イレヴン
『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『コードギアス 反逆のルルーシュR2』、『コードギアス 亡国のアキト』に登場する名称。
なお、誤記しやすいことであるが、「イレブン」ではなく「イレヴン」である。
概要
『コードギアス』世界に於ける、神聖ブリタニア帝国に国家を占領された日本人への蔑称。植民地の国民はナンバーズと呼ばれるが、日本がブリタニア帝国の属領となり、「エリア11」と改名させられたため、この名がついた。
ナンバーズ全体にも言えるがイレヴンとされた者は携帯電話が持てない、ブリタニア本国及び他の植民エリアへの渡航禁止、所定の居住地(ゲットー)に押し込められて生産活動に従事させられるなど、法律上の権利はかなり制限される。ブリタニア人からも地位もブリタニア階級社会で最下層に位置しており、彼らによる不当な虐待など、適当な理由で殺されてしまう事すら珍しくないようだ。
無論、当の日本人にとっては反感を買う扱いでしかなく、日本が戦力的に余力を残した状態で降伏したことや、統治者であるクロヴィスが内政能力的に無能だったため、日本人によるレジスタンス活動を生み出すこととなった。ただし、少数派ではあるがブリタニアの支配体制を受け入れ、交渉によって人権の獲得と保証を目指す恭順派も存在しており、レジスタンスとは思想的に対立する関係にある。
ブリタニア帝国内のみならず、ユーロピア共和国連合内においてさえも日本人達が敵性外国人と見なされており、ブリタニア同様に「イレヴン」としてゲットーへの隔離が行われている(これは日本陥落当時にブリタニアとE.U.が敵対状態になく、ブリタニアにおもねった対応として行ったことによる)。その上でユーロ・ブリタニアとの戦争状態になったことで彼らの敵愾心を利用し、市民権を与える代償としてE.U.市民に代わって危険な軍事行動に従事させるなど、使い潰す事に抵抗のない兵士としての扱いを受けている。
ルルーシュが皇帝に即位すると、ナンバーズは全面的に解放され、全ての植民地がかつての人種名・国名を取り戻すことになった。そのため、旧ナンバーズからは「正義の皇帝」と好意的に見られていた。
本編ではイレヴン以外のナンバーズは登場しなかったが、『コードギアス 双貌のオズ』では旧ユーロピア共和国連合(E.U.)のスペイン州であった『エリア24』が登場しており、旧スペイン人達は「ツーフォー」と呼ばれている。 また、別世界観の外伝作品であるが、漫画版のコードギアス ナイトメア・オブ・ナナリーでは『エリア5』が描写されている(場所・旧国名は不明)。
関連する用語
- 日本
- 神聖ブリタニア帝国との戦争に敗北の後に占領されてしまい、ブリタニアの属領エリア11と改称させられる。『第2次スーパーロボット大戦Z』の舞台の一つとなる。