「ザーツバルム」の版間の差分
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同じ37家門の[[クルーテオ]]と親しく、地球との戦争も辞さない強硬派の火星騎士達のリーダー的存在。親善大使として地球を訪れた皇女の[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]]の暗殺事件が起こると、演説で他の騎士を焚き付け、衛星軌道上に浮かぶ揚陸城を地球各地へ降下させ、戦端を開かせる。 | 同じ37家門の[[クルーテオ]]と親しく、地球との戦争も辞さない強硬派の火星騎士達のリーダー的存在。親善大使として地球を訪れた皇女の[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]]の暗殺事件が起こると、演説で他の騎士を焚き付け、衛星軌道上に浮かぶ揚陸城を地球各地へ降下させ、戦端を開かせる。 | ||
− | 火星の食糧事情などが厳しいことを実感しているが、同時にそれが火星の環境の険しさだけではなく皇族による重工業偏重政策にも原因があることも見抜いている。貧困に飢える帝国民の不満の矛先を変えるために反地球感情を植え付けられた祖国に関しては冷淡な感情を持ち合わせており、その果てに発生した15年前の地球との惑星間戦争では種子島に降下したが、地球連合軍との戦闘中にヘブンズ・フォールの発生に居合わせ、婚約者を失った過去を持つ。その経緯から[[レイレガリア・ヴァース・レイヴァース]] | + | 火星の食糧事情などが厳しいことを実感しているが、同時にそれが火星の環境の険しさだけではなく皇族による重工業偏重政策にも原因があることも見抜いている。貧困に飢える帝国民の不満の矛先を変えるために反地球感情を植え付けられた祖国に関しては冷淡な感情を持ち合わせており、その果てに発生した15年前の地球との惑星間戦争では種子島に降下したが、地球連合軍との戦闘中にヘブンズ・フォールの発生に居合わせ、婚約者を失った過去を持つ。その経緯から[[レイレガリア・ヴァース・レイヴァース]]を始めとするヴァース皇帝家に対しても忠誠心はなく、むしろ怒りや恨みの方が強い。故に裏ではアセイラム暗殺事件の黒幕として動いていた。 |
+ | また、ヴァースの思想統制により地球人に対する憎悪感情を持つが、ヴァースの民が貧困する中で地球人を「豊かな環境の中で、漠然と生き続ける者達」という一種の羨望や嫉妬に繋がる感情が根源におり、ヴァース皇族の様な明確な敵意を持っている訳ではない。自身の地球人への憎悪は「植え付けられたもの」という自覚も有している。 | ||
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+ | 彼自身の戦争目的は「かつて戦争を引き起こしながら火星の支配者であり続けるヴァース皇族への復讐」と、「地球の豊かさと経済力により火星の民を貧困から救う」という二つの目的を有している。 | ||
15年前に[[スレイン・トロイヤード]]の父親に助けられたことがあり、スレインに関してその危急を救うなど、トロイヤード親子には恩義と感謝の念を持つ。 | 15年前に[[スレイン・トロイヤード]]の父親に助けられたことがあり、スレインに関してその危急を救うなど、トロイヤード親子には恩義と感謝の念を持つ。 | ||
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;「つまり貴公は、ネズミを殺し損なうのみならず、その行方まで見失ったと?」<br />「ネズミの居場所が確かならかまわぬ。その街もろとも消し飛ばしてしまえばいい」<br />トリルラン「は?」<br />「隕石爆撃を行う」 | ;「つまり貴公は、ネズミを殺し損なうのみならず、その行方まで見失ったと?」<br />「ネズミの居場所が確かならかまわぬ。その街もろとも消し飛ばしてしまえばいい」<br />トリルラン「は?」<br />「隕石爆撃を行う」 | ||
− | :第3話。トリルランから暗殺実行犯の仲間を一人取り逃がしたとの報告を受け、クルーテオの揚陸城が近いのにも関わらず、隕石爆撃を強行する<ref> | + | :第3話。トリルランから暗殺実行犯の仲間を一人取り逃がしたとの報告を受け、クルーテオの揚陸城が近いのにも関わらず、隕石爆撃を強行する<ref>アセイラム暗殺事件はヴァース帝国強硬派が地球連合に戦争を仕掛ける大義名分であるため、それが火星側の自作自演と露見すれば、ヴァースの大義が根底から覆ってしまうので、焦るのは無理もない。</ref>。 |
;「おかしい。爆撃のことは伝えてある。巻き込まれるはずはない」 | ;「おかしい。爆撃のことは伝えてある。巻き込まれるはずはない」 | ||
:第5話。クルーテオから新芦原市への爆撃でトリルランが死んだと教えられ、その死に疑念を抱き・・・。 | :第5話。クルーテオから新芦原市への爆撃でトリルランが死んだと教えられ、その死に疑念を抱き・・・。 |
2020年1月6日 (月) 18:36時点における版
ザーツバルム | |
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外国語表記 | Saazbaum |
