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+ | 西暦2015年。無人島「8JO」にある兵器開発用発展型スーパーコンピューター「カイロン5」は突如自我に目覚め人類に宣戦布告した。人類は可変式戦闘車両「ガンヘッド」の軍団を8JOへと送るが、カイロン5が開発した対ガンヘッド用兵器エアロボットによって壊滅。勝利したカイロン5は突如として沈黙し、8JOは封鎖地域となった。 | ||
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+ | == 楽曲 == | ||
+ | ;「GUNHED #2」 | ||
+ | :劇中BGM。イントロを始め要所パートで用いられるけたたましいブラスリフが印象的な曲で、テレビ番組のBGMで使用される事も少なくない。 | ||
+ | :『X-Ω』では参戦PVにて使用されたほか、イベント「パーティやろうか、ガンヘッド」にてクエストBGMに採用。 | ||
== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
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− | : | + | :初参戦作品。2020年4月のイベント「パーティやろうか、ガンヘッド」期間限定参戦。タイトル表記は英字の『GUNHED』。参戦発表とともに参戦PVが公開され、ブルックリン役の高嶋政宏氏による音声収録参加も報じられた。 |
+ | :イベントシナリオでは、『[[フルメタル・パニック!]]』と『[[ボーダーブレイク]]』のキャラクターを交えながら原作再現が行われる。ブルックリン以外のキャラクターは直接は登場せず、間接的に存在が示されるのみ。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
+ | *寺田プロデューサーがガンヘッド直撃世代であり、サンライズからも「ガンヘッドどうですか?」とアプローチも受けていたのだが、周りのスタッフには「ふぅん」という反応を返されてしまい掴みが悪かった。しかしそこに同じくガンヘッド直撃世代であるスパクロのオオチプロデューサーが現れ、意気投合。二人だけで会議で盛り上がりそのままこれなら行けると確信したオオチPが高嶋政宏氏に突撃、無事にOKを貰い参戦が決定した<ref> スパロボOGラジオ「[[うますぎWAVE]]」第693回より。</ref>。 | ||
+ | **高嶋政宏氏もガンヘッドの事はよく覚えており、ノリノリで収録に応じてくれたとのこと。この時裏話や思い出話に華を咲かせ、「収録よりガンヘッドトークの方が長くなってしまった」とラジオで楽しそうに語られていた。 | ||
+ | **寺田プロデューサーは事前に[[うますぎWAVE]]で共演している杉田智和氏へガンヘッドの話題を振ってどう反応するか見ていたという。結果、杉田氏はノリノリで反応した事で「これ行けるかも」と思ったとか。ちなみに杉田氏の演じる[[ブルックリン・ラックフィールド]]の名前の元ネタも本作主人公の[[ブルックリン]]である。 | ||
*本作の映像は『ゴジラvsメカゴジラ』の特報に使用され、メカゴジラに見立てられたガンヘッドとゴジラの戦いが疑似的に描かれた。 | *本作の映像は『ゴジラvsメカゴジラ』の特報に使用され、メカゴジラに見立てられたガンヘッドとゴジラの戦いが疑似的に描かれた。 | ||
**メカゴジラは企画段階では3機のメカの変形合体ロボとして構想されており、生頼範義氏へのポスターの発注もその時のデザイン案が資料として渡された<ref>アスキーメディアワークス『平成ゴジラパーフェクション』P60より。</ref>。その3機のメカのイメージに近い兵器として、既存の東宝特撮映画の中からガンヘッドが抜擢されたと思われる。 | **メカゴジラは企画段階では3機のメカの変形合体ロボとして構想されており、生頼範義氏へのポスターの発注もその時のデザイン案が資料として渡された<ref>アスキーメディアワークス『平成ゴジラパーフェクション』P60より。</ref>。その3機のメカのイメージに近い兵器として、既存の東宝特撮映画の中からガンヘッドが抜擢されたと思われる。 | ||
*ブルックリン役の高嶋政宏氏は本作公開時の舞台挨拶で、幼少時に「ロボットの[[パイロット]]に成って[[あしゅら男爵]]と戦う」事を将来の目標としており、それゆえ本作への出演オファーが来た時は感無量だった心情を明かしている。 | *ブルックリン役の高嶋政宏氏は本作公開時の舞台挨拶で、幼少時に「ロボットの[[パイロット]]に成って[[あしゅら男爵]]と戦う」事を将来の目標としており、それゆえ本作への出演オファーが来た時は感無量だった心情を明かしている。 | ||
+ | *劇場公開版では日本人キャストのセリフは日本語、アメリカ人キャストのセリフは英語に日本語字幕スーパーで表現され、劇中では普通に会話が成立していた。この演出は上記の『ゴジラVSメカゴジラ』や『ゴジラVSスペースゴジラ』でも見られている。 | ||
