「王政陸」の版間の差分
(→人間関係) |
(→UX) |
||
105行目: | 105行目: | ||
:[[UX]]にて、[[サヤ・クルーガー|サヤ]]から「痛みを想像できない人間」と罵倒されて。戦う際に他人の痛みを考えられない、という想像力の無さを露呈していることに本人は気付いていない。 | :[[UX]]にて、[[サヤ・クルーガー|サヤ]]から「痛みを想像できない人間」と罵倒されて。戦う際に他人の痛みを考えられない、という想像力の無さを露呈していることに本人は気付いていない。 | ||
;「その姿で僕が驚くと思っていたでしょう!? 知ってるんですよ、ガンダムはァ!」 | ;「その姿で僕が驚くと思っていたでしょう!? 知ってるんですよ、ガンダムはァ!」 | ||
− | :[[UX]] | + | :[[UX]]における対ガンダム専用の特殊台詞。ルートの都合上、本作で陸と相対できるガンダムタイプの機体は少ない上、隆と最初に交戦するガンダムタイプは[[猛虎装孫権ガンダム|孫権]]と[[孫尚香ガーベラ|孫尚香]]というガンダム人間たち。この世界に存在する正真正銘のロボットのガンダムタイプと明らかに違って、命を持ったガンダムであるSDガンダムな孫権と孫尚香を前にしても驚かないのは、確かに凄い事かもしれない。 |
:ちなみに、陸を演じる阪口氏はご存じのとおり『[[機動戦士Vガンダム]]』の[[主人公]]である[[ウッソ・エヴィン]]を演じた声優でもある。という事で、この台詞は[[声優ネタ]]でもある([[ジュン・リー|彼]]ほど露骨にウッソのパロディな台詞ではないが)。阪口氏は[[ガンダムシリーズ]]ではウッソ以外にも、『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』にて[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]の息子である曹丕ガンダム(UXには未登場)を、『機動戦士ガンダムAGE』(SRW未参戦)ではマックス・ハートウェイを演じている。ウッソはガンダムのパイロット、曹丕はガンダムそのもの、マックスはガンダムパイロットの仲間と、三人ともそれぞれが異なった形でガンダムと縁のある人物である。 | :ちなみに、陸を演じる阪口氏はご存じのとおり『[[機動戦士Vガンダム]]』の[[主人公]]である[[ウッソ・エヴィン]]を演じた声優でもある。という事で、この台詞は[[声優ネタ]]でもある([[ジュン・リー|彼]]ほど露骨にウッソのパロディな台詞ではないが)。阪口氏は[[ガンダムシリーズ]]ではウッソ以外にも、『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』にて[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]の息子である曹丕ガンダム(UXには未登場)を、『機動戦士ガンダムAGE』(SRW未参戦)ではマックス・ハートウェイを演じている。ウッソはガンダムのパイロット、曹丕はガンダムそのもの、マックスはガンダムパイロットの仲間と、三人ともそれぞれが異なった形でガンダムと縁のある人物である。 | ||
2013年12月1日 (日) 11:53時点における版
王政陸(Riku Ousei)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 声優:阪口大助
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:加藤機関
- 役職:加藤機関八番隊隊長
- 主な搭乗機:ヤオヨロズ、ヘリオス(アニメ版)、イダテン試作機(原作漫画版)
- キャラクターデザイン:下口智弘(原作漫画版)、平井久司(アニメ版)
