「デモンペイン」の版間の差分

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全体的な造形はデモンベインそっくりだが黄金色のボディ、両肩のデザインが異なる、顔が破壊ロボのままといった相違点もある。[[アル・アジフ]]の断片を魔力の供給源とし、それを[[エルザ]]が中継することによって魔術回路を動作させている。
 
全体的な造形はデモンベインそっくりだが黄金色のボディ、両肩のデザインが異なる、顔が破壊ロボのままといった相違点もある。[[アル・アジフ]]の断片を魔力の供給源とし、それを[[エルザ]]が中継することによって魔術回路を動作させている。
  
「'''ベ(be)'''」ではなく「'''ペ(pe)'''」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの[[偽物]]ロボであるが断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等、またエルザが魔導書の代替となっているため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、さらには'''ティマイオス・クリティアスまでも再現し、アトランティス・ストライクも使用可能'''。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えないが、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、'''ある意味では本家を上回っている'''というウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な[[魔導書]]の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。
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「'''ベ(be)'''」ではなく「'''ペ(pe)'''」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの[[偽物]]ロボ。しかし、断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等、またエルザが魔導書の代替となっているため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、さらには'''ティマイオス・クリティアスまでも再現し、アトランティス・ストライクも使用可能'''。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えない<ref>アニメ版ではレムリア・インパクトの解禁が前後したことで、初使用が本機との戦闘であるため、アニメの設定では模倣しようがない。</ref>が、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、'''ある意味では本家を上回っている'''というウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な[[魔導書]]の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。
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なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか(ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころか'''そのうちのページ数枚程度'''だけで戦闘できる駆動率にこぎつけているが)。
 
なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか(ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころか'''そのうちのページ数枚程度'''だけで戦闘できる駆動率にこぎつけているが)。
  
 
ちなみに、デモンペインはアル・アジフの断片(原作ではバルザイの偃月刀。UXではニトクリスの鏡)を動力とし、エルザが断片から魔力を中継しつつ操縦している。つまり'''ウェストは乗っているだけ'''。
 
ちなみに、デモンペインはアル・アジフの断片(原作ではバルザイの偃月刀。UXではニトクリスの鏡)を動力とし、エルザが断片から魔力を中継しつつ操縦している。つまり'''ウェストは乗っているだけ'''。
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後に[[ブラックロッジ]]内部の反逆でウェストが同組織を抜けた後、原作アルルートならびにアニメ版ではアル・アジフが消滅した事態に対して、本機と同様のシステムをデモンベインに流用しエルザを同乗させることで、魔導書の精霊不在の状態でもデモンベインを動かすことができるようになっている。
  
 
「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「'''魔の痛み'''」となるため意味は通じる。というか、[[デモンベイン|本家]]の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。
 
「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「'''魔の痛み'''」となるため意味は通じる。というか、[[デモンベイン|本家]]の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。
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:初登場作品。第1部中盤のアメリカルート第14話にて登場。[[フェルト・グレイス|フェルト]]からは「'''ニセデモンベイン'''」と言われている。
 
:初登場作品。第1部中盤のアメリカルート第14話にて登場。[[フェルト・グレイス|フェルト]]からは「'''ニセデモンベイン'''」と言われている。
 
:原作では「バルザイの偃月刀」の断片をその場で回収して使用していたが、本作では「ニトクリスの鏡」の断片(原作ではこの時点で九郎たちが入手済み)を回収して使用しており、ウェストがこれを使って'''デモンペインを大量発生させる'''という抱腹絶倒な展開を見せる。ネタ担当と思われがちだが(この時点の)本家より遠距離攻撃能力が高く、甘く見ていると痛い目に会う。
 
