「壱七式戦術甲冑 雷電」の版間の差分

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== 登場作品と操縦者 ==
 
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:初登場作品。2017年6月のイベント「鬼哭」から参戦。ユウシロウ機がSSRシューターとして登場。
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:初登場作品。ユニット名は「'''雷電'''」表記。
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:2017年6月のイベント「鬼哭」にて実装。ユウシロウ機がSSRシューターとして登場。
  
 
== 装備・機能 ==
 
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;壱七式戦術甲冑改 震電
 
;壱七式戦術甲冑改 震電
:壱七式の改良量産型。若干丸みを帯びた形状が特徴。操作系をパターン化することでチューニングを簡易化、またバッテリーの大型化によって最大行動時間を36時間に拡大するなど、量産機らしい改良が施された機体である。だが、北海道八臼岳演習場の連続走行実験では、マイル1から抽出された免疫グロブリンを元に生体強化を目的とするインジェクションを用いたために暴走。最後まで暴走を続けた谷口機は、ユウシロウの決死の行動によって停止、救出されている。
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:壱七式の改良量産型。操作系をパターン化することでチューニングを簡易化、またバッテリーの大型化によって最大行動時間を36時間に拡大するなど改良されている。
:後に正式配備されており、アジアン静脈瘤での暴徒鎮圧任務などに投入されている。
 
;月光
 
:続編となるゲーム「タクティカルアーマーカスタム ガサラキ」に登場する機体。
 
:全体的に細身になり、かつより顔らしい顔の無さが強調されたスタイルが特徴。制式名称に関しては、「出渕裕メカニカルデザインワークス」及び当時のホビー雑誌では「TACTICAL ARMOR TYPE21(訳せば「'''二壱式戦術甲冑'''」となる)」と表記されている。
 
 
;[[イシュタルMk-II]]
 
;[[イシュタルMk-II]]
:本機とはあらゆる点で類似している、「メタルフェイク」と呼ばれるシンボル製の機体。
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:本機とはあらゆる点で類似している機体。人工筋肉の再現性には劣るものの、性能は常人が乗ることを踏まえても雷電のそれより凌駕している。
:人工筋肉の再現性には劣るものの、劇中から推察できるその性能は常人が乗ることを踏まえても雷電のそれより凌駕している。
 
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2022年7月27日 (水) 07:30時点における最新版

壱七式戦術甲冑 雷電
読み いちななしきせんじゅつかっちゅう らいでん
外国語表記 Tactical armor type17 RAIDEN[1]
登場作品 ガサラキ
デザイン 出渕裕
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 タクティカルアーマー
全高 4.6m
本体重量 2.5 t
全備重量 4.5 t
最大作戦行動時間 60 min(バックパックのエネルギー供給時間)
最高速度 65 km/h
開発 豪和インスツルメンツ
特務自衛隊
所属 特務自衛隊教導団第3実験中隊
主なパイロット 豪和ユウシロウ
安宅燐
高山臨巳
北沢淳
テンプレートを表示

壱七式戦術甲冑 雷電は『ガサラキ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

豪和総研が総力を挙げて開発した人型二足歩行兵器「タクティカルアーマー」(TA)の一機。その名が示すとおり、西洋甲冑を思わせる形状が特徴となっている。

本機の特徴として、コンピューターの配置を腕部や脚部といった部位に搭載させることで、複雑な駆動系統の制御を実現しているところであり、これらを更に総括するマスターコンピューターに対し、音声入力などで指示を与えることで、いかなる戦況に対しても柔軟に対応できるだけの性能を得ることに成功している。また、人工筋肉「マイル1」を用いることで、より人間的な動作を実現している。なお、スリット内部にあるカメラセンサーは一つ一つが可動する複眼式である。

このように、一見機械的な特徴が多い本機であるが、その実態はかつて平安時代にはその存在が確認されていたとされる神器「骨嵬」(くがい)の復元を目的として生み出された機体である。前述のコンピューター制御は、この骨嵬の人工筋肉を複製したもの、つまり「マイル1」がもたらした恩恵の一つである。

しかし、それ故に常人の操縦では本来の性能を発揮できず、その性能の発揮にはユウシロウといった嵬を一人同じ戦場に投入しなければならない。

また、嵬を戦場に投入したとしても、メンタルバーストを引き起こすことによって、機能相転移が無人の機体に対しても波及する、果てには人工筋肉がメンタルバーストによって暴走状態に陥る[2]可能性もある。

