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==パイロットステータス設定の傾向== | ==パイロットステータス設定の傾向== |
2013年5月20日 (月) 23:18時点における版
王政陸(Riku Ousei)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 声優:阪口大助
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:加藤機関
- 役職:加藤機関八番隊隊長
- 主な搭乗機:ヤオヨロズ、ヘリオス(アニメ版)、イダテン試作機(原作漫画版)
- キャラクターデザイン:下口智弘(原作漫画版)、平井久司(アニメ版)
加藤機関八番隊隊長(ただし、久嵩以外のメンバーを全く信用していないため、名目のみで部下はいない)。低身長かつ東京タワーの観光客が彼を見た時、思わず不快な反応を示す程の醜い容姿の持ち主で、口の周りが汚れている。
自分の「想像力の高さ」に異様に固執する性格で、想像力のない他者を嘲笑している。かつて上海において2万人以上の死者を出した爆破事件の実行犯で、収監されている所を機関に迎えられた。宇宙空間での戦闘において、無人衛星兵器・「ヘリオス」を駆使してラインバレルを追いつめたものの、エグゼキューターの直撃を受けて戦死した。久嵩はその死を悼み、とある場所の墓石に自らナイフでその名を刻んでいた。
原作漫画版ではこの辺りの扱いが真反対で、絵美を誘拐するという「機関の目的に反する行為」を行ったことが久嵩の逆鱗に触れ、彼の命令を受けた沢渡に抹殺された。しかも久嵩は陸を全く信用しておらず、いつか目に余る行動をとるだろうと沢渡に始末を任せていたり、抹殺報告を受けても興味も示さなかった。
なお、ヘリオスによるラインバレルとの戦闘は、実はヘリオスをラインバレルに破壊させることで時空に揺らぎを作り、後にセントラルが侵攻して来る道筋を作ることが目的であり、その意味では捨て駒にされたと言える。
前述の通り自身の想像力の高さに固執する性格だが、原作・アニメともに備えはしてもそれを超える(=想像を超える)事態に直面して驚いたり、痛い目を見たりする場面が多く、本当に想像力が高いのかはかなり疑わしい(下手をすると加藤機関で一番想像力が足りない可能性もある)。
ちなみに「おうせい」までが姓であり「りく」が名である。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作。イベントで乗機のヤオヨロズはエイーダのR-ダイガンに破壊され、その後はステルスアルマに乗り換えるが、今度は絵美のラインバレルに撃墜され死亡。原作より長生きはしたが、ヤオヨロズやヘリオスといった見せ場がないためかませ犬感が強くなっている。
- スーパーロボット大戦UX/
- JUDAルート8話「明日への道標」で登場。今回はきちんとヤオヨロズに乗って来る。ただ、今回もどちらかというと咬ませ犬感が強く、能力が低い上に気力が上がりにくく、ディスィーブの攻撃を受けた後だとあっさり落とされてしまう。撃墜されると想像力の高さに固執するあまり、浩一たちの予想を超えようと自爆してしまう。その後は日本ルート14話「黒の執行者」で登場し、原作通りの末路を迎える。いずれも分岐中のステージのため、前作に引き続き、ルート選択によっては一度も出会わないうちに退場してしまう。
また、デモンベインと共演してる都合か、ファンからは「インスマウスの民」呼ばわりされることも。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
隊長格の中では最低クラス。一般兵よりマシ、というレベル(命中・回避に至っては加藤機関兵より下)の上搭乗機が普通のアルマのため、知らない内に撃墜している、というのは実はまだマシな方で、「裏切りの蒼」にしか出てこないため、ベルリンルートを通ると自軍と一度も戦わないまま死んでいる(登場シナリオにしても彼と戦うより前に退場イベントが進行することがしばしば)。せめてヤオヨロズに乗ってくれば……。
特殊技能(特殊スキル)
- ガード 指揮L1 底力L5 援護攻撃L3 アタックコンボL3
- 技能は粒揃いだが能力が低すぎる。搭乗機がヤオヨロズであればまだガードの意味もあったろうが、乗っているのは通常のステルスアルマ(しかも強化されておらず、HPはたったの4800)のため、ラインバレルの一撃で勝負がつくことも。特殊戦闘セリフは一応あるにはあるのだが、見るのは困難だろう。