:原作では「バルザイの偃月刀」の断片をその場で回収して使用していたが、本作では「ニトクリスの鏡」の断片(原作ではこの時点で九郎たちが入手済み)を回収して使用しており、ウェストがこれを使って'''デモンペインを大量発生させる'''という抱腹絶倒な展開を見せる。ネタ担当と思われがちだが(この時点の)本家より遠距離攻撃能力が高く、甘く見ていると痛い目に会う。
:ウェスト自身は後に自軍参加するが、乗機は[[破壊ロボ]]で残念ながら本機は持ってきてくれない。
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:ウェスト自身は後に自軍参加するが、乗機は[[破壊ロボ]]で残念ながら本機は持ってきてくれない。魔導書が欠片でもないと動かせないのが原因か。
  
 
== 装備・機能 ==
 
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::『UX』でこれを使って来た場合、九郎が驚くイベントがある。
 
::『UX』でこれを使って来た場合、九郎が驚くイベントがある。
 
::炸裂時のエフェクトは本家より控え目だが、実はこれ発売前の[[PV]]で本家の方のアトランティス・ストライクとして披露されたもの。つまりある意味こっちがオリジナル。
 
::炸裂時のエフェクトは本家より控え目だが、実はこれ発売前の[[PV]]で本家の方のアトランティス・ストライクとして披露されたもの。つまりある意味こっちがオリジナル。
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:頭部パーツがデモンベインと同じなので装備していると思われる。
 
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:シャンタク装備前のデモンベインがモチーフであるため空は飛べない。ウェストは[[量産型破壊ロボ|空を飛べるロボット]]を開発した経験もあるので、シャンタク装備状態をコピーしたなら本機も飛行できたと思われる。
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:断章のない素のデモンベインをコピーしているため空は飛べない。
  
 
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:原型機。
 
:原型機。
 
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:デモンペインの元となった[[鬼械神]]
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:デモンペインの元となった[[鬼械神]]。後に、本機同様のシステムで一時期運用されることとなった。
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2021年7月5日 (月) 21:21時点における版

デモンペイン
外国語表記 DEMONPAIN
登場作品 機神咆吼デモンベイン
デザイン Niθ(原作)
町田能彦(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦UX
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
正式名称 スーパーウェスト無敵ロボ28號DX
分類 破壊ロボ鬼械神のコピーのまたコピー)
全高 55.5 m
重量 6833 t
動力 アル・アジフの断片
開発者 ドクター・ウェスト
所属 ブラックロッジ
乗員人数 最低1名
パイロット
【操縦】
エルザ
【同乗】
ドクター・ウェスト
テンプレートを表示

デモンペインは『機神咆吼デモンベイン』の登場メカ。

概要

デモンベインを模倣した破壊ロボ

全体的な造形はデモンベインそっくりだが黄金色のボディ、両肩のデザインが異なる、顔が破壊ロボのままといった相違点もある。アル・アジフの断片を魔力の供給源とし、それをエルザが中継することによって魔術回路を動作させている。

ベ(be)」ではなく「ペ(pe)」であるなど、ありとあらゆる点で清々しいほどの偽物ロボ。しかし、断片に依存しない基本性能はデモンベインと同等、またエルザが魔導書の代替となっているため魔術戦闘能力もほぼ同等であり、さらにはティマイオス・クリティアスまでも再現し、アトランティス・ストライクも使用可能。デモンベインの切り札であるレムリア・インパクトは使えない[1]が、本家デモンベインがその発動ポイントにしている右手の中に代わりに組み込まれている術式魔砲「我、埋葬にあたわず」により、対戦時点でのデモンベインよりも遠距離攻撃力が増しているため、ある意味では本家を上回っているというウェストの超天才っぷりを表す機体でもある。正式な魔導書の補助も無しにここまでするとは驚嘆の一語に尽きるが、乗り手のテンションがあまりにも凄まじく置いてきぼりを喰らうせいか、この点は考えなければ気づけない。

