「電脳戦機バーチャロンシリーズ」を編集中
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セガが開発した3Dロボット対戦格闘ゲーム。ゲームセンターで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。 | セガが開発した3Dロボット対戦格闘ゲーム。ゲームセンターで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。 | ||
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しかし、このバーチャロイドにはある秘密があった。実は人類はまだ巨大ロボットを作れるほどの技術を持てていなかった。バーチャロイドは、[[月]]で見つかった謎の先史文明の遺跡「ムーンゲート」を解析して作られたもの、つまりはロストテクノロジーの産物なのである。この技術にはいまだ未解明なブラックボックスな部分が多く、バーチャロイドは暴走の危険性があるロボット兵器だったのである。 | しかし、このバーチャロイドにはある秘密があった。実は人類はまだ巨大ロボットを作れるほどの技術を持てていなかった。バーチャロイドは、[[月]]で見つかった謎の先史文明の遺跡「ムーンゲート」を解析して作られたもの、つまりはロストテクノロジーの産物なのである。この技術にはいまだ未解明なブラックボックスな部分が多く、バーチャロイドは暴走の危険性があるロボット兵器だったのである。 | ||
− | + | 人類は限定戦争を続けていくうちに、ムーンゲートの覚醒によって目覚めたムーンゲートを創造した文明の残留思念「'''[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]'''」によって人知れず弄ばれ、そして人類が滅亡の危機に陥る最大の事件に発展していくのだった……。 | |
== シリーズ一覧 == | == シリーズ一覧 == | ||
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:シリーズ第1作。1995年(平成7年)稼働。地球圏の存亡をかけた月面遺跡破壊作戦「オペレーション・ムーンゲート」に挑む。 | :シリーズ第1作。1995年(平成7年)稼働。地球圏の存亡をかけた月面遺跡破壊作戦「オペレーション・ムーンゲート」に挑む。 | ||
;電脳戦機バーチャロン エピソード #2.42 One-Man Rescue | ;電脳戦機バーチャロン エピソード #2.42 One-Man Rescue | ||
− | :シリーズ第1作のその後を描いた小説作品で、DN社の解体によって独立を余儀なくされたDNAと「S.H.B.V.D. | + | :シリーズ第1作のその後を描いた小説作品で、DN社の解体によって独立を余儀なくされたDNAと「S.H.B.V.D.」、それによって台頭する武装勢力「RNA」との戦いを描く。 |
− | ;電脳戦機バーチャロン FRAGMENTARY | + | ;電脳戦機バーチャロン FRAGMENTARY PASSAGE<断章> |
:『オラトリオ・タングラム』の少し前を描いた小説作品。電脳歴世界の3つの災厄([[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]、アジム、[[ヤガランデ]])に関するエピソードがあり、最後の締めはプラジナー博士が製作したオリジナルバーチャロイド(ファイユーヴ、アイス・ドール、アプリコット・ジャム)で幕が下りる。 | :『オラトリオ・タングラム』の少し前を描いた小説作品。電脳歴世界の3つの災厄([[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]、アジム、[[ヤガランデ]])に関するエピソードがあり、最後の締めはプラジナー博士が製作したオリジナルバーチャロイド(ファイユーヴ、アイス・ドール、アプリコット・ジャム)で幕が下りる。 | ||
;電脳戦機バーチャロン フォース | ;電脳戦機バーチャロン フォース | ||
:シリーズ第3作。2001年(平成13年)稼働。火星を舞台に「木星継承戦争」と呼ばれる戦いの顛末が描かれる。 | :シリーズ第3作。2001年(平成13年)稼働。火星を舞台に「木星継承戦争」と呼ばれる戦いの顛末が描かれる。 | ||
;とある魔術の電脳戦機 | ;とある魔術の電脳戦機 | ||
− | : | + | :『バーチャロンシリーズ』と小説『とある魔術の<ruby><rb>禁書目録</rb><rt>インデックス</rt></ruby>』のコラボレーション小説。 |
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− | == | + | == スーパーロボット大戦シリーズでの扱われ方 == |
− | 『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | + | 『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』にてサプライズを兼ねたゲスト参戦のかたちでスパロボに初参戦した。『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。 |
− | + | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]に参戦する際は、上述の限定戦争の設定がネックになる。なにしろ、本気で地球滅亡の危機に瀕した初代を除く、多くの作品では興業で戦争をしているためだ。要するに… | |
− | + | <p style="text-align:center"> | |
+ | ''「[[カミーユ・ビダン|遊びでやってんじゃないんだよー!]]」'' | ||
+ | </p> | ||
