 | 阿部敦 |
デザイン |
はいむらきよたか(原作小説) 田中雄一(アニメ版) |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
星座 | みずがめ座 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 168 cm |
所属 | 科学サイド(学園都市) |
学年 | 1年生 |
上条当麻は『とある魔術の電脳戦機』および、原作「とある魔術の禁書目録」の主人公。
概要
学園都市のとある高校に通う高校1年生の男子。右手に宿った「幻想殺し」の力で、ありとあらゆる異能を打ち消すことが可能。
「ツンツン頭」と称される特徴的な髪型以外は至って平凡な容姿。厄介事を嫌うやや怠惰な性格で、何事もなく平穏無事に過ごせることを願って止まない。しかし、類い稀なる不幸体質により常に何らかの不運に見舞われる運命にあり、女難関係のトラブルに巻き込まれることも多いなど、かなりの苦労人でもある。一方で、性根は優しく強い正義感の持ち主でもあり、なんだかんだと言って困っている人を放っておけないお人好しかつ世話焼きなため、結局自分から厄介事に首を突っ込んでしまうことも少なくない。また、鋼の如き強靭な精神力でどれほど悲惨な目に遭おうとも、決して前に進むことを諦めない不屈さを発揮することもあるなど、一度決めたことへの行動力と意志の強さは常人の域を超えている。
少々喧嘩が強いのと限定的な幻想殺しの力しか持たない身にも関わらず、その心の強さで圧倒的に実力の勝る相手を何度も打ち破って逆転勝利しており、その在り方は学園都市トップのアレイスター・クロウリーをして「正しくヒーロー」と言わしめ、天使であるエイワスはそれを「誰に教えられなくとも、自身の内から湧く感情に従って真っすぐに進もうとする者」と称した。また、多くの女性キャラクターがその心根に惹かれるが、本人がその方面に鈍感な上に女難の多さからモテているという自覚がないため、周囲を嫉妬させたりやきもきさせたりしてばかりいる罪作りな男でもある。 なお、実力の勝る相手に勝てるのはステイル=マグヌスや一方通行のように能力や魔術に頼って身体能力が当麻より低いという理由もあり、能力以外にも身体能力が高い土御門や神裂火織のような相手とは相性が悪い。また、幻想殺し以外に目立った能力がないため、使うのは喧嘩で鍛えた自分の拳ぐらいであるが、特定の武術や武器を用いると逆に弱くなるとされている。本人も自分を刺しそうという理由で武器の類は使いたがらない。
不幸体質
上条当麻という人間を語る上で決して外すことの出来ない重要な要素の一つ。その名の通りとにかく運が悪く、幼少の頃からトラブルに巻き込まれてばかりいたため、現在の性格になったのもこれによって苦労させられてきたことが大きい。主にギャグパートやお色気シーンの演出で表現されることが多いが、その実当麻が学園都市に入る切っ掛けを作った元凶であり、過去には余りの運の悪さから普通の生活が送れなくなるほどの事態に陥ったこともあった。そのため、割りとガチで当麻の人生を狂わせてきた業の深い代物だったりする。舞い込んでくるトラブルには女難も多く、ラッキースケベの誘発などは男冥利という意味では不幸ばかりではないものの、結局酷い目に遭わされる。作中では、常人なら大なり小なり持っているはずの幸運の補正を「幻想殺し」の存在が打ち消してしまっているからではないか、と推測されている。
幻想殺し(イマジンブレイカー)
