「グラン・ネイドル」の版間の差分
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− | + | また、意匠の描かれた側面パネルには腕が、機体下部のバインダーにはランディングギアを兼ねる脚部が隠されており、これを展開して「コンバッティブモード」を起動することによって、地上戦も可能。この腕は三本の指を持つが、この指一つ一つが通常のマキナの腕と同等のサイズを持ち、その中にさらに五指を持った小型のマニピュレータが存在。この小型の腕には専用の太刀が装備されている。その他、機体後方に大型ブースターを三基搭載しているため推進力も高い。加えて見た目の印象とは裏腹に機動力に富み、攻・防・補の全てにおいて他機を圧倒する。 | |
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+ | 実は、「グラン・ネイドル」と呼ばれる機体そのものには電脳もコクピットもなく、厳密な意味ではマキナではない。機体正面中央にはハッチがあり、ここに制御ユニットとなるマキナ「[[ネイキッド]]」が接続されている。電脳とコクピットはこちらにあるため、グラン・ネイドルはいわばネイキッドの外部装甲とも言い換えられる。 | ||
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+ | また、シャングリラのサブユニットとしての側面を持たされており、艦体後部にドッキングすることで高速推進用ブースターとなる。 | ||
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+ | === 原作漫画版 === | ||
+ | 加藤機関の所有するマキナの一体。「やり直された」世界において、偶然にファクターとなったマサキを乗せたまま暴走しており、ネイキッドの状態で「マキナ狩り」を行っていた久嵩と石神に撃墜される。その後、石神の意向でマサキ共々加藤機関に回収、その所属となる。 | ||
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+ | 石神の離脱に伴い昇格したマサキの乗機として、加藤機関の計画遂行のため各地に投入される。JUDA特務室との初戦は5巻であり、マサキの熟練度と性能の相性からラインバレルを終始圧倒。さらにコンバッティブモードでは、跳躍して接近戦に持ち込み、なぎ払ったところにビームを叩き込むなどまさにケタ違いの力を見せつけた。だが、あと一歩まで追いつめたところで、ラインバレルが覚醒。「マキナを止める咆哮」を受けてビームの充填を中断させられ、その隙に懐に入り込まれる。とっさにネイキッドを離脱して迎撃するも、右腕をエリミネーターごと転送されて痛み分けに終わった。 | ||
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+ | ヒトマキナとの戦いではその特性から前線で撃ち合いに持ち込み、ラインバレルがトドメを撃ち込むタイミングを作るなど、出番は少なめながら見せ場は多い。 | ||
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+ | === アニメ版 === | ||
+ | セントラルの侵略兵器の一つであり、スフィアを設置する役目も果たしている。こちらでは終始射撃戦に徹しており、コンバッティブモードは未使用。最終的にはテルミノ・クレメンティアにおいて、シャングリラの特攻を受けて撃墜された。 | ||
==登場作品と操縦者== | ==登場作品と操縦者== | ||
;[[スーパーロボット大戦L]]:原作通りマサキ機として登場。ビーム無効化も当然搭載しており、モビルスーツは無力と化す。迂闊に近寄るとMAP兵器で一網打尽にされてしまうため要注意。ただし、他のボスと違ってエネルギー回復を持っていないので、MS達でビーム攻撃を行い、反撃を回避しまくることで'''エネルギー切れにしてボコボコにする'''、という戦法もとれる。 | ;[[スーパーロボット大戦L]]:原作通りマサキ機として登場。ビーム無効化も当然搭載しており、モビルスーツは無力と化す。迂闊に近寄るとMAP兵器で一網打尽にされてしまうため要注意。ただし、他のボスと違ってエネルギー回復を持っていないので、MS達でビーム攻撃を行い、反撃を回避しまくることで'''エネルギー切れにしてボコボコにする'''、という戦法もとれる。 | ||
