「異能生存体」の版間の差分
細 (→特殊技能) |
|||
12行目: | 12行目: | ||
== 特殊技能「異能生存体」 == | == 特殊技能「異能生存体」 == | ||
− | HPが10%以下になると命中・回避+30、格闘・射撃・防御・技量+20<br/> | + | HPが10%以下になると命中・回避+30、格闘・射撃・防御・技量+20<br/>キリコの所持技能であるが、これ自体が「装甲騎兵ボトムズ」の重要なキーワードである為、[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]および再世篇後半までは一貫して「'''?????'''」と伏せられている。 |
== 関連人物 == | == 関連人物 == |
2012年9月2日 (日) 14:07時点における版
異能生存体(Different Survival Capacity)
ボトムズシリーズの節々でその存在が語られる、約250億分の1という極めて低い遺伝確率で発生する生存率が極端に高く、異常なまでの回復力を持った生物。端的にいえば、『死なない人間』の事である。作中では主にキリコ・キュービィーが該当すると目されている。 異能生存体は極めて強い回復力を持ち、常人では再起不能となるほどの重傷を負っても、わずか十日あまりで全快する。また、単に生命力や治癒力が強いだけの生物とも異なり、死にそうになると必ず超ラッキーな出来事が発生して生き残るという超常現象に近い能力も併せ持つ。いわば世界自体がキリコを生存させようとしていると考えるといいかもしれない。
上記の通り、この能力(?)の持ち主は文字通り神がかり的なまでに「死なない」が、しかしながら「傷を負わない」わけでは決して無く、事実キリコは作中で幾度も負傷し、「並の人間であれば死なないほうがおかしい」というレベルの重傷も何度か経験している(言うまでもないが、もちろん負傷による苦痛もある)。
また、世界全体がキリコを生存させようとした結果、キリコの生存と引き換えにキリコの仲間が死ぬことも多々あるほか、当の本人であるキリコが「死にたい」と願っても勝手に生存してしまうため、ある意味では「死なない」のではなく「強制的に生かされている」という、呪われた力であるとも言える。
異能生存体研究の第一人者であるヨラン・ペールゼン大佐は理想の戦闘集団を作り上げるべく、『レッドショルダー』部隊を設立。そこで異能生存体であるキリコ・キュービィーを発見し、利用しようとするものの、キリコを御する事はできず断念。身体能力を強化した人間であるパーフェクトソルジャーの開発に転換する。
また、ペールゼンが残した研究文書はのちに『ペールゼン・ファイルズ』と呼称され、ギルガメス軍情報省のフェドク・ウォッカム次官はこれを元に異能生存体と思われる五人の兵士(キリコ含む)を集め、バーコフ分隊を結成。しかし、キリコ以外の兵士は単に高い生存能力を持つただの人間、即ち”近似値”に過ぎず、最終的にキリコ一人を残して全滅している。なおバーコフ分隊の面々は劇中ではキリコの異能生存体にも似た能力を発揮するような場面が見られたと思ったがそれは偶然、面々が持っていた特技(バーコフの場合だと天体関係)によるもので、面々が持つ技能が上手く作用しあうことで分隊は多くの戦果を残し、ここまで生き残る自分達は異能生存体であると誤解を始めてしまった。惑星モナドはキリコを生かすために崩壊したというペールゼンの言葉を元に別の観点から見てみると、分隊が持っている能力もキリコの因果律を書き換える異能生存体の能力が影響しているという見方もできる。実際、面々が能力を発揮した場面は殆どが絶体絶命という状況だった。
なお、ワイズマンがいうところの異能者と同一の存在であるかは不明。
特殊技能「異能生存体」
HPが10%以下になると命中・回避+30、格闘・射撃・防御・技量+20
キリコの所持技能であるが、これ自体が「装甲騎兵ボトムズ」の重要なキーワードである為、第2次Z破界篇および再世篇後半までは一貫して「?????」と伏せられている。
関連人物
- キリコ・キュービィー
- アストラギウス銀河に現存する異能生存体。
- ヨラン・ペールゼン
- 『異能生存体』の定義の提唱者。
関連用語
関連する商品
余談
- 前述のとおり、「?????」と表記されていたが、その文字数から異能生存体が正しい表記と推測され、ラジオでは杉田智和がキリコの特殊技能を「異能生存体」と発言している。
- 他作品においても、異様に生存率が高いキャラクターのことを「異能生存体」と揶揄することがある。有名どころではガンダムWのヒイロ・ユイやガンダム00のパトリック・コーラサワーなどが挙げられるだろう。
中でもコーラサワーは「どんな目にあっても無傷で生還する」という、図抜けた悪運の持ち主ということもあり、ある意味本家(キリコ)以上の異能っぷりである。