パイロットBGM
- 「鬼帝の剣」
- 主題歌
人間関係
- 加藤久嵩
- 彼を唯一信用している。アニメ版では部下として認めている(捨て駒にしたあたり、それも怪しいが)が、原作漫画版では最初から信頼も期待もしていないと、対応が大きく異なる。
- 沢渡拓郎
- 同僚。原作漫画版及びUXでは久嵩の命令を受けた彼に抹殺された。
- 中島宗美
- 同僚。Lで唯一、久嵩以外で話をした機関員。
- デミトリー・マガロフ
- 同僚。原作漫画版及びUXでは陸を信用していないが、Lでは陸の仇打ちをするとも発言していた。
- 早瀬浩一
- アニメ版ではラインバレルのエグゼキューターの一撃を受けて死亡。
- 城崎絵美
- Lでは彼女に引導を渡される事になる。原作漫画版及びUXでは彼女を誘拐したのが原因で抹殺されることに。
他作品との人間関係
- 張五飛
- Lでは一応同僚だが、ほとんど絡まない。
- エイーダ・ロッサ
- Lにおいて彼女にヤオヨロズを破壊されてしまう。その際、「想像力が足りない」と辛辣な言葉を浴びせられた。
- サヤ・クルーガー
- UXにおいて絵美共々彼女を誘拐する。
名台詞
アニメ版
- 「残念ですが、今年のクリスマスは中止になりましたぁ!」
- アニメ版11話「SUPER NOVA」より。クリスマスを過ごす人々を無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで虐殺して。所謂「クリスマス中止のお知らせ」というスラングを強く意識した台詞。
- 逆にLではこのイベントが再現されなかったため、原作を知るプレイヤーからは「残念ですが、今年のクリスマスの中止は中止になりました」とネタにされる事も。
- 「さらば、世界よ。クリスマスの幻想に酔いしれた、想像力なき愚民共よぉ!」
「さようならぁああああああああああああ!!……え?」
「うわああああああああああああ!?」 - 同じく11話より。無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで世界を焦土に変える…が、あと一歩のところでラインバレルのエグゼキューターに乗機ごと「ヘリオス」を叩き切られてしまう。自分自身が「この世からさようなら」をする事を最期まで「想像」しなかっただろう。
原作漫画版
- 「ヒィィィ…イィィィ…た、助けてくだ…さい~…!」
- ラインバレル・オーバードライブによってヤオヨロズの四肢を切断され、死の恐怖のあまり、とうとう命乞いをしてしまう。…が、絵美がオーバーライドの負荷によって動きが止まったと知るや否か…
- 「キヒッ!? 停止した!? というコトは…チャンスですねェ!」
「キヒヒヒヒヒヒヒヒヒ! 今だお前たち、出て来ぉい!」
「どうです! ここまでは想像できてなかったでしょう!? 切り札はァ、最後まで取っておくモノで…」 - 今までの命乞いはどこへやら、物陰に隠れているアルマ隊に呼びかけてきた。高らかに勝利を宣言しながら、動かなくなったラインバレルが八つ裂きにされる――のではなく、アルマ隊がヤオヨロズに攻撃を加えた。
- 「!? う、嘘だ…! 司令が…加藤さんが、僕を…」
- 通信から入った沢渡から加藤が陸の事を信用してないと言われて愕然とする。…そして。
- 「加藤ォォォォォォ…ッ!」
- 死の間際に加藤から「お前が一番想像を理解していない」と切って捨てられ、絶望と怒りのあまり絶叫しながら最期を迎えた。…自業自得と言われればそれまでではあるが。
スパロボシリーズの名台詞
- 「本当に想像力がないんですねぇ、あなた達は」
「爆発したのはヤオヨロズの特殊装甲ですよ。こんなこともあろうかと想像し、準備をしていたんですよ」 - 大空魔竜の放ったゾルマニウム貫通弾を装甲でしのいで。別に想像力をアピールするような場面でもないと思うのだが…。この台詞から彼の浅はかさが伺える。
- 「さて、何度も喰らっても厄介ですし…そろそろダンクーガには木端微塵になってもらいましょうか!」
「さようならぁああああ!!」 - 直後にシンカヒアでダンクーガノヴァを破壊にかかるが、寸でのところでR-ダイガンに襲撃されてしまう。
- 「そ、んな……加藤ォォォ総司令ィィィィ!!」
- Lでの断末魔。ラインバレル mode-Bをワイヤーで捉えたと思ったらオーバーライドで逃げられ、逆に切り刻まれるという情けない最期であった。捕えた時点で勝ちを確信したものの、森次からは「馬鹿め!」と切り捨てられ、絵美からは「昔の早瀬君と同じ、その傲慢さがあなたを滅ぼすのです!」と喝破され、原作以上の想像力のなさを浮き彫りにしてしまった。