「翠星のガルガンティア」を編集中
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+ | 『'''翠星のガルガンティア'''』とは、Production I.G制作のテレビアニメ。 | ||
{{登場作品概要 | {{登場作品概要 | ||
| 読み = すいせいのガルガンティア | | 読み = すいせいのガルガンティア | ||
| 外国語表記 = | | 外国語表記 = | ||
− | | | + | | 原作者 = |
| 著者 = | | 著者 = | ||
| 作画 = | | 作画 = | ||
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| 脚本 = 虚淵玄 | | 脚本 = 虚淵玄 | ||
| キャラクターデザイン = 鳴子ハナハル(原案)<br />田代雅子 | | キャラクターデザイン = 鳴子ハナハル(原案)<br />田代雅子 | ||
− | | メカニックデザイン = | + | | メカニックデザイン = 石渡マコト |
| 音楽 = 岩代太郎 | | 音楽 = 岩代太郎 | ||
| 制作 = Production I.G. | | 制作 = Production I.G. | ||
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| その他 = | | その他 = | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
『[[機神咆吼デモンベイン]]』の製作元であるニトロプラスの代表的なシナリオライター・虚淵玄氏が構成と脚本を手がけた初のオリジナルロボット作品。 | 『[[機神咆吼デモンベイン]]』の製作元であるニトロプラスの代表的なシナリオライター・虚淵玄氏が構成と脚本を手がけた初のオリジナルロボット作品。 | ||
− | ストーリー的には「戦闘しか知らなかった少年が、平和な世界に飛ばされて生活を送る」という内容がメインであり、戦闘場面は主役機である[[チェインバー]] | + | ストーリー的には「戦闘しか知らなかった少年が、平和な世界に飛ばされて生活を送る」という内容がメインであり、戦闘場面は主役機である[[チェインバー]]が地球にとってオーバーテクノロジーの塊であるために敵[[ユンボロイド]]を圧倒する事が多く、互角以上の戦闘はせいぜい2回程度とかなり少ない。 |
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== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | + | 遠い未来。宇宙では異種生命体「ヒディアーズ」と統一政体「人類銀河同盟」に所属する人間たちとの激戦が繰り広げられていた。 | |
− | + | 同盟の少年兵士・レドは戦闘の際に時空の歪みへと落ち、見知らぬ海へと誘われる。そこは過去に滅びたとされていた人類発祥の地・[[地球]]であった。地球は、かつて襲った氷河期の終焉に伴い、地上の大半が海に没した状態だった。 | |
− | + | 戦うことしか知らなかったレドは海上船団都市「ガルガンティア船団」の乗組員たちと触れ合い、成長していく。 | |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]] | *[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]] | ||
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=== 主要人物 === | === 主要人物 === | ||
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;[[オルダム]] | ;[[オルダム]] | ||
:船団の医師で、ベベルの主治医。 | :船団の医師で、ベベルの主治医。 | ||
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=== ラケージ海賊団 === | === ラケージ海賊団 === | ||
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:大海賊の通り名を持つ女海賊。 | :大海賊の通り名を持つ女海賊。 | ||
;[[パラエム]]、[[パリヌリ]] | ;[[パラエム]]、[[パリヌリ]] | ||
− | : | + | :ラケージの女奴隷。ただし、率先してラケージを応援する場面が多く見られるなど実際の立ち位置は側近である。 |
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=== 人類銀河同盟 === | === 人類銀河同盟 === | ||