なお、外観や機体の基本運動性能、さらに脚部シールドであるティマイオス&クリティアスの断鎖術式機能までそっくりに再現しているが、デモンペインの総重量は本家デモンベインより2000トン以上重い。本家にはない「我、埋葬にあたわず」や、ウェストのシートたる「破壊ロボと共通規格のコクピット」、本来は魔導書の魔術・魔力ありきで稼動させる部分を補うための機械分の重みだろうか(ただその甲斐あってか、デモンペインは動力源に魔導書どころかそのうちのページ数枚程度だけで戦闘できる駆動率にこぎつけているが)。

ちなみに、デモンペインはアル・アジフの断片(原作ではバルザイの偃月刀。UXではニトクリスの鏡)を動力とし、エルザが断片から魔力を中継しつつ操縦している。つまりウェストは乗っているだけ

後にブラックロッジ内部の反逆でウェストが同組織を抜けた後、原作アルルートならびにアニメ版ではアル・アジフが消滅した事態に対して、本機と同様のシステムをデモンベインに流用しエルザを同乗させることで、魔導書の精霊不在の状態でもデモンベインを動かすことができるようになっている。

「ペイン(Pain)」は痛みを表す言葉であり、名前を訳すと「魔の痛み」となるため意味は通じる。というか、本家の名前がこっちと間違えられがちなので注意が必要。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。第1部中盤のアメリカルート第14話にて登場。フェルトからは「ニセデモンベイン」と言われている。
原作では「バルザイの偃月刀」の断片をその場で回収して使用していたが、本作では「ニトクリスの鏡」の断片(原作ではこの時点で九郎たちが入手済み)を回収して使用しており、ウェストがこれを使ってデモンペインを大量発生させるという抱腹絶倒な展開を見せる。ネタ担当と思われがちだが(この時点の)本家より遠距離攻撃能力が高く、甘く見ていると痛い目に会う。
ウェスト自身は後に自軍参加するが、乗機は破壊ロボで残念ながら本機は持ってきてくれない。魔導書が欠片でもないと動かせないのが原因か。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
殴りつける。戦闘アニメはデモンベインそのまま。

武装

我、埋葬にあたわず(Dig Me No Grave / ディグ・ミー・ノー・グレイブ)
右掌の中心、本家デモンベインならレムリア・インパクトの発動ポイントに当たる部位に搭載された術式魔砲。エルザが生身で使用するものに比べ、サイズ相応に破壊力が増加している。
エルザ曰く「多目的性にこそ真価を発揮する」武器であり、拡散や追尾などの機能を持つが、スパロボでは拡散モードのみ。
地味にバリア貫通効果を持つため、射程と合わせ意外と厄介。特にこの時のデモンベインだと袋叩きに遇いかねないので、そこだけは注意。
前述の通り本来右掌部から放たれるのだがUXでは何故か左掌部から放たれる。実は味方として使用できる予定があったのか……等というロマンある事情ではなくモーションがバルザイの偃月刀の召喚モーションの流用であるため。
断鎖術式『ティマイオス』『クリティアス』
両足の脚部シールドに内蔵した、時空間を歪曲させる機能を持つ装備。歪曲の反動を利用して爆発的な推進力・機動力を得ることができる。
アトランティス・ストライク
デモンベインと同様の近接粉砕呪法。ゲーム版ではアトランティス・ストライクを打ち合ってデモンベインを損壊させた。
『UX』でこれを使って来た場合、九郎が驚くイベントがある。
炸裂時のエフェクトは本家より控え目だが、実はこれ発売前のPVで本家の方のアトランティス・ストライクとして披露されたもの。つまりある意味こっちがオリジナル。
バルカン砲
頭部パーツがデモンベインと同じなので装備していると思われる。

移動タイプ

断章のない素のデモンベインをコピーしているため空は飛べない。

サイズ

L

機体BGM

「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」

関連機体

破壊ロボ
原型機。
デモンベイン
デモンペインの元となった鬼械神。後に、本機同様のシステムで一時期運用されることとなった。

脚注

  1. アニメ版ではレムリア・インパクトの解禁が前後したことで、初使用が本機との戦闘であるため、アニメの設定では模倣しようがない。