「ベターマン (ソムニウム)」の版間の差分
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人間を始めとする生命体の身体はタンパク質により構成されており、そのため我々はタンパク質を合成できるタイプのアミノ酸「L型アミノ酸」を摂取する必要がある。それに対しソムニウムは、L型のアミノ酸の光学異性体であり、タンパク質を合成することの出来ない「D型アミノ酸」を利用して生命活動を維持している、[[地球]]上で唯一の生命体である。 | 人間を始めとする生命体の身体はタンパク質により構成されており、そのため我々はタンパク質を合成できるタイプのアミノ酸「L型アミノ酸」を摂取する必要がある。それに対しソムニウムは、L型のアミノ酸の光学異性体であり、タンパク質を合成することの出来ない「D型アミノ酸」を利用して生命活動を維持している、[[地球]]上で唯一の生命体である。 | ||
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:『オルトスの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。見た目はカラーリングの異なるベターマン・フォルテで、その上位種とも言える存在。全身が寿命がなく永久に分裂し続ける生殖細胞によって構成されており、[[カンケル]]に唯一対抗可能とされるソムニウムの真の切り札である。必殺技は頭部のファイアリングサーベルで突いた相手の遺伝子情報を全て引き出して暴走させ、生命体としての構造そのものを破壊して無に還元する『サイコ・バース』。 | :『オルトスの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。見た目はカラーリングの異なるベターマン・フォルテで、その上位種とも言える存在。全身が寿命がなく永久に分裂し続ける生殖細胞によって構成されており、[[カンケル]]に唯一対抗可能とされるソムニウムの真の切り札である。必殺技は頭部のファイアリングサーベルで突いた相手の遺伝子情報を全て引き出して暴走させ、生命体としての構造そのものを破壊して無に還元する『サイコ・バース』。 | ||
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:『ルーメの実』による変身態。劇中ではセーメが披露した。カンケルに敗れて力を失ってしまったセーメは、ルーメの実を食すことによって元の姿に酷似した変身態となり、生前の力を一時的に取り戻すことが可能となる。 | :『ルーメの実』による変身態。劇中ではセーメが披露した。カンケルに敗れて力を失ってしまったセーメは、ルーメの実を食すことによって元の姿に酷似した変身態となり、生前の力を一時的に取り戻すことが可能となる。 | ||
2019年7月6日 (土) 15:35時点における版
ベターマン(Better Man)とは、『ベターマン』に登場する生物。
概要
同作のタイトルの由来ともなっている生命体の総称。
その姿はかなり人間に近いものとなっているが、後述の通り生命体としての本質は全く異なる存在である。
生物学的には人類と同じく霊長類に属し、ベターマン達は自らを「ソムニウム」と呼称する。
人間を始めとする生命体の身体はタンパク質により構成されており、そのため我々はタンパク質を合成できるタイプのアミノ酸「L型アミノ酸」を摂取する必要がある。それに対しソムニウムは、L型のアミノ酸の光学異性体であり、タンパク質を合成することの出来ない「D型アミノ酸」を利用して生命活動を維持している、地球上で唯一の生命体である。
彼らは人間の死体を苗床として育つ特殊な植物「アニムスの花」の摂取によりD型アミノ酸を補充している。また、その実はベターマンにとって変身の起爆剤としての役割を果たし、摂取によって一種の戦闘形態へと変貌を遂げる(狭義には、この形態を指してベターマンと呼称することもある)。
その存在は生態系の中において、地球上の全生命体にとっての天敵に対する免疫抗体的な役割を与えられている。劇中、7年前に行われた不死人=ベストマンを生み出す計画であるダイブインスペクションの結果、生命全体にとってのガン細胞=カンケルの発生という事態を招く。この事件がベターマン作中で大問題となっている伝染病「アルジャーノン」発生の源であり、その場に居合わせた人物が脳内に生体死滅インパルス・プリオン蛋白を刻みこまれた結果、彼らと接触した人物がアルジャーノンにかかっていくことになった。アルジャーノンに感染した人物はその死亡によりアニムスの花の苗床となり、いわばソムニウムの餌となる。即ち、アルジャーノンとはカンケルを打ち倒すソムニウムを招来するための自然の摂理とも呼ぶべきものであった。最終的にソムニウムはその役割を全うし、カンケルを討ち滅ぼすことに成功する。
