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:瑠璃によって女装させられそうになっている九郎への反応、全く興味を示さなかった。 | :瑠璃によって女装させられそうになっている九郎への反応、全く興味を示さなかった。 |
2013年4月18日 (木) 22:43時点における版
アル・アジフ(Al Azif)
- 登場作品:機神咆吼デモンベイン
- 声優:神田理江(全年齢対象作品) / 朝宮咲(『斬魔大聖』)
- 種族:精霊
- 性別:女
- 年齢:1000歳以上(外見年齢12歳程度)
- 所属:大十字探偵事務所
- キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明
『機神咆吼デモンベイン』のヒロイン。
見た目は幼い少女だが、その実態は狂えるアラブ詩人アブドゥル・アルハザードによって西暦730年に書かれた魔導書「ネクロノミコン」の原典、「キタブ・アル・アジフ」の精霊。
遥か昔から数多の「主」と共に邪神やその下僕と戦い続けており、本編冒頭にて主を喪った状態でマスターテリオンと交戦するも、所有していた鬼械神「アイオーン」を完全に破壊されて自身もまたアーカムシティに落下。その身を狙う秘密結社ブラックロッジに襲われるが、偶然出会った九郎の才能を見出し、強引に契約を結ぶ。
性格は傲慢不遜で尊大そのものだが、正義感は強い。魔導書として戦いに明け暮れてきたため年齢の割に世間知らずな一面もあり、内面は外見通り子供っぽい。一人称は「妾」、二人称は主に「汝(なれ)」。
魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきたが、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。
マスターテリオンとの戦闘でのダメージにより、魔導書としての記述の一部が「断片」としてアーカムシティ内に散逸してしまっており、作中ではブラックロッジとの戦いに並行してその回収も行うことになる。
(実体化した「断片」は女性の姿をとることが多く、しかもなぜか本人に似ず豊満なスタイルの持ち主ばかりになる)
九郎を「マギウス・スタイル」に変身させた際は2頭身程度にデフォルメされた姿「ちびアル」になる(デモンベイン搭乗時も九郎はマギウス・スタイルになるが、アルは本来の姿のまま)。ちびアルの際は声調も相応に幼くなる。
なお、彼女は「『アル・アジフ』という魔導書」なので「アル」がファーストネームというわけではないのだが、九郎などは勝手にそう呼んでいる。
(そもそもアラビア語圏における「アル」は、英語の「The」に似たような物である)
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。原作通り後半でしばらく離脱してしまい、その間はデモンベインが著しく弱体化する。
- なお原作ゲームでは離脱後比較的すぐ復活するのだが、本作ではシナリオの都合上、三ヶ月以上も放置プレイを喰らうことに。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
- 集中、加速、直撃、激励、再動
- 序盤はSU出撃することも多く、もっぱら加速要員として活躍する。集中はあまり有効ではないが、加速だけだとSPが余るので適度に使っていきたい。
- 実のところ、精神コマンドだけ見ると離脱時に代わりに乗るエルザの方がデモンベインと相性が良かったりする。
特殊技能(特殊スキル)
- 魔導書
- 「魔導書」のスキルレベルが上がるごとに、デモンベインのMP(EN相当)の最大値と回復量が上がる。
- 最高位の魔導書という設定の表れか、同レベル帯のアンチクロスが持つ「魔導書」と比べてもレベルが高く、おかげで序盤から潤沢なMPを確保できる。
人間関係
- 大十字九郎
- 契約で結ばれた者。魔術師としての素質と相性の良さを見抜き、施しを行う。
- 覇道瑠璃
- 犬猿の仲。当初は本気で対立していたのもあったが、関係が改善された後もそりが合わず度々口喧嘩に発展する。
- 彼女のルートでは戦闘不能に陥った九郎が復活するまでの間、互いに手を取り合って戦うこととなるが、九郎と彼女の仲に強く嫉妬する。
- ライカ・クルセイド
- 九郎と暮らし始めてからは共に食事をたかることに。彼女からは「アルちゃん」と呼ばれ、孤児ら同様可愛がられる。
- 彼女のルートでは九郎と彼女の仲に多少は嫉妬するものの、その強い絆を認め、羨ましがっていた。
- マスターテリオン
- 宿敵。
- エセルドレーダ
- マスターテリオンの所有する魔導書「ナコト写本」の精霊。
- アルの対とも呼ぶべき存在。終盤は彼女とぶつかり合う。
