次元連結システム
次元連結システム(Dimensional Consolidation System)
『冥王計画ゼオライマー』に登場する、異次元から無限のエネルギーを取り出すシステム。開発者は木原マサキ。
ここで言う異次元とは、「物質世界」がビッグバンにより生まれた際に同時に生まれた筈とされる「反物質世界」であり、ゼオライマーの動力源はこの反物質世界との連結による平行宇宙を丸ごとリソースとした対消滅エネルギーである。
ちなみに現実にもこの反物質世界仮説は存在していたが、ノーベル物理学賞の対象にもなったCP対称性の破れの理論によって否定されている。
天のゼオライマーと烈のグレートゼオライマーのみが装備している。なお原作漫画での名称は超次元システムとなっている。 美久の胎内に次元ジョイントが挿入されておりOVA版の名称はこのジョイントを元に変更したものだと思われる。
空間跳躍・全方位バリアー・無尽蔵のエネルギーによる強力な攻撃などの能力を持っており、他の八卦ロボとは段違いの出力・能力を持っている。
原作漫画版ではさらに自己修復機能があり、機体やパイロットごと再生してしまう。というか、パイロットの上半身が消し飛んでいても復活するため、超次元システム稼働中は本気で手のうちようがない。スパロボのシステムで例えるならばイベントユニットが使用する「SP無消費版ド根性がほぼ常時かかっている」ような状態かつ、パイロットにまで反映されているといった所か。流石にこの辺りの無制限な描写はゲーム作品であるスパロボでは再現されていない。一応代用としてHP回復S及び小が採用されてはいるが。欠点は、前述の次元ジョイントが劣化コピー品な上に限りがあるため、稼働できる時間・回数が少ないこと。
スーパーロボット大戦MX第23話においてドーレムに取り込まれ異次元空間に飛ばされて行方不明になった碇シンジと神名綾人を救出する為にこのシステムが使えるのではと秋津マサトが提案した際、タップ・オセアノから「『次元連結システム』という名前がいかにもそれっぽく上手く救出できそう」という理由から絶大な賛同を得るが、肝心のシステムの内容が不明である(この時点ではマサトはマサキと人格統合されていなかった)ため彼の支持も空しくこの案は却下される。
初登場のMX、Jでもこのシステムは再現されており、猛威をふるう。
スパロボ内での能力
スーパーロボット大戦MX
気力130以上で発動
HP回復(小)(毎ターン最大HPの10%を回復) EN回復(大)(毎ターン最大ENの30%を回復) 特殊能力分身発動(50%の確率で敵の攻撃を完全回避) 特殊能力バリア発動(あらゆるダメージを1000軽減)
初出。 ラスボスかと思うほどの凶悪な性能で、味方ユニットの特殊能力としてはトップレベル。 EN回復のおかげでMAP兵器メイオウ攻撃がガンガン撃てる。なお本来分身は空間跳躍回避の代替である。
スーパーロボット大戦J
気力130以上で発動。
分身(本作では自分と敵の技量差で発動率が決定) 移動コストなし、移動にかかるEN無し
バリア・HP回復・EN回復は別能力として常時発動しているので、MXの時より性能は上昇している。なおこちらも本来分身は空間跳躍回避の代替であったがグレートゼオライマーではトゥイン・ロード単騎版を使用する際に活用してると言う形でアレンジされる事になった。