桃井いぶき
桃井いぶき（Ibuki Momoi）
- 登場作品：地球防衛企業ダイ・ガード
- 声優：平松晶子
- 種族：地球人（日本人）
- 性別：女
- 年齢：20歳
- 所属：21世紀警備保障株式会社・企画部広報2課
- 最終学歴：高等学校（学校名は不明）
- キャラクターデザイン：石原満
21世紀警備保障株式会社に勤務するOL。高校卒業と共に同社に入社した為、赤木や青山よりも年下だが、彼らの先輩に当たる。その為、赤木からは「さん」付けで呼ばれている。
ダイ・ガード搭乗時は索敵や現場でのデータ解析を担当する、ナビゲーターを務めている。ヘテロダインの研究者だった最愛の父とヘテロダイン襲来時に死別している。彼女は父を『みんなの為に研究をしている正義のヒーロー』として尊敬しており、『父の遺志を継いでみんなの為に戦う事』がダイ・ガードに乗って戦う動機になっていたが、彼女自身は気付いていない。
その後、技術部の百目鬼主任との対話により、大好きな父が『ヘテロダインをただの研究対象としてしか見ておらず、ヒーローではなかった』という現実を突きつけられ、ダイ・ガードに乗る理由を喪失しかけるものの、今まで心を開けずに反発し続けた義父の『みんなの為に働く父の背中』に後押しされ、真の『戦う理由』を見出す。
性格は強気で男勝りであり、少々怒りっぽいところがある。赤木を窘めたりもするが、彼と子供染みた口喧嘩を繰り広げることもあり、赤木ほどではないが子供っぽい面がある。誰に対しても分け隔てなく明るい人物だが、亡き実父への憧憬から、母の再婚相手を父親と認められず、嫌悪していた（そして、義父を嫌悪する事で亡父への憧憬が更に強くなっていた）。しかし、後に彼の真っ直ぐな生き様に心を打たれ、父親として慕うようになる。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 初登場作品。実父絡みのシナリオでは主役格として扱われている。
パイロットステータス設定の傾向
ダイ・ガードのサブパイロット。ダイ・ガードチームの２号メカ担当で紅一点である彼女だが、男勝りな性格からか豪快で３号メカ的な精神コマンドが多い。
精神コマンド
人間関係
- 赤木駿介
- ダイ･ガードのパイロット。ドラマCDでは彼を意識しているような節がある。
- 青山圭一郎
- ダイ・ガードのエンジニア。赤木といぶきの両者の抑え役。
- 桜田栄二郎
- いぶきの実の父。13年前のヘテロダイン襲来の際に落命した。いぶきの記憶の中では『正義のヒーロー』だったが、実は自分の知識欲の為に研究をしているだけの、研究者気質の人物だった。
- 桃井
- いぶきの母の再婚相手で、いぶきの義父に当たる人物。血の繋がりに関わりなく、いぶきを娘として大切に思っている。寡黙で厳格だが、優しくて仕事熱心な人格者。その人柄の良さは、部下の医師が『医師としてだけではなく、人として大切な事を教えてもらっている』と発言するほど。また、陰ではいつもいぶきの事を理解しようとして、いぶきと同世代の若手の医師に話を聞いていたようである。
- いぶきの母
- いぶきの実母。夫の桜田栄二郎と死別したあと、医師の桃井と再婚した。いぶきの事を心配しており、いぶきが義父に心を開かない事を気にかけている。
- 百目鬼里香
- いぶきの実父・桜田栄二郎の著書を愛読している研究者。彼が『正義のヒーロー』ではない事をいぶきに突きつけ、ショックを与えるが、結果的には義父との関係の改善に一役買った。
- 松任谷
- 西島の手に社が落ちた時やいぶき不在時に、ダイ・ガードのオペレーターを務めた青年。22話にていぶきが再びダイ・ガードに乗った時、佐伯に対して『シートが（いぶきの）尻の形になっていて座りが悪い』という旨の発言をして、暗に彼女の事を認めた。
他作品との人間関係
スーパー系
リアル系
- ゲイナー・サンガ
- 第2次Z 破界篇での初対面時、ゲインが発した冗談を真に受け、ゲイナーを「女の敵」と思い込み警戒する。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 第2次Z 破界篇中盤で起こった日本人虐殺事件の真相を知る由もない為、真っ先に彼女を非難した。
- 玉城真一郎
- 再世篇ゼロレクイエムルートにて彼の「官僚になる」という夢を聞いてあまりにもひどい言葉を発した。
バンプレストオリジナル
- クロウ・ブルースト
- 第2次Z 破界篇終盤の地上ルートにて、彼から「ここだけの話」という約束で、とある秘密を打ち明けられる。
- アイム・ライアード
- 第2次Z 破界篇終盤の地上ルートにて、「桜田博士の研究を引き継ぐ事で、時空振動発生のメカニズムを入手した」と嘯く彼の言葉に激しく動揺する。
名台詞
- 「OLだって、平和を守れるのよ！」
- 次回予告にて、赤木が不在の際に言った一言。気合が入っていた。
- 「うっるさぁあああああいっ！この馬鹿！！」
- 8話にておちょくってくる赤木に対しての台詞。この台詞と共に彼女は作中最高の顔芸を見せる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「やめてよ…あんたらと比べられると自分が惨めになるから」
- ヨーコ、キヨウ、アデットのナイスバディ組にイメチェンを勧められるも、却って凹んでしまう。
- 「あんな騙し討ちみたいな真似で市民を…」
- エリア11での日本人虐殺事件のニュースの際、ユーフェミアを非難した言葉。真相を知る由もない彼女には当然の反応である。
- 「そうね。アルトは何処か抜けてるから、しっかりしているシェリルの方がお似合いかも」
- シェリルとランカのどちらがアルトとお似合いか話題になった際、上述の理由でシェリルを推すが、何気にアルトへの評価が辛辣である。
- 「ちょっと！スズメバチの巣の撤去とは訳が違うのよ！」
- バジュラ (ビショップ級)との戦闘前会話で「害虫駆除も警備会社の業務の一つ」と息巻く赤木へのツッコミ。
- 「この人食い鬼…！何でもあんたの思い通りになると思わないでよね！」
- 最終決戦におけるガイオウとの戦闘前会話で、破界の王へと怒りを剥き出しにする。
- 「それこそ本当に日本の終わりじゃない！」
- 再世篇ゼロレクイエムルート第58話シナリオデモにて玉城から「日本が占領される前は官僚を夢見ていた」との話を聞いて。玉城のイメージに合わないとはいえ実にひどい言いぐさである。
搭乗機体・関連機体
- ダイ・ガード
- 21世紀警備保障が運用するスーパーロボット。いぶきにとっては最初は（無自覚ながらも）復讐を果たす為の道具だったが、後に『みんなを守る為の力』となる。分離時は、いぶきは胴体を形成する『ガードストライカー』に搭乗する。