3式機龍

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  • 登場作品:ゴジラシリーズ
  • 分類:サイボーグ兵器
  • 型式番号:MFS-3 (Type3:Multi-purpose Fighting System)
  • 全高:60m
  • 体重:4万トン(重装備型)、3万6千トン(高機動型)
  • 主なパイロット:家城茜(ゴジラ×メカゴジラ)、秋葉恭介(ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS)

概要

ミレニアムシリーズにおけるメカゴジラ。これまでのシリーズのメカゴジラと違い、人類が自力で作り上げた生体ロボットである点と、メカゴジラは通称3式機龍が正式名称である点が特徴[1]。作中では専ら正式名称で呼ばれ、メカゴジラの名は『ゴジラ×メカゴジラ』の登場人物である湯原博士ただ一人があだ名として名付けたのみ(もう一人メカゴジラを案として出した湯原沙羅は正式名称判明とともに機龍と呼ぶようになっている)。そのため、湯原親子が登場しない続編ではメカゴジラと呼称されていない。

1999年に再出現したゴジラに対抗する為に、特生自衛隊によって開発された。支援用航空機「AC-3 しらさぎ」からの遠隔操作によって運用される。[2]

芹沢博士が房総半島沖から回収したオキシジェン・デストロイヤーで肉体を溶かされた初代ゴジラの骨をメインフレームにし、情報伝達システムには二進法のデジタルより優れた4つの因子を利用した「DNAコンピュータ」を使用をしている。見ようによっては初代ゴジラがメカゴジラに転生したともいえる。

遠距離戦闘を主軸にし動きは鈍かったこれまでのメカゴジラに対して、動作司令の伝達にはDNAコンピュータにより、生物的な素早い挙動が可能になっている為、高い機動性を誇り、格闘戦もこなせてしまうなど圧倒的な戦闘力を持つ。「DNAコンピュータ」はゴジラの骨に残留していた骨髄間質細胞を使用していた為、ゴジラの遺伝子を持つ故にゴジラの声により干渉・暴走事故を引き起こす危険性もある[3]。また2時間しか最大稼働できず、それを越える場合やエネルギーを消耗した場合は場合、最も近い自衛隊基地からエネルギーをマイクロウェーブ方式で「しらさぎ」を経由して供給される。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。パイロットは『ゴジラ×メカゴジラ』の家城茜

装備・機能

0式レールガン
下腕部に装備。
メーサー・ブレード
0式レールガンユニット内に装備。重武装型のコンセプトから外れている装備だったため、4式レールガンではオミットされている。
3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)
胸部ハッチ内に装備した最終兵器。絶対零度の光弾を発射する。但し発射にはエネルギーの40%近くを消費する。
バックユニット
背部に装備。
多連装ロケット弾
バックユニットに装備。
95式470mm多目的誘導弾
バックユニットに装備。
4式対獣掘削装置(スパイラル・クロウ)
改修後に追加。
4式3連装ハイパーメーサー砲
改修後に破損したアブソリュート・ゼロの代わりに追加。2連装メーサー砲と同時発射が可能。ハッチにはクローが装備されている。
ワイヤー
敵を縛るのに使用する。

関連怪獣

ゴジラ
ライバルにしてメカゴジラのモチーフとなった怪獣。
機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある[4]
3式機龍改
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』で3式機龍を改修した機体。大破したアブソリュート・ゼロの代わりに胸部内に大口径三連装ハイパーメーサー砲を装備、バックパックユニットの小型化や海中で破壊された右腕部が可変式ドリルアームに換装されている。劇中では整備が不十分な状態での出撃だったため動作がやや鈍くなっている。
この時、既に機龍のDNAコンピュータは自我らしきものに目覚めていたのか、同族であるゴジラと戦い続ける事を拒む兆候を見せており、小美人からも人類に警告されていた。最終的には搭乗員を脱出させた後、ゴジラと共に日本海溝へ運命を共にする結末を迎える。
3式機龍乙型
ゴジラ対エヴァンゲリオン』にて登場するEVA初号機カラーの機龍。

商品情報

映像ソフト

フィギュア

脚注

  1. 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では、『ゴジラ モスラ 機龍』と表示された後、機龍がメカゴジラ表記に置き換わってからタイトルが表示される。
  2. 内部のメンテナンスブースで直接操縦することも可能ではあるが、戦闘時の加速や衝撃によって搭乗者に多大な負荷がかかるため、実質的に不可能と言ってもよい。
  3. 実際、初出撃のときに暴走して周囲の市街地を破壊しつくしている。
  4. ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、骨だけは残ったというパラレル設定となっている。