− | ;[[スーパーロボット大戦UX]]: | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
+ | :ファクター技能の仕様変更によるリカバーにより、非常にしぶとい。ただ、マップ兵器がなくなったので、周囲を取り囲んでも一網打尽にされる心配はなくなった。 | ||
+ | :初登場は15話「流れるは血、失うは涙」。原作とは違い、出所不明の技術の「まがい物」たる「絶対防御フィールド」を装備しており、イベント発生まで全くダメージが通らない。 | ||
+ | :44話「ユダ」でマサキ共々正式参入。火力自体は意外と高くないのだが、「ビーム無効化」が強力。終盤続出するライオット系の雑魚や[[ヴィジャーヤ]]、[[アヴィターラ]]はメイン武器がビーム(しかも貫通なし)なので、この機体とマサキを徹底的に強化し、敵陣に放り込めば無傷で相当なHPを削ることも可能。エネルギーがなくなったらネイキッドになれるため、継戦能力もそこそこ高い。 | ||
+ | :ちなみにデフォルトだとジャックと組まされる。 | ||
==装備・機能== | ==装備・機能== | ||
===武装・[[必殺武器]]=== | ===武装・[[必殺武器]]=== | ||
− | ;ビーム砲: | + | ;ビーム砲:Lでは唯一装備している武器。左右に26門搭載されている。UXでは始動射程が2に下がった。 |
− | ;マニピュレータ: | + | :スパロボやアニメではレーザーのように光線を放つが、原作漫画版ではビームの弾丸を乱射して弾幕を張る、という使い方が主。 |
+ | ;マニピュレータ:UXで追加された武器。機体各部を展開して接近戦形態になり、両手の太刀で敵を引き裂く。ただ、消費ENが50と多いので使い過ぎに注意。ビーム無効化を発動できずに撃墜されては笑い話にもならない。ちなみに要気力120のため、戦闘開始当初は寄られると反撃できないという弱点がある。 | ||
==[[特殊能力]]== | ==[[特殊能力]]== | ||
;ビーム無効化 | ;ビーム無効化 | ||
:ビーム属性の攻撃ダメージを0にする。エネルギーを10消費する。モビルスーツにとっては致命的な能力だが、「直撃」で抜ける。 | :ビーム属性の攻撃ダメージを0にする。エネルギーを10消費する。モビルスーツにとっては致命的な能力だが、「直撃」で抜ける。 | ||
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− | :UXの個別コマンド。文字通り外装ユニットを排除して[[ネイキッド]] | + | :UXの個別コマンド。文字通り外装ユニットを排除して[[ネイキッド]]になる。機動力が上がり無消費武器が使えるが、攻撃力と射程が下がるため、普段はグラン・ネイドルのままの方がいいだろう。 |
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2013年5月18日 (土) 20:09時点における版
グラン・ネイドル(GLAIN・NEIDR)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 分類:マキナ
- 頭頂高:75.8 m
- 全長一覧:120.1 m
- 重量:5230.7 t
- 動力:電力
- 装甲材質:ニューロカーボン・ナノセラミック
- MMI:電脳
- 開発者:不明/セントラル
- 所属:加藤機関/統一意志セントラル
- ファクター:菅原マサキ
加藤機関が所属する都市殲滅型超巨大要塞型マキナ。空中に浮かぶ巨大な黒い卵、といった風情の異様な外観をしている。
ラインバレル以外で唯一ビーム兵器を実装したマキナであり、強力な攻撃力を持つ。また、ビーム兵器を湾曲させ、無効化するバリアを搭載している。ただし実弾や近接物理攻撃は防げない。劇中確認できる他のマキナにはビーム兵器を装備している機体がひとつもないため、本機はいわば「対ラインバレル用のマキナ」という側面を持つ。
また、意匠の描かれた側面パネルには腕が、機体下部のバインダーにはランディングギアを兼ねる脚部が隠されており、これを展開して「コンバッティブモード」を起動することによって、地上戦も可能。この腕は三本の指を持つが、この指一つ一つが通常のマキナの腕と同等のサイズを持ち、その中にさらに五指を持った小型のマニピュレータが存在。この小型の腕には専用の太刀が装備されている。その他、機体後方に大型ブースターを三基搭載しているため推進力も高い。加えて見た目の印象とは裏腹に機動力に富み、攻・防・補の全てにおいて他機を圧倒する。