当麻の右腕に宿っているありとあらゆる異能を打ち消し無効化する能力。学園都市からは「レベル0(無能力者)」の判定を下されている通り、制限が多くとても強力なものとは言えない。まず発動のためには異能の起こした事象に右手で「直接触れる」必要があり、効果範囲が非常に狭く、相手への接近を強いられることとなる。能力を打ち消した際は当麻自身、何かを打ち消したという感覚がある[1]。また、「異能の力で飛ばされてきた物体[2]」「異能による破壊が引き起こした爆発」などの二次的なものを防ぐことは出来ず、異能による攻撃であったとしても、莫大な出力が断続的に襲い掛かってくるようなパターンの攻撃(極太のレーザーを照射され続けるなど)を受けた場合には、打ち消し切れずに余波で右手に怪我を負わされたこともある。「右手を含んだ全身」にその効果を及ぼすような能力も勝手に打ち消してしまう為、回復魔術やテレポートと言った能力は一切受け付けない。この性質上、世界規模で効果を及ぼした大魔術にも一切影響が出なかった。その分、解除に厄介な手順を要するような大魔術クラスの呪いでも、触れるだけで簡単に無効化してしまう。その反面、正式な手順を踏まずに解呪した場合に発動する警報魔術を発動させてしまうという失敗もある。実際のところ強いのか弱いのかよく分かっておらず、いろいろと不明な点が多い。その性質からAIM拡散力場に干渉するタイプの能力かと推測されたこともあったが、「能力」というにも異質な点が多いため、レベル0という判定も「不明な点が多すぎて能力としての数値化が困難」であったため、単純な有用性のみで漠然と下されたものであったことが後に判明している。
竜王の顎(ドラゴンストライク)
当麻の右腕が何らかの形で喪失するなどして幻想殺しが封じられた場合、その喪失跡から顕現する正体不明の謎の力。その名の通り無色半透明の巨大なドラゴンの頭部が出現し、異能の力を「喰らい尽くして」消し去ってしまう。劇中での強大な敵との決戦で何度か出現しており、敗北確定だった状況をその貪欲とも言える圧倒的な力で覆してしまっている。
なお、切断された右腕は最初は冥土返しが執刀して縫合したのだが、二度目以降は切断部から右腕が勝手に再生している。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。バーチャロンとのコラボ小説「とある魔術の電脳戦機」名義で参戦。
- ボイス付きパイロットパーツも登場し、担当声優の阿部敦氏は本作品でスパロボ初参加となる。
- イベントでは「幻想殺し」により、ブリタニア騎士にかけられたギアスを打ち消す見せ場が存在する。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
- 上条刀夜
- 父親。外資系企業に勤めるサラリーマンで、家族想いの優しいお父さん。しかし、息子同様女難が多く、その度に妻に睨まれたりしている。
- 当麻の不幸体質改善のためにいろいろな魔術アイテムを買い漁っていたが、それが後にとんでもないトラブルを引き起こす遠因となった。
- 上条詩菜
- 母親。高校生の息子が居るとは思えないほど若く美しいお母さん。やや天然ボケで心優しい女性だが、怒らせると非常に怖い。旦那を完全に尻に敷いているが、夫婦仲は良好。
- インデックス
- ヒロイン。魔術サイドから学園都市に逃げて来たシスター。当麻の運命を大きく変えることとなった人物の一人。彼女を守りたいと思う一方で自信の記憶喪失を隠して以前と同じ様に振る舞っている事に罪悪感も感じている。
- 御坂美琴
- ヒロイン。「超電磁砲(レールガン)」の異名を持ち、学園都市でもトップクラスの「レベル5」の能力者。当麻の運命を大きく変えることとなった人物の一人。
- 土御門元春、青髪ピアス
- 当麻のクラスメイトにして友人。後者は仇名のようなもので、本名は不明。
- 姫神秋沙
- ヒロイン。「原石」と呼ばれる生まれついての能力者の一人。とある事件で当麻に救われ、想いを寄せるようになる。
- 吹寄制理
- 同級生。かなりの巨乳だが、色気を感じさせない体育会系。上条と深く関わる女性でありながら、そのスケコマシに影響されていない数少ない人物の一人。
- 月詠小萌
- 上条のクラスの担任。小学生そのものな容姿だが、大学を卒業して教員免許を持ち、お酒も嗜む列記とした大人の女性。
- 一方通行
