ラグナメイル

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ラグナメイル(Ragna-mail)とは、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』に登場する機動兵器。

概要

エンブリヲによって製造された7機の兵器。その圧倒的戦闘能力から「絶対兵器」とも呼ばれる。投入された終末大戦では、両肩部に搭載されたディスコード・フェイザーにより、地球上の全文明を破壊し尽くした。そのため、ジルは「破壊と創造を司る天使」とも語っている。

これだけの戦闘力がありながら元々は純粋な戦闘兵器ではなく、並行世界を探索するための「有人次元観測機」として開発されていた。

ヒステリカと後発の6機では若干仕様が異なる。後発の6機は共通装備としてビームライフル、ワイヤーアンカー、ビームシールド、ディスコード・フェイザーを搭載している。後発の6機はパイロットに合わせパラメイル搭乗時同様に実体剣を装備しているが、ヒステリカはワイヤーアンカーの代わりにビームソードを装備している。また、ディスコード・フェイザーを使用するには「永遠語り」を歌う必要があるが、エンブリヲが誰にも教えなかったのでダイヤモンドローズ騎士団のメンバーは使えなかった。この他、ヴィルキスと同様にリミッターを開放する能力がある。

パラメイルはラグナメイルのデッドコピー機であり、古の民が強奪したビルキス(後にヴィルキスと改名)を基にして開発した物である。

ビルキス以外の6機はエンブリヲが所有し続け、後に篭絡したメイルライダー達をパイロットへと選び自らの私兵『ダイヤモンドローズ騎士団』として扱う事となる。

しかし、奪取されたビルキス以外はパイロット無しでもエンブリヲがコントロールする事が可能で、また、パイロットが乗っていても任意のタイミングでコントロールを奪い取れる。更にヒステリカ以外は例え破壊されても一瞬の内に再生させる事も可能であり、エンブリヲにとっては使い捨てが効く兵器であった。

劇中ではクレオパトラ、テオドーラの2機が最終的にアルゼナル側への戦力として渡り、残りの機体は異次元での最終決戦でエンブリヲが遠隔操作で戦力として使ったが最終的にはアンジュ、ヒルダ、サリア、サラマンディーネの手で全機撃墜された。

ラグナメイルの種類

EM-CBX001 ヒステリカ
エンブリヲ専用機。頭部がガンダムタイプに近いツインアイになっている。
EM-CBX002 クレオパトラ
水色の直線のラインマーキングが施されている。
EM-CBX003 レイジア
オレンジのX字のラインマーキングが施されている。
EM-CBX004 テオドーラ
緑のスペードのラインマーキングが施されている。
EM-CBX005 ビクトリア
ピンクのV字のラインマーキングが施されている。
EM-CBX006 エイレーネ
黄色の直線のラインマーキングが施されている。
EM-CBX007 ビルキス
のちのヴィルキス。かつては他のラグナメイル同様黒いボディであり、Y字の赤いラインマーキングが施されていた。