「ラング」の版間の差分
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+ | 女子供であっても容赦しない、むしろ無力な存在を馬鹿にし見下している冷酷な心の持ち主であり、かつて目をかけていたオーガンが地球で生き延びている事を知ると、自ら[[ゾア]]にオーガン抹殺の任務に志願した。 | ||
彼自身は内部の神経組織が寿命の後半に差し掛かっており、オーガンに自らの持つ戦闘ノウハウの全てを託そうと思っていたため突然の脱走に怒っていた事が小説版に記されている。 | 彼自身は内部の神経組織が寿命の後半に差し掛かっており、オーガンに自らの持つ戦闘ノウハウの全てを託そうと思っていたため突然の脱走に怒っていた事が小説版に記されている。 | ||
− | + | 基本的な戦闘能力はオーガンと互角だが、相手の思考を読む能力を持っているため、当初オーガンは苦戦する。しかしこの能力は元々戦闘経験データの蓄積からくる先読みが発展したものであるため表層的な動作の思考しか読めないので、[[リーブ]]の助言を受けたオーガンに思考と動作を変える事で逆手に取られてしまった。 | |
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+ | :初登場作品。第一部終盤から登場。今作では自爆とそれに伴うリーブの妨害も無く、何度も戦うことに。能力は低いわけではないのだが、[[読心]]能力は相当するシステムを作れなかったためか再現されていない。[[蒼穹のファフナー|あの作品]]と同時参戦していたら大変なことになったに違いない。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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;ビームガン | ;ビームガン | ||
:拳から連射するビームガン。なお設定資料等によるとイバリューダーのビーム火器は単一の発射器で多種多様な発射形態のチョイス(光針・カッタービーム等)が可能であり、ラングはさらに劇中でビームの出力変更のみならず高エネルギーの衝撃波を放っている。 | :拳から連射するビームガン。なお設定資料等によるとイバリューダーのビーム火器は単一の発射器で多種多様な発射形態のチョイス(光針・カッタービーム等)が可能であり、ラングはさらに劇中でビームの出力変更のみならず高エネルギーの衝撃波を放っている。 | ||
;ラング・ハンドカッター | ;ラング・ハンドカッター | ||
:オーガンと同じく手首からカッターを出し、高速で詰め寄り切り裂く。 | :オーガンと同じく手首からカッターを出し、高速で詰め寄り切り裂く。 | ||
+ | :Wでは赤い軌道を引いて高速で接近、後ろから前に回りこんで切り裂き、返しの一撃の後蹴り飛ばし、それを追撃して下から真っ二つにする。 | ||
;反物質砲 | ;反物質砲 | ||
− | : | + | :胸部装甲を破壊し反物質を放出する。小説版では動力炉の中身を単純に曝すという自爆攻撃でありOVA本編もほぼそれに準じた描写である。 |
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+ | ヘッド・デトネイターの肩書きはダテではなく、あらゆる面でアーキオーガンを大幅に引き離している。特筆すべきはスーパー系並みの防御で、SSサイズのソリッドアーマーとは裏腹に、底力の補正もあってかなりしぶとい。また[[命中#命中(能力)|命中]]も恐ろしく高く、逃げ切れないレベルの命中率で反物質砲をぶっ放して来る。 | ||
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+ | :清々しいほどに攻撃特化。先読み能力はカウンターで再現されている。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「オーガン、虫ケラ相手に何をためらっている?『全てを破壊せよ』それが我等が指導者、ミーク様の御意志なのだ!」 | ;「オーガン、虫ケラ相手に何をためらっている?『全てを破壊せよ』それが我等が指導者、ミーク様の御意志なのだ!」 | ||
− | : | + | :赤子を抱えた母親を見て攻撃を躊躇するオーガンに言い放った台詞。イバリューダーの基本思想である。ラングは特に「無力無抵抗な物=無価値であり存在する意味も無い」と見下す傾向を見せている。 |
;「オォォォガン!!よく見ておけ!こうだぁぁぁぁぁぁ!!」<br />「うっはっはっはっは…うふはははははは!うっはっはっはっはっは!!」 | ;「オォォォガン!!よく見ておけ!こうだぁぁぁぁぁぁ!!」<br />「うっはっはっはっは…うふはははははは!うっはっはっはっはっは!!」 | ||
− | : | + | :母親と赤子諸共敵機をビームで焼き殺し、高笑いするラング。狂気と悦を孕んだ素敵な若本笑いに注目。 |
+ | ;「オーガン! ミーク様は、お前が我らイバリューダーの脅威となると予見された!」<BR/>「我らの前に敵は有ってはならんのだ! 今までも、そしてこれからも! この街と共に消滅しろ! オォォ――――ガァァァァ――――ンッ!!」 | ||