+ | *1992年にはTBSにて地上波放送されている。台詞の再アフレコが行われており、英語セリフが日本語に吹き替えられていたり、一部の台詞が分かりやすく変更されていたりといった違いがある。これらの変更点に加えて画質が良かったこと、さらにブルックリン役の[[声優:高嶋政宏|高嶋政宏]]氏の演技力が上がってることなどから、テレビ版を支持する声も大きい。 | ||
+ | **この吹き替え版は東宝に無許可で行われていたこともあって長らく映像ソフトには収録されていなかったが、2022年6月15日発売の[[Blu-ray]]において、映像特典扱いとして実に30年越しの初収録が叶った。 | ||
+ | *本作について、東宝の松岡功社長は「これからの特撮の可能性は充分感じられるし、やろうとしているSFマインドは良く分かった。でも、これは普通の人が見たらわからないよな。もっとわかりやすくしろ」と手厳しいコメントを残した。これについて川北鉱一監督は「まぁ、時代が早すぎたんだろうな、いろいろな意味で」と続けている。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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2024年5月22日 (水) 19:13時点における最新版
ガンヘッド | |
---|---|
監督 |
原田眞人(本編) 川北紘一(特撮) |
脚本 |
原田眞人 ジェームス・ハトン |
メカニックデザイン | 河森正治 |
音楽 | 本多俊之 |
制作 |
東宝映画 サンライズ |
配給元 | 東宝 |
公開日 | 1989年7月22日 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
『ガンヘッド』は東宝・サンライズ制作による実写映画作品。
概要[編集 | ソースを編集]
東宝とサンライズのタッグによる特撮ロボットアクション映画。サンライズにとっては初の実写作品でもある。
「世界初の実写巨大ロボット映画」を謳い文句に、着ぐるみではなく大型・実物大のモデルを使ったリアルロボット映画を目指して製作。実際に1/12、1/24、1/8モデルのほかに1/3の人間が実際に着こんで操作するスーツや1/1の実物大ガンヘッドも製作された。
「画面が暗くて何が起こっているのかわからない」「ストーリーが退屈」と評価は芳しくなく、興行的には今一つな結果に終わったが、実写特撮で変形ロボットが暴れまわる大胆で野心的な企画と映像、原田眞人監督のセンスが炸裂するセリフ回しから現在でも根強いファンが多い。
また漫画・ゲーム等数多くのメディアミックスが行われた。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
西暦2015年。無人島「8JO」にある兵器開発用発展型スーパーコンピューター「カイロン5」は突如自我に目覚め人類に宣戦布告した。人類は可変式戦闘車両「ガンヘッド」の軍団を8JOへと送るが、カイロン5が開発した対ガンヘッド用兵器エアロボットによって壊滅。勝利したカイロン5は突如として沈黙し、8JOは封鎖地域となった。
それから13年後、Bバンガーと呼ばれるトレジャーハンターのチームが、カイロン5のCPUを目当てに8JOに侵入する。しかしBバンガーはカイロン5のトラップや人造人間バイオドロイドの前に次々と殺されていき、ついにブルックリン一人となってしまった。ブルックリンはテキサス・エアレンジャーズ隊員の生き残りであるニムと共に地下へ逃げのび、8JOの生存者であるセヴンとイレヴン兄妹に助けられる。そしてスクラップ置き場に放置されていたガンヘッド507を発見したブルックリンは、生き残るためにガンヘッドを有人式に改造し、カイロン5へと戦いを挑む。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
メインキャラクター[編集 | ソースを編集]
- ブルックリン
- 主人公。Bバンガーの最年少メンバー。
- ニム
Bバンガー[編集 | ソースを編集]
- バンチョー
- べべ
- ボンベイ
- ボクサー
- ブーメラン
- バラバ
アイランド8JO[編集 | ソースを編集]
- セヴン
- イレヴン
- カイロン5
- アイランド8JOの管理コンピューターだったが、突如人類殲滅を宣告し、反旗を翻す。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
- ガンヘッド507
- エアロボット
用語[編集 | ソースを編集]
- アイランド8JO
- 日本の孤島だった八丈島を工業用プラントとして改造したもの。
- ガンヘッド
- Bバンガー
- ロボット大戦
楽曲[編集 | ソースを編集]
- 「GUNHED #2」
- 劇中BGM。イントロを始め要所パートで用いられるけたたましいブラスリフが印象的な曲で、テレビ番組のBGMで使用される事も少なくない。