設定のモチーフは「吸血鬼」で、言い換えれば人を餌として喰らう亜人種。但し前述の通り、彼らはアニムスの花によってしか生命活動を維持できないため、人類とは共生の関係にあり、劇中でもそのような「人を食しなければいけないが故の共生関係」という側面が強く押し出されている。
また、勇者王ガオガイガーに登場したレプリジンは、パスキューマシンによってオリジンから生み出された光学異性体であり、べターマンとはリミピッドチャンネルによる交信が可能(劇中ではレプリパピヨンとベターマン・ラミアが交信に成功している)。
関連人物
- ラミア
- 次代の長と目される、非常に優れた力を持ったベターマンの一人。若い青年の容姿。
- セーメ
- ベターマンの一人。本来の姿は若い女性の容姿だったが、カンケルに敗れて力を失い、小動物のような姿になってしまっている。
- ボダイジュ
- ベターマンの一人。長老の護衛を務める一族の戦士。屈強な修行僧のような容姿。
- パキラ
- ベターマンの一人。一族を率いる長老。予知能力を持ち、カンケルの出現を予期してラミアたちに対策を命じた。小柄な老人の容姿。
スパロボに登場した変身形態
- ベターマン・ネブラ
- 『ネブラの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。飛竜のような外観を持ち、空中戦を得意とする飛行形態。必殺技は頭部のクラッシュウィッパーで叩いて相手の固有振動数を調べ、それに対応した超音波を発することで特定の物質だけを破壊する『サイコ・ヴォイス』。なお、マイク・サウンダース13世のソリタリーウェーブは、サイコ・ヴォイスの力を解析して考案されたものである。
- ベターマン・フォルテ
- 『フォルテの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。筋骨隆々な巨人のような外観の人型形態で、純粋な戦闘力では変身態最強。必殺技は頭部のスライディングサーベルで相手の物質崩壊点を突き粉砕する『サイコ・グローリー』。フォルテの実が非常に貴重なため、無闇に変身できないのが欠点。
- ベターマン・オルトス
- 『オルトスの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。見た目はカラーリングの異なるベターマン・フォルテで、その上位種とも言える存在。全身が寿命がなく永久に分裂し続ける生殖細胞によって構成されており、カンケルに唯一対抗可能とされるソムニウムの真の切り札である。必殺技は頭部のファイアリングサーベルで突いた相手の遺伝子情報を全て引き出して暴走させ、生命体としての構造そのものを破壊して無に還元する『サイコ・バース』。
- ベターマン・ルーメ
- 『ルーメの実』による変身態。劇中ではセーメが披露した。カンケルに敗れて力を失ってしまったセーメは、ルーメの実を食すことによって元の姿に酷似した変身態となり、生前の力を一時的に取り戻すことが可能となる。
その他の変身形態
- ベターマン・アクア
- 『アクアの実』による変身態。劇中ではラミアが披露した。魚竜のような外観を持ち、水中戦を得意とする。ベターマン・ネブラの最高飛行速度を上回る600ノット(時速にすると1000kmを超える)のスピードで泳ぎ回ることが可能で、水を操る能力を駆使して陸上でもある程度戦える。陸上で変身した際は巨大な水柱を発生させ、その中を移動した。必殺技は鰓から相手の体液を採取してその遺伝情報を分析し、それを基に相手の細胞に自殺命令を送って死滅させる『サイコ・フルード』。
- ベターマン・トゥルバ
- 『トゥルバの実』による変身態。劇中ではボダイジュが披露した。獣脚類の恐竜に酷似した外観を持ち、空気や気圧を操る能力を持つ。必殺技は真空波と圧縮酸素による圧力効果を利用して相手を破壊する『サイコ・カーム』。サイコ・カームは純粋な破壊力なら最強を誇り、更に特定の相手・部位のみをピンポイントで破壊可能なほどの精密性を有し、周囲に無駄な被害をもたらすことを避ける。
- ベターマン・ポンドゥス
- 『ポンドゥスの実』による変身態。劇中ではパキラが披露した。引力を操る能力を持つ。
関連項目
- ソムニウム
- ベターマンらの正式名称。
- アルジャーノン
- 感染者を発狂させ自殺・大量殺人に追いやる奇病。その正体は、地球生物の免疫抗体たるベターマンを活動させるのに必要なアニムスの花を栽培するために、人類に組み込まれた『アポトーシス(プログラムされた死)』である。
- ダイブインスペクション