+ | :オーガンの放ったP.E.Cキャノンで半身を吹き飛ばされて後の絶叫。この後、反物質による自爆攻撃で街ごとオーガンを消滅させようとしたが、割り込まれたリーブに阻まれた。 | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;「だが、忘れるな、オーガン!我らはこの宇宙から[[ラダム]]を滅ぼし生きねばならん!それがアイバの遺志だ!」 | ;「だが、忘れるな、オーガン!我らはこの宇宙から[[ラダム]]を滅ぼし生きねばならん!それがアイバの遺志だ!」 | ||
− | :オーガンと対峙した際、[[イバリューダー]] | + | :オーガンと対峙した際、[[イバリューダー]]は完璧な生命体ではないと否定されたことに対しての返し。予想外の人物から出てきた「相羽」の名前は、彼らイバリューダーの始祖とされる男のものだった……。 |
− | ; | + | ;「できるかな、オーガン。イバリューダー有数の力を持つ貴様も度重なる戦いでボロボロだ……」<BR/>「ここが貴様の墓場だ! ラダム共々、宇宙のゴミにしてくれる!」 |
+ | :第一部最終話クリア後のイベントマップにて。地球への再度到達を狙い逃走するオーガンを追い、大部隊と共に現れる。 | ||
+ | :この時オーガンが逃げ込んだ宙域ではヴァルストークとテッカマンブレードが核攻撃阻止に急行している最中であり、後方から[[テッカマンエビル]]に追撃されていたカズマ達にとって最悪のタイミングでの鉢合わせになってしまった。 | ||
+ | ;「リーブめ……他人を庇って死ぬとは血迷ったか!」 | ||
+ | :ハンドカッターの一撃からオーガンを庇ったリーブを見て。原作では彼女に道連れにされていた。 | ||
+ | ;「馬鹿な!そんな事は我らイバリューダーとラダムの戦いの歴史の中でも前代未聞だぞ!」 | ||
:ブラスター化を果たしたブレードを見たオーガンは「ブレードは心の力で自らを進化させた」と評した。上の台詞はそれに対しての返し。 | :ブラスター化を果たしたブレードを見たオーガンは「ブレードは心の力で自らを進化させた」と評した。上の台詞はそれに対しての返し。 | ||
;「オォォォガァン、貴様っ!」<BR/>「オォォォガァァァン!!」 | ;「オォォォガァン、貴様っ!」<BR/>「オォォォガァァァン!!」 | ||
:オーガンとの特殊戦闘台詞。[[テッカマンオメガ|同じ声のラダムの親玉]]が極端な上、シナリオでは普通なので気づきにくいが、若本ボイスの反映度はラングも大概。 | :オーガンとの特殊戦闘台詞。[[テッカマンオメガ|同じ声のラダムの親玉]]が極端な上、シナリオでは普通なので気づきにくいが、若本ボイスの反映度はラングも大概。 | ||
+ | ;「そこまでだオーガン、この星と運命を共にしろ!」<BR/>「オーガン、ミーク様はお前が我らイバリューダーの脅威となると予見された」 | ||
+ | :これも同様にオーガンとの戦闘台詞。原作での最期のシャウトが元ネタ。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
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オーガン=トモルはその生き方に反発しているという両者の関係がメタ部分で繋がっている為であるという事を小説版の後書きで柿沼氏が記している。 | オーガン=トモルはその生き方に反発しているという両者の関係がメタ部分で繋がっている為であるという事を小説版の後書きで柿沼氏が記している。 | ||
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2023年9月1日 (金) 00:02時点における最新版
ラング | |
---|---|
登場作品 | デトネイター・オーガン |
声優 | 若本規夫 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
---|---|
分類 | ソリッドアーマー(デトネイター) |
動力 | 反物質溶鉱炉 |
開発者 | シグナライト号の生存者 |
所属 | イバリューダー |
ラングは『デトネイター・オーガン』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
イバリューダーの一人。
現役のヘッド・デトネイター。オーガンの元上官。
女子供であっても容赦しない、むしろ無力な存在を馬鹿にし見下している冷酷な心の持ち主であり、かつて目をかけていたオーガンが地球で生き延びている事を知ると、自らゾアにオーガン抹殺の任務に志願した。
彼自身は内部の神経組織が寿命の後半に差し掛かっており、オーガンに自らの持つ戦闘ノウハウの全てを託そうと思っていたため突然の脱走に怒っていた事が小説版に記されている。
基本的な戦闘能力はオーガンと互角だが、相手の思考を読む能力を持っているため、当初オーガンは苦戦する。しかしこの能力は元々戦闘経験データの蓄積からくる先読みが発展したものであるため表層的な動作の思考しか読めないので、リーブの助言を受けたオーガンに思考と動作を変える事で逆手に取られてしまった。
オーガンのP.E.Cキャノンで体が半壊したため最後に都市ごとオーガンを道連れに自爆しようと試みるが、リーブの決死の行動により阻止される。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。第一部終盤から登場。今作では自爆とそれに伴うリーブの妨害も無く、何度も戦うことに。能力は低いわけではないのだが、読心能力は相当するシステムを作れなかったためか再現されていない。あの作品と同時参戦していたら大変なことになったに違いない。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- ビームガン
