マット・レズナー
マット・レズナー(Matt Reznor)
加藤機関の五番隊を率いる男。自称、『元神父』であり、頭部に特徴的な刺青を入れている。
普段は沈着冷静な人物であり、デミトリーの無残な死に取り乱す沢渡を窘めていたことがある。その一方で戦いでは、嗜虐的な笑みを浮かながらカカゼオの火力を以て敵を殲滅せんとする好戦的な一面も覗かせる。
加藤機関による二点同時襲撃作戦の際は、ジャックと組んでラインバレルの確保に向かう。しかし、ラインバレルは彼らの思惑を外れ、天児から浩一に託されて彼の許に召喚されており、待ち構えていた森次と交戦。カガセオの圧倒的火力で叩き潰そうとするも、次々と兵装を交換するヴァーダントに翻弄され、撃墜。
その後はジャック共々JUDAに拘束されていたが、後に石神からヒトマキナの存在とその脅威を知らされ、新型迅雷で戦場に舞い戻る。特務室が機関に加わった後は再び五番隊隊長を務めているが、カガセオは修復されずそのままになっている。
アニメ版では登場せず、彼の代役となるキャラクターもいない。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。しかしアニメ版では登場しなかったためか、キャスティングが設定されず、直接戦うことも自軍のユニットになることもない(顔グラもそのまま)。デウスに新規キャストが用意されている事を考えれば、多少不憫な気がしないでもない。
人間関係
- 沢渡拓郎
- 同僚。親友の死に激昂する沢渡を諭そうとしているが、逆に彼から「クソ神父」呼ばわりされてしまう。
- 加藤久嵩
- 上官。彼から戦い方がかなり「派手」と評されている。当のレズナーも久嵩からの極秘の任務も受けているようだ。
- 森次玲二
- 彼からカガセオを「ただの的」呼ばわりされた挙句、何もできずに敗北を喫してしまう。
- ユリアンヌ・フェイスフル
- 同僚。原作ではあまり関わりはないが、UXのEDでは節操なく男を誘惑する彼女を一刀両断した。
- 中島宗美
- 原作では敵対するが後に共闘。
他作品との人間関係
名台詞
- 「私はクソ神父ではない 元、神父だ」
- デミトリーの死に取り乱す沢渡に「クソ神父」呼ばわりされての切り返し。
- 「カガセオを的呼ばわりか……」
「ならば 見事命中させてみろ!」 - 72話「嗤う月輪」にて。カガセオを「ただの的」と酷評する森次を余裕綽々で迎撃する。
- 「かかったな」
「巨体故 接近しコクピットを捉えれば勝機があると見る 実に私の想像通りの動きだったな」
「しかしお前は一つ見誤ったのだ! このカガセオがただの的ではなく 攻撃力を持った的だったというコトを!!」 - 同話、擱座したカガセオのコクピットを捕捉したヴァーダントを砲撃して。勝利を確信するが、帰って来たのは「やはりただの的だ」という無慈悲な宣告。この直後、カガセオはコクピットを直撃されて撃墜。皮肉にも最初の言葉通り見事に「命中」させられてしまったのであった……。
スパロボシリーズの名台詞
- 「お前こそ、心にもないコトを言って男を惑わせるな」
- UXのEDにて、ヒューズが「女心を弄んだ」とわざとらしく騒ぐユリアンヌに対して。
- 「くだらぬコトを言ってないで、次の任務に取り掛かるぞ」
- 上の続き、ヒューズがユリアンヌとくららをナンパしたのではと勘違いしたダミアンが阿戸呂村で女湯を覗き見したことを言及しようとした宗美に対して。
- なお、カレンが生きている場合は、その事を問い詰めようとしたが機転を利かせて「カレンと一緒に温泉に行こうか」といってカレンを喜ばせたダミアンにこの台詞をお見舞いしている。