また、本機は対TA戦を考慮した設計ではなく、それ故に比較的兵装面などで有利なイシュタルMk-IIとの戦闘では度々苦戦するなどといった難点を抱えるが故か、本機はあくまでも試作量産機という扱いに留まっている。

後に骨嵬の完全な復元が困難だと判明すると、本機は役目を変え、一兵器として量産化が進められるようになる。兵器としての本機の開発は、最終的に「壱七式戦術甲冑改 震電」「月光」といった後継機へと結びつくことになる。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。ユニット名は「雷電」表記。
2017年6月のイベント「鬼哭」にて実装。ユウシロウ機がSSRシューターとして登場。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

25mm機関砲
主兵装。対地・対空用で射程距離は約800メートル。装弾数は300発であり、HE弾とAP弾、また暴徒鎮圧用目的としてプラスチック弾の3種類の弾を使用することができる。
劇中での登場頻度が高い兵装であり、TA戦のみならず、対戦闘機戦においても用いられている
『X-Ω』では通常攻撃として使用。
75mm低圧砲
火力支援用の兵装。装弾数は20発のHE弾とHEAT弾の装填が可能。主にユウシロウ機が装備している。
『X-Ω』では必殺スキルとして採用。
50mmグレネードランチャー
腕部に装着する火力支援用の兵装。液体装薬式であり、これを用いて50mm弾が発射される。バリケードやビルなどの破壊に使われるHE弾と、対戦車・隊装甲車用途のHEAT弾の2種類の弾が使用可能。
ミサイルランチャー
腕部に装着する火力支援用の兵装。対戦車用と対空用の2種類の弾頭が使用可能であり、片腕につき2発装備することが可能。
リフティングウィンチ
本機を象徴する、機体引き上げ用の装備。主にビルの外壁を登ったり崖を登る際に使われる。
劇中では前述の用途以外にも、輸送機から転落しないよう機体を固定したり、脚部の損傷時における緊急回避目的で使用されるといった用途があった。
アルムブラスト
脚部・膝部に装備されている、気化爆薬などを用いる装備。
汎用性の高い装備であり、前述のリフティングウィンチの移動補助の他にも、急旋回や塹壕作成、膝部のものに関しては格闘戦や液体窒素による凍結などといった用途がある。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

大型バッテリー
「壱七式戦術甲冑改 震電」に装備されているものを、首相警護任務に際して装着している。
ブラストロッド
大型バッテリー同様、「壱七式戦術甲冑改 震電」に装備されているものを、首相警護任務に際して装着している。
アルムブラストと同様の気体爆薬を用いる非殺傷性兵器であり、劇中では首相警護任務では暴徒の乗る車を横転させる他に、F-22ラプターとの戦闘ではこれを目くらまし目的で用いている。

アビリティ[編集 | ソースを編集]

ガンファイトL2、特務自衛隊、餓沙羅の舞、メンタルバースト

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

S

関連機体[編集 | ソースを編集]

壱七式戦術甲冑改 震電
壱七式の改良量産型。操作系をパターン化することでチューニングを簡易化、またバッテリーの大型化によって最大行動時間を36時間に拡大するなど改良されている。
イシュタルMk-II
本機とはあらゆる点で類似している機体。人工筋肉の再現性には劣るものの、性能は常人が乗ることを踏まえても雷電のそれより凌駕している。

余談[編集 | ソースを編集]

  • オープニングにおける、マニピュレーターの動作確認と思しき動作をした後に、そのマニピュレーターがサムズアップの動作をするカットは本作のファンにとっては語り草となっている。
    • このシーンにおける、妙に人間的な動作からマニピュレーターも人工筋肉で動いているように思えるが、実際にはこの部分に関してはれっきとした機械であることが劇中で確認できる。
  • プラモデルについては実際にリリースされた1/35スケールの他、発売中止となった1/24スケール版が存在する。後者は当時のプラモデルCMやバンダイホビーセンターでその実物を目にすることができる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MECHANIC、ガサラキ 公式Web、2022年1月20日閲覧。
  2. その全身という全身から触手を伸ばしていく光景は、例えるならば「もののけ姫」に出てくるタタリ神を思わせる恐ろしい光景となっている。