マルチーノ

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マルチーノ(Maruchino)

トリニティシティのスポンサーである大富豪。
尊大かつ守銭奴な性格で、エルダー軍の地球侵略の中でゴッドシグマを売り払おうとしたり、ゴッドシグマのパワーアップに必要なイオニウムの提供を拒否する等、トリニティシティゴッドシグマがエルダー軍へ唯一対抗できる存在である事を理解せず、そのくせ窮地に陥ると風見博士らを批難したり無理難題を押し付ける等の問題行動が多かった。

キャラクターとしては娘のミナコとともに劇中ではコミカルな役回りの側面が強く、後半以降はストーリーからフェードアウトしたとはいえ、その行動の数々はコミカル色があっても理不尽で横暴であるのは事実で、後半の風見博士の暴走の一因になったと言えなくも無い。

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。登場回数はかなり少ない。
スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
ゴッドシグマの設計図を売り払ったために、弱点(ゴッドシグマの構造の欠点)を突かれピンチに陥らせてしまう。

人間関係

ミナコ・マルチーノ
娘。彼女を溺愛しており、彼女の願いならなんでも聞く。
風見博士
立場上、マルチーノの無理難題に振り回される立場で、これが後の裏切りの一因とも言えなくも無い。ただ、30話では撃たれた風見博士を心配している描写があり、完全に疎んじている訳ではない。
壇闘志也
娘であるミナコが好意を寄せる相手。彼に対しては直接絡む場面は少ないが、少なくとも邪険にはしていない。
ジュリィ野口
風見博士同様にマルチーノの無理難題に振り回される立場であるが、常に毅然と対応している。
吉良謙作
28話ではゴッドシグマのパワーアップに必要なイオニウムの入手の為、マルチーノの説得にやってきた彼に対して傲慢な態度を取り、それが原因となって彼にイオニウムを強引に奪われる羽目になる。

他作品との人間関係

クライン・サンドマン
Zにて、彼にトリニティシティを買い取られてしまう(万丈が後で援助を申し出る程度に法外な金額を吹っ掛けたらしいが)。

名台詞

「けしからん、暴力はいかんよ、暴力は!」
第1話でジュリィに平手打ちされたミナコに泣きつかれてジュリィを批難した時の台詞。しかし、勝手に陸震王を動かしてあわや大惨事のトラブルを起こしたミナコの方が明らかに悪く、それを咎めたジュリィの方が正しい。
「ええい! 風見のペテン師め。何が無敵のロボットだ。いい加減な物を作りおって」
2話より。ピンチになったロボット三機を見て。
「な、何を言うか。この戦のおかげでアステロイドからの鉱石輸入がパッタリなんだ、マルチーノ・コンツェルンも大変なんだぞ」
16話より。イオがエルダー軍の攻撃にさらされている映像を風見博士に見せられ、ミナコからも金をケチってる場合じゃないと言われた時の返答。まったく現状がわかってない事が窺える。
「いいかね。トリニティシティの一番の出資者はこの私だ! この床も天井も、塵一つに至るまで全て私の物だ!ロボットをどうしようと君らの知った事じゃない」
17話より。ゴッドシグマを構成する三体のロボの売却に反対した風見博士に対し、トリニティシティの廃止という手段に出たマルチーノの台詞。前回同様に現状が解っていない事がわかる台詞。
「フン、そいつはいい事を聞いたぞ。どこにも売らずに値上がりを待つか。フフン、また儲かるわ。」
28話でゴッドシグマのパワーアップに必要なイオニウムの供給を拒否した挙句、イオニウムがマルチーノの会社からしか入手できない事を知った時の台詞。この期に及んで自分の商売の事しか考えない傲慢さで、彼と交渉していたキラケンも流石に激怒する。
「返せ! イオニウム泥棒! おまわりさんに言いつけるぞ!」
上の台詞に激怒したキラケンが陸震王で強引にイオニウムを奪った際の台詞。ほとんど子供である。
「なんだと? それじゃ、何の為にワシがトリニティ基地に大金をつぎ込んだのかわかりゃせん!ワシらを守れんようじゃ君…」
30話で本社ビルがエルダー軍の攻撃にさらされて風見博士に連絡をした際、まだゴッドシグマ宇宙から戻って来てないと説明する風見博士への怒り。以前にゴッドシグマを売ろうとし、イオニウムの供出を拒否した事を考えれば身勝手な発言であり、この直後に攻撃を受けた事で白旗をビルの上から降ろして降伏しようとするが、逆にエルダー軍の人質となってさらに風見博士に迷惑をかける事になる。

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