- 拳から連射するビームガン。なお設定資料等によるとイバリューダーのビーム火器は単一の発射器で多種多様な発射形態のチョイス(光針・カッタービーム等)が可能であり、ラングはさらに劇中でビームの出力変更のみならず高エネルギーの衝撃波を放っている。
- ラング・ハンドカッター
- オーガンと同じく手首からカッターを出し、高速で詰め寄り切り裂く。
- Wでは赤い軌道を引いて高速で接近、後ろから前に回りこんで切り裂き、返しの一撃の後蹴り飛ばし、それを追撃して下から真っ二つにする。
- 反物質砲
- 胸部装甲を破壊し反物質を放出する。小説版では動力炉の中身を単純に曝すという自爆攻撃でありOVA本編もほぼそれに準じた描写である。
- スパロボでのビームを発射する様な描写の『反物質砲』としたのはあくまでゲーム用のアレンジである。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- SS
- テッカマン同様人間サイズ。命中率が下がるのが問題。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
ヘッド・デトネイターの肩書きはダテではなく、あらゆる面でアーキオーガンを大幅に引き離している。特筆すべきはスーパー系並みの防御で、SSサイズのソリッドアーマーとは裏腹に、底力の補正もあってかなりしぶとい。また命中も恐ろしく高く、逃げ切れないレベルの命中率で反物質砲をぶっ放して来る。
特殊技能[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- オーガン
- 元部下にして敵。彼を勇者と認めており、裏切ってまで地球に何を求めに着たのか疑問を抱いていた。
- ゾア
- 上官。オーガンの裏切りに怒り、自ら抹殺に向かおうとする彼を制止し、自らが地球へ向かった。
- ミーク
- 総司令。崇拝の対象であり、オーガンを取り除こうとしたのも彼女の予言があったため。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「オーガン、虫ケラ相手に何をためらっている?『全てを破壊せよ』それが我等が指導者、ミーク様の御意志なのだ!」
- 赤子を抱えた母親を見て攻撃を躊躇するオーガンに言い放った台詞。イバリューダーの基本思想である。ラングは特に「無力無抵抗な物=無価値であり存在する意味も無い」と見下す傾向を見せている。
- 「オォォォガン!!よく見ておけ!こうだぁぁぁぁぁぁ!!」
「うっはっはっはっは…うふはははははは!うっはっはっはっはっは!!」 - 母親と赤子諸共敵機をビームで焼き殺し、高笑いするラング。狂気と悦を孕んだ素敵な若本笑いに注目。
- 「オーガン! ミーク様は、お前が我らイバリューダーの脅威となると予見された!」
「我らの前に敵は有ってはならんのだ! 今までも、そしてこれからも! この街と共に消滅しろ! オォォ――――ガァァァァ――――ンッ!!」 - オーガンの放ったP.E.Cキャノンで半身を吹き飛ばされて後の絶叫。この後、反物質による自爆攻撃で街ごとオーガンを消滅させようとしたが、割り込まれたリーブに阻まれた。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「だが、忘れるな、オーガン!我らはこの宇宙からラダムを滅ぼし生きねばならん!それがアイバの遺志だ!」
- オーガンと対峙した際、イバリューダーは完璧な生命体ではないと否定されたことに対しての返し。予想外の人物から出てきた「相羽」の名前は、彼らイバリューダーの始祖とされる男のものだった……。
- 「できるかな、オーガン。イバリューダー有数の力を持つ貴様も度重なる戦いでボロボロだ……」
「ここが貴様の墓場だ! ラダム共々、宇宙のゴミにしてくれる!」 - 第一部最終話クリア後のイベントマップにて。地球への再度到達を狙い逃走するオーガンを追い、大部隊と共に現れる。
- この時オーガンが逃げ込んだ宙域ではヴァルストークとテッカマンブレードが核攻撃阻止に急行している最中であり、後方からテッカマンエビルに追撃されていたカズマ達にとって最悪のタイミングでの鉢合わせになってしまった。
- 「リーブめ……他人を庇って死ぬとは血迷ったか!」
- ハンドカッターの一撃からオーガンを庇ったリーブを見て。原作では彼女に道連れにされていた。
- 「馬鹿な!そんな事は我らイバリューダーとラダムの戦いの歴史の中でも前代未聞だぞ!」
- ブラスター化を果たしたブレードを見たオーガンは「ブレードは心の力で自らを進化させた」と評した。上の台詞はそれに対しての返し。
- 「オォォォガァン、貴様っ!」
「オォォォガァァァン!!」 - オーガンとの特殊戦闘台詞。同じ声のラダムの親玉が極端な上、シナリオでは普通なので気づきにくいが、若本ボイスの反映度はラングも大概。
- 「そこまでだオーガン、この星と運命を共にしろ!」
「オーガン、ミーク様はお前が我らイバリューダーの脅威となると予見された」 - これも同様にオーガンとの戦闘台詞。原作での最期のシャウトが元ネタ。
余談[編集 | ソースを編集]
ラングの声優である若本氏はトモルの兄の声にも名を連ねているが、これは両者が体制のエリートでありその生き方を継ぐ事を願っている事、 オーガン=トモルはその生き方に反発しているという両者の関係がメタ部分で繋がっている為であるという事を小説版の後書きで柿沼氏が記している。