- ダンセイニ
- アルの召喚したショゴスの使い魔。黄色いゼリー状の不定形な身体を持つため、様々な姿に変化できる。
- 召喚以降、彼女のベッドとして扱われる。「てけり・り」としか喋れないが、意思疎通は問題なく可能。
- エンネア
- 九郎が保護した少女。
- 事あるごとに挑発され、しょっちゅう喧嘩に発展する。
- アズラッド
- スパロボ未登場。マスター・テリオンに殺害された前のマスターの一人で本編に名前のみで登場したが後に過去の出来事を綴った小説「機神胎動」に登場し、そして続編「機神飛翔」にアイオーンに乗って登場した。
- エドガー
- スパロボ未登場。ナイアルラトホテップに抹消された前のマスターの一人。
他作品との人間関係
名台詞
- 「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」
- 九郎との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える(事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが)。そのためか、『ニトロ+ロワイヤル』において、あるキャラからルルイエ異本(の劣化コピー)扱いされたときには、憤慨していた。ルルイエ異本自体の力はアル・アジフにも劣らないのだが、魔導書は内容の危険さから正確な模写や翻訳が難しく、写本するほど内容が劣化していくためである。
- 「識を伝え式を編む我。魔物の咆吼たる我」
「死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う」
「鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神。人の造りし神。鬼械の神よ。汝は何者ぞ」 - デモンベインを初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。
- UXではこの直後の台詞まで含めてDVE。初っ端から非常に長い。
- 「勝手に死ぬな。それと勝手に死なすな。無責任過ぎるぞ」
- 終盤、ベルゼビュートの攻撃によってデモンベインもろとも自身も吹き飛んだと確信した九郎が見たのは、そこにいないはずのアル・アジフだった……。
迷台詞
- 「九郎の所有物だ」
- 初めて教会を訪れたときにライカに九郎との関係を聞かれたときの答え。決して間違ってはいないのだが、おかげで九郎はライカからロリコンの烙印を押されることに。さらに…。
- 「ご、ご主人様ぁ…(ニヤリ)」
- このセリフで追い打ちをかける。九郎の言うように確信犯(もしくは悪ノリ)であることが即座に判明。続編の機神飛翔ではよりにもよって教授陣が勢ぞろいしている状態で発言し、九郎は正真正銘のペドフィリアと評されたり、ペドは専門ではないとか散々な事を言われてしまう。
- 「好きに生きろ」
- 瑠璃によって女装させられそうになっている九郎への反応、全く興味を示さなかった。
- 「フン、何を今さら」
- 九郎の人でなし発言に対して。全く持ってそのとおり。
- 「めしー」
- 教会に入るなり九郎と共に発した一声。孤児らも加わって大合唱に発展することも。
- 「のろけか。バカップルか。失せろ」
- 全年齢向けWindows用格闘ゲームソフト『ニトロ+ロワイヤル』において、恋するドラゴンを「バカップル」と評したところ・・・
- 「誰がバカップルだ!」
- 「バカップルにバカップルって言われたッ!?」と返されて。ドラゴンの言うとおり、自覚がないらしい。
- 「フ……上等だ……妾も一つ言っておくことがある。第一話にメタトロンのシルエットが映った気がしていたが別にそんなキャラはいなかったぞ」
- 『ニトロ+ロワイヤル』のアルEDにて。このEDはアニメ版の出来を『ギャグマンガ日和』の人気エピソード「ソードマスターヤマト・完結編」風に解説したものである。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗・関連機体
- デモンベイン
- 制御系のオペレーターを担当。
- アイオーン
- 本来保有する鬼械神。原作冒頭で破壊される。
余談
- 魔導書ネクロノミコン、およびその原典であるキタブ・アル・アジフはクトゥルフ神話に連なる物語において元々存在する書物の名前で、本作オリジナルの設定というわけではない(作中に登場する他の魔導書も概ね同様)。
- クトゥルフ神話でネクロノミコンを読んだ人物は大抵ロクな目に遭わない。むしろネクロノミコンを読んだせいで状況が悪化する事も多い。
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