登場作品 | アルドノア・ゼロ |
声優 | 大川透 |
デザイン |
志村貴子(原案) 松本昌子(クリンナップ) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 火星人 |
性別 | 男 |
年齢 | 43歳 |
所属 | ヴァース帝国 |
爵位 | 伯爵 |
ザーツバルムは『アルドノア・ゼロ』の登場人物。
概要
火星の国家「ヴァース帝国」の37家門の火星騎士の一人。身分は伯爵。
同じ37家門のクルーテオと親しく、地球との戦争も辞さない強硬派の火星騎士達のリーダー的存在。親善大使として地球を訪れた皇女のアセイラム・ヴァース・アリューシアの暗殺事件が起こると、演説で他の騎士を焚き付け、衛星軌道上に浮かぶ揚陸城を地球各地へ降下させ、戦端を開かせる。
火星の食糧事情などが厳しいことを実感しているが、同時にそれが火星の環境の険しさだけではなく皇族による重工業偏重政策にも原因があることも見抜いている。貧困に飢える帝国民の不満の矛先を変えるために反地球感情を植え付けられた祖国に関しては冷淡な感情を持ち合わせており、その果てに発生した15年前の地球との惑星間戦争では種子島に降下したが、地球連合軍との戦闘中にヘブンズ・フォールの発生に居合わせ、婚約者を失った過去を持つ。その経緯からレイレガリア・ヴァース・レイヴァースを始めとするヴァース皇帝家に対しても忠誠心はなく、むしろ怒りや恨みの方が強い。故に裏ではアセイラム暗殺事件の黒幕として動いていた。 また、ヴァースの思想統制により地球人に対する憎悪感情を持つが、ヴァースの民が貧困する中で地球人を「豊かな環境の中で、漠然と生き続ける者達」という一種の羨望や嫉妬に繋がる感情が根源におり、ヴァース皇族の様な明確な敵意を持っている訳ではない。自身の地球人への憎悪は「植え付けられたもの」という自覚も有している。
彼自身の戦争目的は「かつて戦争を引き起こしながら火星の支配者であり続けるヴァース皇族への復讐」と、「地球の豊かさと経済力により火星の民を貧困から救う」という二つの目的を有している。
15年前にスレイン・トロイヤードの父親に助けられたことがあり、スレインに関してその危急を救うなど、トロイヤード親子には恩義と感謝の念を持つ。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。序章ワールド5より登場するシナリオNPC。
人間関係
ヴァース帝国
- レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
- ヴァース帝国の皇帝。
- アセイラム・ヴァース・アリューシア
- ヴァース帝国の第一皇女。
- レムリナ・ヴァース・エンヴァース
- アセイラムの異母妹。
- スレイン・トロイヤード
- クルーテオに仕える少年。
- クルーテオ
- 37家門の火星騎士の一人。
- トリルラン
- 部下。アセイラムの命を狙う。
- ゼブリン、ラフィア、オルガ
- 37家門の火星騎士達。旧友。
- オルレイン
- 婚約者だった火星騎士の女性。
- トロイヤード博士
- スレインの父親。恩義を抱く。
地球連合
- 界塚伊奈帆
- 芦原高校の男子生徒。
名台詞
- 「我らがアセイラム姫の切なる平和への祈りは!悪辣なる地球人共の暴虐によって、無惨にも踏みにじられた!」
「我らヴァース帝国の臣は!この旧人類の非道に対して!断固正義の鉄槌を下さねばならない!」
「誇り高き火星の騎士達よ!いざ時は来た!歴代の悲願たる地球降下の大任!義を持って、今こそ果たすべし!」 - 第1話。アセイラム暗殺事件後に衛星軌道上の軌道騎士達へ向けた演説。
- 「つまり貴公は、ネズミを殺し損なうのみならず、その行方まで見失ったと?」
「ネズミの居場所が確かならかまわぬ。その街もろとも消し飛ばしてしまえばいい」
トリルラン「は?」
「隕石爆撃を行う」 - 第3話。トリルランから暗殺実行犯の仲間を一人取り逃がしたとの報告を受け、クルーテオの揚陸城が近いのにも関わらず、隕石爆撃を強行する[1]。
- 「おかしい。爆撃のことは伝えてある。巻き込まれるはずはない」
- 第5話。クルーテオから新芦原市への爆撃でトリルランが死んだと教えられ、その死に疑念を抱き・・・。
- レイレガリア「貴公の言った通りだな、ザーツバルム伯爵」
「地球人は信用なりません。至る所にスパイが紛れ込んでおり、隙あらばヴァース転覆をと企んでおります」
「大切な姫を失い、心を痛めている陛下を空言で惑わそうなど言語道断」
「皇帝陛下。卑しき種族に、どうか正義の鉄槌を」 - 同話より。皇帝に面会するスレインだったが、既にザーツバルムは先んじて手を打っていた。
- 「スレイン・トロイヤード。我が大義に仇をなすか。」
「フッ・・・皮肉だな、トロイヤード博士」 - 同話より。スレインの行動が恩義のある彼の父を裏切ることになると皮肉る。
搭乗機体
- ディオスクリア
- 自身の専用機。
- ディオスクリアII
- ディオスクリアの改修機。
脚注
- ↑ アセイラム暗殺事件はヴァース帝国強硬派が地球連合に戦争を仕掛ける大義名分であるため、それが火星側の自作自演と露見すれば、ヴァースの大義が根底から覆ってしまうので、焦るのは無理もない。