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スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]] | *[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]] | ||
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=== [[マシンキャリバー]] === | === [[マシンキャリバー]] === | ||
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=== ユンボロイド === | === ユンボロイド === | ||
地球で使用されている作業用ロボット。戦闘用に改造された機体も存在する。 | 地球で使用されている作業用ロボット。戦闘用に改造された機体も存在する。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ラケージ・ユンボロ]] |
:「波乗りロブスター」の異名を持つラケージ専用の戦闘用大型ユンボロ。 | :「波乗りロブスター」の異名を持つラケージ専用の戦闘用大型ユンボロ。 | ||
;[[海賊ユンボロ]] | ;[[海賊ユンボロ]] | ||
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:オウムガイのような姿の個体。 | :オウムガイのような姿の個体。 | ||
;[[クジライカ]] | ;[[クジライカ]] | ||
− | : | + | :地球に生息するヒディアーズ。 |
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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:;「この世界は僕らを待っていた」 | :;「この世界は僕らを待っていた」 | ||
::作詞:畑亜貴、作曲・編曲:中土智博、歌:茅原実里 | ::作詞:畑亜貴、作曲・編曲:中土智博、歌:茅原実里 | ||
− | :: | + | ::『第3次Z天獄篇』にて採用。 |
: | : | ||
;エンディングテーマ | ;エンディングテーマ | ||
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:なお、原作が交流重視の作風であるためか再現自体は会話デモでなされる事が多く、シナリオも中盤と早い段階で終了となるが他作品とのクロスオーバーが多くなされており、Zシリーズの世界観にも関わるなど印象は終始強い。 | :なお、原作が交流重視の作風であるためか再現自体は会話デモでなされる事が多く、シナリオも中盤と早い段階で終了となるが他作品とのクロスオーバーが多くなされており、Zシリーズの世界観にも関わるなど印象は終始強い。 | ||
− | === | + | == 組織 == |
− | ;[[ | + | ;[[人類銀河同盟]] |
− | : | + | :ヒディアーズを殲滅するために組織された統一政体。 |
+ | ;[[ガルガンティア船団]] | ||
+ | :物語の中心となる全長約4㎞に及ぶ海上船団都市。 | ||
+ | ;コンチネンタル・ユニオン | ||
+ | :かつての地球で第五次氷河期の到来に備え宇宙進出を唱えた旧文明時代の多国籍連合組織。人類銀河同盟の前身に当たる。 | ||
+ | :宇宙脱出後の他の恒星系へ移住する時間が掛かり過ぎるという問題に対し、人のままで進出するために空間跳躍技術を開発する方針をとっていた。人間を改造して進出しようとするイボルバーとは対立関係にある。 | ||
+ | ;イボルバー | ||
+ | :人間を改造して宇宙に進出する方針をとった自発進化推進派。しかし非人道的な実験を行っていた事がコンチネンタル・ユニオンに知られ、国連決議を待たずに多国籍艦隊による先制攻撃が行われ戦争となる。 | ||
+ | |||
+ | == 用語 == | ||
+ | ;[[ヒディアーズ]] | ||
+ | :水生生物に似た外見が特徴の宇宙生命体。極めて高い戦闘力を持つ。[[人類銀河同盟]]と戦争状態にある。 | ||
+ | ;アヴァロン | ||
+ | :レドの故郷である超巨大移民船。超高密度回転体(擬似ブラックホール)に物質を投下することでエネルギーと推進力を得ている。全体的に非常に独特な形状をしており、アヴァロンの居住区画は直径15kmのコロニー12基×2が超高密度回転体の両極から放たれているプラズマ光軸を回転している。居住区画内部では自然繁殖する動植物が飼育されアヴァロンに滞在した人間にはこれらを加工した非合成食料が提供される。アヴァロンは安定した重力、清浄な空気、凶悪な宇宙線を防ぐ透過隔壁などを備えておりヒディアーズに生存領域を圧迫され過酷な宇宙という環境下で生きる同盟の人間にとっては正しく理想郷と呼ぶにふさわしい存在である。 | ||
