「飛竜戦艦」の版間の差分

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:小説版にてアニメより後の話で登場する飛竜級(ヴィーヴィルクラス)戦艦二番艦。こちらもオラシオが開発を手掛けた。本艦と同じく飛竜戦艦と書いてリンドヴルムのルビが振られていることが多いが、そのままリンドヴルムと書かれている箇所もある。純戦闘艦だったヴィーヴィルと違い、飛行能力を持った艦載機を得たことで母艦のような運用がされた。艦載機を搭載するために中央部は本船の左右に2隻の船を連結したような形になっている。
 
:小説版にてアニメより後の話で登場する飛竜級(ヴィーヴィルクラス)戦艦二番艦。こちらもオラシオが開発を手掛けた。本艦と同じく飛竜戦艦と書いてリンドヴルムのルビが振られていることが多いが、そのままリンドヴルムと書かれている箇所もある。純戦闘艦だったヴィーヴィルと違い、飛行能力を持った艦載機を得たことで母艦のような運用がされた。艦載機を搭載するために中央部は本船の左右に2隻の船を連結したような形になっている。
 
;竜闘騎(ドラッヒェンカバレリ)
 
;竜闘騎(ドラッヒェンカバレリ)
:リンドヴルムの艦載機。同じくオラシオが開発を手掛けた。飛竜戦艦を幻晶騎士大まで縮めたような姿をしている。
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:リンドヴルムの艦載機。同じくオラシオが開発を手掛けた。飛竜戦艦を幻晶騎士大まで縮めたような姿をしている。構造も同様のようだ。
  
 
==余談==
 
==余談==

2022年6月7日 (火) 17:36時点における版

飛竜戦艦
読み ヴィーヴィル
登場作品 ナイツ&マジック
デザイン 柳瀬敬之
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 飛空戦艦[1]、ナイツ&マジック│TVアニメ公式サイト、2022年6月7日閲覧。
純戦闘用飛空船
動力 魔力転換炉
竜血炉(改修後)
推進機関 魔導噴流推進器
開発者 オラシオ・コジャーソ
所属 ジャロウデク王国
主な搭乗員 ドロテオ・マルドネス
オラシオ・コジャーソ
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飛竜戦艦は『ナイツ&マジック』の登場メカ

概要

ジャロウデク王国で開発されたドラゴン型の空を飛ぶ戦艦。

古代の魔獣、巨竜(ドレイク)を模した戦闘用飛空船で、通常のブリッジの他、艦首上に騎士像(フィギュアヘッド)が配置されており、緊急時にはそちらからも操縦を行える[2]。イカルガと互角以上に戦えるなど戦闘能力は強大で、装甲も厚く、巨体ながら機動性能も高く、生物的なしなりを持ち合わせることで格闘戦まで可能としている。まさにジャロウデクの切り札と言える存在。

元々はオラシオ・コジャーソが飛空船との戦いを想定して考案していた艦であったが、機動力に難を残していたため未完成のままで保管されていた。大西域戦争の最中に彼がエルネスティ・エチェバルリアイカルガに触発された事により完成の目処が立ち、推進機関に魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)を採用した上で実戦に送り込まれた。船長は鬼神(イカルガ)への復讐を誓うドロテオ・マルドネスが務め、アニメ版ではオラシオも乗り込んでいる。

武装として艦首にある大威力の主砲「火竜撃咆(インシニレイトフレイム)」や格闘用竜脚(ドラゴニッククロー)を持ち、さらに船体には幻晶騎士のアンキュローサを多数埋め込み、対空砲台と動力炉を兼任させている。

当初はアンキュローサの魔力転換炉13基で稼働していたが、これでも魔力消費量が馬鹿にならず、出力不足に陥っていた。加えて動力源をアンキュローサに依存している為、アンキュローサが破壊されればその分だけ魔力の供給量が低下するという欠点も有し、イカルガとの初戦ではこの欠点により痛み分けに終わっている。

これは後にオラシオが新たに高濃度エーテル環境に対応した魔力転換炉「竜血炉(ブラッドグレイル)」を追加装備として取り付けたことで一応の解決を見ている。また、それに伴い「最大化戦闘形態(マキシマイズ)」の使用も可能となった。

ドロテオによりイカルガの撃墜を目指して何度もエルと交戦するが、目的を果たすことは出来ず、最終決戦でマキシマイズすら使用するも敗北。最後は損傷した戦艦自体を特攻兵器としてエレオノーラ・ミランダ・クシェペルカのいるクシェペルカ軍本陣を狙うも、駆けつけたアーキッド・オルターの手でドロテオは討たれ、飛竜戦艦はコントロールを失い墜落、大爆発を起こして轟沈した。