加藤機関八番隊隊長(ただし、久嵩以外のメンバーを全く信用していないため、名目のみで部下はいない)。低身長かつ東京タワーの観光客が彼を見た時、思わず不快な反応を示す程の醜い容姿の持ち主で、口の周りが汚れている。
自分の「想像力の高さ」に異様に固執する性格で、想像力のない他者を嘲笑している。かつて上海において2万人以上の死者を出した爆破事件の実行犯で、収監されている所を機関に迎えられた。
前述の通り自身の想像力の高さに固執する性格だが、原作・アニメともに備えはしてもそれを超える(=想像を超える)事態に直面して驚いたり、痛い目を見たりする場面が多く、本当に想像力が高いのかはかなり疑わしい(下手をすると加藤機関で一番想像力が足りない可能性もある)。
事実、彼の言動を噛み砕いて見ると、自身の思い込みを想像力と取り違えている節が見られ、久嵩にスカウトされたことでその傾向に拍車がかかった、というのが真相のようだ。
ちなみに「おうせい」までが姓であり「りく」が名である。
原作漫画版
東京タワーを襲撃した際にラインバレルに撃退され、ヤオヨロズを失う。
その後、イダテン試作機に乗り換えた陸は「想像力が足りない」と断言した浩一に復讐すべく、絵美を誘拐するという「機関の目的に反する小さな行為」を行ったことで機関から見限られ、彼の命令を受けた沢渡に抹殺された。
しかも久嵩は陸を全く信用しておらず、いつか目に余る行動をとるだろうと沢渡に始末を任せていたり、抹殺報告を受けても興味も示さなかった。
アニメ版
宇宙空間での戦闘において、無人衛星兵器・「ヘリオス」を駆使してラインバレルを追いつめたものの、エグゼキューターの直撃を受けて戦死した。久嵩はその死を悼み、とある場所の墓石に自らナイフでその名を刻んでいた。
なお、ヘリオスによるラインバレルとの戦闘は、実はヘリオスをラインバレルに破壊させることで時空に揺らぎを作り、後にセントラルが侵攻して来る道筋を作ることが目的であり、その意味では漫画版同様に捨て駒にされたと言える。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作。イベントで乗機のヤオヨロズはエイーダのR-ダイガンに破壊され、その後はステルスアルマに乗り換えるが、今度は絵美のラインバレルに撃墜され死亡。原作より長生きはしたが、ヤオヨロズやヘリオスといった見せ場がないためかませ犬感が強くなっている。とはいえ死後は沢渡やデミトリー達にもその死を悼まれる描写もあり、アニメと比べてもまだマシな扱いと言えるかもしれない。
- それにしても、ヤオヨロズからほかのアルマに乗り換えるという展開は、どこか原作漫画版を彷彿させてしまうようだが…。
- スーパーロボット大戦UX
- JUDAルート8話「明日への道標」で登場。今回はきちんとヤオヨロズに乗って来る。ただ、今回もどちらかというと咬ませ犬感が強く、能力が低い上に気力が上がりにくく、ディスィーブの攻撃を受けた後だとあっさり落とされてしまう。その後は日本ルート14話「黒の執行者」で登場し、原作通りの末路を迎える。いずれも分岐中のステージのため、前作に引き続き、ルート選択によっては一度も出会わないうちに退場してしまう。
また、デモンベインと共演している都合か、ファンからは「インスマウスの民」呼ばわりされることも。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
隊長格の中では最低クラス。一般兵よりマシ、というレベル(命中・回避に至っては加藤機関兵より下)の上、Lでは搭乗機が普通のアルマのため、知らない内に撃墜している。そもそも登場シナリオにしても彼と戦うより前に退場イベントが進行することがしばしば。UXでは原作通りヤオヨロズに乗ってくるのだが、大抵はディスィーブのナーブクラックで能力を半減させられるのがオチ。そもそもどちらの作品でも分岐ルートにしか出てこないため、ルート次第では自軍と一度も戦わないまま死んでいる。
特殊技能(特殊スキル)