- ライバル。学園都市トップの「レベル5」でも最強の能力者。死闘の末に逆転勝利した最初の相手。
- ステイル=マグヌス
- 当麻が戦った最初の魔術師。インデックスの件が解決してからは一応の協力関係にある。その時のやり取りを通じてお互い認め合ってはいるが、あまりよくも思っていない。共闘中、お互い勝手に戦った結果、絶妙な連携が成立して相手を倒したというどっかの復讐者たちのような展開もあった。
- 神裂火織
- インデックスと出会ってから2人目の刺客として相対した。純粋な身体能力を駆使した力を持つ為、一方的に叩きのめされてしまったが、当麻がインデックスを救える道を示した際には現状維持を示したステイルと異なり率先して協力した。その為、事件後の仲は良好である。その後も彼女を何度も助ける事になり、大きな借りを作った為にそれを返したいと考えていたところ、土御門の口車に乗せられてとんでもない恰好をする事で返される事に…
- 冥土帰し(ヘブンキャンセラー)
- かかりつけの病院の医師。原作の事件終了後はほぼ彼の世話になる。右腕が切断された時さえ直して見せたが、その彼の力をもってしても記憶喪失だけはどうにもならなかった。
他作品との人間関係
- ソゴル・キョウ
- 『X-Ω』にて深い友情を結ぶ。ちなみに共にツンツン頭。
- ゼロ
- 『X-Ω』にてキョウを救出すると意気込む彼に「1%を100%にしてみせろ」と激励を送った。
- 詳細は伏せるが、『とある』原作的には幻想殺しを持つ上条との関係性は「魔神」「願い」繋がりのコラボともとれる。
名(迷)台詞
- 「不幸だー!」
- 当麻と言えばコレ。何か不運に見舞われる度に発する慟哭の叫び。切に願う平穏無事な日々はまだまだ遠い。
- 物語開始時点ではすでに口癖となっていたためか、明らかに自分に非がある場合でも言っていたことも。
- 「あー…出会いが欲しい…」
- いろんな女性キャラにモテまくっておいてこの無自覚発言である。土御門と蒼髪ピアス両名からパンチのサンドイッチを両頬に食らわされてしまった。(彼ら曰く「嫌味にしか聞こえん」)。
- なお、当麻の好みの女性は寮の管理人のお姉さん(代理でも可)なので、この時点での該当者は精々神裂火織くらいしかいない以上、彼自身としては妥当な発言である。
- 実際、その後のとある事件以前では一部の女性キャラクターに照れる描写もある(その事件以降は女性へのその手の興味自体がなくなりかけているようだが)。
- 「いいぜ… てめえが何でも思い通りに出来るってなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」
- 強敵との戦いにおける決め台詞。その覚悟と不屈の闘志を言葉にした、当麻の数ある名言の中でも最も有名なものの一つ。「幻想をぶち殺す」の部分は言うまでもなく、自身の能力である幻想殺しから来ている。
- ある時期では心境の変化もあり「その幻想をぶち壊す」と言い方を変えたりしており、「ぶち殺す」に戻した後も使用機会はよりここぞというタイミングにのみとなっている。
- ネタ要素も強く、ファンの間では略して「そげぶ」と称される(本人は作中では「ゲンコロ」と略している)。
- また、この時の決め技として幻想殺しの右手で殴りつけノックアウトする攻撃は、相手が男でも女でも容赦なく顔面を殴り抜くことから「男女平等パンチ」などとも称され、一方通行や浜面仕上などの他の主人公格も使用していたりする。
搭乗機体
- テムジン707
- 「とある魔術の電脳戦機」において乗り込んだ機体。
余談
- 原作小説の地の文では「上条」と表記されるが、『X-Ω』での愛称表記は「当麻」。ファンの間では「上条さん」と呼ばれることが多いが、作中でこの呼称を使用していたのは本人と(やさぐれた時の一人称)、黒子、食蜂、五和、レッサーなどのみ。
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