飛竜戦艦と書いてヴィーヴィルと読むことを再現しているのか、アニメ版ではナレーションからは「ひりゅうせんかん」と呼ばれる。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。「ヴィーヴィル」(正式名称は「飛竜戦艦ヴィーヴィル」)表記。
決戦となる「Heaven&World」では一度撃墜するとマキシマイズを発動させて復活。
原作の大ボスとしては見るとHPがやや低く戦闘向けの特殊能力も射撃限定無効バリアのみなので幻晶騎士ほど目に見えた厄介さはないが、意外と運動性が高いのとイベント後は適応がSになるため、高難易度で半端に削ると攻撃を当てにくくなる。
最後は特攻をイカルガに止められた所に戦艦を含む自部隊の集中砲火で轟沈しており、異世界にやってきたことで原作の強みがなくなったとも取れる。
艦内ミッション「ファイナルバトル」で登場する際は舞台が月面のため、宇宙適応Bの欠点から本編と比べて格段に弱くなっている。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

火竜撃咆[3](インシニレイトフレイム)
艦首(竜の口部分)から放つ大火力の主砲。複数の魔導兵装が牙のように展開し、城塞すら一撃で炎上させる法撃を放つ事が出来る。
『30』ではMAP兵器版も所持。
格闘用竜脚(ドラゴニッククロー)
両脚部の対艦格闘用アーム。戦艦ながら、この脚部や尻尾を使って生物のように敵機に襲い掛かることも可能。アニメ版では脚部自体の射出を行ってもいる。
SRW未採用。
雷の鞭(ザファー・ナマ)
アンキュローサが放つ雷撃系統魔導兵装による対空防御弾幕。
『30』では下記の防御用特殊能力として再現されている。
雷霆防幕(サンダリングカタラクト)
小説版における上記武装の一斉射撃名。
特殊弾
アニメ版で使用した、金属片と硝石と硫黄の粉末を混ぜ合わせた煙幕。つまり火薬である。イカルガの魔導噴流推進器の構造を逆手に取り、吸引させることで内部機構を破壊する対イカルガ専用装備。
SRW未採用。

必殺技

最大化戦闘形態(マキシマイズ)
竜血炉を稼働させた飛竜戦艦の奥の手。周囲に溢れ出た魔力であたかも機体自体が巨大化したようになり、この状態ではイカルガの法撃すら通らなくなる。
『30』では巨大化した上で火竜撃咆を放つ。

特殊能力

雷の鞭
バリア。2000以下の射撃武器のダメージを無効化する。
EN回復(大)
自軍フェイズ時に最大EN値の30%回復。
『30』ではマキシマイズのイベント後に追加される。竜血炉から溢れ出る魔力の再現か。回復割合はイカルガと同格。

移動タイプ

小説版では低空飛行して地上の相手を格闘用竜脚で捕まえようとした場面もあったが、アニメ版では省略されたからか空中限定。マキシマイズのイベント後はSに強化される。

サイズ

2L

カスタムボーナス

EN+100、装甲値+300、運動性+50、照準値+50
30』で採用。
機体の基本能力が大きく増加する。特に運動性の増加が大きく、地形適応Sと底力もあって戦艦でありながら半端な攻撃はかすりもしない。
これでHPも増加していたなら恐ろしい強敵になっていただろうが、そちらは据え置きなのがせめてもの救い。

関連機体

飛空船(レビテートシップ)
世界初の空を飛べる船。エーテルの特性で空に浮かび、騎士像(フィギュアヘッド)から発生させた風の魔法を帆に受けることで移動する。こちらは船単体の戦闘能力は持たず、主に幻晶騎士の長距離輸送や強襲に用いられた。媒体によってはアンキュローサを甲板上に載せることで本艦のように雷の鞭を使用する改造型が登場する。
リンドヴルム
小説版にてアニメより後の話で登場する飛竜級(ヴィーヴィルクラス)戦艦二番艦。こちらもオラシオが開発を手掛けた。本艦と同じく飛竜戦艦と書いてリンドヴルムのルビが振られていることが多いが、そのままリンドヴルムと書かれている箇所もある。純戦闘艦だったヴィーヴィルと違い、飛行能力を持った艦載機を得たことで母艦のような運用がされた。艦載機を搭載するために中央部は本船の左右に2隻の船を連結したような形になっている。
竜闘騎(ドラッヒェンカバレリ)
リンドヴルムの艦載機。同じくオラシオが開発を手掛けた。飛竜戦艦を幻晶騎士大まで縮めたような姿をしている。構造も同様のようだ。

余談

  • ヴィーヴィルとはフランスに伝わるドラゴンのこと。
  • ロボット開発史の側面を持つ『ナイツ&マジック』という作品において、戦力以上に本艦は大艦巨砲主義の発展の象徴で、活躍すれば人型兵器が戦場の主役の座を追われるという、主人公エルネスティ・エチェバルリアにとって最も許しがたい存在として描かれていた。アニメ化する範囲の関係上もあって、アニメでは最後の強敵として描かれ、最終決戦ではより本艦との決戦に比重が置かれた形に一部展開が改変されている。
  • 作中では飛空船でも幻晶騎士でもない新たなカテゴリーの兵器とすべきだという指摘があったが、結局明確な分類はされずに二番艦が登場しても飛空船の一種として扱われている。

脚注

  1. メカ
  2. 文庫版では最終決戦時は当初からこちらから操縦していた。
  3. Web版での表記は「竜炎撃咆」。