- ガード、指揮L1、底力L5、援護攻撃L3、アタックコンボL3
- L版。技能は粒揃いだが能力が低すぎる。搭乗機がヤオヨロズであればまだガードの意味もあったろうが、乗っているのは通常のステルスアルマ(しかも強化されておらず、HPはたったの4800)のため、ラインバレルの一撃で勝負がつくことも。特殊戦闘セリフは一応あるにはあるのだが、見るのは困難だろう。
- ガード、底力L5、援護攻撃L3
- UXではこちら。指揮官技能がなくなった。まあ、原作では部下がいなかったので、ある意味原作再現とも言えなくもない。
パイロットBGM
- 「鬼帝の剣」
- 主題歌。Lで採用。
人間関係
- 加藤久嵩
- 彼を唯一信用している。アニメ版では部下として認めている(捨て駒にした辺りそれも怪しいが)が、原作漫画版ではあくまで捨て駒としてのスカウトであり、最初から信頼も期待もしていないと、対応が大きく異なる。
- 沢渡拓郎
- 同僚。原作漫画版及びUXでは久嵩の命令を受けた彼の部下に抹殺された。その一方でアニメ版準拠のLでは彼の死を悼んでる描写がある。
- 中島宗美
- 同僚。Lで唯一、久嵩以外で話をした機関員。
- デミトリー・マガロフ
- 同僚。原作漫画版及びUXでは陸を信用していないが、アニメ版準拠のLでは陸の仇打ちをするとも発言していた。
- 早瀬浩一
- アニメ版ではラインバレルのエグゼキューターの一撃を受けて死亡。原作漫画版では東京タワーを襲撃した際に「お前も立派に想像力が足りない」と言われて逆上するのだが、これが後に破滅を招くことに……。
- 城崎絵美
- Lでは彼女に引導を渡される事になる。原作漫画版及びUXでは彼女を誘拐したのが原因で抹殺されることに。
他作品との人間関係
- 張五飛
- Lでは一応同僚だが、ほとんど絡まない。
- エイーダ・ロッサ
- Lにおいて彼女にヤオヨロズを破壊されてしまう。その際、「想像力が足りない」と辛辣な言葉を浴びせられた。
- UXでは最初から敵対。
- サヤ・クルーガー
- UXにおいて絵美共々彼女を誘拐する。
名台詞
原作漫画版
- 「ヒィィィ…イィィィ…た、助けてくだ…さい~…!」
- ラインバレル・オーバードライブによってイダテン試作型の四肢を切断され、死の恐怖のあまり、とうとう命乞いをしてしまう。…が、絵美がオーバーライドの負荷によって動きが止まったと知るや否か…
- 「キヒッ!? 色が戻った!? というコトは……チャンスですねェ」
「キヒヒヒヒヒヒヒヒヒ! 今だ お前たち 出て来ぉい!!」
「どうです! ここまで想像できてなかったでしょう!? 切り札はァ 最後まで取っておくモノで…」 - 今までの命乞いはどこへやら、物陰に隠れているアルマ隊に号令。高らかに勝利を宣言するが、アルマ隊が攻撃を仕掛けたのは動かなくなったラインバレルではなく、両手足を失って擱座したイダテン試作型だった。
- 「…嘘だ…… 司令が… 加藤さんが僕を……」
- 通信越しの沢渡から加藤が陸の事を信用してないと言われて愕然とする。…そして。
- 「加藤ォォォォォォ………」
- 死の間際に沢渡から、久嵩が「お前が一番想像を理解していない」と伝言を伝えられ、絶望と怒りのあまり絶叫。イダテン試作型ごと八つ裂きにされ、最期を迎えた。…自業自得と言われればそれまでではあるが。
- ちなみにUXでは撃墜台詞。当然阪口氏のボイス入りだが、タイミングが違うので少々違和感が。
- 「看守さん……これは僕の想像力の高さを証明する賭けなんですよ」
「僕の想像通りなら 僕の能力を必要とする人間が現れるハズ……そう 必ず現れるんです!」 - 回想シーン。爆破事件の後出頭したことについて、看守(に変装していた久嵩)からその真意を問われての返しがこれ。想像というよりは楽観極まる思い込みであり、後に当の久嵩が「お前が一番想像を理解していない」と評したのは全く正しい評価だった。
- ちなみにこれを聞いた久嵩は、「その過剰なまでの自我が何かの役に立つだろう」と引き込んでいる。