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+ | ということである。今までのスパロボ参戦においては、バーチャロイドとそのパイロットたちが電脳暦の世界からスパロボの世界に転移してきて本物の戦争に巻き込まれる、という導入がとられている。ご都合主義なようだが、電脳暦の世界の月の遺失技術には「あらゆるものをデータ化して電脳虚数空間を経由して[[平行世界]]へと転送し、再度実体化させる技術」なるものが実在しており、バーチャロイドはこれを模倣することで作り出されている。そのため、バーチャロイドの動力機関が暴走して突然異世界に転送されることは設定上起こりうることなのである。 | ||
=== パイロットについて === | === パイロットについて === | ||
− | ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、自分が操作することとなる[[バーチャロイド]] | + | ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、自分が操作することとなる[[バーチャロイド]]のパイロットについて細かく設定されていない。これは「このロボットを操っているのは'''プレイヤーであるあなた自身'''だ」という演出のためである。MARZのイッシー・ハッターなどNPCの場合や、紙媒体での小説作品などになると、さすがにパイロットが存在することとなっている。 |
− | + | スパロボシリーズに参戦するにあたっては「パイロット」の設定が必要になり、最終的にSEGAの開発スタッフによってパイロットの性格設定が作られることになった。しかし、パイロットたちの名前はあくまでコードネームにすぎず、パイロットの姿はグラフィックに映さないという形で、バーチャロンユーザーのそれぞれが抱くイメージを壊さないようにしている。 | |
− | パイロットの姿をグラフィックに映さない方法として、バーチャロイドに搭乗しているシーンでしか彼らの会話が発生しない、すなわち'''乗らなければ会話できない''' | + | パイロットの姿をグラフィックに映さない方法として、バーチャロイドに搭乗しているシーンでしか彼らの会話が発生しない、すなわち'''乗らなければ会話できない'''という設定で実現している。顔グラフィックウィンドウにはバーチャロイドの頭部を写しており、ここにも配慮が見られる。 |
− | また、一部のバーチャロイドは自我をもっているため、本当にパイロットがいない機体も存在している。上述したとおりパイロットの顔グラフィックにバーチャロイドのものを用いるスパロボでは、これと同じ理由なのか、それとも本当に「中の人」がいないからなのか判断がつかない場合がある。特に[[フェイ・イェン]] | + | また、一部のバーチャロイドは自我をもっているため、本当にパイロットがいない機体も存在している。上述したとおりパイロットの顔グラフィックにバーチャロイドのものを用いるスパロボでは、これと同じ理由なのか、それとも本当に「中の人」がいないからなのか判断がつかない場合がある。特に[[フェイ・イェン]]が「オリジナル」なのかどうかはファンの間で議論の種となっている。 |
== 関連用語 == | == 関連用語 == | ||
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;[[バーチャロイド]] | ;[[バーチャロイド]] | ||
:電脳暦の世界での「限定戦争」にて使用される巨大人型ロボット。[[月]]の先史文明遺跡「ムーンゲート」で発掘された「Vクリスタル」というロストテクノロジーを使用している。 | :電脳暦の世界での「限定戦争」にて使用される巨大人型ロボット。[[月]]の先史文明遺跡「ムーンゲート」で発掘された「Vクリスタル」というロストテクノロジーを使用している。 | ||
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:ムーンゲートで発見されたロストテクノロジーの産物である大型結晶体。後に月以外の星でも発見される。 | :ムーンゲートで発見されたロストテクノロジーの産物である大型結晶体。後に月以外の星でも発見される。 | ||
;DNA | ;DNA | ||
− | : | + | :DN社が所有するコーポレートアーミーだったが、オペレーション・ムーンゲートの責任に伴い、DN社が解体された後は個人運営を余儀なくされる。 |
;RNA | ;RNA | ||
:オペレーション・ムーンゲートによるDN社解体後に発足された軍隊で、第4プラント「TSCドランメン」の統括者アンベルIVによって纏められている。 | :オペレーション・ムーンゲートによるDN社解体後に発足された軍隊で、第4プラント「TSCドランメン」の統括者アンベルIVによって纏められている。 | ||
;DN社 | ;DN社 | ||
− | : | + | :電脳歴において最大の企業であり、バーチャロイドを製造した企業でもあるが、ムーンゲートの暴走によって発動した「オペレーション・ムーンゲート」の全責任を負う形で解体されてしまう。 |
;国際戦争公司 | ;国際戦争公司 | ||
:限定戦争全体を取り仕切る組織。 | :限定戦争全体を取り仕切る組織。 | ||
;8つのプラント | ;8つのプラント | ||
− | : | + | :DN社の傘下にあった8つのバーチャロイド製造プラントで、DN社の解体後はそれぞれがDNAかRNAのスポンサーとして独自行動をとる。 |
;アジム | ;アジム | ||
:オペレーション・ムーンゲート終結後、Vクリスタルを媒介にして出現するようになった「'''戦闘結晶構造体'''」。『フォース』ではアジムと同存在である「'''ゲラン'''」も出現するようになる。 | :オペレーション・ムーンゲート終結後、Vクリスタルを媒介にして出現するようになった「'''戦闘結晶構造体'''」。『フォース』ではアジムと同存在である「'''ゲラン'''」も出現するようになる。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
*[http://virtual-on.sega.jp/ 電脳戦機バーチャロンシリーズ オフィシャルサイト] | *[http://virtual-on.sega.jp/ 電脳戦機バーチャロンシリーズ オフィシャルサイト] | ||
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− | [[category: | + | [[category:セガゲームス]] |