実は、「グラン・ネイドル」と呼ばれる機体そのものには電脳もコクピットもなく、厳密な意味ではマキナではない。機体正面中央にはハッチがあり、ここに制御ユニットとなるマキナ「ネイキッド」が接続されている。電脳とコクピットはこちらにあるため、グラン・ネイドルはいわばネイキッドの外部装甲とも言い換えられる。
また、シャングリラのサブユニットとしての側面を持たされており、艦体後部にドッキングすることで高速推進用ブースターとなる。
原作漫画版
加藤機関の所有するマキナの一体。「やり直された」世界において、偶然にファクターとなったマサキを乗せたまま暴走しており、ネイキッドの状態で「マキナ狩り」を行っていた久嵩と石神に撃墜される。その後、石神の意向でマサキ共々加藤機関に回収、その所属となる。
石神の離脱に伴い昇格したマサキの乗機として、加藤機関の計画遂行のため各地に投入される。JUDA特務室との初戦は5巻であり、マサキの熟練度と性能の相性からラインバレルを終始圧倒。さらにコンバッティブモードでは、跳躍して接近戦に持ち込み、なぎ払ったところにビームを叩き込むなどまさにケタ違いの力を見せつけた。だが、あと一歩まで追いつめたところで、ラインバレルが覚醒。「マキナを止める咆哮」を受けてビームの充填を中断させられ、その隙に懐に入り込まれる。とっさにネイキッドを離脱して迎撃するも、右腕をエリミネーターごと転送されて痛み分けに終わった。
ヒトマキナとの戦いではその特性から前線で撃ち合いに持ち込み、ラインバレルがトドメを撃ち込むタイミングを作るなど、出番は少なめながら見せ場は多い。
アニメ版
セントラルの侵略兵器の一つであり、スフィアを設置する役目も果たしている。こちらでは終始射撃戦に徹しており、コンバッティブモードは未使用。最終的にはテルミノ・クレメンティアにおいて、シャングリラの特攻を受けて撃墜された。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦L
- 原作通りマサキ機として登場。ビーム無効化も当然搭載しており、モビルスーツは無力と化す。迂闊に近寄るとMAP兵器で一網打尽にされてしまうため要注意。ただし、他のボスと違ってエネルギー回復を持っていないので、MS達でビーム攻撃を行い、反撃を回避しまくることでエネルギー切れにしてボコボコにする、という戦法もとれる。
- スーパーロボット大戦UX
- ファクター技能の仕様変更によるリカバーにより、非常にしぶとい。ただ、マップ兵器がなくなったので、周囲を取り囲んでも一網打尽にされる心配はなくなった。
- 初登場は15話「流れるは血、失うは涙」。原作とは違い、出所不明の技術の「まがい物」たる「絶対防御フィールド」を装備しており、イベント発生まで全くダメージが通らない。
- 44話「ユダ」でマサキ共々正式参入。火力自体は意外と高くないのだが、「ビーム無効化」が強力。終盤続出するライオット系の雑魚やヴィジャーヤ、アヴィターラはメイン武器がビーム(しかも貫通なし)なので、この機体とマサキを徹底的に強化し、敵陣に放り込めば無傷で相当なHPを削ることも可能。エネルギーがなくなったらネイキッドになれるため、継戦能力もそこそこ高い。
- ちなみにデフォルトだとジャックと組まされる。
装備・機能
武装・必殺武器
- ビーム砲
- Lでは唯一装備している武器。左右に26門搭載されている。UXでは始動射程が2に下がった。
- スパロボやアニメではレーザーのように光線を放つが、原作漫画版ではビームの弾丸を乱射して弾幕を張る、という使い方が主。
- マニピュレータ
- UXで追加された武器。機体各部を展開して接近戦形態になり、両手の太刀で敵を引き裂く。ただ、消費ENが50と多いので使い過ぎに注意。ビーム無効化を発動できずに撃墜されては笑い話にもならない。ちなみに要気力120のため、戦闘開始当初は寄られると反撃できないという弱点がある。
特殊能力
- ビーム無効化
- ビーム属性の攻撃ダメージを0にする。エネルギーを10消費する。モビルスーツにとっては致命的な能力だが、「直撃」で抜ける。
- ネイキッド
- UXの個別コマンド。文字通り外装ユニットを排除してネイキッドになる。機動力が上がり無消費武器が使えるが、攻撃力と射程が下がるため、普段はグラン・ネイドルのままの方がいいだろう。
移動タイプ
サイズ
- 2L
機体BGM
対決・名場面など
関連機体
- ネイキッド
- 制御ユニット。コクピットや電脳はこちらにある。