アニメ版
- 「残念ですが、今年のクリスマスは中止になりましたぁ!」
- アニメ版11話「SUPER NOVA」より。クリスマスを過ごす人々を無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで虐殺して。所謂「クリスマス中止のお知らせ」というスラングを強く意識した台詞。
- 逆にLではこのイベントが再現されなかったため、原作を知るプレイヤーからは「残念ですが、今年のクリスマスの中止は中止になりました」とネタにされる事も。
- 「さらば、世界よ。クリスマスの幻想に酔いしれた、想像力なき愚民共よぉ!」
「さようならぁああああああああああああ!!……え?」
「うわああああああああああああ!?」 - 同じく11話より。無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで世界を焦土に変える…が、あと一歩のところでラインバレルのエグゼキューターに乗機ごと「ヘリオス」を叩き切られてしまう。自分自身が「この世からさようなら」をする事を最期まで「想像」しなかっただろう。
スパロボシリーズの名台詞
L
- 「本当に想像力がないんですねぇ、あなた達は」
「爆発したのはヤオヨロズの特殊装甲ですよ。こんなこともあろうかと想像し、準備をしていたんですよ」 - 大空魔竜の放ったゾルマニウム貫通弾を装甲でしのいで。別に想像力をアピールするような場面ではないし、そもそも簡単に思いつくコトだと思うのだが…。この台詞から彼の浅はかさが伺える。
- 「さて、何度も喰らっても厄介ですし…そろそろダンクーガには木端微塵になってもらいましょうか!」
「さようならぁああああ!!」 - 直後にシンカヒアでダンクーガノヴァを破壊にかかるが、寸でのところでR-ダイガンに襲撃されてしまう。
- 「そ、んな……加藤ォォォ総司令ィィィィ!!」
- Lでの断末魔。ラインバレル mode-Bをワイヤーで捉えたと思ったらオーバーライドで逃げられ、逆に切り刻まれるという情けない最期であった。捕えた時点で勝ちを確信したものの、森次からは「馬鹿め!」と切り捨てられ、絵美からは「昔の早瀬君と同じ、その傲慢さがあなたを滅ぼすのです!」と喝破され、アニメ以上の想像力の無さを浮き彫りにしてしまった。
UX
- 「フン、知ったようなコトを! そんなコトいちいち気にしてたら、戦いなんてできませんよォ!」
- UXにて、サヤから「痛みを想像できない人間」と罵倒されて。戦う際に他人の痛みを考えられない、という想像力の無さを露呈していることに本人は気付いていない。
- 「その姿で僕が驚くと思っていたでしょう!? 知ってるんですよ、ガンダムはァ!」
- UXにおける対ガンダム専用の特殊台詞。ルートの都合上、本作で陸と相対できるガンダムタイプの機体は少ない上、隆と最初に交戦するガンダムタイプは孫権と孫尚香というガンダム人間たち。この世界に存在する正真正銘のロボットのガンダムタイプと明らかに違って、命を持ったガンダムであるSDガンダムな孫権と孫尚香を前にしても驚かないのは、確かに凄い事かもしれない。
- ちなみに、陸を演じる阪口氏はご存じのとおり『機動戦士Vガンダム』の主人公であるウッソ・エヴィンを演じた声優でもある。という事で、この台詞は声優ネタでもある(彼ほど露骨にウッソのパロディな台詞ではないが)。阪口氏はガンダムシリーズではウッソ以外にも、『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』にて曹操の息子である曹丕ガンダム(UXには未登場)を、『機動戦士ガンダムAGE』(SRW未参戦)ではマックス・ハートウェイを演じている。ウッソはガンダムのパイロット、曹丕はガンダムそのもの、マックスはガンダムパイロットの仲間と、三人ともそれぞれが異なった形でガンダムと縁のある人物である。