- 『X-Ω』では参戦PVにて使用されたほか、イベント「パーティやろうか、ガンヘッド」にてクエストBGMに採用。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。2020年4月のイベント「パーティやろうか、ガンヘッド」期間限定参戦。タイトル表記は英字の『GUNHED』。参戦発表とともに参戦PVが公開され、ブルックリン役の高嶋政宏氏による音声収録参加も報じられた。
- イベントシナリオでは、『フルメタル・パニック!』と『ボーダーブレイク』のキャラクターを交えながら原作再現が行われる。ブルックリン以外のキャラクターは直接は登場せず、間接的に存在が示されるのみ。
商品情報[編集 | ソースを編集]
Blu-ray[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
小説[編集 | ソースを編集]
レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
ツタヤディスカス | × | |
DMM | × | |
ゲオ宅配レンタル | × |
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA TV | × | サービス終了 |
DMMTV | ○ | 見放題期間あり |
バンダイチャンネル | ○ | |
GYAO!ストア | 〇 | |
ユーネクスト | ○ | 見放題期間あり |
ビデオマーケット | ○ | |
フジテレビオンデマンド | 〇 | |
Amazonプライムビデオ | ○ | 有料チャンネル「東宝名画座」での配信 |
hulu | × | |
ひかりTV | ○ | |
楽天TV | 〇 | |
TELASA | × | |
J:COMオンデマンド | × | |
milplus | × | |
Netflix | × |
余談[編集 | ソースを編集]
- 寺田プロデューサーがガンヘッド直撃世代であり、サンライズからも「ガンヘッドどうですか?」とアプローチも受けていたのだが、周りのスタッフには「ふぅん」という反応を返されてしまい掴みが悪かった。しかしそこに同じくガンヘッド直撃世代であるスパクロのオオチプロデューサーが現れ、意気投合。二人だけで会議で盛り上がりそのままこれなら行けると確信したオオチPが高嶋政宏氏に突撃、無事にOKを貰い参戦が決定した[1]。
- 高嶋政宏氏もガンヘッドの事はよく覚えており、ノリノリで収録に応じてくれたとのこと。この時裏話や思い出話に華を咲かせ、「収録よりガンヘッドトークの方が長くなってしまった」とラジオで楽しそうに語られていた。
- 寺田プロデューサーは事前にうますぎWAVEで共演している杉田智和氏へガンヘッドの話題を振ってどう反応するか見ていたという。結果、杉田氏はノリノリで反応した事で「これ行けるかも」と思ったとか。ちなみに杉田氏の演じるブルックリン・ラックフィールドの名前の元ネタも本作主人公のブルックリンである。
- 本作の映像は『ゴジラvsメカゴジラ』の特報に使用され、メカゴジラに見立てられたガンヘッドとゴジラの戦いが疑似的に描かれた。
- メカゴジラは企画段階では3機のメカの変形合体ロボとして構想されており、生頼範義氏へのポスターの発注もその時のデザイン案が資料として渡された[2]。その3機のメカのイメージに近い兵器として、既存の東宝特撮映画の中からガンヘッドが抜擢されたと思われる。
- ブルックリン役の高嶋政宏氏は本作公開時の舞台挨拶で、幼少時に「ロボットのパイロットに成ってあしゅら男爵と戦う」事を将来の目標としており、それゆえ本作への出演オファーが来た時は感無量だった心情を明かしている。
- 劇場公開版では日本人キャストのセリフは日本語、アメリカ人キャストのセリフは英語に日本語字幕スーパーで表現され、劇中では普通に会話が成立していた。この演出は上記の『ゴジラVSメカゴジラ』や『ゴジラVSスペースゴジラ』でも見られている。
- 1992年にはTBSにて地上波放送されている。台詞の再アフレコが行われており、英語セリフが日本語に吹き替えられていたり、一部の台詞が分かりやすく変更されていたりといった違いがある。これらの変更点に加えて画質が良かったこと、さらにブルックリン役の高嶋政宏氏の演技力が上がってることなどから、テレビ版を支持する声も大きい。
- この吹き替え版は東宝に無許可で行われていたこともあって長らく映像ソフトには収録されていなかったが、2022年6月15日発売のBlu-rayにおいて、映像特典扱いとして実に30年越しの初収録が叶った。
- 本作について、東宝の松岡功社長は「これからの特撮の可能性は充分感じられるし、やろうとしているSFマインドは良く分かった。でも、これは普通の人が見たらわからないよな。もっとわかりやすくしろ」と手厳しいコメントを残した。これについて川北鉱一監督は「まぁ、時代が早すぎたんだろうな、いろいろな意味で」と続けている。