+ | ;漂流部族 | ||
+ | :人類銀河同盟に属さない人類集団。作中では地球の住人が当初これと勘違いされた。表向きは終わりの見えない戦争を前に同盟から脱走した者達とされている。 | ||
+ | ;ヒカリムシ | ||
+ | :作中の地球の海に存在する旧文明時代の[[ナノマシン]]。電磁波を吸収して発電、発光する船上都市のエネルギー源。各船団はこれが存在する海流である'''銀河道'''に沿って航行している他、漁場の形成や祝祭日など人々の生活に密接に関わっている。 | ||
+ | ;旧文明 | ||
+ | :かつて地球上に栄えていた文明。第五氷河期の到来により多くの人類が地球を放棄し宇宙へと脱出したために衰退。後に氷の大地に取り残された者達が何らかの人工的な手段で氷河期を終わらせた際に、海面の異常上昇を引き起こし世界が水没。旧文明は完全な終焉を迎えることになる。現在は建造物の多くが海底遺跡として眠っている。…しかし劇場版(前・後編構成)では、水没を免れた陸地とそこに一部の旧文明の残滓を利用し栄えている文明が存在している事が明らかとなっている。 | ||
+ | ;[[クジライカ]] | ||
+ | :ガルガンティアを始めとする多くの船団で崇められている巨大水棲生物。普段は大人しいが、住処に入るなど刺激を与えられると転じて凶暴化する。 | ||
+ | ;ぷちっとがるがんてぃあ | ||
+ | :公式サイトで配信されている[[スーパーデフォルメ|デフォルメ]]されたキャラ(「頭身は約70%縮小、愛らしさは本編比900%以上増大」by[[チェインバー]])によるショートムービー。このムービー内においては言語の壁が存在しない。 | ||
+ | |||
+ | === 技術 === | ||
+ | ;[[マシンキャリバー]] | ||
+ | : | ||
== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
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=== BD === | === BD === | ||
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<!-- == 関連作品 == --> | <!-- == 関連作品 == --> | ||
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*手がけた作品の多くがハードな展開を迎える事で知られる虚淵氏ではあるが、本作は「これから社会に出る若者へのメッセージであり、応援歌」というコンセプト通り、交流に趣を置いたライトタッチのジュブナイルストーリーであるなど比較的明るい「白淵」的な作品としても知られている(あくまで比較的であり、根幹の設定はシリアスではある)。 | *手がけた作品の多くがハードな展開を迎える事で知られる虚淵氏ではあるが、本作は「これから社会に出る若者へのメッセージであり、応援歌」というコンセプト通り、交流に趣を置いたライトタッチのジュブナイルストーリーであるなど比較的明るい「白淵」的な作品としても知られている(あくまで比較的であり、根幹の設定はシリアスではある)。 | ||
**……が、慣れない土地で就職先に悩む主人公の姿は「'''別の意味で鬱になる'''」と評判であった。しかも放映時期が時期だけに、余計に。 | **……が、慣れない土地で就職先に悩む主人公の姿は「'''別の意味で鬱になる'''」と評判であった。しかも放映時期が時期だけに、余計に。 | ||
− | *虚淵氏は『[[装甲騎兵ボトムズ]] | + | *虚淵氏は『[[装甲騎兵ボトムズ]]』のファンとのことで、いつかガチガチのロボットアニメを手がけて見たかったとの事。この作品以降も『楽園追放』や『アルドノア・ゼロ』(原案・1期3話までの脚本のみ)といったロボットアニメの製作に参加している。 |
**ちなみに氏は、2011年に刊行された同人媒体のムック本『BLACK PAST』掲載のインタビューで「データベース的な発想が苦手で、自分の中で最優先されるのは世界観」という理由でスパロボ等のクロスオーバー作品にはあまりハマれない旨のコメントをしている<ref>シャドウ・クラスタ『BLACK PAST』P16より。</ref>。 | **ちなみに氏は、2011年に刊行された同人媒体のムック本『BLACK PAST』掲載のインタビューで「データベース的な発想が苦手で、自分の中で最優先されるのは世界観」という理由でスパロボ等のクロスオーバー作品にはあまりハマれない旨のコメントをしている<ref>シャドウ・クラスタ『BLACK PAST』P16より。</ref>。 | ||